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    元スレ花子「きらいじゃないし」楓「でいばいでい、なの」

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    151 = 131 :

    シェーン

    152 = 1 :

    花子「じゃあ、洗うから」ドキドキ

    「はぁーい……あっ!」

    花子「えっなに!?」ビクッ

    「しゃ……シャンプーハット、忘れちゃったの……」

    花子「シャンプーハット?」

    「……」コクン

    花子「え、どーしよ……うちには今もうないし……やっぱ、使わないと怖い?」

    「うん……」

    花子「ぅー……じゃあじゃあ、花子がお隣から取ってこようか?」

    「だ、だめなのっ。花子ちゃん風邪ひいちゃうの」

    花子「でも……」

    「……楓、がまんするの」

    花子「か、楓?」

    「こわいけど、がまんするから……花子ちゃん、やさしくしてね?」ウルッ

    花子「」ズギューーーーーーーーーーン

    153 = 34 :

    花子の心を撃ち抜いちゃった
    これは花子じゃなくても撃ち抜かれるわ

    154 = 1 :

    「」チョコン

    花子「じゃ、じゃあ……やる、し。目、ちゃんとつむっといて」ガクガクブルブル

    「んっ」ギュッ

    花子「……」ソーッ

    ワシッ

    「っ」ピクンッ

    花子「ッ」ビクゥッ

    「……」

    花子「だだだ大丈夫楓!? しみてない!?」アタフタ

    「ま、まだ平気なの。動かして?」

    花子「りょ、了解だし……」

    ワシ...ワシワシ...ワシ...

    156 = 1 :

    花子「……」ワシワシワシワシ

    「……」アワアワアワアワ

    花子「(な、なにか言った方がいいのかな……? でもなにを……)」

    花子「(こういう場合は、えーっと、んっと……)」

    花子「!」

    花子「お、お客さん! どこかかゆい所はありませんか?」

    「えっ?」パチッ

    花子「な、なんでもないしっ!」アセッ

    花子「(あああ花子のバカ! お話すんのへたっぴ!)」

    花子「(クラスの友達とは普通に話せるのに……どうしてよりにもよって大好きな楓にだけこんな……)」

    花子「……はあぁ……」

    「……、ッ、た、いたっ!?」

    花子「楓!?」

    160 = 1 :

    「花子ちゃん、め、あけちゃった……いたい……っ」グスッ

    花子「あ、ぇ、ど、どうして開けたの!?」

    「……花子ちゃんが話しかけてきたから、答えなきゃって……」グスン

    花子「うええ花子のせいだった!? ごご、ごめん楓、大丈夫っ!?」

    「ん……だ、だいじょうっ、ッ、ぁう……ふぇ゛」エグエグ

    花子「ぁ、わ、っ……あわ! あわ流さないと! 楓、お湯お湯!」ジャバババババ

    「んっ……見えない。め、あけられないの……」グシュグシュ

    花子「そ、そっか、ごめん! はい、花子がすくってあげるから、顔パシャパシャして!」スッ

    「うん……ありがとなの、花子ちゃん」パシャパシャ

    花子「……」ハラハラ

    「……ん……もう、だいじょうぶなの」グシグシ

    花子「ほ、ほんとに? 目、痛くない?」

    「うん。花子ちゃんがお湯くれたから平気、なの」ニヘ

    花子「ぁ……ごめんね楓、花子のせいで……」

    「気にしないーのっ」ニッコリ

    162 = 1 :

    花子「じゃあ流すから。今度こそちゃんと目ーつむってて」

    「はーいなの」ギュッ

    ザパー

    「きゃー♪」

    花子「はいおしまい。お風呂入っていーよ」

    「うん。お先になの、花子ちゃん」

    チャポン

    「ほわぁぁぁ……♪」

    花子「ぷっ。楓、おじさんみたいだし」クスクス

    「むっ、ひどいの花子ちゃん。楓は花もはじらうおとめなの!」プンスカ

    花子「だってほんとのことだしー♪」

    「むぅ……」プクー

    165 = 34 :

    この楓、カワイイな

    166 = 34 :

    167 = 1 :

    花子「~♪」ワシワシアワアワ

    「……」ジー

    花子「ん……? なに楓、花子の顔になんかついてる? 泡?」

    「あ、ううん。花子ちゃん、やっぱり髪が長いなーって思ってたの」

    花子「髪?」

    「なの。長いし、とってもきれい」

    花子「そッ……そりゃあ、毎日ちゃんとケアしてるから当たり前だしっ」テレテレ

    「……さわってもいーい?」

    花子「ぅえっ!? ………………か、勝手にすれば?」ツーンッ

    「ありがとー♪」

    サワッ

    花子「んっ……にゃあ……」ソワソワ

    170 = 1 :

    「すごーい、ふわふわでつやつやですべすべなの」サワーリサワーリ

    花子「にゃー……ぅう、なんかゾワゾワするし……」

    「あ、ごめんね花子ちゃん。楓のことは気にしないで髪洗っていいの」サワサワ

    花子「だ、だったら、ぅひッ、髪さわんのやめてほしーし……」

    「楓のことは気にしないでいいの」ニッコリ

    花子「……」ワシワシアワアワ

    ……

    花子「よい、しょっと」

    ザパー

    花子「っぷう……あとは、髪をしぼってしばって……」テキパキテキパキ

    花子「はあ、やっとお風呂入れる……楓、どっちかによけて」

    「はぁい」サッ

    171 = 1 :

    チャポン

    花子「はー……きもちーし♪」

    「花子ちゃん、毎日こんなに時間かかってるの?」

    花子「まーね。髪が長いと仕方ないし」

    「切ろうとは思わないの?」

    花子「え? べつに……あ、か、楓は、短い方が好き……だったり、する?」

    「ううん。楓、花子ちゃんの長い髪大好きっ」ニパッ

    花子「」ズギュゥゥゥーン!

    花子「……は、花子も。好き。だし」

    「え?」

    花子「花子も、楓……の、髪、好き。今のが」

    「ほんとっ? ありがとなの花子ちゃん。この髪型、おねえちゃんとおそろいで気に入ってるんだぁ」

    花子「……ヘー」

    花子「(ひま姉ちゃん……やっぱりうらやましいし)」ジェラッ

    172 = 1 :

    ~リビング~

    花子「んぐっ、んぐっ、んぐっ」ゴキュゴキュ

    「んくっ、んくっ、んくっ」クピクピ

    「「ぷはーーーっ!」」

    花子「やっぱりお風呂上りは牛乳だし!」フィー

    「楓はおうちではコーヒー牛乳飲んでるの」

    花子「そんなもんうちにはないし!」

    「え~、おいしいの……に……」ジッ

    花子「? 楓、どうかした?」ハテ

    「……ううん。そっか、花子ちゃんも上のお姉ちゃんたちとおなじで……」ポソッ

    花子「あ!?」ビキッ

    「あっ、ごめんなさいなの! そうだよね、まだまだこれからだよね!」

    花子「くぅう~……好き勝手に言ってくれるし……」ワナワナ

    花子「いいもんいいもん、櫻子だって言ってたもん!」

    花子「貧乳は……ステータス? だって!」

    173 = 1 :

    「」

    花子「」フンス

    「……………………………………………………」

    「花子ちゃん」

    花子「?」

    「座って」

    花子「は?」

    「座って」

    花子「え……いや、もう座ってるし……?」

    「正座! はやく!」

    花子「は、はひっ!?」ババッ

    「……」

    花子「か、楓……?」

    「――」スゥーッ...

    174 :

    支援幽閉

    175 = 93 :

    176 = 1 :

    ――楓の口から語られたのは、花子にとって衝撃的としか言い様のない事柄であった。

    その趣旨を要約するならば、それは『ちっぱいは恥』ということだ。

    ステータスだなどと誇るのは言語道断。

    ちっぱいは恥であり、悪である。故にちっぱいは社会から淘汰されて然るべき欠点だとも楓は説いた。

    当然ながら、花子はその内容にひどく動揺した。

    しかし、楓はこう続ける。

    『だが、それがいい』と。

    つまり、ちっぱいの本質を理解した上でそれを背負い苦悩し続けろと、その様が良いのだと、楓は力強く語った。

    欠陥を庇い恥じらう慎み深い姿にこそ、侘び寂びがあるのだ。

    それは既に完成されたおっぱいには出来ない、許されざる存在であるちっぱいにのみ許された芸当なのだ。

    『ちっぱいは恥。だから恥じらえ』

    楓の言葉を受け止め、花子は人目も憚らず、されど静かに涙した――

    177 = 1 :

    「ふぅ……いっぱいしゃべったら疲れちゃったの。花子ちゃんのお部屋、いこ?」

    花子「ぅ……ぇぐ、ぐしゅっ……うん、うん……!」

    179 = 125 :

    180 = 1 :

    ~花子の部屋~

    「わぁい、花子ちゃんのお部屋ー」トテテ

    テテテテ...ポフン

    花子「楓?」

    「おふとんー……花子ちゃんのにおいがするのー……」ウトウト

    花子「……楓、ひょっとして眠い?」

    「んーん……まだねむくないのー……花子ちゃんとお話するのー……」フラフラ

    花子「ちょ、あぶないし、座って座って」グイッ

    「ん~……」ポフッ

    花子「……楓、お布団はいろっか?」

    「えー……やなの、もっとお話するのぉ……」イヤイヤ

    花子「お話ならベッドの中でも出来るし。ね?」

    「……うん……」コクン

    181 :

    花王に見えた俺は末期

    182 = 1 :

    花子「じゃあ電気消すし」

    「ん……」

    カチカチッ

    花子「よいしょっと……」モゾモゾ

    モフン

    花子「ふぅ……」

    「……」

    花子「……楓?」

    「すぅ……すぅ……」

    花子「って、もう寝てるし……」

    「んっ……むにゃ……」

    花子「ま、かなりテンション高かったから疲れたんだろーけど……」

    花子「……なんかなぁ」ゴロンッ

    183 = 1 :

    花子「……」

    花子「(今日は、楽しかったな)」

    花子「(今までで一番、楓と遊べたし)」

    花子「(話せたし)」

    花子「(一緒に居られた)」

    花子「(こうゆうの、すっごい久しぶりだったから、うまく出来てたかわかんないけど)」

    花子「(楓は笑ってくれてたし、大丈夫……かな?)」

    花子「……」

    花子「(本当に?)」

    花子「(このままで終わらせて、いいのかな)」

    花子「(結局、楓になにも伝えられてないし)」

    花子「(花子が楓をどう想ってるか、きっと、ちっとも、伝わってない)」

    花子「(そんなままで終わるなんて……)」

    花子「……」

    花子「(やだ)」

    184 :

    ええなぁ

    185 = 13 :

    起きた
    続いてた
    支援

    186 :

    ええど…ええど…

    187 = 34 :

    188 = 34 :

    189 = 93 :

    190 = 125 :

    あげ

    191 = 1 :

    花子「……」

    花子「…………」

    花子「………………」

    花子「楓」

    花子「花子は……」

    花子「花子は、ね」

    花子「……っ」

    花子「楓のことが」

    花子「好――」

    花子「――」

    花子「――き」

    花子「き、」

    花子「~~~っ」



    花子「きらいじゃないし!!!」

    192 = 1 :




    「うんっ。楓も大好きだよ、花子ちゃん♪」



    花子「」

    193 :

    ふおお

    194 = 13 :

    キマシタワー

    195 = 1 :

    「えへへ、花子ちゃーん♪」ムギュッ

    花子「」パクパク

    「んー♪ 花子ちゃんあったかいの」スリスリ

    花子「な、な、な」

    「? 花子ちゃん?」

    花子「な、んで……楓、起きて……!?」

    「お話するって言ったの。それに、話しかけてくれたのは花子ちゃんの方なの」

    花子「そ、それはそうだけど!? で、でも今まで寝てたし!」

    「枕が変わると眠れないの」

    花子「初耳だし!!!」

    197 = 7 :

    この楓とこの花子がすごくすごくかわいい

    198 = 13 :

    花子ちゃんと楓ちゃんが可愛すぎて朝が清々しい

    199 = 1 :

    花子「だだだ、だいたい! なに、なにさっきの!?」

    「?」

    花子「だ、大好きって!」

    「うん、楓も大好きなの♪」ニコッ

    花子「ッ……か、か、か、楓……も……って!」

    「? うん、楓も、だよ?」

    花子「は、花子はきらいじゃないって言っただけだし! 大好きなんて……言って! ない!! し!!!」

    「言ったの」

    花子「言ってないし!」

    「言ったの」

    花子「言ってないし!」

    「言ってないの」

    花子「言ったし!」

    「だよねー、なの♪」

    花子「あああああああああああああああああ!!!」

    200 = 13 :

    ニヤニヤ


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