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    元スレ雪歩「765プロが倒産してもう二年半ですぅ……」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - アイドルマスター + - 倒産 + - 水曜どうでしょう + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 84 :

    狂ってやがる、遅すぎたんだ…

    103 = 46 :

    >>102
    うわあああ

    104 = 23 :

    今まで隙あらば昼寝してたツケが回ってきたのか・・・

    105 = 2 :

    予想以上に美希もズタズタだな…

    106 :

    千早編で墓に現れた時は人知れず自殺して地縛霊になったのかと思った

    107 = 36 :

    死んだよりはマシ・・・
    なのだろうか・・・?

    108 = 1 :

    「なんなの……」
    美希ちゃんがまるで幽霊のように頭をぐらんとこちらへ回します。

    「……!」
    真ちゃんは一歩、後ずさりしました。
    無理やり、笑顔を作って美希ちゃんに優しく語りかけます。

    「ほら、僕だよ。真だよ。三年も会ってないから忘れちゃった?」
    「……」
    美希ちゃんの表情は変わりません。目はうつろで虚空を仰いでいました。

    「ホラ、今度は怒らないから、真ク~ンって抱きついてきなよ」
    「……」

    美希ちゃんの口が、パカリと開きました。
    まるで機械みたいに、感情のこもってない声で言いました。

    「……キミ、ダレ?」
    「えっ……」

    不意に頭にある思いがよぎりました。
    私たちは、765プロが倒産してから、ただその思い出だけでここまで頑張ってこれました。
    だけど、だけどもし、それがスッポリと抜け落ちてしまっていたとするなら……。どうなっちゃうんだろう……。

    109 = 71 :

    この美希ってPと付き合ってたんだっけ?

    110 = 46 :

    激太りとかだったら・・・

    いや、なんだ・・

    111 = 36 :

    記憶までも失ってしまったのか・・・?

    113 = 55 :

    ハニー(俺)との約束を果たすためにハリウッドでナンバーワン目指してるんだと勝手に思ってました
    そんな時も…ありました……

    114 = 46 :

    あずささんと同じ状態かと思ったが・・・・・

    ・・・・現実を受け入れられないのか

    115 = 36 :

    P降りてこい

    116 = 95 :

    完全に訳注だろ

    117 = 71 :

    この状態じゃメリケンDQNに飼われてる可能性が…

    118 = 1 :

    「誰ってやだなぁ……。冗談キツいよ……」
    真ちゃんはなるべく平静を装うように、美希ちゃんに話しかけようとします。
    ちょっとだけ、声が震えていました。

    「ホラ、一緒にステージで歌っただろ?結婚式の撮影でボクがタキシード着て美希がドレス着て……」
    「……知らないの」

    美希ちゃんのクマに覆われた瞳は、完全に輝きを失っていました。

    私は、真ちゃんの背中に隠れたまま、やっと美希ちゃんに話しかけました。
    「あ、あの。美希ちゃん私のことは覚えてる?」
    「……覚えてないの」

    「ど、どういうこと……?」
    私は、無意識に言葉が漏れました。

    「全生活史健忘、いわゆる記憶喪失だよ」
    「えっ……」
    突然、後ろから日本語が聞こえました。
    振り返ると、黒いスーツを着た、ちょっと怖そうな男の人が立っていました。
    美希ちゃんを知ってるこの人、一体だれだろ……?

    119 = 68 :

    961社長キター?

    120 = 90 :

    961…お前…

    121 = 46 :

    真が去ってゆく美希の袖を掴んだ拍子に
    無数の注射の痕がある美希の腕が見えて・・・じゃなければ桶

    961氏?それとも765前社長?

    122 = 1 :

    「あ……!」
    美希ちゃんの声に急に感情が篭りました。

    「待ってたの~!」
    さっきとは打って変わって、明るい美希ちゃんに変わりました。
    そのスーツの男の人の腕に抱きつきました。

    「あぁ、元々極度のストレスによる解離の兆候があったんだが、あまりに眠れないってんで強めの睡眠薬をやったんだよ
    それでちょっとバカになっちまったらしい」

    ……!
    「ひ、ひど……」
    そう言いかけた私の背後から、明るい大声が聞こえました。私はビクッと肩を震わせます。

    「いや~!全力でぶっ飛ばしてやっとついた……」
    響ちゃんでした。その人を顔を見るなり、急に険しくなります。
    「お、お前は……!」
    「よぉ」
    響ちゃんに向かって、気だるそうに片手をあげます。

    123 = 34 :

    まさか

    124 = 46 :

    なんだっけ?ジュピタ^の奴か?

    美希薬中かよ

    125 = 2 :

    響と面識あるっていうと…

    127 = 1 :

    「ま、待ってください……響……」
    遅れて、息を切らして四条さんがお店へ入ってきました。
    はぁはぁと目を瞑り膝に手をついて、息を整えます。

    「……久しぶりだな貴音」
    「……!」

    四条さんが怯えたように顔をあげます。
    そして、その人を見て、唇を血が出るくらい噛みしめて、拳を強く握りました。

    四条さんが、こんなに感情をあらわにするなんて……。

    ひとつ、深く息を吸って、また四条さんは無表情に戻り、深くお辞儀をしました。

    「お久しぶりです、プロデューサー」
    えっ……
    この人が……961プロの四条さんの元プロデューサー……。
    四条さんを脅して961に無理やりスカウトして……。
    そして、私たちのプロデューサーへの嫌がらせを提案した……人だ……。

    128 :

    美希が暗黒面に…

    129 = 46 :

    ラスボス出現

    131 = 36 :

    そういえばこいつ貴音のペットの仇でもあったな

    132 = 71 :

    薬漬けのキメセク√になってしまったか…
    鬼畜だな

    133 = 42 :

    この男を生贄にPを蘇生させろ

    134 = 3 :

    >>131
    なるほど、だから響が怒ってるのか

    135 = 41 :

    またしても961か・・・本当に黒いヤツだぜ!

    136 = 71 :

    ゆきぽっぽ支援

    138 = 68 :

    いいか?
    俺の夜勤が終わるまで絶対に落とすんじゃねえぞ
    絶対ニダ!

    139 = 36 :

    一時間後にまたこのスレを見る時には
    状況がよくなってる事を祈る

    140 = 1 :

    私たちが全員集まった後に、ショッピングモールのハンバーガーショップの奥の席へと座りました。

    向かい側に961プロデューサーと美希ちゃんが座っています。
    「貴音、お前が突然引退したせいでこっちは大変だったよ」
    プカプカと煙草の煙を浮かべて、美希ちゃんの肩に腕を乗せて、天井を見上げました。

    「まぁお前はかなり無理を通したせいでゴシップ記事まみれだったからな。そろそろ使えなくなる頃かと思ってんだ。」
    そう言って、四条さんの方を見ようともせずに、口から煙を吐きました。
    四条さんは、無表情を保っていますが、テーブルの下から覗く手は、スカートをきつく握っています。

    「今回、美希には同じ轍を踏まないように心がけたよ」
    「……他のものには手を出さないと約束をしたハズですが」
    「お前が辞めた後だから、俺が誰をスカウトしようが勝手だろう」

    「ねぇ、この人たちダレ?」
    美希ちゃんは961のプロデューサーに問いかけます。
    「こいつらな、俺をイジメる悪いヤツらなんだよ」

    美希ちゃんが、こちらをキッと睨みつけます。
    「ふ~ん、ワルモノさんなんだね」

    ……本当に、全部忘れちゃったんだ。美希ちゃん。

    141 :

    あぁだからオーバーマスターなのか……

    142 = 46 :

    961に対して殺意を覚えた

    145 = 55 :

    ちょっとこいつ殺しにハリウッド行ってくる
    よりにもよって俺の美希に手を出しやがって…

    146 = 33 :

    この黒井は噛ませじゃなくてマジで黒いな……

    147 = 41 :

    メインヒロイン2人が底の底に落とされてるなぁ。
    これが1クオリティ!そこに痺r(ry

    148 = 95 :

    油断してるとまた危ないぞ

    149 = 1 :

    響ちゃんは、小さな唸り声をあげています。
    「お前……ウソつくし……動物捨てるし……悪いヤツさー!」

    響ちゃんの方を一瞥して、言いました。
    「才能が無いヤツは苦労するよなぁ。引退した後、違法ペットショップで臭い思いしなきゃならんなんてな」
    「……!」
    響ちゃんがギリッと歯を食いしばりました。今にも、その人に殴りかかそうな顔でした。

    「俺は星井美希の才能に目をつけた。
    だけど、日本はダメだ。日本では961に随分と悪評がついて回った。
    そこで俺はアメリカに渡ろうと思ったんだよ。こっちなら日本の噂なんて届かないからな」

    そう言って、美希ちゃんの頭をわしわしと撫でました。
    「ねぇねぇ、アレちょーだい」
    「あぁ」
    961プロデューサーは、銀のステンレスの入れ物から葉巻を一本とりだしました。
    美希ちゃんは、鼻歌を歌いながらそれに火を点けます。煙が、こちらへ漂ってきました。

    「この匂い。あんたまさか……!」
    律子さんは、しかめっ面をして鼻を押さえました。

    「あー大丈夫だよ。葉っぱならそれほど依存性は無いし、こっちじゃそれほど珍しいことじゃない」


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