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元スレ影女「あ、喋れる…」

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51 = 1 :

【山姫】

「しかし、だいぶ奥の方まで来たなー」

「ここから歩いて帰るのかと思うとうんざりします…」

「じゃあ走るか」

「あ、そうですねー……って、え!? 余計嫌ですよ!」

「やれやれ、わがままな奴だ」

「ううー……あれ? 男さん何か聴こえません?」

「これは…歌か、なかなかの美声だな」

「あっちからですねー、行ってみます?」

「それはいいけど、結構な妖気を感じるぞ」

「はっ! まさか山姫!?」

52 = 1 :

「山姫?」

「血を吸って人を死に至らしめる妖怪ですよー! 帰りましょう!」

「へえー、危険なタイプの妖怪なのか」

「美人な見た目に騙されてちゅーちゅーされちゃうんですよ!」

「ほお、それは一目見ておきたいな」

「や、やめましょうよー、死んじゃいますよー!」

「美人と聞いて帰る奴は男じゃねぇな」

「すけべー!」

「大丈夫大丈夫、俺酒呑童子と飲み比べして勝った男だぜ?」

「お酒の強さじゃないですかー! ていうか未成年飲酒だめですよー!」

53 = 37 :

最高だもっとやれ

54 = 1 :

「あの小屋の中から聴こえるな」

「ほんとに行くんですかぁ、やめましょうよぉ」

「泣くなよ、仮にも妖怪だろ」

「妖怪だって泣いたり笑ったりしますよぅ」

「そりゃそうか、嫌なら先帰ってたら?」

「男さんが死んじゃうのが嫌なんですよー! うわーん!」

「……しゃあない、帰るか。腹減ったしな」

「男さん…」

山姫「何してるのあなたたち」

「ふぎゃー!!」

55 = 1 :

「おーっと美人のお姉さん、俺の血は吸わせないぜ?」シュッシュ

山姫「別に血を吸いはしないわよ」

「そうですか」スッ

「警戒とくの早いですよ! 吸われちゃいますよ!」

山姫「だから血は吸わないって…精力は吸うけど」

「ぎゃー! 男さんは吸わせませんー!」

山姫「あら、彼女?」

「同居人です」

「男さん帰りましょう!」グイグイ

山姫「またきてねー」影女「きません!」

56 = 37 :

かわいい

57 = 1 :

それではここから前回と変えていきます
具体的にはエピソードの入れ替え、加筆修正です

とりあえずここまでで全体の3分の1程度なので
もうしばらくお付き合いお願いします
これまでの支援感謝です

59 = 10 :

>>58
>>16

60 = 1 :

>>58
前スレは>>16を参照

61 = 1 :

【七人ミサキ】

「バイザウェーイ、バイザウェーイ」

「なんですかー、男さん」

「暑くない?」

「そういえば夏が近いですねー。えへへ、暑いって感覚もはじめてです」

「海へ行こう」

「海!? 海見たことないです!」

「よっしよっし、じゃあ見に行こう」

「わーい!」

「泳ぐのにはまだ早いから、下見と考えよう」

「えへへ、えへへ、海かー」

62 = 1 :

「ほい到着」

「すごーい!! 男さん! 水! 水がいっぱいですよ!」

「海は広いな大きいな」

「ですねー! わー」

「海開きはまだだから、思った通り人いないな」

「そうですねー」

「……んん? なんぞこの霊気は」

「どうしました?」

「いや、なんか怨霊が…」

「ええー!? なんでですかー!」

64 = 1 :

「あそこに七人の霊がいる」

「七人って、七人童子!?」

「いや、ありゃ七人ミサキだな」

「ミサキ?」

「水辺に現れる霊だ。見た人間は高熱を出し、死ぬ」

「ええー!? いやですわたし死にたくないです!」

「お前は妖怪だろ。人間が死んだら一人成仏し、死んだ人間がそいつの代わりになるらしい」

「やだー! 男さん死なないでー!」

「あーあーうるさい、大丈夫だから」

「本当ですか…?」

65 :

そろそろ俺が最後に見たシーンに追いつくな
第一部完だっけ

66 :

とりあえず支援だ!

67 = 1 :

「俺くらい霊力が高ければな。…お前は知らんが」

「え、でもわたし妖怪だからって…」

「今のお前は人間並みの妖力だぜ?」

「ぎゃー! 死にたくないー!」

「お前とはここまでだな。…嫌いじゃなかったぜ」

「やだやだやだ! 男さん何とかして下さい!」

(俺と一緒にいる時点で大丈夫なんだが、面白そうだしもうちょっと黙っておこう)

「いやー、俺でも倒せるかどうか…」

「そ、そんな…、う、うう、うううう」

「ああごめんごめん嘘だからマジ泣きすんなって」

68 = 1 :

【濡女子】

「えぐえぐ」

「ほらほら、泣くと美人が台無しだぞ」

「……ばか」

「ごめんごめん。じゃ、帰るか?」

「うん…」ギュッ

「うっ…。ほ、ほらちゃんと前向いてあるk……」

「どうしました?」

「びしょぬれの女が目の前にいる件について」

「え?」

「しかも透けてr」影女「見ちゃだめー!」

69 = 1 :

「……」ニコッ

「?」ニコッ

「! だめです男さん! この女性は濡女子という妖怪で笑い返すと――!」

「……ぽっ」

「なぜ顔を赤らめる?」

「結婚、して」

「ぎゃー!」

「初対面でプロポーズとは、なかなかアグレッシブなお方ですな」

「それほどでも、ないよ」

「結婚なんて認めませんからね!!」

70 = 1 :

「しかし笑い返すだけど結婚とは」

「濡女子は笑い返した相手に一生取り憑く妖怪なんです…」

「なんと、人生20年目にして早くも伴侶が」

「でーきーまーせーんー!」

「そこまで否定せんでも」

「いつもの様に追っ払ってくださいよー」

「ふむ」

「迷惑は、かけない。家事も、できる」

「影女より出来る子じゃないか。影っち代わりにここで濡女子やる?」

「うわーん!」

71 = 65 :

どうでもいいけど濡女子と腐女子って似て……気のせいだったわ

72 = 1 :

「ぐるるる!」

「こらこら、威嚇しない威嚇しない。いいじゃないか、家政婦欲しかったんだ」

「…それだけですか?」

「それだけとは?」

「そ、それは……い、いちゃいちゃ…とか…、ちゅ、ちゅっちゅ…とか…」

「え、なに? よく聞こえないんだが」

「なんでもないです!」

「家族が、増えるよ」

「やったね濡れっち!」

「おいやめろ」

73 = 1 :

【菷神】

「さて、濡女子が住むことになってとりあえず一夜を明かしたわけですが」

「そーですねー」

「身体もすでに濡れてない彼女ですが濡女子です」

「そーですねー。……私も影じゃない影女です」

「存在、意義が」

「まあ濡女子の本質は取り憑くところにあるそうだし、いいんじゃないか?」

「私の本質は影なんですけど! このままじゃ私ちょっと妖力のある人間です! このままでいいですが!」

「いやいや、世の中には押し掛け女房な影女もいるらしいぜ?」

「女房なんて! そんな! まだ早いですよ!」

「伴侶は、わたし」影女「ちがいます!」

74 = 1 :

「家政婦とか言ったけど、やっぱ家事とか分担した方がいいと思うんだ」

「わたし一人でも、だいじょぶ」

「ノンノン、同じ家に暮らす者同士助け合っていこうぜ」

「むー、なんか濡女子さんには優しいですね」

「そんなことない、影っちのことも大切に思ってるぜ」

「~~~~!! へ、へー、そうなんですかー、へー……えへへ」

「で、家事分担なんだが基本俺と、濡女子+影女で行きたいと思う」

「わたしと、影女がペア?」

「影女は影から出たばっかでまともに家事とかしたことないからな」

「濡女子さんに教えてもらえということですね」

75 = 1 :

「箒神?」

「産神の一種です。掃き出す、ということで出産の神様とかも言われてます」

「妊婦さんの、お腹をこれでさすると、いい」サワサワ

「って何自分のお腹さすってるんですか! はっ!? まさか男さん昨晩!?」

「へいへい影っち、箒は人を殴る道具じゃないぜ?」

「卑猥です! えっちです! えっちっちです!」

「冗談、だよ」

「まあ知ってますが」

「おい」

「とりあえずこの箒はいつか来る日のためにとっておきましょう」男「?」

76 :

ノリとか設定とか含めて奇異太郎を丸々パクったような感じだな、支援

77 = 1 :

ごめん、>>74>>75の間抜けたからコレはさんでください


「箱入り娘ならぬ影入り娘のお前には丁度いいだろ」

「ちゃんと、教える」

「とりあえず、炊事洗濯、そして掃除の分け方でやるとして」

「いずれは炊事、洗濯、掃除に分けられるようにですね!」

「そうだな、今日は俺が炊事洗濯するから二人は掃除を頼む」

「それならわたしもできます!」

「箒貸して、もらうね」

「元々家にあったもので良ければ」

「どう、も。……この、箒」

「あー、かすかに妖力を感じると思ったらやっぱり箒神ですか」

78 = 1 :

【座敷童子】

「男、さん」

「ん? どうした濡女子…」

「男さんやばい! やばいですよ!」

「何がやばいんだ、掃除しようとしたら物壊したとかだと怒るぞ」

「違いますよ! 掃除してたら妖怪が出てきました!」

「そうか…俺今ケパランと遊んでるからお前たちで何とかしてくれ」

「何とかするも何も、放っておいていい妖怪です!」

「じゃあなんでそんなに焦ってるんだ」

「座敷、童子だった」

「レア妖怪です!」

79 = 1 :

「レアも何も、俺は妖怪吸引体質だから割とよく見るぜ?」

「座敷童子は激レアですよ!?」

「俺の実家にもいたよ。それに妖怪モノのSSではメジャーもいいところ…」

「なに訳わからないこと言ってるんですか!」

「今、縁側に、いるよ」

「んー…。実家の座敷童子がクソ生意気だったから、あまり座敷童子に良い思い出ないんだよなー」

「つまり?」

「会いたくない」

「可愛い、女の子」

「座敷童子見てくる」影女「男さんのばかー!」

80 = 1 :

座敷童子「……」カチカチ

「座敷童子が携帯でFXをしている件」

座敷童子「よお、ご無沙汰じゃな」

「ていうか何でお前ここにいるの…実家にいるんじゃないの…」

座敷童子「お主について来たんじゃ、いや、憑いてきたというべきかの、かかっ」

「え、いつから? いつからいたの?」

座敷童子「最初からじゃが、顕現したのは今日じゃ」

「なんで今日」

座敷童子「わしは家に憑く物の怪じゃからの、憑くのに時間がかかったんじゃ」

「男さーん、知り合いですか?」

81 :

しえーん

82 = 1 :

「まあ、知り合いというか、なんというか」

座敷童子「幼馴染みたいなもんじゃ、男が赤ん坊の頃から知っておる」

「むっ、幼馴染…」

「旧知の、仲」

座敷童子「かかっ、そう身構えるでないわ。わしは男のことなんかなーんとも思っとらん」

「じゃあ憑いてくんなよ」

座敷童子「いやいや、友として気に入っておるぞ。ま、これからよろしく頼むわ」

「はぁ…帰れっつっても言うこときかないんだろ? …金の面はまかせた」

座敷童子「おうおう、ほどよく稼いでやるわ」

「よろしく」影女「お願いします…」

83 :

FXで幸せを運ぶ座敷わらしか・・・

84 = 1 :

ヒロイン出そろったー
そして分量的に半分行ったと思われ

これまでの支援ありがとうございます
またしばらくお願いします

86 = 37 :

わらしーは安定だよね

87 = 1 :

【夜泣き石】

「……くー」スヤスヤ

「しくしくしくしく」

「んあ?」

「しくしくしくしく」

「誰か泣いてるのか…? 影女? 濡女子? 座敷童子は…ないな」

「くかー」濡女子「すやすや」

「寝てるし…ていうか他の部屋で寝ろと言ってるんだが。この二人は…」

「しかし、この二人じゃないとすると誰だ? まさかマジで座敷童子?」

「しくしくしくしく」

「庭から聞こえるな…」

88 = 38 :

あれ?座敷わらし出てったら実家が大変なことに…

89 :

しえん

90 = 1 :

「しくしくしくしく」

「なんだ? 石が泣いているのか」

「夜泣き石じゃないですかぁ…」

「起きたのか?」

「男さんが物音をたてるので」

「俺は静かだったよ、泣き声で起きろよ」

「しかしこの庭に夜泣き石なんてあったんですねぇ」

「そんでこいつどうしたら泣きやむの?」

「さあ? わたしはもう寝ますね…」スタスタ

夜泣き石「しくしくしくしく」

91 :

隙間女思い出した
気体

92 = 1 :

「このままじゃうるさくて眠れないぞ…、影っちよく眠れるな…」

座敷童子「捨てに行きゃ良いじゃろ」

「いたのか。捨てるってこんな夜中に…面倒だな、砕くか」

夜泣き石「うええええええええん!!」

「うるさいうるさい! わかったから泣き止め!」

夜泣き石「しくしくしくしく」

「困ったな…」

座敷童子「夜泣き石は朝になれば泣き止むぞ?」

「待てるか、俺は眠い。とりあえず埋めよう」ザッザッ

夜泣き石「……ク……シク……」

94 = 1 :

「そんなわけで朝だが、大学に行く前にケリをつける」

「どうするんですか?」

「いや、昨日は眠くてわからんかったがこいつ妖怪っつーより霊だ」

「あー、石に霊が宿って妖怪化したらしいですしねー」

「なら軽く成仏させるわ、俺妖力とか強いし」

「え、でも結構な念があって妖怪になったらしいですしそんな軽くって」

「ちょろんぱ」ビュバッ

夜泣き石「アリガトウ……」

「えー!? 何がありがとうなの!? 何したの!?」

「これで今日から安眠だn」影女「納得いかないですー!」

96 :

なぜかオナニーマスターを思い出した

98 = 1 :

【首かじり】

「……すー」スヤスヤ

「がじがじ」

「痛いいい!?」

「んん…なんですかぁ?」濡女子「男…?」

「首が、かじられてるんだが」

「うまうま」

「首、かじり」影女「お、男さんから離れなさい!」

首かじり「ぺろぺろ」

「おお、テクニシャン」

「きー!」濡女子「む」

99 = 93 :

首かじりで画像検索してちびりそうになった

100 = 1 :

「今日こそ安眠できると思ったらこれか」

「なんなんですかあなた、なんなんですかあなた」

首かじり「いやー、いい男が住み始めたと聞いたのでぺろぺろしに」

「あなたは、死体の首をかじる、妖怪」

首かじり「ほら、そういう価値観ってもう古いから」

「まあ影じゃないわたしも人のことを言えませんが」

「ばっかでー」

「あなたのせいですから! いやこのままでいいですが!」

「まあとにもかくにもあまり首をかじられるのは困る」

首かじり「そっかー、残念」


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