元スレ男「ただいま」 猫「ああ、お邪魔してるぞ」
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52 :
これは小説のつもり?
53 = 1 :
男「じゃ、俺講義だから」
友「ああ、またなー」
男「さて、と・・・。この授業人少ないな・・・。初日はすごい人いたんだけど」
女「・・・失礼、この席開いてるか?」
男「え?ああ、開いてますけど・・・?」
男(他の席もがらがらなのになんでわざわざ俺の横に)
男(でも結構美人だからまぁいいか・・・)
女「唐突に妙な話を聞くが、キミは最近妙な夢を見ていないか?」
男「・・・え?」
女「以前キミは、吸血鬼や雪女の夢を見ていたんじゃないか?」
男「なんでそれを・・・?」
54 = 1 :
女「少し小耳に挟んだだけだ。それで、最近はどうだ?」
男「・・・」
女「・・・ま、唐突にこんなことを訊くのはどうかと私も思うのだが、しかし時間がないのでな」
男「・・・いや、最近はそういう夢は見てない」
女「そうか、ならいいんだ」ガタッ
男「え?ちょっと、あの」
女「気にするな、深く気にしても仕方ないことだ」すたすた・・・
男「誰だったんだ、あれ・・・」
男(それにしても、どことなくネコさんの喋り方に似てたような・・・?)
55 = 1 :
男「ただいま」
猫「む、帰ったか。早速でスマンが、テレビを点けてくれぬかの」
男「え?点け方なら昨日教えたじゃないですか」
猫「うむ、それは覚えておるのだが、このリモコンとやらのボタンが肉球ではうまく押せぬのだ」
男「ああなるほど・・・」ぽちっ
猫「おお、すまないな、これでニュースが見れる」
男「ニュースを見るんですか」
猫「他に何を見る。他は猫が見ていて楽しいものとは思えぬが」
男「それもそうだ」
56 = 1 :
男「・・・ところで、ネコさんは人に化けれるんでしたよね」
猫「む?ああ、滅多にやらぬが、不可能ではないぞ」
男「そうですか・・・」
猫「?まぁ、勝手を忘れてしまいそうだがな。最後に化けたのは、何十年も前のことじゃし」
男「最近は化けてないんですか」
猫「化けぬ。理由もないしの」
男(じゃあやっぱり別人か・・・)
57 = 1 :
男「さて、晩飯にしましょうか」
猫「うむ、至福の時じゃな」
男「今日はマグロの刺身もあります」
猫「なんと。最近見ないから絶滅してしまったのかと思っておった」
男「まさか。これがネコさんの分です」
猫「この匂い・・・。うむ、まさしくマグロよ・・・」
男「いただきます」
・・・
猫「む?」
白猫「なー!」
男「また来ましたね」
猫「なんじゃ、会合なら昨日済んだじゃろうに」
58 :
うちのぬこも話さないかな
でも「飯」「水」「トイレ汚い」「邪魔」「構え」くらいしか言わないだろうな・・・
59 :
「コタツ出せ」
60 = 1 :
白猫「うなー!!うにゃなー!!」
猫「何・・・?マサムネのところの人間が?」
男「政宗?」
猫「分かった、お前は彼を頼む。ご苦労じゃった」
白猫「にゃ」
猫「・・・」
男「あの。ネコさん?」
猫「ああ、すまぬな。仲間に不幸があったのでな、その連絡じゃ」
男「不幸・・・?」
猫「我々にはな、人間の寿命が見えることがあるのじゃ。死期を悟る、というやつじゃ」
男「はぁ・・・?」
61 = 1 :
猫「まぁ、仕方のないことじゃよ。我らに比べて、人間の寿命は短いからの」
男「普通の猫なら、逆なんですけどね」
猫「それもそうじゃ」
男「確か、ネコさんは数百年生きているとか?」
猫「数千年、かも知れぬな。もう時間の感覚などとうに狂ってしまった」
男「へぇ・・・」
猫「仕方のないことじゃ、こればかりはの」
男「・・・」
猫「時に人間、こたつはまだ出さぬのか?」
男「は?」
ちょっと飯食ってくる
63 :
俺の家の猫はご飯って言うぞ
65 :
だんだん図々しくなってくる
66 = 19 :
>>65
それがいいんだよ
67 :
家にはコタツあるけど?
68 = 1 :
男「こたつ?」
猫「冬の風物詩じゃろ」
男「あー、まぁそうですね。一人暮らしの必需品かもしれません。そろそろ出しますか」
猫「おお、やはりあるのか!あれがないと辛抱ならぬわ」
男「猫ってコタツ好きですよね」
猫「人間がこたつを好きなのだろ」
男「あーそれもありますね、はい」
保守感謝
69 = 1 :
猫「はよ出すんじゃ」
男「て、今?」
猫「今やらずしていつやるのじゃ」
男「出来れば明日まで待ってほしいです」
猫「何だと。それでは私の気持ちが落ち着かぬ」
男「いやそうは言いますが。布団出したりなんだりで忙しいじゃないですか。埃たつし」
猫「むぅ・・・。じゃが・・・」
男「明日は出しますから、それで勘弁してくださいよ」
猫「・・・」
70 = 1 :
男「機嫌悪いですね」
猫「生殺しじゃ」
男「明日には出しますって」
猫「明日って今じゃ」
男「そうむくれないでくださいよ」
猫「・・・」
男「さて、風呂に入って今日は寝ましょうか」
71 = 1 :
翌日
猫「起きるのじゃたわけ!!」ばしばし
男「う・・・ん?」
猫「コタツの日が来たのじゃ人間、はよ出せ」ばしばし
男「ね、猫パンチをやめてください、顔面は痛いですから!」
猫「ええいはよせい、冬は待ってはくれぬのだぞ」
男「猫も待つことが出来ないようで・・・」
72 = 42 :
んなああああああああああああああああお
73 = 1 :
男「ざっとこんなもんかな・・・」
猫 ズササササーッ!!
男「うわ!?早、すごい速さでコタツの中に!」
猫「!」ガバッ
男「出てきた・・・。あの、どんな感じですかね」
猫「電源が入ってないではないか!」
男「あー、失礼。今入れました」ぱちん
猫「しかし温まるまで時間がかかるの・・・」
男「ああ、そういえばこれ。猫じゃらし買いましたよ」
猫「貴様私をなめているのか?仮にも神格化した私に猫じゃらしなど」
74 = 1 :
男「そうですか、それは残念・・・」ふりふり
猫「う、む。化け猫をな、なめるなよ・・・」
男「・・・ん?」
猫「・・・」
男「・・・」ふりっ
猫「!」ぴくっ
男「・・・ネコさん?」ふりふり
猫「な、なんじゃ」ぴくぴくっ
男「・・・」すーっ(近づけて)
猫「な、何じゃ、なぜそんな玩具を近づける」
男「えい」すっ(離す!)
猫「っ!っ!」ばしんばしん!!
75 :
かわゆす
76 = 1 :
男「じゃれてるじゃないですか」ふりふり
猫「ほ、本能に働きかけるとは卑怯だぞ!」ばしばし
男「猫は猫、ってことじゃないですか」ふりふり
猫「わ、私は化け猫だぞ」ばしばし
男「化け猫もじゃれる、と」ふりふり
猫「っ!!っ!!」ばしばし
男「猫ですねぇ」
77 :
このにゃんこはどこで買えますか
78 = 1 :
・・・
男「何も引っ掻かなくても」
猫(こたつ)『ふん、私で遊んだ罰じゃ。この程度ですんで感謝せい!』
男「むしろ遊んでたのはネコさんじゃ・・・」
猫『!』がりっ
男「いたた、わかりましたもう言いませんから!」
猫『まったく・・・///』
男(化け猫にも恥じらいはあるんだなぁ・・・)
猫『人間』
男「は、はい、何でしょう」
猫『た、たまになら遊んでやっても私は構わないぞ』
男「・・・」
男「はい、よろしくお願いしますね」
猫『///』
79 = 42 :
でも年取った猫って遊ばないよね
80 :
>>79
化けたから年取らないんだよ…多分
81 :
>>79そーともかぎらにゃい
82 :
しゃべる猫かわえええええ
83 = 75 :
うちの猫も喋りだせ
84 = 1 :
男「さて、たまの土曜ですし、少しまったりしますか」
猫『私はすでにまったりだがな』
男「まぁ猫ですしね」
猫『何じゃその、まるで猫が毎日ぐーたらしてるとでも言いたげな発言は』
男「え?」
猫『お前のその発言で全猫を敵に回したぞ』
男「そうでしたかすいません」
猫『いや、概ね当たりじゃよ』
男「・・・やっぱり」
猫『それが猫の仕事じゃ』
85 :
なんて俺得
86 = 1 :
男「仕事」
猫『むしろ猫に限った話ではないのじゃがな。人間が動きすぎなのじゃ』
男「そうですか?」
猫『社会じゃ何だとか、面倒じゃないのかの』
男「はぁ」
猫『ま、人間の問題じゃ、私らには関係の無いことじゃが』
男「にしても、ネコさんは難しい話をしますね」
猫『歳は取りたくないの、こういう話しかできなくなってしまったわ』
88 = 1 :
男「ああ、そういえば」
猫『む?』
男「猫さんて、オスですかメスですか?」
猫『・・・』
ガブッ
男「痛たたた!?噛み付きましたね今!」
猫『やかましい、貴様のようなデリカシーのない人間は犬とでも戯れておるがよい』
男「えぇ?」
猫『ふん』ツーン
90 = 1 :
男「さて、今日の晩飯は何にしようか・・・」
猫「む」もぞもぞ
男「ああ、出てきたんすか」
猫「ああ、喉が渇いたのでな」
男「水はあそこにあります」
猫「ん。で、何をしておるのじゃ」
男「ああ、テレビゲームですよ。ここでクロックアップを使って・・・」
猫「?よく分からんが、楽しそうじゃの」
男「『1・2・3・ライダー・・・』、あそうだネコさん、今日のご飯ですけど」
猫「ああ、任せるぞ。今晩は冷えそうじゃしの」
92 = 1 :
男「買い物行ってきますよ。明日の分まで買ってしまえば、明日一日中まったりできるし」
猫「左様か。できればこたつの電源はつけて行ってほしいのじゃが」
男「言うと思いました。電気とかは消しますけど、こたつはつけておきます」
猫「ん。助かる」
男「さて、じゃあ行ってきます。早く行かないと心が折れそうだし」
猫「ああ。気をつけるのじゃぞ」
・・・
猫「さて、私はこたつで一眠りでもしようかの」
猫「・・・」
猫「誰も居ないのなら、少し試してみようかの。勘が鈍ってなければよいが」
93 = 1 :
買い物帰り
男「寒・・・。こりゃ雪降るかも・・・」
?「なら、その前に私の事情も済ませたいのだが」
男「!」
女「・・・」
男「またあんたか」
女「すまないな、キミに迷惑かけるつもりは無かったのだが、状況が変わってきた」
男「何を?」
女「雪女、それに吸血鬼と来て、次は猫なんだよ。他の連中との争いは終わりつつあるのに、ここに来てだ」
男「!?」
女「猫に何か心当たりでも?」
男「・・・いやないね。先を急ぐから、失礼する」
女「ああ、それは構わないが。一つだけ。『隻眼が蜂起した』とだけ、伝えてくれ」
男「伝える・・・?」
女「ああ。そうしないと取り返しがつかないことになる。頼んだぞ」てくてく・・・
男「お、おい!・・・。何なんだアイツ・・・」
95 :
みてる
97 = 1 :
男「ただいまー」
猫「っ!!」がたん!
男「刺身安かったんで買ってきましたよ、うわ部屋真っ暗だ。電気電気・・・」
猫「ち、ちょっとま・・・!」
パチン
男「え、何・・・を・・・?」
猫娘「・・・」
男「・・・」
男「は?」
98 = 85 :
クロックアップして先の展開を早く読みたい
99 = 1 :
猫娘「あ、ちがうのじゃ、これは、」
男「・・・あんたは・・・?」
猫娘「ええい、まともな反応で返すなたわけ!私以外に誰がこの部屋におるのじゃ!?」
男「え?・・・ネコさん?」
猫娘「じゃからそうじゃと言っておろうに!!」
男(あの女にそっくりだけど・・・、あの猫耳は・・・)
猫娘「なんと言うタイミングで帰宅するのじゃお前は・・・!変化をとこうと必死じゃというのに!」
男「ええと、すいません。どういうことでしょうか。というか、な、何でTシャツ一枚なんですか!?」
猫娘「ああ、服はお前のを失敬したのじゃが、これは何じゃ?和服とは少し違うようじゃが」
100 = 96 :
ああ…
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