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元スレ影女「あ、喋れる…」
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【影女】
影女「影だから喋れないと思ってたけど、喋れるんだ!」
影女「よーし、試しに次に住んだ人は声を使って驚かせるぞ!」
影女「…けどこんなボロ屋敷に誰か住むのかな」
影女「人が居なくなって5年、次に人が来るまであと何年…?」
影女「もしかしたら取り壊されるかもしれない…」
影女「障子に映るだけのわたしなんか壊されたらもう存在できないだろうし…」
影女「そんなの。やだな…」
ガラガラ
影女「!?」
男「おー、なかなか良い家だな、これから住むのに申し分ないぜ」
影女(き、きたー!)
影女「影だから喋れないと思ってたけど、喋れるんだ!」
影女「よーし、試しに次に住んだ人は声を使って驚かせるぞ!」
影女「…けどこんなボロ屋敷に誰か住むのかな」
影女「人が居なくなって5年、次に人が来るまであと何年…?」
影女「もしかしたら取り壊されるかもしれない…」
影女「障子に映るだけのわたしなんか壊されたらもう存在できないだろうし…」
影女「そんなの。やだな…」
ガラガラ
影女「!?」
男「おー、なかなか良い家だな、これから住むのに申し分ないぜ」
影女(き、きたー!)
男「こんな広い家で一人暮らしか、悠々と過ごせるなー」
影女(こ、こっちに来る…! 目の前を通り過ぎる時に驚かすぞ…!)
男「えーと、ここが居間か?」
影女「わ、わー!」
男「ちぇいさ」ビリィ
影女「きゃー! 障子が破れたー!」
男「なんだ影女かびっくりさせやがって」
影女「え? え?」
男「すまんな、荷物運んだら修理するから今はこれで勘弁してくれ」ペタペタ
影女「セロテープ…」
影女(こ、こっちに来る…! 目の前を通り過ぎる時に驚かすぞ…!)
男「えーと、ここが居間か?」
影女「わ、わー!」
男「ちぇいさ」ビリィ
影女「きゃー! 障子が破れたー!」
男「なんだ影女かびっくりさせやがって」
影女「え? え?」
男「すまんな、荷物運んだら修理するから今はこれで勘弁してくれ」ペタペタ
影女「セロテープ…」
影女「と、というか私のこと知ってるんですか!?」
男「影女だろ? 割とメジャーな妖怪だろ、俺の実家にもいたぞ」
影女「え、えー」
男「幽霊とか見えるタイプの人間なんだ、俺」
影女「幽霊とあんまり一緒にして欲しくないんですが…」
男「似たようなもんだろ」
影女「全然違います!」
男「そうか?」
影女「そうですよ! デリカシーのない人ですね!」
男「デリカシー関係あるのか」
男「影女だろ? 割とメジャーな妖怪だろ、俺の実家にもいたぞ」
影女「え、えー」
男「幽霊とか見えるタイプの人間なんだ、俺」
影女「幽霊とあんまり一緒にして欲しくないんですが…」
男「似たようなもんだろ」
影女「全然違います!」
男「そうか?」
影女「そうですよ! デリカシーのない人ですね!」
男「デリカシー関係あるのか」
影女「それで、えっと」
男「男だ」
影女「男さんはどうしてここに?」
男「大学通う上で近い家探してたら親戚のおじさんがこの空き家紹介してくれたんだ」
影女「なるほど…」
男「安いし、一軒家だし、一人暮らしにはもったいないぐらいだけどな」
影女「妖怪だっているんですから数に入れてください!」
男「あー、はいはいそうねそうね、これからよろしく」
影女「はい! これで寂しくないですね!」
男「寂しかったのk」影女「ちがいます!」
男「男だ」
影女「男さんはどうしてここに?」
男「大学通う上で近い家探してたら親戚のおじさんがこの空き家紹介してくれたんだ」
影女「なるほど…」
男「安いし、一軒家だし、一人暮らしにはもったいないぐらいだけどな」
影女「妖怪だっているんですから数に入れてください!」
男「あー、はいはいそうねそうね、これからよろしく」
影女「はい! これで寂しくないですね!」
男「寂しかったのk」影女「ちがいます!」
【ケセランパサラン】
男「ただいまー」
影女「おかえりなさーい」
男「見て見て影っち、なんか変な綿みたいな妖怪捕まえた」
影女「綿みたいって…わあ! これケセランパサランじゃないですか!」
男「ケセランパサラン…名前は聞いたことあるな」
影女「うわー、すごーい! 実物なんてはじめて見ました!」
男「はじめて見るのに知ってるのか」
影女「有名なんですよ! 自力じゃ見に行けないから一生見れないと思ってました!」
影女「幸福を呼ぶ妖怪なんですよ!」
男「ほう」
男「ただいまー」
影女「おかえりなさーい」
男「見て見て影っち、なんか変な綿みたいな妖怪捕まえた」
影女「綿みたいって…わあ! これケセランパサランじゃないですか!」
男「ケセランパサラン…名前は聞いたことあるな」
影女「うわー、すごーい! 実物なんてはじめて見ました!」
男「はじめて見るのに知ってるのか」
影女「有名なんですよ! 自力じゃ見に行けないから一生見れないと思ってました!」
影女「幸福を呼ぶ妖怪なんですよ!」
男「ほう」
影女「飼いましょうよ飼いましょうよ!」
男「妖怪界ではペット的な存在なのか」
影女「穴の開いた木箱に入れて飼うんですよ! 餌はおしろいです!」
男「木箱ねー…、ダンボールに穴開けたんでいいか。おしろいは…片栗粉で」
影女「そんな適当でいいんですか…?」
男「知らん、まあ何とかなるだろ」
影女「ああ! 片栗粉食べてますよ! かわいい!」
男「なかなか愛嬌ある奴じゃないか」
影女「幸運が来るといいですね!」
男「楽しみである」
男「妖怪界ではペット的な存在なのか」
影女「穴の開いた木箱に入れて飼うんですよ! 餌はおしろいです!」
男「木箱ねー…、ダンボールに穴開けたんでいいか。おしろいは…片栗粉で」
影女「そんな適当でいいんですか…?」
男「知らん、まあ何とかなるだろ」
影女「ああ! 片栗粉食べてますよ! かわいい!」
男「なかなか愛嬌ある奴じゃないか」
影女「幸運が来るといいですね!」
男「楽しみである」
――数日後
男「観賞できるように昆虫用のケージ飼ってきた」
影女「住みやすいように土とか敷き詰めた方がいいんでしょうか?」
男「汚れるからティッシュちぎったやつ詰めとくわ」シャバババ
影女「ちぎるのはや!」
男「ほれ、お前の新しい家だぞ」
影女「ちょこちょことした動きが可愛いですねー」
男「うむ、しかも感触もふわふわで気持ち良い」
影女「あー、いいなー、わたしも触りたいです」
男「また今度な」
影女「はーい……え!? 私影ですよ! 触れないじゃないですか!」
男「観賞できるように昆虫用のケージ飼ってきた」
影女「住みやすいように土とか敷き詰めた方がいいんでしょうか?」
男「汚れるからティッシュちぎったやつ詰めとくわ」シャバババ
影女「ちぎるのはや!」
男「ほれ、お前の新しい家だぞ」
影女「ちょこちょことした動きが可愛いですねー」
男「うむ、しかも感触もふわふわで気持ち良い」
影女「あー、いいなー、わたしも触りたいです」
男「また今度な」
影女「はーい……え!? 私影ですよ! 触れないじゃないですか!」
――さらに数日後
男「なんか最近調子がいい」
影女「なんのですか?」
男「体調とか妖力とかその他もろもろ、お釣りの10円がギザ10だったりする」
影女「しょぼ!」
男「しょぼくないわ! ギザ10のロマンなめんな! 破くぞ!」
影女「ご、ごめんなさい、そんなに怒らないでくださいよぉ…」
男「これもケセランパサランのおかげかねぇ、ありがとなー」
影女「ささやかな幸せですねー」
男「そのくらいが丁度いいさ、分相応の幸せで生きて行こうぜ」
影女「無欲ですねー」
男「なんか最近調子がいい」
影女「なんのですか?」
男「体調とか妖力とかその他もろもろ、お釣りの10円がギザ10だったりする」
影女「しょぼ!」
男「しょぼくないわ! ギザ10のロマンなめんな! 破くぞ!」
影女「ご、ごめんなさい、そんなに怒らないでくださいよぉ…」
男「これもケセランパサランのおかげかねぇ、ありがとなー」
影女「ささやかな幸せですねー」
男「そのくらいが丁度いいさ、分相応の幸せで生きて行こうぜ」
影女「無欲ですねー」
【すねこすり】
男「何かやたら懐っこい妖怪がついて来たんだが」
影女「あー、すねこすりですねー、かわいー」
男「すねこすり? このやたら脛に体をこすりつけてくるのと関係あるのか」
影女「はい、歩くのを邪魔する妖怪です」
男「なるほど…確かにやや歩きにくかったな」
影女「まあすることはそのくらいですから特に害はないですね」
男「まあな。…それでこいつ猫なの? 犬なの?」
影女「どちらでもないんじゃないですか?」
男「すねこすりはすねこすり、か」
すねこすり「わん!」男「犬だこいつ!!」
男「何かやたら懐っこい妖怪がついて来たんだが」
影女「あー、すねこすりですねー、かわいー」
男「すねこすり? このやたら脛に体をこすりつけてくるのと関係あるのか」
影女「はい、歩くのを邪魔する妖怪です」
男「なるほど…確かにやや歩きにくかったな」
影女「まあすることはそのくらいですから特に害はないですね」
男「まあな。…それでこいつ猫なの? 犬なの?」
影女「どちらでもないんじゃないですか?」
男「すねこすりはすねこすり、か」
すねこすり「わん!」男「犬だこいつ!!」
男「それでこいつどうしたらいいんだ?」
影女「普通すぐにいなくなるらしいんですが」
男「めっちゃ脛こすってるぞ、俺の」
影女「懐いてるんじゃないですか? 飼いましょうよ!」
男「ええー、ケパランいるしなー」
影女「略さないでくださいよ」
男「名前だよ。あー、しかしこいつ飼うとなったらエサとかどうなるんだ」
影女「さあ…、ドッグフードとかでよさそうですけど」
男「猫まんまでもいいかな」
影女「なんでもいいんじゃないですか? 食べられたら」
影女「普通すぐにいなくなるらしいんですが」
男「めっちゃ脛こすってるぞ、俺の」
影女「懐いてるんじゃないですか? 飼いましょうよ!」
男「ええー、ケパランいるしなー」
影女「略さないでくださいよ」
男「名前だよ。あー、しかしこいつ飼うとなったらエサとかどうなるんだ」
影女「さあ…、ドッグフードとかでよさそうですけど」
男「猫まんまでもいいかな」
影女「なんでもいいんじゃないですか? 食べられたら」
男「しかしこいつ脛こすりすぎじゃね? 摩擦で熱くなってきたんだが」
影女「まあそういう妖怪ですし…」
男「このままじゃ飼うのに支障がでるな…捨てるか」
すねこすり「」ピタッ
男「なんだ、話がわかるやつだな」
すねこすり「わん!」
男「お前はこすられないんだな」
影女「実体がないですもん」
すねこすり「わん!」ビリィ
影女「ぎゃー!? 障子がー!!」
影女「まあそういう妖怪ですし…」
男「このままじゃ飼うのに支障がでるな…捨てるか」
すねこすり「」ピタッ
男「なんだ、話がわかるやつだな」
すねこすり「わん!」
男「お前はこすられないんだな」
影女「実体がないですもん」
すねこすり「わん!」ビリィ
影女「ぎゃー!? 障子がー!!」
暗い夜道を歩いていたら足元に何かが纏わり付いてくる
すねこすりかと思ったら生暖かいぬるぬるした感触
恐る恐る足元を見ると、赤黒い内臓の塊の様な物体が脈動しながら擦り寄っていた
前回読んだ時に想像しちゃった
すねこすりかと思ったら生暖かいぬるぬるした感触
恐る恐る足元を見ると、赤黒い内臓の塊の様な物体が脈動しながら擦り寄っていた
前回読んだ時に想像しちゃった
影女「やめてー! 穴開けないでー!」
すねこすり「ハッハッハッ!」ビリバリ
男「このまま障子破れるたびに騒がれるのも嫌だしな…しゃーない」ソッ
影女「? なんで障子に触るんですか?」
男「ケパランのおかげで更に妖力あがってる今ならいける気がする、よっこらセックス」グイッ
影女「へ?」グンッ
男「影から引きずり出した、あるいは実体化させたと言おう」
影女「ええええええええええええ!? うわああほんとに身体ある!」
男「俺、寺生まれのTさんのマブだぜ? このくらい当然」
影女「すごいです!! すごいですー!! わーい!!」
すねこすり「ハッハッハッ!」ビリバリ
男「このまま障子破れるたびに騒がれるのも嫌だしな…しゃーない」ソッ
影女「? なんで障子に触るんですか?」
男「ケパランのおかげで更に妖力あがってる今ならいける気がする、よっこらセックス」グイッ
影女「へ?」グンッ
男「影から引きずり出した、あるいは実体化させたと言おう」
影女「ええええええええええええ!? うわああほんとに身体ある!」
男「俺、寺生まれのTさんのマブだぜ? このくらい当然」
影女「すごいです!! すごいですー!! わーい!!」
【すねこすり2】
影女「けど実体化しちゃうとわたしって何ですか? 影じゃないですよね?」
男「心配するな、影みたいな女だよお前は」
影女「どういう意味ですか…」
男「影が薄そう」
影女「濃くてもいいじゃないですか!」
男「残念ながら…」
影女「ひどい!」
すねこすり「わんわん!」
影女「慰めてくれるんですか…ありがとうすねこす…あつっ摩擦あつぅ!」
男「俺と違って素足が出てるもんな、というか全裸」影女「ひああ!?」
影女「けど実体化しちゃうとわたしって何ですか? 影じゃないですよね?」
男「心配するな、影みたいな女だよお前は」
影女「どういう意味ですか…」
男「影が薄そう」
影女「濃くてもいいじゃないですか!」
男「残念ながら…」
影女「ひどい!」
すねこすり「わんわん!」
影女「慰めてくれるんですか…ありがとうすねこす…あつっ摩擦あつぅ!」
男「俺と違って素足が出てるもんな、というか全裸」影女「ひああ!?」
男「部屋を追い出されてしまったわけだが」
影女「当たり前です! 開けないでくださいよ!?」
男「しかし破れた部分から…」
影女「覗くのもなしです!」
すねこすり「わんわんわん!」
男「脛をこするな。座ってろ」
影女「男さん服がないですー!」
男「今度買いに行くからとりあえず俺のTシャツとズボン着てろ」
影女「持ってきてくださいー!」
男「へーへー。わかりましたよ、お嬢様ー」
影女「当たり前です! 開けないでくださいよ!?」
男「しかし破れた部分から…」
影女「覗くのもなしです!」
すねこすり「わんわんわん!」
男「脛をこするな。座ってろ」
影女「男さん服がないですー!」
男「今度買いに行くからとりあえず俺のTシャツとズボン着てろ」
影女「持ってきてくださいー!」
男「へーへー。わかりましたよ、お嬢様ー」
影女「うー、ぶかぶかです」
男「実体化させてやったんだから少しのことは我慢しろ」
影女「感謝感激雨あられです!」
男「馬鹿にしてんのか」
影女「なんで!? あ、そういえば何でわたし全裸だったんですか」
男「しらん、俺のせいじゃないぞ。お前が元から全裸だったんだ」
影女「わたし裸だったんだ!?」
男「影だからってとんだ淫乱女だぜ」
影女「い、淫乱じゃないです!」
男「どーだか」
男「実体化させてやったんだから少しのことは我慢しろ」
影女「感謝感激雨あられです!」
男「馬鹿にしてんのか」
影女「なんで!? あ、そういえば何でわたし全裸だったんですか」
男「しらん、俺のせいじゃないぞ。お前が元から全裸だったんだ」
影女「わたし裸だったんだ!?」
男「影だからってとんだ淫乱女だぜ」
影女「い、淫乱じゃないです!」
男「どーだか」
男「さて、今日から何から何まで二人分かー」
影女「えへへ…」
すねこすり「わん!」
男「ああ、お前の分忘れてたわ」
すねこすり「わんわん!」
影女「わー、脛こすらないでー! でも生まれて初めて味わう感覚!」
男「今度ケパランも触れよ」
すねこすり「…じゅるり」
男「ケパランが危ない。やっぱこいついいわ、邪魔だし」
影女「山に捨てるといいですー」すねこすり「わん!?」
影女「えへへ…」
すねこすり「わん!」
男「ああ、お前の分忘れてたわ」
すねこすり「わんわん!」
影女「わー、脛こすらないでー! でも生まれて初めて味わう感覚!」
男「今度ケパランも触れよ」
すねこすり「…じゅるり」
男「ケパランが危ない。やっぱこいついいわ、邪魔だし」
影女「山に捨てるといいですー」すねこすり「わん!?」
【木の子】
男「山に来たわけだが」
影女「はー、ここが山!」
男「お前はいちいち反応がでかいな」
影女「生まれてはじめて見るものばかりなんです!」
男「なら存分に楽しめばいいさ」
影女「はーい!」
男「さあ、すねお、山に御帰り。うちのペットはケパランだけなんだ」
すねこすり「くぅーん…」
男「悲しげな声を出してもだめだ、食費もない、あと扱いに困る」
すねこすり「くぅん…」トボトボ
男「山に来たわけだが」
影女「はー、ここが山!」
男「お前はいちいち反応がでかいな」
影女「生まれてはじめて見るものばかりなんです!」
男「なら存分に楽しめばいいさ」
影女「はーい!」
男「さあ、すねお、山に御帰り。うちのペットはケパランだけなんだ」
すねこすり「くぅーん…」
男「悲しげな声を出してもだめだ、食費もない、あと扱いに困る」
すねこすり「くぅん…」トボトボ
男「行ったか。…ん、向こうに誰かいるな」
影女「どうしましたー? 男さーん」
男「んー、いや、向こうの方に誰かいる」
影女「子供…たちみたいですね、山で遊んでるんでしょう」
男「へえ、今時の子にしては珍しいアウトドア派か」
影女「男さんはどっち派だったんですか?」
男「俺はどっち派でもある、まあよく遊ぶ子だったよ」
影女「真面目そうではないですよねー」
男「お前はインドアだよな、障子の中でヒキコモリ。ぷーくすくす」
影女「好きで引きこもってたんじゃないですー!」
影女「どうしましたー? 男さーん」
男「んー、いや、向こうの方に誰かいる」
影女「子供…たちみたいですね、山で遊んでるんでしょう」
男「へえ、今時の子にしては珍しいアウトドア派か」
影女「男さんはどっち派だったんですか?」
男「俺はどっち派でもある、まあよく遊ぶ子だったよ」
影女「真面目そうではないですよねー」
男「お前はインドアだよな、障子の中でヒキコモリ。ぷーくすくす」
影女「好きで引きこもってたんじゃないですー!」
男「さて、このまま帰るのもあれだし、ピクニック気分で飯を食おう」
影女「ご飯がないですよ?」
男「こんなこともあろうかとサンドイッチを持参してきた」
影女「いつの間に!?」
男「さあ食べよう食べよう」
影女「あ! わたしはじめての食事です!」
男「おー、味わって食べろよー」
影女「えへへ…楽しみです、お腹も変な感じ…。これが空腹…えへへ」
男「腹減ってるのが嬉しいのか変な奴。…あれ? ないぞ、ここに置いてあったはずなのに…」
影女「ええ!? あ! あの子供が持ってるのそうじゃないですか!?」
影女「ご飯がないですよ?」
男「こんなこともあろうかとサンドイッチを持参してきた」
影女「いつの間に!?」
男「さあ食べよう食べよう」
影女「あ! わたしはじめての食事です!」
男「おー、味わって食べろよー」
影女「えへへ…楽しみです、お腹も変な感じ…。これが空腹…えへへ」
男「腹減ってるのが嬉しいのか変な奴。…あれ? ないぞ、ここに置いてあったはずなのに…」
影女「ええ!? あ! あの子供が持ってるのそうじゃないですか!?」
男「むぅ、人の弁当を奪うとは不届き千万な奴め、懲らしめてやる」
影女「あれ…? 男さん! あの子供、妖怪ですよ!」
男「なんと。…ああ、確かにわずかながら妖気を感じるな」
影女「木の子ですよ! 木の子!」
男「キノコの妖怪なのか」
影女「違います、山童です。子供の姿をした山の妖怪で、特に害はないんですが…」
男「弁当を奪われたわけだが」
影女「特に害はないんですがー、悪戯好きなんです」
男「ふーむ、追いかけるのも面倒だし弁当は諦めるか」
影女「いやです! 絶対食べるんです! 行きますよ男さん!」
影女「あれ…? 男さん! あの子供、妖怪ですよ!」
男「なんと。…ああ、確かにわずかながら妖気を感じるな」
影女「木の子ですよ! 木の子!」
男「キノコの妖怪なのか」
影女「違います、山童です。子供の姿をした山の妖怪で、特に害はないんですが…」
男「弁当を奪われたわけだが」
影女「特に害はないんですがー、悪戯好きなんです」
男「ふーむ、追いかけるのも面倒だし弁当は諦めるか」
影女「いやです! 絶対食べるんです! 行きますよ男さん!」
【木の子2】
影女「はひっ…はひっ…」
男「体力少なすぎだろ」
影女「仕方ないじゃないですかぁ…、運動なんかしたことないんですからぁ…、ひー…」
男「まあ子供は元気だしな」
影女「うう…、でも逃げた方向がわかればいずれ捕まえられますぅ…」
男「弁当がなくなるかもしれんがな」
影女「それは困りますぅー…はぁ、はぁ…」
男「ならもっと早く走れ」
影女「ひーん」
男「体力では負けても、気合いではロリショタに負けるなよー」
影女「はひっ…はひっ…」
男「体力少なすぎだろ」
影女「仕方ないじゃないですかぁ…、運動なんかしたことないんですからぁ…、ひー…」
男「まあ子供は元気だしな」
影女「うう…、でも逃げた方向がわかればいずれ捕まえられますぅ…」
男「弁当がなくなるかもしれんがな」
影女「それは困りますぅー…はぁ、はぁ…」
男「ならもっと早く走れ」
影女「ひーん」
男「体力では負けても、気合いではロリショタに負けるなよー」
男「この辺りにいるはずだな。さっきと同種の妖気を複数感じる」
影女「ぜひー…ぜひー…かえ…かえして…もら…ます…ひー…ひー…」
男「脆弱すぎる…。ほら、深呼吸深呼吸」
影女「ひっひっふー」
男「つまらんボケをするな」
影女「はひー…はひー…」
男「しゃあない、お前はそこで休んでろ。俺が見てくるから」
影女「た、頼みますぅー…」
男「あいよー」ガサガサ
――
男「さて、この辺から感じるんだが」
影女「ぜひー…ぜひー…かえ…かえして…もら…ます…ひー…ひー…」
男「脆弱すぎる…。ほら、深呼吸深呼吸」
影女「ひっひっふー」
男「つまらんボケをするな」
影女「はひー…はひー…」
男「しゃあない、お前はそこで休んでろ。俺が見てくるから」
影女「た、頼みますぅー…」
男「あいよー」ガサガサ
――
男「さて、この辺から感じるんだが」
木の子「……!」
男「見つけたぜロリショタ幼女どもども! 大人の厳しさを教えてやん…ん?」
木の子「……」
男「何だお前ら怪我してるじゃないか」
木の子「……」
男「弁当を奪ったのはその子らのためか」
木の子「……」コクン
男「まあ怪我してる状態だとまともにエサもとれないだろうしな…」
木の子「……」
男「……はぁ、しゃーない」
男「見つけたぜロリショタ幼女どもども! 大人の厳しさを教えてやん…ん?」
木の子「……」
男「何だお前ら怪我してるじゃないか」
木の子「……」
男「弁当を奪ったのはその子らのためか」
木の子「……」コクン
男「まあ怪我してる状態だとまともにエサもとれないだろうしな…」
木の子「……」
男「……はぁ、しゃーない」
影女「あ、男さんおかえりなさい! お弁当は!?」
男「あー、食われてたわー」
影女「えー! そんなー!」
男「わめくなわめくな、帰ったら世界一美味い料理作ってやるから」
影女「すごい! なんですかそれ!?」
男「カレーだ」
影女「楽しみだなぁー、えへへ」
男「あー、しかし疲れたー」
影女「汗一つかかず走ってたじゃないですか…」
男「いやそのことじゃな…。ま、いいか。帰るぞー」
男「あー、食われてたわー」
影女「えー! そんなー!」
男「わめくなわめくな、帰ったら世界一美味い料理作ってやるから」
影女「すごい! なんですかそれ!?」
男「カレーだ」
影女「楽しみだなぁー、えへへ」
男「あー、しかし疲れたー」
影女「汗一つかかず走ってたじゃないですか…」
男「いやそのことじゃな…。ま、いいか。帰るぞー」
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