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元スレマミ「まぐロ・フィナーレ!」
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──上条恭介の病室
恭介「治らないんだよこの腕は!奇跡でもない限り……!」
さやか「あるよ……奇跡も魔法もあるんだよ!」
──マミの家
マミ「美樹さん、遅いわね」モグモグ
まどか「さやかちゃん、幼なじみ……上条くんのお見舞いに行ってるから」パクパク
ほむら「そう……このお菓子おいしいわね、何これ?」
マミ「ああ、それはこの前仕留めた魔女の肉よ」
ほむら「ぶっ!?あ、あなた……なんて物を……!」ワナワナ
マミ「え?え?てっきり知っているものかと……。」
QB「やれやれ……なんで君達人間は物事の本質に拘るんだい?さっきまでおいしく食べていたじゃないか」ガツガツ
恭介「治らないんだよこの腕は!奇跡でもない限り……!」
さやか「あるよ……奇跡も魔法もあるんだよ!」
──マミの家
マミ「美樹さん、遅いわね」モグモグ
まどか「さやかちゃん、幼なじみ……上条くんのお見舞いに行ってるから」パクパク
ほむら「そう……このお菓子おいしいわね、何これ?」
マミ「ああ、それはこの前仕留めた魔女の肉よ」
ほむら「ぶっ!?あ、あなた……なんて物を……!」ワナワナ
マミ「え?え?てっきり知っているものかと……。」
QB「やれやれ……なんで君達人間は物事の本質に拘るんだい?さっきまでおいしく食べていたじゃないか」ガツガツ
ピンポーン
マミ「あ……美樹さんかしら」ガチャ
さやか「おじゃまします……。」
マミ「ど……どうしたの美樹さん?思いつめた表情をして……。」
さやか「……キュゥべえ、私を魔法少女にして」
ほむら「!?」
マミ「美樹さん、どうしたの!?」
QB「君がいいなら僕は構わない。君の願いは魂を捧げるに値するかい?」
さやか「もちろん、あたしの願いは──」
ほむら「待ちなさい美樹さやか。魔法少女になるということは……死と隣り合わせの戦いを一生続けることになるのよ。軽率な真似はよして」
さやか「うるさいな……黙っててよ」
まどか「さやかちゃん!せめて理由くらい……理由くらい相談してよ!」
さやか「……恭介の腕、もう治らないって……でもあたし、何も出来ないから……これしか……!」
まどか「……違うよ!」
マミ「あ……美樹さんかしら」ガチャ
さやか「おじゃまします……。」
マミ「ど……どうしたの美樹さん?思いつめた表情をして……。」
さやか「……キュゥべえ、私を魔法少女にして」
ほむら「!?」
マミ「美樹さん、どうしたの!?」
QB「君がいいなら僕は構わない。君の願いは魂を捧げるに値するかい?」
さやか「もちろん、あたしの願いは──」
ほむら「待ちなさい美樹さやか。魔法少女になるということは……死と隣り合わせの戦いを一生続けることになるのよ。軽率な真似はよして」
さやか「うるさいな……黙っててよ」
まどか「さやかちゃん!せめて理由くらい……理由くらい相談してよ!」
さやか「……恭介の腕、もう治らないって……でもあたし、何も出来ないから……これしか……!」
まどか「……違うよ!」
>>54
あれはマスなのに・・・
あれはマスなのに・・・
さやか「違う?あんたに何がわかるのよ!私はそばにいてもなにも恭介の力になってやれない、ただの賑やかし……刺身のツマみたいな人間なんだよ……!」
まどか「違う……!それに、刺身のツマは……ただの賑やかしなんかじゃないよ!マミさん……ちょっと台所借りていいですか」
マミ「……ええ」
ほむら「(まどか……いったい何を?)」
まどか「……。」クルクル
マミ「(綺麗な桂むき……腕を上げたわね、鹿目さん)」
ザク、ザク、ザク……ポン!クルクル……。
まどか「さあ……これを食べて」
さやか「食べてって……大根とシソの実をノリで巻いただけじゃない!」
まどか「いいから」
さやか「……くっ!」シャグッ
まどか「……。」
さやか「え……美味しい!?」
まどか「違う……!それに、刺身のツマは……ただの賑やかしなんかじゃないよ!マミさん……ちょっと台所借りていいですか」
マミ「……ええ」
ほむら「(まどか……いったい何を?)」
まどか「……。」クルクル
マミ「(綺麗な桂むき……腕を上げたわね、鹿目さん)」
ザク、ザク、ザク……ポン!クルクル……。
まどか「さあ……これを食べて」
さやか「食べてって……大根とシソの実をノリで巻いただけじゃない!」
まどか「いいから」
さやか「……くっ!」シャグッ
まどか「……。」
さやか「え……美味しい!?」
さやか「大根の歯ごたえが……凄くシャキシャキしてる!それにシソの実も凄く香りが立ってて……いったい、どんな凄い材料を使ったの!?」
まどか「……材料は変わらないよ。どこに行っても出てくるような値段の大根とシソの実」
さやか「でもこんなに美味しいのは……?」
まどか「大根は繊維に沿って斬ることで、食感が段違いになる。そしてシソの実は食べる前にポン、と叩くことで、香りが立つんだよ」
さやか「……少しの工夫だけで、こんなに美味しく……。」
まどか「……今さやかちゃんに食べさせたのは、『刺身のツマ』だよ。さやかちゃんは刺身のツマのこと、ただの賑やかしっていったけど……刺身のツマだって工夫すればおいしくなれるんだよ!」
さやか「まどか……。」
まどか「だから……何も出来ないわけないんだよ。刺身のツマは……刺身を引き立てられるんだよ」
さやか「まどか……!」ウルッ
まどか「……材料は変わらないよ。どこに行っても出てくるような値段の大根とシソの実」
さやか「でもこんなに美味しいのは……?」
まどか「大根は繊維に沿って斬ることで、食感が段違いになる。そしてシソの実は食べる前にポン、と叩くことで、香りが立つんだよ」
さやか「……少しの工夫だけで、こんなに美味しく……。」
まどか「……今さやかちゃんに食べさせたのは、『刺身のツマ』だよ。さやかちゃんは刺身のツマのこと、ただの賑やかしっていったけど……刺身のツマだって工夫すればおいしくなれるんだよ!」
さやか「まどか……。」
まどか「だから……何も出来ないわけないんだよ。刺身のツマは……刺身を引き立てられるんだよ」
さやか「まどか……!」ウルッ
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r':::o::::::.:::::::。::.`ヽ,
/ o=-‐…‐- ::::::::{
,. -┴ァ' `ヽ┴- 、
{ : ,. -{ _ノ-'、 }
\ / \l V /
} li{ _━ ━_ }i {
{ __入'、::) ‘,.‐、 (:::ノ入__ } ええ話やないか
ヽ:。≧=-{;::::ヽo:ノ こんないい娘達を襲う奴らは最低やで
八::o:::介、:::ミ<\
//:::T´:| ヾ::::::ヽ.\
,.、_∠._/::::/'ー^ー'´Y:::::l、 \
<:;:::::::::::::::::::シしー--―J~' ∨''⊃
r':::o::::::.:::::::。::.`ヽ,
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ヽ:。≧=-{;::::ヽo:ノ こんないい娘達を襲う奴らは最低やで
八::o:::介、:::ミ<\
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マミ「……美樹さん、これを持っていきなさい」
さやか「これ……お寿司?」
マミ「入院しているその子に食べさせてあげて。このお寿司は──」
さやか「──あ……ありがとうございます!」
ほむら「(まどかも巴マミも何かしているし、私も何かしないと駄目かしら……。)」キョロキョロ
ほむら「が、ガブリチュウ……。」
美樹「て、転校生……気持ちだけで十分だよ。それじゃ……もう一回行ってきます!」ガチャ
QB「やれやれ、結局契約しないのか……それおくれよ、暁美ほむら」
ほむら「上手くいくかしら……。」ポイッ
QB「さぁ?」モグモグ
さやか「これ……お寿司?」
マミ「入院しているその子に食べさせてあげて。このお寿司は──」
さやか「──あ……ありがとうございます!」
ほむら「(まどかも巴マミも何かしているし、私も何かしないと駄目かしら……。)」キョロキョロ
ほむら「が、ガブリチュウ……。」
美樹「て、転校生……気持ちだけで十分だよ。それじゃ……もう一回行ってきます!」ガチャ
QB「やれやれ、結局契約しないのか……それおくれよ、暁美ほむら」
ほむら「上手くいくかしら……。」ポイッ
QB「さぁ?」モグモグ
──上条恭介の病室
ガラガラガラ
さやか「……恭介」
上条「あ……さやか」
さやか「……さっきはごめんね」
上条「……うん」
さやか「あの……お見舞い、持ってきたんだ、これ」
上条「これは……?」パカ
さやか「お寿司だよ」
上条「わぁ……!」
ガラガラガラ
さやか「……恭介」
上条「あ……さやか」
さやか「……さっきはごめんね」
上条「……うん」
さやか「あの……お見舞い、持ってきたんだ、これ」
上条「これは……?」パカ
さやか「お寿司だよ」
上条「わぁ……!」
カジキマグロに「命を使いきってこそ生き様!悔い無しと笑ってこそ死に様!まだ何か出来るはずです」って説得される展開はあるの?
上条「すごいや……お寿司なんて久しぶりだ」
さやか「……食べて見て」
上条「うん、じゃあ……これから」パクッ
上条「ん、これは大トロ……美味しい!他はなんだろう?見たことないお寿司ばっかりだ!」パクッ
上条「これはトロだけど……トロのヅケ!?聞いたことないけど……美味しい!これは……?」パクッ
上条「マグロのステーキ!それも……もしかして、トロ!?美味しい……はっ!」
さやか「ふふ……気づいた?」
上条「これって……全部マグロの……それもトロ?」
さやか「そうだよ」
さやか「……食べて見て」
上条「うん、じゃあ……これから」パクッ
上条「ん、これは大トロ……美味しい!他はなんだろう?見たことないお寿司ばっかりだ!」パクッ
上条「これはトロだけど……トロのヅケ!?聞いたことないけど……美味しい!これは……?」パクッ
上条「マグロのステーキ!それも……もしかして、トロ!?美味しい……はっ!」
さやか「ふふ……気づいた?」
上条「これって……全部マグロの……それもトロ?」
さやか「そうだよ」
>>221
師匠…
師匠…
上条「でも、なんでそんなお寿司を……?」
さやか「……このお寿司はね、一匹の畜養マグロ……つまり、養殖のマグロから全部作られてるの」
上条「養殖のマグロ……?」
さやか「養殖のマグロは狭いスペースで育てられるから運動不足になって……身がトロしかできない。でもトロだけでも工夫次第で……こんなに沢山のお寿司ができるんだよ」
上条「すごい……。」
さやか「今の恭介は畜養マグロと同じ……狭いスペースに押し込められて、自分のやりたいこともできない。でも……今のままでも出来ることはあるはずだよ」
上条「僕に、出来ること……。」
さやか「それを見つけるまで……見つけてからも、あたしが側で協力するからさ……刺身のツマになって」
上条「刺身のツマ?それってどういう……。」
さやか「だ、だから……恭介がお刺身だったらあたしがツマで、隣にいて……って……ああもう!私を恭介のツマにして!」
恭介「ええええぇーっ!?」
さやか「……このお寿司はね、一匹の畜養マグロ……つまり、養殖のマグロから全部作られてるの」
上条「養殖のマグロ……?」
さやか「養殖のマグロは狭いスペースで育てられるから運動不足になって……身がトロしかできない。でもトロだけでも工夫次第で……こんなに沢山のお寿司ができるんだよ」
上条「すごい……。」
さやか「今の恭介は畜養マグロと同じ……狭いスペースに押し込められて、自分のやりたいこともできない。でも……今のままでも出来ることはあるはずだよ」
上条「僕に、出来ること……。」
さやか「それを見つけるまで……見つけてからも、あたしが側で協力するからさ……刺身のツマになって」
上条「刺身のツマ?それってどういう……。」
さやか「だ、だから……恭介がお刺身だったらあたしがツマで、隣にいて……って……ああもう!私を恭介のツマにして!」
恭介「ええええぇーっ!?」
──翌日
さやか「私たち、お付き合いすることになっちゃいました」
まどか「ええええぇーっ!?」
さやか「まどか、あの時励ましてくれてありがとう」
まどか「う、ううん……頑張ったのはさやかちゃんだよ!」
さやか「マミさんも……あのお寿司のおかげで、気持ちが通じました」
マミ「よかったわね……美樹さん」
ほむら「……。」ポツーン
さやか「て、転校生もありがとうね!」
ほむら「……私は何もしていないわ」
さやか「えっと、ほら……私が早まって契約しようとしたとき、止めてくれたじゃん」
ほむら「……礼には及ばないわ」
QB「やれやれ、さやかは契約するまでもなく願いを叶えてしまったね」モグモグ
さやか「ほ、本当は違うんだけどね……。」
さやか「私たち、お付き合いすることになっちゃいました」
まどか「ええええぇーっ!?」
さやか「まどか、あの時励ましてくれてありがとう」
まどか「う、ううん……頑張ったのはさやかちゃんだよ!」
さやか「マミさんも……あのお寿司のおかげで、気持ちが通じました」
マミ「よかったわね……美樹さん」
ほむら「……。」ポツーン
さやか「て、転校生もありがとうね!」
ほむら「……私は何もしていないわ」
さやか「えっと、ほら……私が早まって契約しようとしたとき、止めてくれたじゃん」
ほむら「……礼には及ばないわ」
QB「やれやれ、さやかは契約するまでもなく願いを叶えてしまったね」モグモグ
さやか「ほ、本当は違うんだけどね……。」
マミさんのおかげで未だかつてない幸せな世界になったよ!
すごい!可愛い!天使!女神!可愛い!
すごい!可愛い!天使!女神!可愛い!
──数日後
ほむら「巴マミ、そろそろ話しておきたいことがあるのだけど……。」
マミ「なに?話って」
ほむら「もうすぐこの町に……ワルプルギスの夜が来るわ」
マミ「ワルプルギスの夜……ですって!?」
ほむら「ええ。ワルプルギスの夜を倒すため……あなたには協力してほしいのだけれど」
マミ「言われるまでもないわ!ワルプルギスの夜が通れば、町に天災が起きる。天災が起きれば船も出せず、漁獲量も減る……なんとしても止めるわよ!」
ほむら「……え、えぇ」
ほむら「巴マミ、そろそろ話しておきたいことがあるのだけど……。」
マミ「なに?話って」
ほむら「もうすぐこの町に……ワルプルギスの夜が来るわ」
マミ「ワルプルギスの夜……ですって!?」
ほむら「ええ。ワルプルギスの夜を倒すため……あなたには協力してほしいのだけれど」
マミ「言われるまでもないわ!ワルプルギスの夜が通れば、町に天災が起きる。天災が起きれば船も出せず、漁獲量も減る……なんとしても止めるわよ!」
ほむら「……え、えぇ」
──隣町
ほむら「こんな所に来て……どうするの?」
マミ「ここには魔法少女の知り合いがいるの……協力をお願いするのよ」
ボトッ!ビチビチビチビチ……!
ほむら「な、なんでマグロを……!」
マミ「まあ待ってなさい」
ドドドドド……!
杏子「でかいマグロだ!いただき!」ガッシ
ほむら「!?」
マミ「ほら来た」
杏子「あ……え!?」
マミ「久しぶりね。元気だった?」
ほむら「こんな所に来て……どうするの?」
マミ「ここには魔法少女の知り合いがいるの……協力をお願いするのよ」
ボトッ!ビチビチビチビチ……!
ほむら「な、なんでマグロを……!」
マミ「まあ待ってなさい」
ドドドドド……!
杏子「でかいマグロだ!いただき!」ガッシ
ほむら「!?」
マミ「ほら来た」
杏子「あ……え!?」
マミ「久しぶりね。元気だった?」
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