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    元スレ男「あと5分で俺も魔法使いか…」

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    251 = 1 :

    ちょっとだけ席をはずします
    すぐ戻ります

    254 :

    こんなに前振りが長いスレ初めて

    256 = 255 :

    すまん、誤爆した。童貞爆発させてどーするよ、俺。

    257 :

    >>220
    上司「それだ」

    258 :

    しえん

    259 = 1 :

    翌日の男はいつかの日常の頃に戻ったようだった

    同僚「どうしたよ」
    「いや…別に…」
    同僚「なんか元気ねーなぁ!よし!今日あたり前の話どうよ!」
    「いや…そういうのは…」
    同僚「ばっか!何があったのかは知らんがウジウジしてたって駄目なんだよ!」
    同僚「それに今日俺のお気に入りの娘の出勤日なんだよ!付き合えよ!」
    「でも…」
    同僚「デモもストライキもねーの、こんだけ話すようになった同僚にくらい付き合えよ」
    「………」

    男にとっては確かに人間でこれだけ話すようになった人物はいなかった
    だから…というわけでもないが、その日は大人しく従う事にした

    261 = 132 :

    まさか、受付嬢が夜は・・・

    262 = 211 :

    まて早まるな

    264 = 1 :

    歓楽街は活気に満ちていた

    「うわぁ…凄いな」

    ピンク色のネオン、愛想の良い呼び込み、香水の匂い漂う女性達
    それら全てが男にとって恐怖であり、新鮮であった

    童貞「さすがにこのへんにゃ俺達みたいなのほとんどいねーな」
    「そりゃそうだろうなぁ…」
    同僚「ん?何か言ったか?」

    ブツブツ言いながら同僚の後を追う
    すぐ近くにいるのに人ごみに紛れそうになる

    同僚「こっちこっち!この店だ!」

    265 = 210 :

    受付嬢→風俗嬢フラグ

    266 = 1 :

    「ここは…どういう店なんですか…?」

    怯えながら尋ねる

    同僚「お前こういう所来た事ねーみたいだしな、いきなりソープってのもあれだし」
    同僚「本番は無しだから安心しろよ」
    同僚「初めてなんですーって言っとけば大丈夫だ、委ねとけ」
    「はぁ…」

    まだ恐怖の勝っている男に向かって同僚はたたみ掛ける

    同僚「じゃあ俺はもう予約入れてるし、お前の紹介も終わったんで楽しんでくるわ!」
    同僚「お前もこういう所で多少なり女慣れしろよー」

    等と捨て台詞を吐いて足早に立ち去る

    268 :

    おまえら黙れ

    269 = 132 :

    友達と飲みに行った帰りに
    風俗行ったのを思い出したわ

    273 :

    >>265
    お前の魔法は思ってる事が漏れ出してしまう能力か……

    274 = 210 :

    >>273
    どどどどど童貞ちゃうわ

    275 = 1 :

    「んな事言われてもなぁ…」
    童貞「いいように利用されたようにしか見えんな」
    「だよなぁ…」
    童貞「でもいいんじゃないか?女に慣れるって意味では」
    「失恋したばっかりの男でも?」
    童貞「失恋したばっかりの男だから余計によ、お前引きずるタイプだし」
    「うぐぐう…」

    そうやって尻込みしていると店員の方から声をかけてきた

    店員「同僚さんに窺ってますよ!どうぞどうぞ!」
    「あ、いや…でも…」
    店員「おススメの娘がいるんですよ!さぁさぁ!」

    強く断る事もできず、結局はノロノロと店員の後に続く

    276 :

    展開が怖いぞ

    277 :

    なんだ将来の俺か

    278 :

    受付嬢がオススメの娘か?

    279 = 1 :

    店員「この娘なんてどうですか!新人さん!なんと処女!!」
    童貞「んなワケあるかよ」
    「…ははは…」
    店員「じゃあこの娘は?サービスいいよー!何でもアリよー!」
    「……」
    童貞「辛そうだな、やめとくか?」
    「………いや、少しは頑張ってみる…」
    童貞「…へぇ」
    店員「よっし!じゃあこの娘だ!明るくて話しやすいよ!!」

    今の男にとってはどんな人間がきても大差ない選択だった
    誰だろうと恐怖の対象でしかないのだから

    「お任せします…」
    店員「はい!任されました!また来たくなるような娘を用意しますよ!!」

    280 = 132 :

    処女の風俗嬢だと・・・?

    281 :

    年に一人くらいは面接に来るって知り合いの店長が言ってたな、処女の風俗嬢

    282 = 1 :

    待合室にいる間の時間は男にとって苦痛以外の何物でもなかった

    「吐きそう」
    童貞「頑張れ、案外楽しいかもしれんぞ」
    「そりゃ…俺だって…健康な男子だからな…」
    童貞「男子?」
    「オッサンだからな…セックスに興味が無いと言えば嘘になるよ?」
    童貞「ですよねー、痴漢物のDVDとか好きだしな」
    「そ!それは今関係なかろう!!」
    「でもな…対人となると…おかしいだろ?怖くて怖くて仕方ないんだ」

    十分な間を開けて童貞が答える

    童貞「おかしいもんかよ」

    その一言、たったその一言だけで男の心は幾分か軽くなる

    283 = 1 :

    店員「お待たせしました」

    男の心臓が跳ね上がる

    店員「どうぞこちらへ」
    「は…はひ」
    童貞「5メートル程は離れれるから俺は部屋の外に出てるよ、ギリギリ大丈夫だろ」
    「そ…そばにいてくれよ…!」
    童貞「馬鹿言うなよ、恥ずかしいだろ」
    「うぐぐぅ…お腹痛い」

    ピタリとある部屋の前で歩みが止まる

    店員「こちらです、ごゆっくりお楽しみください」

    そう言い残してにこやかに店員は去って行った

    286 = 1 :

    扉を開けて部屋に入ると一人の女性がチョコンとベッドに腰かけていた
    その光景は初めて童貞が見えたあの瞬間にどこか似ていた

    「ど…どうも」
    風俗嬢「あ、いらっしゃいませ、初めてですか?」

    愛想良く微笑みかけてくれる女性のそばには
    当然ながらあの生物の姿は見えなかった

    「え…ええ…まぁ…」
    風俗嬢「どうしますか?お風呂にしますか?シャワーだけ?」
    「あの…失礼かもしれないんですが…」
    風俗嬢「どうしました?」
    「こういう所に来て何もせずに帰るのはアリですか…?」

    287 = 201 :

    しえん

    288 = 1 :

    風俗嬢「あ、タイプじゃありませんでしたか…すいませ…」
    「あ!違う!違う!そ、そういうのじゃないんです!」
    風俗嬢「じゃあ…汚い…とか?」
    「そ、そういうのじゃないんですよ!すいません!そうじゃなくて!」
    「そうじゃなくて…その…少し…話す練習相手になって欲しいんです…」
    「俺…正直女性と話すのが苦手で…」
    「最近…まともに話しかけれずに失恋までして…」
    「友達にも迷惑かけてばっかりなんです…だから…」

    それを聞いて風俗嬢の表情が明るく変化する

    風俗嬢「お兄さんいい人だ!」
    「いや…全然そんな事ないんですよ…」
    風俗嬢「いいよ!アタシでよかったら協力する!」

    290 = 211 :

    >>289
    イキロ

    291 = 36 :

    >>289
    生きろまだ若き魔法使いよ

    293 = 1 :

    それから時間が来るまで男は彼女からレクチャーを受けた

    風俗嬢「うん!だいぶよくなったよ!やっぱり前向かなくちゃ!」
    「そ、そうですか?」
    風俗嬢「あ、そのどもったり後ろ向きな発言は駄目だよ!もったいないよ!」
    「あ、うん…気をつける」
    風俗嬢「そうそう!」
    「変なこと頼んじゃってごめん、ほ…本当にありがとう」
    風俗嬢「アタシこそ楽しちゃった気がするなぁ…あ、これアタシのアドレス」

    そう言いながら風俗嬢は男にアドレスの書かれた紙を渡す

    風俗嬢「いつでも連絡してね、誰にも相手されなかたっらアタシが相手したげる」

    言いながら豪快に笑う彼女を見て、男の顔にも笑顔が浮かぶ

    294 = 132 :

    やっぱ風俗嬢は明るくなくっちゃな

    296 :

    30でホグワーツに入学できるのか

    297 = 1 :

    童貞「どうだった!?まだ離れれないところを見るとセックスはしなかったな!」

    店を出るなり、目をランランと輝かせながら尋ねてきた

    「いい娘だったよ…凄く」
    童貞「ほうほう!!」
    「なんか…少しだけど女性に対する偏見が薄らいだ気がする」
    童貞「ほうほうほう!!!やったな!!!」
    「ははは、なんで俺よりお前が嬉しそうなんだよ」
    童貞「嬉しいんだよ!バカ!」
    「…ははは」

    童貞の言葉は男にとって何よりも嬉しかったのだが
    そこはぐっと飲み込んだ

    童貞「次は出会いも探していかねーとなぁ」

    298 = 201 :

    しえん

    299 = 1 :

    同僚「どうだった?」

    翌日、出社した男を見つけると同僚が駆け寄ってくる

    同僚「可愛い娘の多い店だったろ!」
    「それは、うん」
    同僚「また行こうぜ!」
    「うん…そうだな」
    同僚「えっ!?」
    「な…なんだよ」
    同僚「いや…まさかお前からそんな言葉聞くとは思ってなかったからな」
    「そっか…」

    男が苦笑を浮かべていると、後ろから大きな声が響く

    300 = 36 :

    ふぅ…


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