のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,368,899人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ影女「あ、喋れる…」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 妖怪 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    51 = 1 :

    【山姫】

    「しかし、だいぶ奥の方まで来たなー」

    「ここから歩いて帰るのかと思うとうんざりします…」

    「じゃあ走るか」

    「あ、そうですねー……って、え!? 余計嫌ですよ!」

    「やれやれ、わがままな奴だ」

    「ううー……あれ? 男さん何か聴こえません?」

    「これは…歌か、なかなかの美声だな」

    「あっちからですねー、行ってみます?」

    「それはいいけど、結構な妖気を感じるぞ」

    「はっ! まさか山姫!?」

    52 = 1 :

    「山姫?」

    「血を吸って人を死に至らしめる妖怪ですよー! 帰りましょう!」

    「へえー、危険なタイプの妖怪なのか」

    「美人な見た目に騙されてちゅーちゅーされちゃうんですよ!」

    「ほお、それは一目見ておきたいな」

    「や、やめましょうよー、死んじゃいますよー!」

    「美人と聞いて帰る奴は男じゃねぇな」

    「すけべー!」

    「大丈夫大丈夫、俺酒呑童子と飲み比べして勝った男だぜ?」

    「お酒の強さじゃないですかー! ていうか未成年飲酒だめですよー!」

    53 = 37 :

    最高だもっとやれ

    54 = 1 :

    「あの小屋の中から聴こえるな」

    「ほんとに行くんですかぁ、やめましょうよぉ」

    「泣くなよ、仮にも妖怪だろ」

    「妖怪だって泣いたり笑ったりしますよぅ」

    「そりゃそうか、嫌なら先帰ってたら?」

    「男さんが死んじゃうのが嫌なんですよー! うわーん!」

    「……しゃあない、帰るか。腹減ったしな」

    「男さん…」

    山姫「何してるのあなたたち」

    「ふぎゃー!!」

    55 = 1 :

    「おーっと美人のお姉さん、俺の血は吸わせないぜ?」シュッシュ

    山姫「別に血を吸いはしないわよ」

    「そうですか」スッ

    「警戒とくの早いですよ! 吸われちゃいますよ!」

    山姫「だから血は吸わないって…精力は吸うけど」

    「ぎゃー! 男さんは吸わせませんー!」

    山姫「あら、彼女?」

    「同居人です」

    「男さん帰りましょう!」グイグイ

    山姫「またきてねー」影女「きません!」

    56 = 37 :

    かわいい

    57 = 1 :

    それではここから前回と変えていきます
    具体的にはエピソードの入れ替え、加筆修正です

    とりあえずここまでで全体の3分の1程度なので
    もうしばらくお付き合いお願いします
    これまでの支援感謝です

    59 = 10 :

    >>58
    >>16

    60 = 1 :

    >>58
    前スレは>>16を参照

    61 = 1 :

    【七人ミサキ】

    「バイザウェーイ、バイザウェーイ」

    「なんですかー、男さん」

    「暑くない?」

    「そういえば夏が近いですねー。えへへ、暑いって感覚もはじめてです」

    「海へ行こう」

    「海!? 海見たことないです!」

    「よっしよっし、じゃあ見に行こう」

    「わーい!」

    「泳ぐのにはまだ早いから、下見と考えよう」

    「えへへ、えへへ、海かー」

    62 = 1 :

    「ほい到着」

    「すごーい!! 男さん! 水! 水がいっぱいですよ!」

    「海は広いな大きいな」

    「ですねー! わー」

    「海開きはまだだから、思った通り人いないな」

    「そうですねー」

    「……んん? なんぞこの霊気は」

    「どうしました?」

    「いや、なんか怨霊が…」

    「ええー!? なんでですかー!」

    64 = 1 :

    「あそこに七人の霊がいる」

    「七人って、七人童子!?」

    「いや、ありゃ七人ミサキだな」

    「ミサキ?」

    「水辺に現れる霊だ。見た人間は高熱を出し、死ぬ」

    「ええー!? いやですわたし死にたくないです!」

    「お前は妖怪だろ。人間が死んだら一人成仏し、死んだ人間がそいつの代わりになるらしい」

    「やだー! 男さん死なないでー!」

    「あーあーうるさい、大丈夫だから」

    「本当ですか…?」

    65 :

    そろそろ俺が最後に見たシーンに追いつくな
    第一部完だっけ

    66 :

    とりあえず支援だ!

    67 = 1 :

    「俺くらい霊力が高ければな。…お前は知らんが」

    「え、でもわたし妖怪だからって…」

    「今のお前は人間並みの妖力だぜ?」

    「ぎゃー! 死にたくないー!」

    「お前とはここまでだな。…嫌いじゃなかったぜ」

    「やだやだやだ! 男さん何とかして下さい!」

    (俺と一緒にいる時点で大丈夫なんだが、面白そうだしもうちょっと黙っておこう)

    「いやー、俺でも倒せるかどうか…」

    「そ、そんな…、う、うう、うううう」

    「ああごめんごめん嘘だからマジ泣きすんなって」

    68 = 1 :

    【濡女子】

    「えぐえぐ」

    「ほらほら、泣くと美人が台無しだぞ」

    「……ばか」

    「ごめんごめん。じゃ、帰るか?」

    「うん…」ギュッ

    「うっ…。ほ、ほらちゃんと前向いてあるk……」

    「どうしました?」

    「びしょぬれの女が目の前にいる件について」

    「え?」

    「しかも透けてr」影女「見ちゃだめー!」

    69 = 1 :

    「……」ニコッ

    「?」ニコッ

    「! だめです男さん! この女性は濡女子という妖怪で笑い返すと――!」

    「……ぽっ」

    「なぜ顔を赤らめる?」

    「結婚、して」

    「ぎゃー!」

    「初対面でプロポーズとは、なかなかアグレッシブなお方ですな」

    「それほどでも、ないよ」

    「結婚なんて認めませんからね!!」

    70 = 1 :

    「しかし笑い返すだけど結婚とは」

    「濡女子は笑い返した相手に一生取り憑く妖怪なんです…」

    「なんと、人生20年目にして早くも伴侶が」

    「でーきーまーせーんー!」

    「そこまで否定せんでも」

    「いつもの様に追っ払ってくださいよー」

    「ふむ」

    「迷惑は、かけない。家事も、できる」

    「影女より出来る子じゃないか。影っち代わりにここで濡女子やる?」

    「うわーん!」

    71 = 65 :

    どうでもいいけど濡女子と腐女子って似て……気のせいだったわ

    72 = 1 :

    「ぐるるる!」

    「こらこら、威嚇しない威嚇しない。いいじゃないか、家政婦欲しかったんだ」

    「…それだけですか?」

    「それだけとは?」

    「そ、それは……い、いちゃいちゃ…とか…、ちゅ、ちゅっちゅ…とか…」

    「え、なに? よく聞こえないんだが」

    「なんでもないです!」

    「家族が、増えるよ」

    「やったね濡れっち!」

    「おいやめろ」

    73 = 1 :

    【菷神】

    「さて、濡女子が住むことになってとりあえず一夜を明かしたわけですが」

    「そーですねー」

    「身体もすでに濡れてない彼女ですが濡女子です」

    「そーですねー。……私も影じゃない影女です」

    「存在、意義が」

    「まあ濡女子の本質は取り憑くところにあるそうだし、いいんじゃないか?」

    「私の本質は影なんですけど! このままじゃ私ちょっと妖力のある人間です! このままでいいですが!」

    「いやいや、世の中には押し掛け女房な影女もいるらしいぜ?」

    「女房なんて! そんな! まだ早いですよ!」

    「伴侶は、わたし」影女「ちがいます!」

    74 = 1 :

    「家政婦とか言ったけど、やっぱ家事とか分担した方がいいと思うんだ」

    「わたし一人でも、だいじょぶ」

    「ノンノン、同じ家に暮らす者同士助け合っていこうぜ」

    「むー、なんか濡女子さんには優しいですね」

    「そんなことない、影っちのことも大切に思ってるぜ」

    「~~~~!! へ、へー、そうなんですかー、へー……えへへ」

    「で、家事分担なんだが基本俺と、濡女子+影女で行きたいと思う」

    「わたしと、影女がペア?」

    「影女は影から出たばっかでまともに家事とかしたことないからな」

    「濡女子さんに教えてもらえということですね」

    75 = 1 :

    「箒神?」

    「産神の一種です。掃き出す、ということで出産の神様とかも言われてます」

    「妊婦さんの、お腹をこれでさすると、いい」サワサワ

    「って何自分のお腹さすってるんですか! はっ!? まさか男さん昨晩!?」

    「へいへい影っち、箒は人を殴る道具じゃないぜ?」

    「卑猥です! えっちです! えっちっちです!」

    「冗談、だよ」

    「まあ知ってますが」

    「おい」

    「とりあえずこの箒はいつか来る日のためにとっておきましょう」男「?」

    76 :

    ノリとか設定とか含めて奇異太郎を丸々パクったような感じだな、支援

    77 = 1 :

    ごめん、>>74>>75の間抜けたからコレはさんでください


    「箱入り娘ならぬ影入り娘のお前には丁度いいだろ」

    「ちゃんと、教える」

    「とりあえず、炊事洗濯、そして掃除の分け方でやるとして」

    「いずれは炊事、洗濯、掃除に分けられるようにですね!」

    「そうだな、今日は俺が炊事洗濯するから二人は掃除を頼む」

    「それならわたしもできます!」

    「箒貸して、もらうね」

    「元々家にあったもので良ければ」

    「どう、も。……この、箒」

    「あー、かすかに妖力を感じると思ったらやっぱり箒神ですか」

    78 = 1 :

    【座敷童子】

    「男、さん」

    「ん? どうした濡女子…」

    「男さんやばい! やばいですよ!」

    「何がやばいんだ、掃除しようとしたら物壊したとかだと怒るぞ」

    「違いますよ! 掃除してたら妖怪が出てきました!」

    「そうか…俺今ケパランと遊んでるからお前たちで何とかしてくれ」

    「何とかするも何も、放っておいていい妖怪です!」

    「じゃあなんでそんなに焦ってるんだ」

    「座敷、童子だった」

    「レア妖怪です!」

    79 = 1 :

    「レアも何も、俺は妖怪吸引体質だから割とよく見るぜ?」

    「座敷童子は激レアですよ!?」

    「俺の実家にもいたよ。それに妖怪モノのSSではメジャーもいいところ…」

    「なに訳わからないこと言ってるんですか!」

    「今、縁側に、いるよ」

    「んー…。実家の座敷童子がクソ生意気だったから、あまり座敷童子に良い思い出ないんだよなー」

    「つまり?」

    「会いたくない」

    「可愛い、女の子」

    「座敷童子見てくる」影女「男さんのばかー!」

    80 = 1 :

    座敷童子「……」カチカチ

    「座敷童子が携帯でFXをしている件」

    座敷童子「よお、ご無沙汰じゃな」

    「ていうか何でお前ここにいるの…実家にいるんじゃないの…」

    座敷童子「お主について来たんじゃ、いや、憑いてきたというべきかの、かかっ」

    「え、いつから? いつからいたの?」

    座敷童子「最初からじゃが、顕現したのは今日じゃ」

    「なんで今日」

    座敷童子「わしは家に憑く物の怪じゃからの、憑くのに時間がかかったんじゃ」

    「男さーん、知り合いですか?」

    81 :

    しえーん

    82 = 1 :

    「まあ、知り合いというか、なんというか」

    座敷童子「幼馴染みたいなもんじゃ、男が赤ん坊の頃から知っておる」

    「むっ、幼馴染…」

    「旧知の、仲」

    座敷童子「かかっ、そう身構えるでないわ。わしは男のことなんかなーんとも思っとらん」

    「じゃあ憑いてくんなよ」

    座敷童子「いやいや、友として気に入っておるぞ。ま、これからよろしく頼むわ」

    「はぁ…帰れっつっても言うこときかないんだろ? …金の面はまかせた」

    座敷童子「おうおう、ほどよく稼いでやるわ」

    「よろしく」影女「お願いします…」

    83 :

    FXで幸せを運ぶ座敷わらしか・・・

    84 = 1 :

    ヒロイン出そろったー
    そして分量的に半分行ったと思われ

    これまでの支援ありがとうございます
    またしばらくお願いします

    86 = 37 :

    わらしーは安定だよね

    87 = 1 :

    【夜泣き石】

    「……くー」スヤスヤ

    「しくしくしくしく」

    「んあ?」

    「しくしくしくしく」

    「誰か泣いてるのか…? 影女? 濡女子? 座敷童子は…ないな」

    「くかー」濡女子「すやすや」

    「寝てるし…ていうか他の部屋で寝ろと言ってるんだが。この二人は…」

    「しかし、この二人じゃないとすると誰だ? まさかマジで座敷童子?」

    「しくしくしくしく」

    「庭から聞こえるな…」

    88 = 38 :

    あれ?座敷わらし出てったら実家が大変なことに…

    90 = 1 :

    「しくしくしくしく」

    「なんだ? 石が泣いているのか」

    「夜泣き石じゃないですかぁ…」

    「起きたのか?」

    「男さんが物音をたてるので」

    「俺は静かだったよ、泣き声で起きろよ」

    「しかしこの庭に夜泣き石なんてあったんですねぇ」

    「そんでこいつどうしたら泣きやむの?」

    「さあ? わたしはもう寝ますね…」スタスタ

    夜泣き石「しくしくしくしく」

    91 :

    隙間女思い出した
    気体

    92 = 1 :

    「このままじゃうるさくて眠れないぞ…、影っちよく眠れるな…」

    座敷童子「捨てに行きゃ良いじゃろ」

    「いたのか。捨てるってこんな夜中に…面倒だな、砕くか」

    夜泣き石「うええええええええん!!」

    「うるさいうるさい! わかったから泣き止め!」

    夜泣き石「しくしくしくしく」

    「困ったな…」

    座敷童子「夜泣き石は朝になれば泣き止むぞ?」

    「待てるか、俺は眠い。とりあえず埋めよう」ザッザッ

    夜泣き石「……ク……シク……」

    94 = 1 :

    「そんなわけで朝だが、大学に行く前にケリをつける」

    「どうするんですか?」

    「いや、昨日は眠くてわからんかったがこいつ妖怪っつーより霊だ」

    「あー、石に霊が宿って妖怪化したらしいですしねー」

    「なら軽く成仏させるわ、俺妖力とか強いし」

    「え、でも結構な念があって妖怪になったらしいですしそんな軽くって」

    「ちょろんぱ」ビュバッ

    夜泣き石「アリガトウ……」

    「えー!? 何がありがとうなの!? 何したの!?」

    「これで今日から安眠だn」影女「納得いかないですー!」

    96 :

    なぜかオナニーマスターを思い出した

    98 = 1 :

    【首かじり】

    「……すー」スヤスヤ

    「がじがじ」

    「痛いいい!?」

    「んん…なんですかぁ?」濡女子「男…?」

    「首が、かじられてるんだが」

    「うまうま」

    「首、かじり」影女「お、男さんから離れなさい!」

    首かじり「ぺろぺろ」

    「おお、テクニシャン」

    「きー!」濡女子「む」

    99 = 93 :

    首かじりで画像検索してちびりそうになった

    100 = 1 :

    「今日こそ安眠できると思ったらこれか」

    「なんなんですかあなた、なんなんですかあなた」

    首かじり「いやー、いい男が住み始めたと聞いたのでぺろぺろしに」

    「あなたは、死体の首をかじる、妖怪」

    首かじり「ほら、そういう価値観ってもう古いから」

    「まあ影じゃないわたしも人のことを言えませんが」

    「ばっかでー」

    「あなたのせいですから! いやこのままでいいですが!」

    「まあとにもかくにもあまり首をかじられるのは困る」

    首かじり「そっかー、残念」


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 妖怪 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について