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元スレキョン「さて、ゴミを捨てにいくか」
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ハルヒ「わっ! 急に立ち上がらないでよ! びっくりするじゃない!」
キョン(何で俺は忘れてたんだ! いつからだ? いつから記憶が……?)
キョン(そうだ、部室で2つの黒いゴミ袋を見つけて……それがハッキリ谷口と国木田だと分かって)
キョン(それから……それからの記憶がない……俺はどうしてたんだ……)
教師「おいお前、俺の授業の邪魔をするとはいい度胸じゃないか」
ハルヒ「本当にどうしたのよキョン? 何かあったの?」
キョン「あ、いや、谷口と国木田のことが気になってな。HRで行方不明だって言ってただろ?」
ハルヒ「……誰よそれ?」
キョン「へ? いやいや、今日のHRで岡部が……」
ハルヒ「今日のHRは席替えについての話をしただけじゃない。だからその谷口と国木田って誰よ?」
キョン(おいおい、どうなってる? 今朝までは確かにみんな覚えてたはずなのに……)
キョン(……そうだ。よく考えたら、今まではゴミ袋を焼却炉に放り込んだ時点で存在が消失していた)
キョン(しかし、今日俺は2人のゴミ袋を見つけただけだ。焼却炉には行っていない)
キョン(すると、俺が記憶を失っている間に誰かが……いや待て。また何か記憶が……)
キョン(何で俺は忘れてたんだ! いつからだ? いつから記憶が……?)
キョン(そうだ、部室で2つの黒いゴミ袋を見つけて……それがハッキリ谷口と国木田だと分かって)
キョン(それから……それからの記憶がない……俺はどうしてたんだ……)
教師「おいお前、俺の授業の邪魔をするとはいい度胸じゃないか」
ハルヒ「本当にどうしたのよキョン? 何かあったの?」
キョン「あ、いや、谷口と国木田のことが気になってな。HRで行方不明だって言ってただろ?」
ハルヒ「……誰よそれ?」
キョン「へ? いやいや、今日のHRで岡部が……」
ハルヒ「今日のHRは席替えについての話をしただけじゃない。だからその谷口と国木田って誰よ?」
キョン(おいおい、どうなってる? 今朝までは確かにみんな覚えてたはずなのに……)
キョン(……そうだ。よく考えたら、今まではゴミ袋を焼却炉に放り込んだ時点で存在が消失していた)
キョン(しかし、今日俺は2人のゴミ袋を見つけただけだ。焼却炉には行っていない)
キョン(すると、俺が記憶を失っている間に誰かが……いや待て。また何か記憶が……)
(キョン「ふう、ふう」ズル・・・ ズル・・・)
(キョン「いやぁ、2人分も運ぶとなると大変だなぁ……」)
(キョン「よし着いた。じゃぁな、谷口、国木田」ポイッ ポイッ)
(ゴオオオオオオオ・・・・・・)
(キョン「お~、よく燃えるよく燃える。ゴミはちゃんと捨てないとなぁ……」)
キョン(うわ!! な、何だよこの記憶!? 俺はこんなことをした覚えは……)
キョン(まさか……無意識に? 俺は無意識に2人を焼却炉に……)
キョン「う、うわあああああああああ!!」
ハルヒ「きゃ! もう! いい加減にしなさいよ!」
キョン(俺は……俺はこの手で谷口と国木田を! 親友2人を!)
キョン(いや、谷口と国木田だけじゃない……朝比奈さんも妹も、みんなみんな俺がこの手で!?)
教師「あーもう、誰かそいつを保健室に連れて行け」
キョン「はっ! す、すみません! 大丈夫です! 大丈夫ですから!?」ガタンッ
キョン(落ち着け! 取り乱してる場合じゃない! 何とか……何とかしないと!)
(キョン「いやぁ、2人分も運ぶとなると大変だなぁ……」)
(キョン「よし着いた。じゃぁな、谷口、国木田」ポイッ ポイッ)
(ゴオオオオオオオ・・・・・・)
(キョン「お~、よく燃えるよく燃える。ゴミはちゃんと捨てないとなぁ……」)
キョン(うわ!! な、何だよこの記憶!? 俺はこんなことをした覚えは……)
キョン(まさか……無意識に? 俺は無意識に2人を焼却炉に……)
キョン「う、うわあああああああああ!!」
ハルヒ「きゃ! もう! いい加減にしなさいよ!」
キョン(俺は……俺はこの手で谷口と国木田を! 親友2人を!)
キョン(いや、谷口と国木田だけじゃない……朝比奈さんも妹も、みんなみんな俺がこの手で!?)
教師「あーもう、誰かそいつを保健室に連れて行け」
キョン「はっ! す、すみません! 大丈夫です! 大丈夫ですから!?」ガタンッ
キョン(落ち着け! 取り乱してる場合じゃない! 何とか……何とかしないと!)
~放課後~
ハルヒ「キョン、あたし掃除当番だから遅れ……」
キョン「……!!」ガラッ ダダダダッ・・・
ハルヒ「あ! もう、人の話を聞きなさいよ!」
~部室~
キョン「……!」バァン!
古泉「うわっと、びっくりした。どうしました? そんなに血相を変えて」
キョン「お前1人か。長門は?」
古泉「まだ来ないですね。クラスの方で何か用事でもあるのでしょう」
キョン「……まあいい。古泉、お前に話がある」
古泉「話、ですか?」
キョン「ああ、今から言うことは冗談でもなんでもない。力になってくれ」
古泉「……どうやら只事ではなさそうですね。分かりました、聞きましょう」
ハルヒ「キョン、あたし掃除当番だから遅れ……」
キョン「……!!」ガラッ ダダダダッ・・・
ハルヒ「あ! もう、人の話を聞きなさいよ!」
~部室~
キョン「……!」バァン!
古泉「うわっと、びっくりした。どうしました? そんなに血相を変えて」
キョン「お前1人か。長門は?」
古泉「まだ来ないですね。クラスの方で何か用事でもあるのでしょう」
キョン「……まあいい。古泉、お前に話がある」
古泉「話、ですか?」
キョン「ああ、今から言うことは冗談でもなんでもない。力になってくれ」
古泉「……どうやら只事ではなさそうですね。分かりました、聞きましょう」
古泉「ふむ。黒いゴミ袋に焼却炉、そして存在の消滅ですか……」
キョン「ああ。もうすでに何人も消されてる」
古泉「そういえば以前も言ってましたね。朝比奈さんというSOS団メンバーがいると」
キョン「そうだ! 確かにいたんだ! お前らが忘れちまってるだけなんだよ!」
古泉「僕の記憶では、SOS団は最初から4人だけなのですが……ふぅむ」
古泉「谷口さん、国木田さんという方も僕は知らないですし、機関の調査ではあなたは1人っ子のはず」
キョン「だーかーら! それは忘れられてるだけで!」
古泉「あなた1人が虚構の記憶を植え付けられているという可能性は?」
キョン「ない! 世界中のみんなが忘れても、俺だけは覚えてる!!」
古泉「…………」
キョン「…………」
古泉「……分かりました。信じましょう」
キョン「本当か!?」
古泉「ええ。あなたの必死な様子を見ていると、嘘をついているようには見えませんからね」
キョン「ああ。もうすでに何人も消されてる」
古泉「そういえば以前も言ってましたね。朝比奈さんというSOS団メンバーがいると」
キョン「そうだ! 確かにいたんだ! お前らが忘れちまってるだけなんだよ!」
古泉「僕の記憶では、SOS団は最初から4人だけなのですが……ふぅむ」
古泉「谷口さん、国木田さんという方も僕は知らないですし、機関の調査ではあなたは1人っ子のはず」
キョン「だーかーら! それは忘れられてるだけで!」
古泉「あなた1人が虚構の記憶を植え付けられているという可能性は?」
キョン「ない! 世界中のみんなが忘れても、俺だけは覚えてる!!」
古泉「…………」
キョン「…………」
古泉「……分かりました。信じましょう」
キョン「本当か!?」
古泉「ええ。あなたの必死な様子を見ていると、嘘をついているようには見えませんからね」
古泉「そうと決まれば早速調査に行きましょう」
キョン「おう。あ……」
古泉「どうしました?」
キョン「教室に鞄を忘れてきた……慌てて来たから……すまん、取りに行ってくる」
古泉「分かりました。万が一先に涼宮さんが部室に来たら、うまく言っておきますね」
キョン「頼む」バタン
キョン「ふぅ、よかった。あいつは記憶がないから説得にもっと苦労するかと思ったが」
キョン「普段はニヤケ面で胡散臭い奴だが、こういう時は頼りになる。よーし……」
『あんなニヤケ面した気持ち悪い奴なんかいらねえよ。とっとと捨てちまおう』
キョン「はっ!? ま、また!?」
古泉『うわあああああああああ!?』
キョン「い、今の悲鳴は! 部室から!? 古泉!!」
キョン「おう。あ……」
古泉「どうしました?」
キョン「教室に鞄を忘れてきた……慌てて来たから……すまん、取りに行ってくる」
古泉「分かりました。万が一先に涼宮さんが部室に来たら、うまく言っておきますね」
キョン「頼む」バタン
キョン「ふぅ、よかった。あいつは記憶がないから説得にもっと苦労するかと思ったが」
キョン「普段はニヤケ面で胡散臭い奴だが、こういう時は頼りになる。よーし……」
『あんなニヤケ面した気持ち悪い奴なんかいらねえよ。とっとと捨てちまおう』
キョン「はっ!? ま、また!?」
古泉『うわあああああああああ!?』
キョン「い、今の悲鳴は! 部室から!? 古泉!!」
キョン「おい古泉! どうしたんだ! 何があったんだ!」ドンッ! ドンッ!
古泉『うわああああああ! があああああああああ!!』
キョン「くっそ! ドアが! ドアが開かない!?」ガチャガチャガチャ
古泉『がふっ! げぼぉっ!? ぁぁぁぁぁぁぁぁ……』
ミシ ミシミシ ミチッ バキッ! メリメリメリ・・・ グチャ・・・ グチャ・・・
キョン「何だよ……何だよこの音!? 古泉! 古泉!!」ガチャガチャガチャ!!
バタンッ!
キョン「うわぁ!?」ドシン!!
キョン「いってぇ……急にドアが開いて……はっ! そ、それより!?」
キョン「古泉! いったい何があった…………あれ?」
キョン「古泉? おい、どこだ? どこに行ったんだ古泉!」
キョン「おかしい……さっきまで声がしてただろうが! 古泉ぃー!!」
古泉『うわああああああ! があああああああああ!!』
キョン「くっそ! ドアが! ドアが開かない!?」ガチャガチャガチャ
古泉『がふっ! げぼぉっ!? ぁぁぁぁぁぁぁぁ……』
ミシ ミシミシ ミチッ バキッ! メリメリメリ・・・ グチャ・・・ グチャ・・・
キョン「何だよ……何だよこの音!? 古泉! 古泉!!」ガチャガチャガチャ!!
バタンッ!
キョン「うわぁ!?」ドシン!!
キョン「いってぇ……急にドアが開いて……はっ! そ、それより!?」
キョン「古泉! いったい何があった…………あれ?」
キョン「古泉? おい、どこだ? どこに行ったんだ古泉!」
キョン「おかしい……さっきまで声がしてただろうが! 古泉ぃー!!」
ボトッ・・・
キョン「今の音……まさか……」クルッ
キョン「はは……やっぱり……黒いゴミ袋……か……」
キョン「おい、古泉……お前……そこにいるのか……?」
キョン「……」
キョン「嘘だろ……さっきまで普通に話してたじゃないかよ……」
キョン「何でだ……何でだよ……俺が……古泉が……何したっていうんだよ……」
キョン「古泉…………ちきしょう……」
ドクンッ
キョン「……あ…………」
キョン「そうだ……いっけね、忘れるところだった」
キョン「ゴミ……捨てに行かないとな……」
ズル・・・ ズル・・・
キョン「今の音……まさか……」クルッ
キョン「はは……やっぱり……黒いゴミ袋……か……」
キョン「おい、古泉……お前……そこにいるのか……?」
キョン「……」
キョン「嘘だろ……さっきまで普通に話してたじゃないかよ……」
キョン「何でだ……何でだよ……俺が……古泉が……何したっていうんだよ……」
キョン「古泉…………ちきしょう……」
ドクンッ
キョン「……あ…………」
キョン「そうだ……いっけね、忘れるところだった」
キョン「ゴミ……捨てに行かないとな……」
ズル・・・ ズル・・・
~廊下~
キョン「ふふ……ふふふ……」ズル・・・ ズル・・・
阪中「あれ? キョンくん?」
キョン「おーう、阪中か」
阪中「こんな所でどうしたの? どこかに行く途中?」
キョン「ああ……ちょっと焼却炉までな……」
阪中「焼却炉? その手に持ってるのって……」
キョン「ああ……中にな……古泉が入ってるんだ……」
阪中「古泉くんが? どういうこと?」
キョン「今から古泉を捨てに行くんだ…………ん?」
キョン「古泉を……………………捨てに?」
ドクンッ
キョン「…………はっ! あれ? 俺は……俺は何を……?」
キョン「ふふ……ふふふ……」ズル・・・ ズル・・・
阪中「あれ? キョンくん?」
キョン「おーう、阪中か」
阪中「こんな所でどうしたの? どこかに行く途中?」
キョン「ああ……ちょっと焼却炉までな……」
阪中「焼却炉? その手に持ってるのって……」
キョン「ああ……中にな……古泉が入ってるんだ……」
阪中「古泉くんが? どういうこと?」
キョン「今から古泉を捨てに行くんだ…………ん?」
キョン「古泉を……………………捨てに?」
ドクンッ
キョン「…………はっ! あれ? 俺は……俺は何を……?」
キョン「そうだ……俺は確か部室で…………まさか! また無意識に!?」
阪中「何だか顔色が悪いよ。本当にどうしたのキョンくん?」
キョン「すまん阪中! 俺用事があるから!」ダッ!
阪中「あ! キョンくん!」
キョン「おっと! 言い忘れてた!?」
キョン「阪中、ありがとな! お前のおかげで正気に戻れた! 本当に助かったよ!」
阪中「……え? あたし何かした?」
キョン「はあ、はあ、くそ、完全に正気を失ってた。俺は無意識のうちに古泉を……」
キョン「谷口と国木田の時もそうだった。途中で記憶が途切れて……」
キョン「だが、何とか今回は踏みとどまった。しかし……」
キョン「このゴミ袋、どうすればいいんだよ。まさかそこら辺においとくわけにもいかないし」
キョン「とにかく、いったん部室に戻ろう。長門が来てくれてればいいんだが」
阪中「何だか顔色が悪いよ。本当にどうしたのキョンくん?」
キョン「すまん阪中! 俺用事があるから!」ダッ!
阪中「あ! キョンくん!」
キョン「おっと! 言い忘れてた!?」
キョン「阪中、ありがとな! お前のおかげで正気に戻れた! 本当に助かったよ!」
阪中「……え? あたし何かした?」
キョン「はあ、はあ、くそ、完全に正気を失ってた。俺は無意識のうちに古泉を……」
キョン「谷口と国木田の時もそうだった。途中で記憶が途切れて……」
キョン「だが、何とか今回は踏みとどまった。しかし……」
キョン「このゴミ袋、どうすればいいんだよ。まさかそこら辺においとくわけにもいかないし」
キョン「とにかく、いったん部室に戻ろう。長門が来てくれてればいいんだが」
~部室前~
キョン「着いた、な。ハルヒがいたらどう言い訳するか……」
キョン「悩んでいてもしょうがない。入るか」ガチャ
ゴオオオオオオオオオ・・・
キョン「…………え?」
キョン「あれ? え? 何で…………何で目の前に焼却炉があるんだ……?」
キョン「俺は確か部室のドアを開けて…………なのに、何でいつの間にか外にいるんだよ!」
キョン「テレポートでもしたのか俺! もう何が何だか訳がわからん! とにかくもう1度部室まで……」
キョン「……………………あれ? 何か違和感が……ああ! ゴミ袋! ゴミ袋がない!?」
キョン「さっきまでこの手に持ってたはずなのに!? どこだ! どこにいった!?」
ゴオオオオオオオオオ・・・
キョン「…………焼却炉の蓋が…………開いてる……」
キョン「着いた、な。ハルヒがいたらどう言い訳するか……」
キョン「悩んでいてもしょうがない。入るか」ガチャ
ゴオオオオオオオオオ・・・
キョン「…………え?」
キョン「あれ? え? 何で…………何で目の前に焼却炉があるんだ……?」
キョン「俺は確か部室のドアを開けて…………なのに、何でいつの間にか外にいるんだよ!」
キョン「テレポートでもしたのか俺! もう何が何だか訳がわからん! とにかくもう1度部室まで……」
キョン「……………………あれ? 何か違和感が……ああ! ゴミ袋! ゴミ袋がない!?」
キョン「さっきまでこの手に持ってたはずなのに!? どこだ! どこにいった!?」
ゴオオオオオオオオオ・・・
キョン「…………焼却炉の蓋が…………開いてる……」
キョン「おい……嘘だよな……?」
キョン「…………」
キョン「そうだ……携帯……」ピッ
キョン「…………」
キョン「古泉の番号が……消えてる……」
キョン「……は…………はは……」
キョン「そうか! つまり俺は、まーた無意識のうちに捨てちまったんだな! 古泉を!」
キョン「はは、ははははは! ちきしょう! 何やってるんだよ俺は!」
キョン「くそ! くそくそくそ! くそっ!!」
キョン「ぜえ、はあ、お、落ち着け。大丈夫だ、まだ……まだ何とかなるはずだ……」
キョン「……そうだ……長門……まだ長門がいる……!」
キョン「長門なら……この状況を何とかしてくれるはずだ!」
キョン「長門…………長門ー!!」ダッ
キョン「…………」
キョン「そうだ……携帯……」ピッ
キョン「…………」
キョン「古泉の番号が……消えてる……」
キョン「……は…………はは……」
キョン「そうか! つまり俺は、まーた無意識のうちに捨てちまったんだな! 古泉を!」
キョン「はは、ははははは! ちきしょう! 何やってるんだよ俺は!」
キョン「くそ! くそくそくそ! くそっ!!」
キョン「ぜえ、はあ、お、落ち着け。大丈夫だ、まだ……まだ何とかなるはずだ……」
キョン「……そうだ……長門……まだ長門がいる……!」
キョン「長門なら……この状況を何とかしてくれるはずだ!」
キョン「長門…………長門ー!!」ダッ
~部室~
キョン「長門! いるか!?」バァン
長門「……」
キョン「おお、いてくれたか! ハルヒは……いないようだな。ちょうどいい」
キョン「大変なんだ! お前の力がいる! 助けてくれ」
長門「……」
キョン「実はだな……」
キョン「――――――――というわけなんだ」
長門「……」
キョン「ひょっとして、お前も記憶を失ってるのか? 朝比奈さんや古泉のことを覚えていないのか?」
長門「……」
キョン「それならそれで仕方ない。でも全部本当のことなんだ! 何とかしてくれ!」
長門「……」
キョン「長門! いるか!?」バァン
長門「……」
キョン「おお、いてくれたか! ハルヒは……いないようだな。ちょうどいい」
キョン「大変なんだ! お前の力がいる! 助けてくれ」
長門「……」
キョン「実はだな……」
キョン「――――――――というわけなんだ」
長門「……」
キョン「ひょっとして、お前も記憶を失ってるのか? 朝比奈さんや古泉のことを覚えていないのか?」
長門「……」
キョン「それならそれで仕方ない。でも全部本当のことなんだ! 何とかしてくれ!」
長門「……」
キョン「おい、聞いてるのかよ長門!」
長門「……」
キョン「……長門? 何でさっきから黙ったままなんだ……?」
長門「……」
キョン「おい……おい! 長門! お前が無口なのはよく知ってるけどよ! 今は非常事態なんだ!」
キョン「頼む! 何か喋ってくれ! もうお前しか頼れる奴がいないんだ!」
長門「……」
キョン「おい、いつまで黙ってるつもりだ! いい加減にしろよ!」
長門「……」
キョン「くそ! この! こっちを見ろ!」ユサユサ!
長門「……」ガクガク
キョン「おい……長門……何でだ……? 何で何も言ってくれないんだ……?」
長門「……」
長門「……」
キョン「……長門? 何でさっきから黙ったままなんだ……?」
長門「……」
キョン「おい……おい! 長門! お前が無口なのはよく知ってるけどよ! 今は非常事態なんだ!」
キョン「頼む! 何か喋ってくれ! もうお前しか頼れる奴がいないんだ!」
長門「……」
キョン「おい、いつまで黙ってるつもりだ! いい加減にしろよ!」
長門「……」
キョン「くそ! この! こっちを見ろ!」ユサユサ!
長門「……」ガクガク
キョン「おい……長門……何でだ……? 何で何も言ってくれないんだ……?」
長門「……」
キョン「分かった…………分かったよ、長門」
キョン「そうだよな……何でもかんでもお前に頼るのはよくないよな……」
長門「……」
キョン「いつもいつも最後にはお前に頼っちまう。『いざとなれば長門がいるさ』ってな」
キョン「そんな甘ったれた考え方じゃいけないよな……」
長門「……」
キョン「すまなかったな長門。取り乱していたとはいえ、怒鳴りつけたりして」
キョン「何とか……何とか自力で頑張ってみるよ…………じゃあ……」スタスタ
『そうだな。長門がいるからいつまでも甘えちまう。それなら長門なんて……』
ボトッ・・・
キョン「長門!!」クルッ
キョン「あ…………黒い…………ゴミ袋……」
キョン「そうだよな……何でもかんでもお前に頼るのはよくないよな……」
長門「……」
キョン「いつもいつも最後にはお前に頼っちまう。『いざとなれば長門がいるさ』ってな」
キョン「そんな甘ったれた考え方じゃいけないよな……」
長門「……」
キョン「すまなかったな長門。取り乱していたとはいえ、怒鳴りつけたりして」
キョン「何とか……何とか自力で頑張ってみるよ…………じゃあ……」スタスタ
『そうだな。長門がいるからいつまでも甘えちまう。それなら長門なんて……』
ボトッ・・・
キョン「長門!!」クルッ
キョン「あ…………黒い…………ゴミ袋……」
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