元スレ男「ただいま」 猫「ああ、お邪魔してるぞ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
201 = 1 :
ちょっと休憩する
酉に関しては、立てたときにつけ忘れちまったのよ
混乱させてスマヌ
202 = 199 :
>>201
紛らわしいんだよ
支援
203 = 146 :
やっぱりあんたか
>>192
男「そろそろ冬だな」雪娘「そろそろ本気出すね」
204 :
205 :
深夜
男「zzz」
猫「・・・」
猫(そううまくいくはずもない)
猫(仮にも相手は神だ。人間が立ち向かえる相手ではない)
猫(・・・といっても、聞かぬのじゃろうなこのアホは)
ボン
猫娘「お前のような者が、もっと早く現れていてくれればな・・・」
猫娘「じゃが、それも過ぎた願いやも知れぬ。この妖の身にはの・・・」
猫娘「じゃがせめて、今夜だけは、暖かいところで寝かせてくれ・・・」
206 :
>>203
前スレ確かそれじゃないだろ
207 :
アレか?
うろ覚えすぎて、このまま検索してもでてこないが、吸血娘「血を吸わせろ」男「トマトジュースでも飲んでろカス」みたいなタイトルで書いてたのも同じ人か?
208 = 1 :
翌日 午前
男「む・・・」
猫「起きたかの?」
男「ああ、お早うございます」
猫「うむ。身体の調子はどうじゃ」
男「ええ、快調です」
猫「何よりじゃ。それで、どういう装備で乗り込む気じゃ?」
男「え?ええと・・・あ、木刀と竹刀が一本ずつ、それにガスガンがあります」
猫「・・・。それで神に立ち向かうと?」
男「・・・はい」
猫「・・・まぁ無いよりマシか。さて朝飯にしよう。力をつけねばの」
ちょっと風呂入ってくるわ
209 :
ん、え?風呂?
210 :
は?いつも入ってないのになんで今日にかぎってはいるの?
211 :
猫は風呂に入らない
212 :
>>207
それはこれかな
娘「お腹がすいたので噛ませてください」男「赤ワインでも飲んでろ」
213 = 1 :
雪女「風呂くらいいいじゃんかよー」
男「まて、その理屈はお前が言うとおかしい」
ただいま 再開しますわ
214 :
待ってました
215 = 1 :
男「でも実際、マサムネにそれと昨日のシロみたいなやつがわんさか居るんでしょ?」
猫「恐らくじゃが。仲間が全員ああいう状態だと考えると、それなりに厳しい戦いになると想定できるの」
男「ガスガンじゃ豆鉄砲程度か・・・」
猫「じゃろうな」
男「でも他に武器なんて」がさがさ
男「・・・ん?」
猫「なんじゃ?」
男「・・・妙案が浮かびましたよ。ちょっと買い物に行ってきます」
猫「??」
216 = 210 :
あれか
217 = 1 :
決戦の日 午後
男「ただいま」
猫「・・・んむ?ああ、帰ったのか、随分遅かったの」
男「寝てたんですか。ええ、ちょっと遠出になってしまいましたから」
猫「それで、何をこしらえてきた?」
男「ふふ、ネコさんにも内緒ですよ」
猫「何じゃと」
男「大丈夫です、絶対に効きますから。でも、ネコさんにも効いてしまいますので」
猫「・・・?」
218 :
やっぱりアレか?
219 :
ねこじゃr…ごほんごほん
220 = 211 :
いや
またt……にゃーん
221 :
マタタb…こんな時間に誰だろう
222 :
いやいやモンプt・・・ふぇーっくしょい!
223 :
やめろ>>219っちゃん!
224 :
ここはあえてまぐ… いや かつ…やっぱなんでもない
225 = 1 :
EX 同じ頃
女「あそこか・・・、猫の本拠地は」
?「関ァ心しないな、お譲ちゃん、抜けェ駆けは禁止だろうにィ・・・」
女「・・・貴様か。この真昼間に蝙蝠傘とは、何の冗談だ?」
?「吸ゥ血鬼はァ、本来闇の生き物だァ・・・。それを無ィ理やり動かすとなればァ、こうもなるねェ・・・」
女「何の用だ吸血鬼」
?「この国での名前はァ凶だァ・・・。覚えておくがいい、月島ァ夕葵ィ・・・」
月島「・・・」
凶「簡ン単なァ話よ・・・。一匹のォ猫が今夜ァ、ここに襲撃をかけるゥ・・・。それまでここに手を出すなァ・・・」
月島「何だと」
凶「それがァ一番いい戦いになるゥ・・・。邪魔はさせェん。どうしてもというならばァ・・・私が相手だァ、小ォ娘・・・」
月島「・・・ふん、手負いの吸血鬼風情が、大きく出たものだ―――っ!!」
226 = 1 :
決戦の日 午後
男「これがそうだ・・・」
友「すまんな、わざわざ」
男「いや。こっちこそすまん。もう少し早く見つけられていればな・・・」
友「いや良いんだ。見つかっただけでも、十分さ。わざわざ布にまで包ませて、悪い」
男「・・・」
友「さて、こいつの墓を作ってやらないとな。大事な友達だったんだし」
男「・・・そうだな。じゃあ、俺はもう行くよ」
友「なんだよ、上がっていかないのか?」
男「ああ。すまんがこのあと用事があるんでね」
227 = 1 :
友「そうか、じゃあ仕方ないな。彼女でも待たせてんのか?」
男「まさか。じゃ、また学校で」
友「おお、またな!!」
・・・
友「何でだよ・・・。何で死んじまったんだお前・・・」
友「この前まで、あんなに、元気だったじゃねぇかよ・・・!!」
友「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男「・・・」
猫「行こう。そっとしておいてやるんじゃ」
男「・・・ですね」
228 = 222 :
ウッ
229 = 1 :
猫「シロは幸せ者じゃ。良い飼い主にめぐり合った」
男「アイツ、根はいいやつですから」
猫「私は死後の世界には興味がないが、私が死んだ後、どれだけの者が喪に服してくれるかが気になる」
男「そうなんですか」
猫「もっとも、知り合いや友人など、ほとんどいないのじゃがの」
男「・・・」
猫「しかも、半分は死んでおるようなものじゃな。化け猫じゃし」
男「ネコさん・・・」
猫「この千年間は主人を思い続けて生きてきた。では、次の千年はどう生きようかの・・・」
男「・・・」
猫「ふむ、しかしまずは、目先の問題、じゃな」
男「・・・ですね」
230 = 1 :
同日 夕方 男自宅
猫「準備はどうじゃ?」
男「ええ、何とかなりそうです。武器は全部持ちました」
猫「ならそろそろ出かけよう。ここから空き家まで、距離がある」
男「車を出します」
猫「ん。それと、私のための服を用意してくれ」
男「服?変化する気ですか」
猫「うむ。車とよやらに乗るのにも都合がよいしの。下着はどこじゃったか」
男「ええと、箪笥のかなに一式入ってます。ブラの着け方は覚えましたか?」
猫「慣れぬのう、手伝いがいるやも知れぬ」
男「練習しててくださいっていったじゃないですか・・・」
231 = 218 :
サービス付きかw
232 = 1 :
猫娘「な、なんとか着れたぞ」
男「服着るだけでどうしてそんなにボロボロになるんですか」
猫娘「仕方あるまい、勝手が違うのじゃ」
男「やれやれ・・・。じゃ行きましょうか。帽子被ってください」
猫娘「耳が潰れてこそばゆい」
男「耳を隠すためのものですからね、それは」
猫娘「ん―――」
男「・・・ネコさん?」
猫娘「不思議なものじゃ。最初は蝙蝠をけん制するつもりじゃったのに、今はここが我が家じゃと思えてならぬ」
男「・・・」
猫娘「わずか数日じゃが、濃い数日じゃった」
男「そう、ですね」
猫娘「この戦いが終わったら、またここに戻ろう。ダメかの、人間」
男「良いに決まってますよ」
233 = 1 :
猫娘「車というのはどうにも慣れぬ。嫌いじゃ」
男「我慢してください。竹刀だの木刀持って電車乗るわけにはいかないんですから」
猫娘「じゃがの」
男「では、行きましょう」
猫娘「うむ、参ろうぞ」
・・・
隻眼の猫「・・・今日だ」
トラ猫「」
ブチ猫「」
子猫「」
親猫「」
隻眼の猫「人間に我らの存在を知らしめる狼煙を上げろ。我らはここにある、と!!」
隻眼の猫「月はすでに登った。共に行こう、同志達よ!!」
234 :
死園
235 = 1 :
同日 夜 猫屋敷手前
男「この辺ですね」
猫娘「うむ。車を止めるんじゃ」
・・・
男「ここからは歩きですか」
猫娘「うむ。車内に閉じ込められたり、爆破されたらかなわぬ。ここからは行進じゃ」
男「・・・行きましょう」
猫娘「気を抜くな。すでにやつらには知られていると思った方がよい」
男「奇襲もある、と?」
猫娘「大いに考えられる」
男「・・・」ごくり
237 :
井上ひさしの百年戦争思いだした
238 = 1 :
EX 同じ頃 ここでないどこか
雪女「いやー案の定やつら進軍始めましたねー」
?「・・・随分気楽ですね」
雪女「そうでもないなー。割と焦ってます、実際」
?「猫の方はどうなんです?」
雪女「あっちは何とかしてくれそうでしたよー。月島さんもいますしー」
?「投げやりじゃないですか」
雪女「ぶー。吸血鬼さんは細かすぎるんですよー」
娘「あんまり適当なこと言ってますと、血吸いますよ」
雪女「ひぃ、赤ワインでも飲んでてください、それかトマトジュース!!」
娘「はぁ・・・。その話はもう終わりましたよ」
雪女「え?」
239 = 1 :
男「・・・猫屋敷は」
猫娘「あと五百メートルってところじゃ」
男「敵は?」
猫娘「今のところは気配がにゃい」
男「緊張しますね・・・」
猫娘「じゃろうな。が、それでいいんじゃよ」
男「・・・」
がさっ
男「!」びくっ!!
猫娘「む、お前たち・・・」
家猫「」
トラ猫「」
猫娘「ちぃ、やはりそういう常態か!人間、来るぞ!!」
男「えぇ!?」
240 = 223 :
吸血鬼の娘キター
241 = 210 :
窓開けてるのに猫入ってこねーぞ、いい加減さむいわ
242 :
寝る
頑張れ
243 = 1 :
家猫「」バキバキ!!
トラ猫「」バキボキ!!
男「せ、生物学的にまずい音がしてますよ!?」
猫娘「やはりシロと同じか・・・。マサムネめ・・・」
禍々しい虎「ぐるる・・・」
目が虚ろな男「ハァァァァ・・・」
男「と、虎っ!?」
猫娘「そういう神格化もあるということじゃ。人間、私から離れるにゃ!」
禍々しい虎「グォォォッ!!」
目が虚ろな男「ハァァァァァァ・・・!!」
バチッ!!
猫娘「ふん、もう油断はせぬよ」
244 = 1 :
男「確か、結界・・・?」
猫娘「このくらいなら造作ない。人間、その木刀を貸せ」
男「あ、はい・・・」
猫娘「・・・。スマンな、お前たち。少し痛いが、許せ」
禍々しい虎「グルルル!!」
目が虚ろな男「ァァァァ・・・」
猫娘「ふぅぅぅぅ・・・。・・・セイッ!!」
ドカバキッ!!
禍々しい虎「!」
目が虚ろな男「ゴホッ!」
ドサドサッ!
245 = 1 :
男「おお・・・」
猫娘「・・・ふぅ・・・」
トラ猫「・・・」
家猫「・・・」
男「気絶、ですか」
猫娘「そんなところじゃ。朝には起きれるじゃろ。すまぬが、道に端においてやってくれ。轢かれては元も子もない」
男「あ、ああはい」す・・・
猫娘(しかし・・・このペースで数十匹、か・・・)
猫娘(もてばよいが・・・)
男「OKです」
猫娘「・・・よし、進むぞ」
247 = 1 :
猫屋敷
隻眼の猫「来たか、彼女が・・・」
隻眼の猫「全員でまとめてかかるぞ。数に物を言わせるのだ。俺も出るぞ」
ブチ猫「・・・」バキバキ!!
子猫「・・・」ブチバキッ!!
野良猫「・・・」メキョッ!!
隻眼の猫「行くぞ、全軍・・・出撃」
248 = 1 :
猫屋敷手前 広場
猫娘「・・・!」ピタッ
男「な、何ですか。何か出ましたか」
猫娘「・・・この気配は・・・主人、いや、あの女と蝙蝠の・・・?ここで二人が戦った・・・?」
男「え?」
猫娘「・・・いや、なんでもないのじゃ。進もうぞ」
?「ここまでです」
男「!?」
猫娘「その声は・・・マサムネか」
隻眼の猫「はい。残念ですが、あなたたちはここまでです」
猫娘「何じゃと?」
男「ネコさん!!」
猫娘「む・・・!」
隻眼の猫「そういうことです。すでに、あなたたちは包囲されています」
249 = 224 :
しえん
250 = 1 :
「キシャァァァァァ・・・」
「ハァァァァァァ・・・」
「グルル・・・」
「ゾル、ゾル・・・」
男「ぜ、全方位が化け物・・・」
猫娘「ち、気配を消す術を教えたのじゃな・・・」
隻眼の猫「そういうことです。すでに勝負はつきました。いかに貴方でも、この戦力差は厳しいでしょう。ましてや、人間を護りながらなど」
男「ぐ・・・」
猫娘「なぜじゃマサムネ・・・。なぜこんなことをした。なぜ、シロをあんな目にあわせたのじゃ」
隻眼の猫「・・・あいつが望んだことです。そして、私はそれに応えた」
猫娘「答えになっておらぬ」
隻眼の猫「人間は確かに優しい。けど、それでいて弱い。その癖、我らを忘れんとしている」
男「・・・」
隻眼の猫「人類は贖罪せねばなりません。我々に、そしてこの自然に。超自然的な力から生じた我々に」
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