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元スレ影女「あ、喋れる…」
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【山姫】
男「しかし、だいぶ奥の方まで来たなー」
影女「ここから歩いて帰るのかと思うとうんざりします…」
男「じゃあ走るか」
影女「あ、そうですねー……って、え!? 余計嫌ですよ!」
男「やれやれ、わがままな奴だ」
影女「ううー……あれ? 男さん何か聴こえません?」
男「これは…歌か、なかなかの美声だな」
影女「あっちからですねー、行ってみます?」
男「それはいいけど、結構な妖気を感じるぞ」
影女「はっ! まさか山姫!?」
男「しかし、だいぶ奥の方まで来たなー」
影女「ここから歩いて帰るのかと思うとうんざりします…」
男「じゃあ走るか」
影女「あ、そうですねー……って、え!? 余計嫌ですよ!」
男「やれやれ、わがままな奴だ」
影女「ううー……あれ? 男さん何か聴こえません?」
男「これは…歌か、なかなかの美声だな」
影女「あっちからですねー、行ってみます?」
男「それはいいけど、結構な妖気を感じるぞ」
影女「はっ! まさか山姫!?」
男「山姫?」
影女「血を吸って人を死に至らしめる妖怪ですよー! 帰りましょう!」
男「へえー、危険なタイプの妖怪なのか」
影女「美人な見た目に騙されてちゅーちゅーされちゃうんですよ!」
男「ほお、それは一目見ておきたいな」
影女「や、やめましょうよー、死んじゃいますよー!」
男「美人と聞いて帰る奴は男じゃねぇな」
影女「すけべー!」
男「大丈夫大丈夫、俺酒呑童子と飲み比べして勝った男だぜ?」
影女「お酒の強さじゃないですかー! ていうか未成年飲酒だめですよー!」
影女「血を吸って人を死に至らしめる妖怪ですよー! 帰りましょう!」
男「へえー、危険なタイプの妖怪なのか」
影女「美人な見た目に騙されてちゅーちゅーされちゃうんですよ!」
男「ほお、それは一目見ておきたいな」
影女「や、やめましょうよー、死んじゃいますよー!」
男「美人と聞いて帰る奴は男じゃねぇな」
影女「すけべー!」
男「大丈夫大丈夫、俺酒呑童子と飲み比べして勝った男だぜ?」
影女「お酒の強さじゃないですかー! ていうか未成年飲酒だめですよー!」
男「あの小屋の中から聴こえるな」
影女「ほんとに行くんですかぁ、やめましょうよぉ」
男「泣くなよ、仮にも妖怪だろ」
影女「妖怪だって泣いたり笑ったりしますよぅ」
男「そりゃそうか、嫌なら先帰ってたら?」
影女「男さんが死んじゃうのが嫌なんですよー! うわーん!」
男「……しゃあない、帰るか。腹減ったしな」
影女「男さん…」
山姫「何してるのあなたたち」
影女「ふぎゃー!!」
影女「ほんとに行くんですかぁ、やめましょうよぉ」
男「泣くなよ、仮にも妖怪だろ」
影女「妖怪だって泣いたり笑ったりしますよぅ」
男「そりゃそうか、嫌なら先帰ってたら?」
影女「男さんが死んじゃうのが嫌なんですよー! うわーん!」
男「……しゃあない、帰るか。腹減ったしな」
影女「男さん…」
山姫「何してるのあなたたち」
影女「ふぎゃー!!」
男「おーっと美人のお姉さん、俺の血は吸わせないぜ?」シュッシュ
山姫「別に血を吸いはしないわよ」
男「そうですか」スッ
影女「警戒とくの早いですよ! 吸われちゃいますよ!」
山姫「だから血は吸わないって…精力は吸うけど」
影女「ぎゃー! 男さんは吸わせませんー!」
山姫「あら、彼女?」
男「同居人です」
影女「男さん帰りましょう!」グイグイ
山姫「またきてねー」影女「きません!」
山姫「別に血を吸いはしないわよ」
男「そうですか」スッ
影女「警戒とくの早いですよ! 吸われちゃいますよ!」
山姫「だから血は吸わないって…精力は吸うけど」
影女「ぎゃー! 男さんは吸わせませんー!」
山姫「あら、彼女?」
男「同居人です」
影女「男さん帰りましょう!」グイグイ
山姫「またきてねー」影女「きません!」
それではここから前回と変えていきます
具体的にはエピソードの入れ替え、加筆修正です
とりあえずここまでで全体の3分の1程度なので
もうしばらくお付き合いお願いします
これまでの支援感謝です
具体的にはエピソードの入れ替え、加筆修正です
とりあえずここまでで全体の3分の1程度なので
もうしばらくお付き合いお願いします
これまでの支援感謝です
【七人ミサキ】
男「バイザウェーイ、バイザウェーイ」
影女「なんですかー、男さん」
男「暑くない?」
影女「そういえば夏が近いですねー。えへへ、暑いって感覚もはじめてです」
男「海へ行こう」
影女「海!? 海見たことないです!」
男「よっしよっし、じゃあ見に行こう」
影女「わーい!」
男「泳ぐのにはまだ早いから、下見と考えよう」
影女「えへへ、えへへ、海かー」
男「バイザウェーイ、バイザウェーイ」
影女「なんですかー、男さん」
男「暑くない?」
影女「そういえば夏が近いですねー。えへへ、暑いって感覚もはじめてです」
男「海へ行こう」
影女「海!? 海見たことないです!」
男「よっしよっし、じゃあ見に行こう」
影女「わーい!」
男「泳ぐのにはまだ早いから、下見と考えよう」
影女「えへへ、えへへ、海かー」
男「ほい到着」
影女「すごーい!! 男さん! 水! 水がいっぱいですよ!」
男「海は広いな大きいな」
影女「ですねー! わー」
男「海開きはまだだから、思った通り人いないな」
影女「そうですねー」
男「……んん? なんぞこの霊気は」
影女「どうしました?」
男「いや、なんか怨霊が…」
影女「ええー!? なんでですかー!」
影女「すごーい!! 男さん! 水! 水がいっぱいですよ!」
男「海は広いな大きいな」
影女「ですねー! わー」
男「海開きはまだだから、思った通り人いないな」
影女「そうですねー」
男「……んん? なんぞこの霊気は」
影女「どうしました?」
男「いや、なんか怨霊が…」
影女「ええー!? なんでですかー!」
男「あそこに七人の霊がいる」
影女「七人って、七人童子!?」
男「いや、ありゃ七人ミサキだな」
影女「ミサキ?」
男「水辺に現れる霊だ。見た人間は高熱を出し、死ぬ」
影女「ええー!? いやですわたし死にたくないです!」
男「お前は妖怪だろ。人間が死んだら一人成仏し、死んだ人間がそいつの代わりになるらしい」
影女「やだー! 男さん死なないでー!」
男「あーあーうるさい、大丈夫だから」
影女「本当ですか…?」
影女「七人って、七人童子!?」
男「いや、ありゃ七人ミサキだな」
影女「ミサキ?」
男「水辺に現れる霊だ。見た人間は高熱を出し、死ぬ」
影女「ええー!? いやですわたし死にたくないです!」
男「お前は妖怪だろ。人間が死んだら一人成仏し、死んだ人間がそいつの代わりになるらしい」
影女「やだー! 男さん死なないでー!」
男「あーあーうるさい、大丈夫だから」
影女「本当ですか…?」
男「俺くらい霊力が高ければな。…お前は知らんが」
影女「え、でもわたし妖怪だからって…」
男「今のお前は人間並みの妖力だぜ?」
影女「ぎゃー! 死にたくないー!」
男「お前とはここまでだな。…嫌いじゃなかったぜ」
影女「やだやだやだ! 男さん何とかして下さい!」
男(俺と一緒にいる時点で大丈夫なんだが、面白そうだしもうちょっと黙っておこう)
男「いやー、俺でも倒せるかどうか…」
影女「そ、そんな…、う、うう、うううう」
男「ああごめんごめん嘘だからマジ泣きすんなって」
影女「え、でもわたし妖怪だからって…」
男「今のお前は人間並みの妖力だぜ?」
影女「ぎゃー! 死にたくないー!」
男「お前とはここまでだな。…嫌いじゃなかったぜ」
影女「やだやだやだ! 男さん何とかして下さい!」
男(俺と一緒にいる時点で大丈夫なんだが、面白そうだしもうちょっと黙っておこう)
男「いやー、俺でも倒せるかどうか…」
影女「そ、そんな…、う、うう、うううう」
男「ああごめんごめん嘘だからマジ泣きすんなって」
【濡女子】
影女「えぐえぐ」
男「ほらほら、泣くと美人が台無しだぞ」
影女「……ばか」
男「ごめんごめん。じゃ、帰るか?」
影女「うん…」ギュッ
男「うっ…。ほ、ほらちゃんと前向いてあるk……」
影女「どうしました?」
男「びしょぬれの女が目の前にいる件について」
影女「え?」
男「しかも透けてr」影女「見ちゃだめー!」
影女「えぐえぐ」
男「ほらほら、泣くと美人が台無しだぞ」
影女「……ばか」
男「ごめんごめん。じゃ、帰るか?」
影女「うん…」ギュッ
男「うっ…。ほ、ほらちゃんと前向いてあるk……」
影女「どうしました?」
男「びしょぬれの女が目の前にいる件について」
影女「え?」
男「しかも透けてr」影女「見ちゃだめー!」
?「……」ニコッ
男「?」ニコッ
影女「! だめです男さん! この女性は濡女子という妖怪で笑い返すと――!」
濡女子「……ぽっ」
男「なぜ顔を赤らめる?」
濡女子「結婚、して」
影女「ぎゃー!」
男「初対面でプロポーズとは、なかなかアグレッシブなお方ですな」
濡女子「それほどでも、ないよ」
影女「結婚なんて認めませんからね!!」
男「?」ニコッ
影女「! だめです男さん! この女性は濡女子という妖怪で笑い返すと――!」
濡女子「……ぽっ」
男「なぜ顔を赤らめる?」
濡女子「結婚、して」
影女「ぎゃー!」
男「初対面でプロポーズとは、なかなかアグレッシブなお方ですな」
濡女子「それほどでも、ないよ」
影女「結婚なんて認めませんからね!!」
男「しかし笑い返すだけど結婚とは」
影女「濡女子は笑い返した相手に一生取り憑く妖怪なんです…」
男「なんと、人生20年目にして早くも伴侶が」
影女「でーきーまーせーんー!」
男「そこまで否定せんでも」
影女「いつもの様に追っ払ってくださいよー」
男「ふむ」
濡女子「迷惑は、かけない。家事も、できる」
男「影女より出来る子じゃないか。影っち代わりにここで濡女子やる?」
影女「うわーん!」
影女「濡女子は笑い返した相手に一生取り憑く妖怪なんです…」
男「なんと、人生20年目にして早くも伴侶が」
影女「でーきーまーせーんー!」
男「そこまで否定せんでも」
影女「いつもの様に追っ払ってくださいよー」
男「ふむ」
濡女子「迷惑は、かけない。家事も、できる」
男「影女より出来る子じゃないか。影っち代わりにここで濡女子やる?」
影女「うわーん!」
影女「ぐるるる!」
男「こらこら、威嚇しない威嚇しない。いいじゃないか、家政婦欲しかったんだ」
影女「…それだけですか?」
男「それだけとは?」
影女「そ、それは……い、いちゃいちゃ…とか…、ちゅ、ちゅっちゅ…とか…」
男「え、なに? よく聞こえないんだが」
影女「なんでもないです!」
濡女子「家族が、増えるよ」
男「やったね濡れっち!」
影女「おいやめろ」
男「こらこら、威嚇しない威嚇しない。いいじゃないか、家政婦欲しかったんだ」
影女「…それだけですか?」
男「それだけとは?」
影女「そ、それは……い、いちゃいちゃ…とか…、ちゅ、ちゅっちゅ…とか…」
男「え、なに? よく聞こえないんだが」
影女「なんでもないです!」
濡女子「家族が、増えるよ」
男「やったね濡れっち!」
影女「おいやめろ」
【菷神】
男「さて、濡女子が住むことになってとりあえず一夜を明かしたわけですが」
影女「そーですねー」
男「身体もすでに濡れてない彼女ですが濡女子です」
影女「そーですねー。……私も影じゃない影女です」
濡女子「存在、意義が」
男「まあ濡女子の本質は取り憑くところにあるそうだし、いいんじゃないか?」
影女「私の本質は影なんですけど! このままじゃ私ちょっと妖力のある人間です! このままでいいですが!」
男「いやいや、世の中には押し掛け女房な影女もいるらしいぜ?」
影女「女房なんて! そんな! まだ早いですよ!」
濡女子「伴侶は、わたし」影女「ちがいます!」
男「さて、濡女子が住むことになってとりあえず一夜を明かしたわけですが」
影女「そーですねー」
男「身体もすでに濡れてない彼女ですが濡女子です」
影女「そーですねー。……私も影じゃない影女です」
濡女子「存在、意義が」
男「まあ濡女子の本質は取り憑くところにあるそうだし、いいんじゃないか?」
影女「私の本質は影なんですけど! このままじゃ私ちょっと妖力のある人間です! このままでいいですが!」
男「いやいや、世の中には押し掛け女房な影女もいるらしいぜ?」
影女「女房なんて! そんな! まだ早いですよ!」
濡女子「伴侶は、わたし」影女「ちがいます!」
男「家政婦とか言ったけど、やっぱ家事とか分担した方がいいと思うんだ」
濡女子「わたし一人でも、だいじょぶ」
男「ノンノン、同じ家に暮らす者同士助け合っていこうぜ」
影女「むー、なんか濡女子さんには優しいですね」
男「そんなことない、影っちのことも大切に思ってるぜ」
影女「~~~~!! へ、へー、そうなんですかー、へー……えへへ」
男「で、家事分担なんだが基本俺と、濡女子+影女で行きたいと思う」
濡女子「わたしと、影女がペア?」
男「影女は影から出たばっかでまともに家事とかしたことないからな」
影女「濡女子さんに教えてもらえということですね」
濡女子「わたし一人でも、だいじょぶ」
男「ノンノン、同じ家に暮らす者同士助け合っていこうぜ」
影女「むー、なんか濡女子さんには優しいですね」
男「そんなことない、影っちのことも大切に思ってるぜ」
影女「~~~~!! へ、へー、そうなんですかー、へー……えへへ」
男「で、家事分担なんだが基本俺と、濡女子+影女で行きたいと思う」
濡女子「わたしと、影女がペア?」
男「影女は影から出たばっかでまともに家事とかしたことないからな」
影女「濡女子さんに教えてもらえということですね」
男「箒神?」
影女「産神の一種です。掃き出す、ということで出産の神様とかも言われてます」
濡女子「妊婦さんの、お腹をこれでさすると、いい」サワサワ
影女「って何自分のお腹さすってるんですか! はっ!? まさか男さん昨晩!?」
男「へいへい影っち、箒は人を殴る道具じゃないぜ?」
影女「卑猥です! えっちです! えっちっちです!」
濡女子「冗談、だよ」
影女「まあ知ってますが」
男「おい」
影女「とりあえずこの箒はいつか来る日のためにとっておきましょう」男「?」
影女「産神の一種です。掃き出す、ということで出産の神様とかも言われてます」
濡女子「妊婦さんの、お腹をこれでさすると、いい」サワサワ
影女「って何自分のお腹さすってるんですか! はっ!? まさか男さん昨晩!?」
男「へいへい影っち、箒は人を殴る道具じゃないぜ?」
影女「卑猥です! えっちです! えっちっちです!」
濡女子「冗談、だよ」
影女「まあ知ってますが」
男「おい」
影女「とりあえずこの箒はいつか来る日のためにとっておきましょう」男「?」
ノリとか設定とか含めて奇異太郎を丸々パクったような感じだな、支援
【座敷童子】
濡女子「男、さん」
男「ん? どうした濡女子…」
影女「男さんやばい! やばいですよ!」
男「何がやばいんだ、掃除しようとしたら物壊したとかだと怒るぞ」
影女「違いますよ! 掃除してたら妖怪が出てきました!」
男「そうか…俺今ケパランと遊んでるからお前たちで何とかしてくれ」
影女「何とかするも何も、放っておいていい妖怪です!」
男「じゃあなんでそんなに焦ってるんだ」
濡女子「座敷、童子だった」
影女「レア妖怪です!」
濡女子「男、さん」
男「ん? どうした濡女子…」
影女「男さんやばい! やばいですよ!」
男「何がやばいんだ、掃除しようとしたら物壊したとかだと怒るぞ」
影女「違いますよ! 掃除してたら妖怪が出てきました!」
男「そうか…俺今ケパランと遊んでるからお前たちで何とかしてくれ」
影女「何とかするも何も、放っておいていい妖怪です!」
男「じゃあなんでそんなに焦ってるんだ」
濡女子「座敷、童子だった」
影女「レア妖怪です!」
男「レアも何も、俺は妖怪吸引体質だから割とよく見るぜ?」
影女「座敷童子は激レアですよ!?」
男「俺の実家にもいたよ。それに妖怪モノのSSではメジャーもいいところ…」
影女「なに訳わからないこと言ってるんですか!」
濡女子「今、縁側に、いるよ」
男「んー…。実家の座敷童子がクソ生意気だったから、あまり座敷童子に良い思い出ないんだよなー」
影女「つまり?」
男「会いたくない」
濡女子「可愛い、女の子」
男「座敷童子見てくる」影女「男さんのばかー!」
影女「座敷童子は激レアですよ!?」
男「俺の実家にもいたよ。それに妖怪モノのSSではメジャーもいいところ…」
影女「なに訳わからないこと言ってるんですか!」
濡女子「今、縁側に、いるよ」
男「んー…。実家の座敷童子がクソ生意気だったから、あまり座敷童子に良い思い出ないんだよなー」
影女「つまり?」
男「会いたくない」
濡女子「可愛い、女の子」
男「座敷童子見てくる」影女「男さんのばかー!」
座敷童子「……」カチカチ
男「座敷童子が携帯でFXをしている件」
座敷童子「よお、ご無沙汰じゃな」
男「ていうか何でお前ここにいるの…実家にいるんじゃないの…」
座敷童子「お主について来たんじゃ、いや、憑いてきたというべきかの、かかっ」
男「え、いつから? いつからいたの?」
座敷童子「最初からじゃが、顕現したのは今日じゃ」
男「なんで今日」
座敷童子「わしは家に憑く物の怪じゃからの、憑くのに時間がかかったんじゃ」
影女「男さーん、知り合いですか?」
男「座敷童子が携帯でFXをしている件」
座敷童子「よお、ご無沙汰じゃな」
男「ていうか何でお前ここにいるの…実家にいるんじゃないの…」
座敷童子「お主について来たんじゃ、いや、憑いてきたというべきかの、かかっ」
男「え、いつから? いつからいたの?」
座敷童子「最初からじゃが、顕現したのは今日じゃ」
男「なんで今日」
座敷童子「わしは家に憑く物の怪じゃからの、憑くのに時間がかかったんじゃ」
影女「男さーん、知り合いですか?」
男「まあ、知り合いというか、なんというか」
座敷童子「幼馴染みたいなもんじゃ、男が赤ん坊の頃から知っておる」
影女「むっ、幼馴染…」
濡女子「旧知の、仲」
座敷童子「かかっ、そう身構えるでないわ。わしは男のことなんかなーんとも思っとらん」
男「じゃあ憑いてくんなよ」
座敷童子「いやいや、友として気に入っておるぞ。ま、これからよろしく頼むわ」
男「はぁ…帰れっつっても言うこときかないんだろ? …金の面はまかせた」
座敷童子「おうおう、ほどよく稼いでやるわ」
濡女子「よろしく」影女「お願いします…」
座敷童子「幼馴染みたいなもんじゃ、男が赤ん坊の頃から知っておる」
影女「むっ、幼馴染…」
濡女子「旧知の、仲」
座敷童子「かかっ、そう身構えるでないわ。わしは男のことなんかなーんとも思っとらん」
男「じゃあ憑いてくんなよ」
座敷童子「いやいや、友として気に入っておるぞ。ま、これからよろしく頼むわ」
男「はぁ…帰れっつっても言うこときかないんだろ? …金の面はまかせた」
座敷童子「おうおう、ほどよく稼いでやるわ」
濡女子「よろしく」影女「お願いします…」
ヒロイン出そろったー
そして分量的に半分行ったと思われ
これまでの支援ありがとうございます
またしばらくお願いします
そして分量的に半分行ったと思われ
これまでの支援ありがとうございます
またしばらくお願いします
【夜泣き石】
男「……くー」スヤスヤ
?「しくしくしくしく」
男「んあ?」
?「しくしくしくしく」
男「誰か泣いてるのか…? 影女? 濡女子? 座敷童子は…ないな」
影女「くかー」濡女子「すやすや」
男「寝てるし…ていうか他の部屋で寝ろと言ってるんだが。この二人は…」
男「しかし、この二人じゃないとすると誰だ? まさかマジで座敷童子?」
?「しくしくしくしく」
男「庭から聞こえるな…」
男「……くー」スヤスヤ
?「しくしくしくしく」
男「んあ?」
?「しくしくしくしく」
男「誰か泣いてるのか…? 影女? 濡女子? 座敷童子は…ないな」
影女「くかー」濡女子「すやすや」
男「寝てるし…ていうか他の部屋で寝ろと言ってるんだが。この二人は…」
男「しかし、この二人じゃないとすると誰だ? まさかマジで座敷童子?」
?「しくしくしくしく」
男「庭から聞こえるな…」
?「しくしくしくしく」
男「なんだ? 石が泣いているのか」
影女「夜泣き石じゃないですかぁ…」
男「起きたのか?」
影女「男さんが物音をたてるので」
男「俺は静かだったよ、泣き声で起きろよ」
影女「しかしこの庭に夜泣き石なんてあったんですねぇ」
男「そんでこいつどうしたら泣きやむの?」
影女「さあ? わたしはもう寝ますね…」スタスタ
夜泣き石「しくしくしくしく」
男「なんだ? 石が泣いているのか」
影女「夜泣き石じゃないですかぁ…」
男「起きたのか?」
影女「男さんが物音をたてるので」
男「俺は静かだったよ、泣き声で起きろよ」
影女「しかしこの庭に夜泣き石なんてあったんですねぇ」
男「そんでこいつどうしたら泣きやむの?」
影女「さあ? わたしはもう寝ますね…」スタスタ
夜泣き石「しくしくしくしく」
男「このままじゃうるさくて眠れないぞ…、影っちよく眠れるな…」
座敷童子「捨てに行きゃ良いじゃろ」
男「いたのか。捨てるってこんな夜中に…面倒だな、砕くか」
夜泣き石「うええええええええん!!」
男「うるさいうるさい! わかったから泣き止め!」
夜泣き石「しくしくしくしく」
男「困ったな…」
座敷童子「夜泣き石は朝になれば泣き止むぞ?」
男「待てるか、俺は眠い。とりあえず埋めよう」ザッザッ
夜泣き石「……ク……シク……」
座敷童子「捨てに行きゃ良いじゃろ」
男「いたのか。捨てるってこんな夜中に…面倒だな、砕くか」
夜泣き石「うええええええええん!!」
男「うるさいうるさい! わかったから泣き止め!」
夜泣き石「しくしくしくしく」
男「困ったな…」
座敷童子「夜泣き石は朝になれば泣き止むぞ?」
男「待てるか、俺は眠い。とりあえず埋めよう」ザッザッ
夜泣き石「……ク……シク……」
男「そんなわけで朝だが、大学に行く前にケリをつける」
影女「どうするんですか?」
男「いや、昨日は眠くてわからんかったがこいつ妖怪っつーより霊だ」
影女「あー、石に霊が宿って妖怪化したらしいですしねー」
男「なら軽く成仏させるわ、俺妖力とか強いし」
影女「え、でも結構な念があって妖怪になったらしいですしそんな軽くって」
男「ちょろんぱ」ビュバッ
夜泣き石「アリガトウ……」
影女「えー!? 何がありがとうなの!? 何したの!?」
男「これで今日から安眠だn」影女「納得いかないですー!」
影女「どうするんですか?」
男「いや、昨日は眠くてわからんかったがこいつ妖怪っつーより霊だ」
影女「あー、石に霊が宿って妖怪化したらしいですしねー」
男「なら軽く成仏させるわ、俺妖力とか強いし」
影女「え、でも結構な念があって妖怪になったらしいですしそんな軽くって」
男「ちょろんぱ」ビュバッ
夜泣き石「アリガトウ……」
影女「えー!? 何がありがとうなの!? 何したの!?」
男「これで今日から安眠だn」影女「納得いかないですー!」
【首かじり】
男「……すー」スヤスヤ
?「がじがじ」
男「痛いいい!?」
影女「んん…なんですかぁ?」濡女子「男…?」
男「首が、かじられてるんだが」
?「うまうま」
濡女子「首、かじり」影女「お、男さんから離れなさい!」
首かじり「ぺろぺろ」
男「おお、テクニシャン」
影女「きー!」濡女子「む」
男「……すー」スヤスヤ
?「がじがじ」
男「痛いいい!?」
影女「んん…なんですかぁ?」濡女子「男…?」
男「首が、かじられてるんだが」
?「うまうま」
濡女子「首、かじり」影女「お、男さんから離れなさい!」
首かじり「ぺろぺろ」
男「おお、テクニシャン」
影女「きー!」濡女子「む」
男「今日こそ安眠できると思ったらこれか」
影女「なんなんですかあなた、なんなんですかあなた」
首かじり「いやー、いい男が住み始めたと聞いたのでぺろぺろしに」
濡女子「あなたは、死体の首をかじる、妖怪」
首かじり「ほら、そういう価値観ってもう古いから」
影女「まあ影じゃないわたしも人のことを言えませんが」
男「ばっかでー」
影女「あなたのせいですから! いやこのままでいいですが!」
男「まあとにもかくにもあまり首をかじられるのは困る」
首かじり「そっかー、残念」
影女「なんなんですかあなた、なんなんですかあなた」
首かじり「いやー、いい男が住み始めたと聞いたのでぺろぺろしに」
濡女子「あなたは、死体の首をかじる、妖怪」
首かじり「ほら、そういう価値観ってもう古いから」
影女「まあ影じゃないわたしも人のことを言えませんが」
男「ばっかでー」
影女「あなたのせいですから! いやこのままでいいですが!」
男「まあとにもかくにもあまり首をかじられるのは困る」
首かじり「そっかー、残念」
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