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    元スレ男「ただいま」 猫「ああ、お邪魔してるぞ」

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    151 = 1 :

    「お前、まさか・・・!!」

    オンナ「ァァァァ・・・」ぐぐっ・・・

    「!?女が動き出し・・・!?」

    「嘘じゃ・・・。こんなことが、許されるはずが・・・!!」

    オンナ「ァァァァァ!!」ぐぐぐ・・・!

    「ネコさん、動き出してます!!」

    「なんという、何という、ことを・・・っ!!」

    バリン!!

    オンナ「ァァァァァァ!!」グワァッ

    「ネコさん!!」

    「・・・!!」

    152 :

    なんだこれ面白い

    153 = 1 :

    ドドドドッ!!

    「!?」

    「札・・・!?」

    オンナ「ギ、ァァァァァッァアアアアア!?」

    「打ち込んだのは手製の札・・・。そう簡単に破れるものではない」

    「!あんた・・・!!」

    「やはり始まってしまったか・・・。なぜ結界を解いた、猫」

    「・・・お前・・・」

    「まぁいいさ。この祟り神には聞きたいことがある」

    「ま、待つのじゃ、こいつは、この祟り神は・・・!!」

    オンナ「・・・ァァァァァ!!」

    「!こいつまだ・・・!!」

    154 :

    なんだろ、枕返しのじっちゃん思い出した

    155 = 1 :

    オンナ「ァァァァァッァッァァァッァア!!!!」

    「ち・・・。失せろ化け物!!」

    「やめろぉぉぉぉっ!!!!」

    バチッ!!

    オンナ「ァ・・・」ドサァッ!!

    「おい、しっかりしろ!!目を開けるんじゃ!!」

    「ネコさん・・・?」

    「シロ、お前なんじゃろ!?しっかりせい、シロ!!」

    「!?」

    「・・・」

    「シロ、シロ!!」

    オンナ「ァァ・・・」シュゥゥゥゥ・・・

    白猫「・・・う、な・・・」

    156 :

    Tさんはまだですか?

    157 = 7 :

    シロ…

    158 = 1 :

    「シロ!!」

    白猫「うな、ぁ・・・」

    「しっかりするのじゃ、死ぬでない!!」

    「シロ・・・。あの白猫、だったのか・・・?あの女が・・・?」

    「・・・」

    「シロ、ダメじゃ、しっかりするのじゃ!!」

    シロ「・・・なー・・・」

    「・・・なぜじゃ・・・。貴様には分かっておったのじゃろう!?あの女がシロだということがっ!!」

    「・・・シロだか何だかは知らないが・・・。アレが穢れた猫の末路ということは知っていた」

    「貴様ほどの能力がありながら・・・っ!!」

    「・・・私を知っているかのようないい振りだな」

    「知っておる・・・。間違えぬよ、千年振りに見たその顔のことはっ!!」

    159 = 38 :

    こうなると人間は傍観する外ないな

    160 = 1 :

    「千年・・・?」

    「・・・千年前、こいつと同じ顔をした霊能力者がおった。私の、私の主人じゃ・・・」

    「じゃが主人は・・・、呪いに敗れて・・・。次の輪廻をくぐる、千年後の最誕を預言し、逝かれたのじゃ」

    「じゃから私は、私は!!」ボン!!

    「・・・!」

    猫娘「自分の姿を、あの方に、あの方に似せてっ・・・!!」

    「・・・千年前に、私の前世か・・・。それは知らなかったな」

    「あんたは・・・?」

    「ただの女子大生だ。千年がどうとかは知らないが、一応心霊探偵ってことで通っている」

    161 = 1 :

    猫娘「その能力が証拠じゃ、主人と同じ顔、同じ能力!偶然なはずがないのじゃ!」

    「ネコさん・・・」

    猫娘「なぜなんじゃ、他に方法があったはずじゃろう!?千年前のあなたなら、できたことじゃ!!」

    「っ・・・。私にもできる事とできない事がある・・・。妖怪が人に危害を加える可能性があった、だから止めただけのことだ」

    猫娘「どうとでも、できたはずじゃ・・・!」

    「・・・私は霊能力者かも知れないが、お前の主人じゃない。それは間違いないことだ」

    猫娘「・・・」ガクッ

    「・・・」

    猫娘「なぜ、なぜなんじゃ主人・・・。あの時、約束したではないか、約束したではないかっ・・・」

    「・・・」

    163 = 1 :

    「・・・ともかく、連中が本気なのは知れた。止めなければ、多くの人が傷つく」

    「・・・らしいね」

    「私はこの町を探って、連中を止める」

    猫娘「!・・・殺すのじゃな。シロと同じように、皆を・・・!!」

    「・・・必要とあれば、天に還す」

    猫娘「お前は主人じゃない・・・。あの人ならそんなことはいわない・・・!」

    「・・・。で私は行くぞ。次から、自分の身は自分で守る事だ」

    「え?あ、うん・・・」

    「・・・それから、吸血鬼。次にまた暴れたら、今度は私がお前を消す」

    『ふん、小ォ娘がァ・・・』

    「・・・。では」

    猫娘「う、うう・・・」

    「ネコさん、しっかり・・・」

    猫娘「私は・・・あの人に会うためだけに・・・こうして生きてきたというのに・・・っ」

    164 = 1 :

    「じゃあネコさんがそうなった理由って・・・」

    「あの方は、約束したのじゃ・・・。輪廻をくぐったらまた会えると・・・。決して忘れない、と・・・」

    「・・・」

    「じゃから私は、千年もの間、辛酸を舐めて、今日まで・・・」

    「・・・ネコさん、マサムネを止めないと」

    「な、に・・・?」

    「皆死んでしまいます。このままじゃみんな不幸になります。だから、俺たちが止めないと」

    「私は・・・しかし・・・」

    「あの女の人が何者かは問題じゃないです。でも放っておいたら、仲間が死んでしまう」

    「っ・・・」

    165 :

    蝙蝠はcv若本さんでいいですか?

    166 :

    友人の白猫死んでもうたん・・・?

    167 = 162 :

    遅いよー

    168 = 1 :

    『ふん、言っても無駄だ、人間・・・』

    「吸血鬼・・・?」

    『その猫は今、千年すがったものをなくしたのだァ・・・。簡ンン単にィ立ち上がれると思うかァ・・・?』

    「くっ・・・」

    猫娘「・・・」

    「それでも俺は、俺一人でも・・・っ!!」ダッ!!

    猫娘「・・・」

    『哀れよなァ・・・。なまじ神格化などォしなければァ・・・、今頃普通の猫としてェ、あの女の近くにいれたやも知れェぬのに』

    猫娘「・・・」

    『そうやっていつまでもいるゥがいいさァ・・・』

    猫娘「・・・」

    ボン

    「・・・私は・・・しかし吸血鬼・・・。・・・吸血鬼・・・?」

    ・・・

    「ふ・・・蝙蝠にすら見捨てられたようじゃの・・・」

    169 = 1 :

    「なぁシロ・・・。お前はどうだったんじゃ?」

    シロ「」

    「お前、マサムネを好いておったじゃろう・・・」

    シロ「」

    「そのマサムネに、無理やり神格化させられて・・・。お前はそれでよかったのか・・・?」

    シロ「」

    「・・・私は・・・」

    170 :

    若本が頭を駆け巡る

    171 = 1 :

    「とはいったものの・・・。猫の居そうな場所ってどこなんだよ・・・!!」

    「くそ、全然分からん!!しかも、・・・寒いしっ」

    「あの、ごめん」

    「え?」

    白い肌の女の子「少しいいかな」

    「・・・?何か用?」

    白い肌の女の子「ええと、妖怪関連の話があるんだけど・・・」

    「!?」

    172 = 146 :

    雪女ちゃんktkr

    173 = 1 :

    「なんの話?」

    白い服の女の子「身構えんなよー。お互いに有益な話です、はい」

    「有益?」

    白い服の女の子「ええと、ああそうか、申し遅れましたー。雪娘改め、雪女です」

    「あ?」

    「雪女です。晴れて雪女です」

    「ええと?」

    「ちょ、そういう反応はどうですかねー。雪女ですって、依然変わりなく」

    174 = 166 :

    雪娘と言えば奇異太郎のアノ娘

    176 = 39 :

    クロスきたー
    だが俺が限界だ保守任せた

    177 = 1 :

    「しかし晴れて雪女とはこれいかに?」

    「いや、しらん」

    「ですよねー。それよりそれより、緊急情報ですよプロデューサーさん」

    「は?」

    「あーネタが通じないですねー。まーいいです。雪女一味の新人雪女ですから。成り立てですから、ぴちぴちです。ここまでいいですか?」

    「・・・疲れてるのかな、俺」

    「はい雪降らせまーす」ビュオオオオオ!!

    「信じました!!今信じました寒いっ!!」

    「はいー。で、相談です」

    「寒・・・。なんだよ、相談て」

    「猫止めてください。いいえ猫バスじゃありません。化け猫どもです」

    「・・・。それは勿論だけど、なんで雪女が?」

    178 = 110 :

    ああこーゆうキャラ好きw

    179 = 1 :

    「明日、猫が蜂起してこの町を血祭りに上げた後で雪女が蜂起する手立てになってます、はい」

    「そういえばそんな話を聞いたような・・・」

    「なのでー。この町の猫を止めないと、非常にやばいんです。女王が死んだ雛見沢並みです」

    「つまり、猫を止めれば雪女も止まるって?」

    「正解者に拍手!よくデキマシター。よくデキマシター」

    「じゃあ尚のこと急がないとじゃ・・・」

    「いえす、ふぉーりんらぶ。でもあたしはあの人一筋。雪女なのにアツイです」

    「・・・しかしお前うざいなぁ」

    「えー」

    180 = 38 :

    たまらんなぁ

    181 = 146 :

    雪娘の人か
    確かに伏線回収するって言ってたもんな

    182 = 1 :

    「でも猫の居場所なんてどうやって探したら・・・」

    「さー。雪女の捜し方なら知ってるけどー。ほら、私猫じゃないし」

    「イラッ」

    「ともかく、ここは任せますよー。大体の事情は月島さんから聞いてるんでー」

    「月島?」

    「あれ、知らない?遅れてる?」

    「イラッ」

    「霊能力者のお姉さんだよー。会ったでしょ?」

    「あの女か・・・」

    「ではでは、私はそろそろあっち戻るわー辛いわー。雪女食い止めるのマジ辛いわー」

    「ああそう・・・」

    「んじゃまた会おう勇者よ。・・・いや、むしろ賢者?」

    「てめぇ」

    183 :

    雪女ちょっとネタ詰め込みすぎ感が

    184 = 1 :

    「なんだったんだあのアホの娘・・・」

    「でも、やっぱり猫止めないといけないんだな、それは分かった」

    「くそ、どこをさがせば良いんだよ」


    「ふうううう・・・」

    「なぁシロ、私はまだ大丈夫みたいじゃよ」

    シロ「」

    「だから、今はお前を置いて行く。じゃが、必ず、ハッピーエンドにして見せるぞ」

    シロ「」

    「じゃから、そこで少し、眠っていてくれ・・・」

    185 = 1 :

    「魚屋もダメ、空き地もダメ、か・・・」

    「後はどこを探せばいいんだ」

    「む、ここに居たか人間」

    「―――!!ね、ネコさん!!」

    「話は後じゃ、この空き地も外れか」

    「ネコさん、雪女の話じゃ、ここの猫を食い止めれば、雪女の勢力は蜂起を中止するって・・・!!」

    「雪女・・・?ああ、噂で聞いたの、他の雪女を裏切った酔狂な雪女が一人おると・・・」

    「アホの娘だったけど・・・」

    「ともかく、マサムネを止めるぞ。これ以上シロのような仲間を増やすわけにはいかぬ」

    「はい!!」

    186 = 1 :



    「いいか人間、マサムネが決行するのは明日の今頃じゃ」

    「それを過ぎたら、人間が犠牲になるか、」

    「あの女に皆殺されてしまう」

    「タイムリミットまでの勝負、ってことですか」

    「そうじゃ。恐らく明日の晩、ちょうど九時くらいに進軍すると考えられる」

    「九時・・・」

    「よいか、今日の捜索で連中のおおよその隠れ家が知れた」

    「知れたんですか」

    「ああ。広場でも空き地でもないとすれば、残るは一箇所だけじゃ」

    「それは・・・?」

    「郊外にある、空き家じゃ」

    187 = 38 :

    188 = 1 :

    「空き家」

    「文字通りの猫屋敷じゃ。何十年も前から人が住んでおらぬ」

    「そこに、マサムネとか言う猫が・・・」

    「そうじゃ。敵は曲がりなりにも信仰を集める神じゃ。人間では歯が立たぬ」

    「じゃあ俺はどうすれば・・・?」

    「お前は来るでない」

    「・・・は?」

    「連中は化け物じゃ。お前ではどう頑張っても立ち向かえぬ。じゃから、身を隠すのじゃ」

    「そんな、ここまできてそれは・・・」

    「死にたくないじゃろう?私もお前を殺させたくないのじゃ。じゃから来るでない」

    「・・・」

    189 :

    やっぱ月島さんのおかげだな

    190 :

    蝙蝠はあの吸血鬼少女に負けた吸血鬼か

    191 = 1 :

    「それは、出来ない」

    「にゃんじゃと?」

    「ここまで来て引き下がれませんよ。最後の最後で俺だけ除外なんて、ひどい話です」

    「じゃが、お前は・・・」

    「シロは、俺の親友の猫でした。俺にとっても、仇は同じです」

    「しかし」

    「それに、俺の先輩が言ってました。『化け物にも立ち向かえば勝てるんだ』って」

    「先輩・・・?」

    「先輩の彼女が、呪いだかにかかった事があったそうなんです。けど、それを先輩と彼女の妹が解決したって」

    「・・・」

    「だから俺は行きますよ。ネコさんと一緒に」

    193 = 189 :

    >>190
    俺もそれ見てたけど書いてる人同じなのか?

    194 = 1 :

    夜 男自宅
    「とりあえず、吹き飛ばされたドアは仕方ないんで、あのままにするしかないですね」

    「あの女、随分強引に進入してきたようじゃな」

    「布団被って寝れば、何とかなりますよ」

    「・・・なぁ、私も入って構わぬか?」

    「布団にですか?」

    「うむ。さすがに今晩の寒さは堪えるのじゃ」

    「ええ、構いませんよ」

    「すまないの」

    196 = 1 :

    「・・・不思議な感覚じゃ。人間と共に寝るなど、いつ以来かの・・・」

    「俺の上には乗ってましたよね」

    「・・・あれはカウントせぬ。というか、気がついておったのか」

    「重かったですし」

    「おも・・・」

    「あんまり気になりませんでしたけど」

    「ふん・・・」

    ・・・

    「人間」

    「何でしょう」

    「明日は恐らく死闘になる。・・・いいか、絶対に死ぬのではないぞ」

    「ネコさんこそ」

    「む・・・。お前私を誰だと思っておるのじゃ」

    「はは、失礼しました」

    197 :

    ねる。頑張ってくれ

    198 :

    猫とは言え猫娘だよな
    一緒の布団か…

    ふぅ

    199 :

    >>193
    あの人確か酉つけてなかったか?

    200 = 1 :

    「・・・そういえば、吸血鬼は・・・?」

    「去ったよ。どこへ消えたのかは、私にも分からぬ」

    「何者だったんです、彼は」

    「最強の吸血鬼にして最『凶』の吸血鬼、じゃったかな。通り名はいくらでもある。じゃが、数週間前に深手を負ったそうじゃ」

    「それで身を隠していた、と?」

    「いくらやつでも、心臓の回復には時間がかかるのじゃよ」

    「・・・」

    「さてもう休むぞ。明日は決戦じゃ」

    「・・・はい。おやすみなさい、ネコさん」

    「いい夢をな、人間」


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