元スレマミ「ひとりぼっちじゃないもん!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
501 = 153 :
杏子「美樹さやかが契約しないように誘導しろだってな」
さやか「えっ?」
さやか「だから…杏子は私に…?」
杏子「…そうだ」
さやか「…!」
杏子「正直、私はキュウべえの言うことなんて聞くつもりはなかったけどさ」
杏子「感情がないはずのキュウべえの余りの必死さにやられちまったよ」
502 :
壊滅的につまんねーな
503 = 411 :
おもしろいよ!
505 = 153 :
杏子「んでさ、さやかの願いを聞いてみたら男の腕を治してくれって…」
杏子「他人のためにたった1つの願いを使う気でいた…」
さやか「…」
杏子「さやかに私も契約させたくないと思ったんだよ」
さやか「杏子…」
杏子「…私も、たった1つの願いでいろいろ変えちまったからな」
杏子「なんとなく…さやかに同じ目を会わせたくなかったんだ」
506 = 153 :
さやか「私は…最初はそれが嫌だったよ」
杏子「…」
さやか「私が契約すれば恭介の腕は確実に治るのに…」
さやか「杏子は止めようとするし、キュウべえは契約してくれない…」
さやか「それが、すごく嫌だった」
杏子「…悪かった」
さやか「…でもさ!今はそれが正解だったって思ってるよ!」
507 :
>>502
よう、パイパン野郎
508 = 153 :
さやか「恭介の腕はまだ治ってないけど…恭介は今も諦めずに頑張ってる」
さやか「最後まで希望を捨てずにいるんだからね」
さやか「…それを見守ってるのは私じゃなくて…仁美だけど」
杏子「さやか…」
さやか「私は馬鹿だから、契約することでしか恭介を救えないって考えちゃっててさ」
さやか「側でずっと見守ることを忘れちゃってたんだよね」
509 = 153 :
さやか「そしたら結局、仁美に先越されちゃったよ…」
杏子「…」
さやか「いやー!あの時は悔しかったね!うんうん!」
杏子「さやか…」
さやか「そんな時に私も支えてくれたのが杏子だもんね」
杏子「…!」
さやか「ほんと、人生なにがあるかわからないもんだね!」
杏子「ああ…」
さやか「最初は嫌いだった杏子にだんだん心が惹かれるなんてさ!」
510 = 153 :
さやか「そしてついさっき、この関係になったんだもん」
さやか「だからさ、私は感謝してるよ、杏子に!」
杏子「…ありがとな」
さやか「それに…キュウべえにも感謝しないといけないのかな?」
杏子「そうかもな…でも私が一番感謝してるのは」
杏子「…マミかもしれないな」
511 = 161 :
帰ったら完結してる事祈ってるよ
>>1頑張ってくれ
512 = 153 :
さやか「マミさん?」
杏子「ああ…私を変えたのはキュウべえじゃない」
杏子「マミだ…!」
杏子「今なら私にもわかるんだよ、何故マミが自分を犠牲にしてまで…」
杏子「他人のために魔法を使うのかをさ」
さやか「…そうだね、マミさんはカッコいい正義の味方だもん」
さやか「本物の…!」
513 = 153 :
杏子「さやか…実はさ、私見たんだよ」
さやか「何を?」
杏子「マミとキュウべえを」
さやか「えっ?どこで?」
杏子「…ここでだ」
さやか「うそっ?気付かなかった!」
杏子「見て見ぬふりしてたからな…」
さやか「なんで?話しかければ良かったのに」
514 = 153 :
杏子「いや…なんか話しかけたくなくてさ」
さやか「?」
杏子「さやかと…2人でいたかったから…!」
さやか「あっ…!」
さやか「そ、そっか!そうだね!」
さやか「うん!ありがとう!」
杏子「へへっ…!」
515 = 411 :
いちゃこらしおって…!
516 = 153 :
杏子「…もしかしたらまだ、いるかもしれない」
さやか「マミさん?」
杏子「ああ、だからさ今から…」
さやか「会いに行こうか!」
杏子「…よし!行くか!」
杏子「あ…そう言えばもう一組いたんだよな」
さやか「えっ?」
517 = 153 :
杏子「まどかと暁美ほむら」
さやか「ええっ?」
杏子「あの2人もここで見かけた」
さやか「そ、そっか…まどか前からほむらと仲良くしたがってたけど…」
さやか「ついに上手く行ったんだ…!」
杏子「そうなのか?」
さやか「うん、私は最初ほむらのこと嫌ってたけど」
さやか「まどかはそうじゃなかったんだよね」
518 = 411 :
みんな仲良しなんじゃない
519 = 153 :
さやか「ほむらさぁ、よくわかんないやつじゃん?」
杏子「そうだな…手札がまるで見れない」
さやか「だから私は転校生って呼んで嫌ってたけど…」
さやか「まどかが必死に庇ってるの見て、少し考えが変わったんだよね」
さやか「少なくとも悪いやつじゃないみたいだし」
杏子「まあ…私もそう思うよ」
杏子「何考えてんのか言ってくれればいいんだけどな」
521 = 153 :
さやか「ほむらはまだ友達とは言えないけど…」
さやか「仲良くできるかもしれないんだよね」
杏子「そう…だな」
杏子「あいつが仲間に加われば、少なくとも見滝原は安全なはずだし」
さやか「まどかが上手く友達になれたんなら、私たちもなれるかもね」
杏子「そうかもな」
522 = 153 :
さやか「どうせなら、マミさん探すついでに2人も探す?」
杏子「会ってどうするんだ?あの性格じゃ友達になってください!」
杏子「なんて言っても無駄だと思うぞ?」
さやか「そんなのやってみなけりゃわかんないって!」
杏子「そうか?」
さやか「そうだって!」
杏子「…わかった、なら行くか!」
さやか「うん!」
523 = 153 :
まどか「…ほむらちゃん!」
ほむら「…まどか!」
まどか「私は…!」
ほむら「私も…!」
まどか「ほむらちゃんが大好きなの!」
ほむら「まどかが大好きなの!」
まどか「…」
ほむら「…」
まどか「てぃひひ!」
ほむら「…えへへ」
524 = 153 :
まどか「…夢みたいだよ」
ほむら「私だって…!」
まどか「今までずっと一緒にいてくれなかったほむらちゃんが…」
まどか「今は一緒にいてくれるんだもん!」
まどか「ほんとに嬉しいよ…!」
ほむら「それは私の台詞よ…!」
ほむら「まどかが私のことを好きだったなんて…夢みたいだわ」
525 = 153 :
まどか「うん…私も不思議なんだ」
まどか「ほむらちゃんと初めて会ったときは…怖い人だなって思ってたんだ…」
ほむら「そうよね…」
まどか「話しかけても冷たいし…マミさんや、さやかちゃんにも厳しくて…」
ほむら「…ごめんなさい」
まどか「ほむらちゃんは…悪い子なのかな?って思った時もあったんだよ?」
526 = 153 :
ほむら「…」
まどか「でもね?ある時気がついたんだ」
まどか「ほむらちゃんは陰からずっと私を守ってくれてるって」
ほむら「…!」
まどか「私が魔女にやられそうになった時…ほむらちゃんが助けてくれて…!」
まどか「あの時のほむらちゃんの顔が忘れられないんだ」
ほむら「私の顔…?」
まどか「うん」
527 = 153 :
まどか「ほむらちゃんが私を助けにきた時の顔…」
まどか「魔女をやっつけた後に私を見た時の顔…」
まどか「あの時のほむらちゃんの表情はね?」
ほむら「うん…」
まどか「ものすごく優しい顔だったんだ…!」
ほむら「!」
まどか「普段の表情とは違って、すっごく優しい表情だったの」
ほむら「優しい…」
528 = 153 :
まどか「その後すぐに普段の表情に戻っちゃったんだけどね」
ほむら「…」
まどか「あの時から私は、ほむらちゃんは良い人だって」
まどか「優しい女の子なんだって思うようになってね?」
まどか「ずっと仲良くしたいって思ってたんだ」
ほむら「まどか…!」
まどか「だから今はそれが叶って、とっても嬉しいんだ!」
529 :
まどまど
530 = 153 :
まどか「私も…まさか初恋の相手が女の子だなんて今でもびっくりしてるけど…」
まどか「気が付いたら好きになってたんだもん…」
まどか「だから、後悔なんてないよ!」
まどか「本当に嬉しいから!」
ほむら「まどか…私も…」
ほむら「私も…本当に嬉しい…」
ほむら「嬉しいよ…!」
531 = 153 :
ほむら「だって…まどかの恋人になるどころか…」
ほむら「まどかと仲良くすることでさえ…私にとっては…」
ほむら「夢のまた夢なんだから…」
まどか「えっ?」
ほむら「…」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「私は…」
まどか「…」
532 = 299 :
レズしか居ないのか
533 :
だがそれがいい
534 = 171 :
>>532
マミさんは彼氏がどうこう言ってたぞ
535 = 153 :
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「まどか…」
まどか「ほむらちゃんが良ければで良いんだけどね?」
ほむら「…」
まどか「その…よかったら話してくれないかな…?」
まどか「ほむらちゃんのことを…!」
ほむら「…」
まどか「何で私なんかをいっつも助けてくれるのかな…?」
536 = 153 :
まどか「何で私を好きになってくれたのかな…?」
ほむら「…」
まどか「あっ、嫌なら言わなくてもいいんだよ?」
ほむら「…ううん、話すよ」
まどか「ほむらちゃん…」
ほむら「まどか…私はずっと本当の気持ちをあなたに伝えたかった…」
ほむら「でも…伝わるわけないって思ってたの…」
537 = 157 :
>>534
だがちょっと待って欲しい
あれはまどかに対して言ったのではないか
538 = 153 :
まどか「ほむらちゃん…?」
ほむら「だって…だって私は…っ!」
ほむら「あなたとは違う時間を生きてるんだもの…」
まどか「…えっ?」
ほむら「まどか…!」
まどか「ほ、ほむらちゃん」
ほむら「…私ね?未来から来たんだよ…」
まどか「!?」
539 = 153 :
まどか「それって…どういう…」
ほむら「何度も…何度もまどかと出会って…」
まどか「えっ?」
ほむら「それと同じだけ…あなたが…っ」
ほむら「まどかが…死ぬところを見てきたの…」
まどか「え?え?」
ほむら「どうすればあなたを救えるか…」
540 :
ほむほむ
541 = 153 :
ほむら「その答えだけを探して…何度も何度もやり直して…」
まどか「ほむらちゃん…?」
ほむら「ごめんね…わけわかんないよね…」
まどか「…」
ほむら「気持ち悪いよね…」
まどか「…そんなこと…ないよ」
ほむら「えっ?」
まどか「そんなことないよ!」
542 = 171 :
やはりほむほむもいいな
543 = 153 :
まどか「ちょっと…難しくてわからないとこもあったけど…」
ほむら「…」
まどか「ほむらちゃんが…私を助けるために何度も何度も…」
まどか「私のために頑張ってくれてたって…」
まどか「それだけはちゃんとわかったよ!」
ほむら「まどかぁ…!」
まどか「ほむらちゃん…もっと詳しく…教えてくれないかな…?」
まどか「私だけ何も知らないで、ほむらちゃんだけ苦しむなんて嫌だから…!」
ほむら「…うん、話すね…」
544 = 153 :
まどか「…そっか」
まどか「ほむらちゃんは時間を巻き戻せて、何度も何度も繰り返してきたんだね?」
ほむら「…うん」
まどか「私って…最初はほむらちゃんの魔法少女の先輩だったんだ」
ほむら「まどかは…命の恩人だから…」
まどか「てぃひひ…ちょっと嬉しいかも」
545 = 153 :
まどか「私も誰かの…それも、ほむらちゃんの役に立ててたんだね?」
まどか「魔法少女になればの話だけど…」
ほむら「まどか…契約しちゃ駄目…」
まどか「うん、わかってるよ」
まどか「ほむらちゃんの話を聞いて…契約しちゃいけないって改めてそう思ったから…」
まどか「それに、マミさんもそう言ってたし…」
546 = 153 :
ほむら「そう…よかった…」
まどか「…でも、そのワルプルギスの夜に…その…」
ほむら「…今度こそ勝ってみせる!」
まどか「ほむらちゃん一人で…?」
ほむら「それは…佐倉杏子に共闘を頼むつもりよ」
まどか「…マミさんは?」
ほむら「…っ」
547 = 153 :
まどか「マミさんとは…仲良くできないの?」
ほむら「それは…っ」
まどか「最初の頃は…私とマミさんとほむらちゃんの3人で戦ってたんでしょ?」
ほむら「…そうよ」
まどか「なら…マミさんと仲良くできた時もあったんだから!」
まどか「今回だって…!」
ほむら「…」
549 = 153 :
まどか「ほむらちゃん…!」
ほむら「…私だって…本当は…」
ほむら「巴マミとは敵対したくないよ…」
まどか「なら…」
ほむら「巴マミ…ううん、巴さんもまどかと同じくらい私を助けてくれた…」
ほむら「最初の頃は…!」
ほむら「でも…途中からおかしくなったの…」
550 = 153 :
ほむら「私はインキュベーターをまどかから遠ざけるために何度も攻撃したわ」
ほむら「でも、巴マミはインキュベーターを信用しきってるのよ!」
ほむら「騙されてるのに!」
まどか「それは…ほむらちゃんの言う通りなら…キュウべえは…」
まどか「みんなを騙してることになるけど…」
ほむら「だから…毎回敵対してしまうの…」
ほむら「本当は嫌なのに…!」
みんなの評価 : ★★★×4
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