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    元スレ幼女「じょうだんだろ」

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    1 :

    TSFはすばらしい

    2 = 1 :

    ガチャッ

    「お兄ちゃん!ほら 朝だよ、早く起きて!」

    「ねぇ、起きてってば!」

    バサッ

    幼女(スヤスヤ)

    「あれっ、この子……誰? お兄ちゃん、どこに行ったのかな?」

    ペシペシ

    「ねぇ、朝だよ。おきて、あなたはだぁれー?」

    ペシペシ

    幼女「……ん、んぅ? ふぁあ、誰が誰だって?」

    「あ、おはよう。……ねぇ、あなたはだあれ?」

    幼女「はぁ……? おきぬけのあにをからかってたのしいか?
       それともねぼけてんのか?」

    「……兄……?」

    3 = 1 :

    「あのねぇ、こんなにちっちゃくて、しかも女の子なのに、きみが私のお兄ちゃんなわけないでしょう?
      ねぇ、きみはどこの子なの?何小学校?お名前は?」

    幼女「なにをふざけてるんだ? ……あぁ!じかんがヤバい!」

    幼女「よいしょっと。あれ、ベッドがいつもよりたかいような?」

    幼女「……いかん、そんなばあいではない。がっこうにおくれる」トコトコ

    「ああ、待ってよー」

    ―階下、居間

    ガチャッ

    幼女「おはようかあさん。あさごはん、いただくよ」

    「あらおはよう……って、あなた、どこから入ってきたの?
      わたしはあなたのママじゃないわよー?」

    幼女「おいおい、アンタまでなんなんだ?
       ……っていうか、いいトシして『ママ』はないだろ」

    「まぁ、なんて口のきき方!悪い子ね!」

    幼女「いや、くちょうはいつもどおりのはずだけど」

    「でも変ね、近所にこんな子いたかしら?
      妹の小さいころにちょっと似てるわね」

    4 = 1 :

    タタタ

    「あ、ここにいた!ねえお母さん、この子どこの子?
      お兄ちゃんの部屋で寝てたんだけど」

    「お兄ちゃんの部屋で? あ、お兄ちゃんはまだ寝てるの?」

    「ううん、お兄ちゃんはいなかったよ」

    幼女「なぁ、あんたらなんのはなしをしてるんだ?
       こうこうせいのちょうなんを『この子』よばわりしてみたり、むししてみたり」

    「この子さっきから変なことばっかり言ってるんだよ。
      口も悪いし、なんだかお兄ちゃんみたい」

    「そうねぇ……。でもそのお兄ちゃんはどこに行っちゃったのかしら?
      もしかして、この子を誘拐して失踪……!?」

    幼女「おーい、ひとのはなしをきけ」

    幼女「……って、なんだ? めせんがやたらひくいような……?
       こころなしか、てもちいさい」ニギニギ

    幼女「……」

    幼女「まさかっ!」ダッ

    5 :

    「ジョウダンダロ、フザケンジャネーヨ」

    6 = 1 :

    ―-洗面所

    ダダダダダ ガラッ

    幼女「まさか、そんなマンガみたいなことが……ッ!」

    幼女「はっ!……とうっ!」ピョンピョン

    幼女「……だめだ!しんちょうがたりなくてかがみがみれん!」

    「急に走りだしてどうしたの? チビちゃん」

    幼女「おお、いいところに! 妹、すまんがおれをもちあげてかがみのまえにかざしてくれ」

    「いいけど……」ヒョイ

    幼女「……!!」

    幼女「じょうだんだろ」

    7 :

    ギョギョッ!

    8 = 1 :

    幼女「……」

    幼女「ちいさくととのったかおに、かたまでのびたかみ」

    幼女「びみょうにふきげんそうなひょうじょうは、おれらしさのなごりか」

    幼女「まさかほんとうにようじかしているとは……しかもようじょ」

    幼女「このがいけんだとしょうがっこうていがくねんってとこか?
       ちゅういちの妹とくらべてもかなりちいさいな……」

    「ねぇ、もう下ろしてもいい?」

    幼女「お、おおスマン、もうだいじょうぶだ」

    ストン

    幼女「……どうしたもんか。とりあえず妹、りびんぐに行くぞ。じょうきょうをせいりする」

    (キュートな外見にクールな口調……これは)

    9 = 1 :

    ―居間

    幼女(まずは二人に理解してもらうのが先決だろうな……。
       しかし、なんと説明すればいい? とりあえずは正面から説明してみるか)

    幼女「さて、母さん、妹、少し話がある。学校の時間はヤバいがこの際仕方あるまい」

    ・母(……)

    幼女「おどろかずにきいてほしい。おれは……つまりあんたらのめのまえのしょうじょは、
       このいえのちょうなん、兄だ」

    幼女(どうだ……どう出るっ!?)

    母・「……」

    「あ、妹。あなたそろそろ学校行かないとダメな時間じゃない」

    「そ、そうだね。じゃあ、行ってきま……

    幼女「まてまて!きかなかったことにするのはやめてくれ!
       じっさいもんだい、あんたらがりかいしてくれないとはなしがまえにすすまないんだ!」

    幼女「正直言って、俺一人ではこの状況を持て余す。
       だから信じてくれ。母さん、俺はあんたの息子だ」

    「……」

    10 = 1 :

    幼女「はぁ……。ま、むりだよなふつうにかんがえて」

    幼女「よしわかった。なんでもきいてくれ。
       こうなったいじょう、おれがおれであることをしょうめいするすべは、
       おれしか知らないじじつをかたるほかにない」

    「じゃあ……。お母さんの出身地は?」

    幼女「グンマー」

    「お父さんの仕事と年齢は?」

    幼女「47さい、ぎんこういん。やくしょくはしてんちょう」

    「妹の学年は?」

    幼女「ちゅーいち」

    「あなたの初恋の人は?」

    幼女「……そんなことをはなしたおぼえはない」

    「答えられないのね……怪しい」

    幼女「いやいや!だってあんたしらないだろ!」

    「おんn…

    幼女「わーわー!ヤメロヤメロ! なんでここであいつのなまえが出てくるんだ!」

    11 = 1 :

    「……怪しい」

    幼女「たのむからしんじてくれよ……」

    幼女「じゃあ妹、なにかしつもんは?」

    「んーとね、お兄ちゃんのえっちな本の隠し場所は?」

    幼女「」

    「……隠し場所は?」

    幼女「い……いえな……いや!そんなものはない!」

    「いいの? 信じてもらえなくて」

    幼女「くっ!」

    (きゃー、赤面幼女かわいい!)

    幼女「て……てんじょううら」

    ・母「!!」

    「よく言えましたー! まぁわたし知らなかったんだけど」

    幼女(じゃあこんなの暴露してもなんの意味も無ぇじゃねーか!
       ……いや、忘れよう)

    12 :

    漢字を使うのか使わないのかはっきりしろよ!!!!

    14 = 1 :

    >>12
    すまん、いっかいふつうにかいたあとひらがなにへんかんしたから、とりこぼしがあるかもしれん

    15 :

    可愛い

    16 :

    好き

    17 = 1 :

    幼女「で、だ。しんじてくれたのか」

    母・「……」

    幼女「どうすりゃいいんだ……」

    幼女「……あっ! もしかするとこのからだ、もとのおれのしんたいてきとくちょうを
       ひきついでるんじゃないか!? ちょっとかくにんしてくる」

    -風呂場

    幼女(洗面所の鏡は高すぎるからな)

    幼女(椅子に立って……とりあえず脱いでみるか……)

    幼女(……)

    幼女(いや、自分の体だ。気に病む必要はなにもない。そう、なにも)

    ゴソゴソ ポイッ
    ゴソゴソ ポイッ

    19 :

    >>14
    おまえ自身まで幼女化してんじゃねーよ

    20 = 1 :

    ちなみに、兄の心理描写では漢字使います

    幼女(なんという完全な幼女具合)

    幼女(しかしもとの体の特徴なんて覚えてな……いや)

    幼女(確か二の腕にホクロが……ある!)

    幼女(あとは、手術して縫った痕が腹にあったはず。
       おお、ある)

    幼女(だんだん思い出してきたぞ。一重瞼に八重歯、水ぼうそうの痕)

    幼女(よし、間違いなくこれは俺の体だ。縫った痕と八重歯を見せれば、
       少なくとも母は信じるだろう)

    幼女(まぁ、股間は多少寂しいが……)

    幼女(……)

    幼女(邪な考えが外部にバレない点に関しては、女のほうがいいかもな)

    幼女(さて、服を着て居間に戻ろう)

    21 = 1 :

    -ー居間

    「あ、帰ってきた」

    幼女「さぁみろかあさん。ほらこのやえば!」

    幼女「あ~~」クパァ

    「あら、兄と同じ……」

    幼女「そしてこの、ふくぶのほうごうこんを!」バッ

    「あらあら、本当ねぇ。……ねえ、お嬢ちゃん」

    幼女「……なに、とうとつに」

    「実はね、お母さん、最初からあなたが兄くんだって分かってたの。
      十数年も一緒にいるんだし、なにより血を分けた親子ですもの。
      女の子になっても、立ち方、しゃべり方、雰囲気、全部変わらないのよね。
      妹ちゃんだってわかってたんでしょ?」

    「そりゃそうだよー。寝てるときはさすがにわかんなかったけど、
      起きて、喋った瞬間にピンときたんだ」

    幼女「……じゃあいままでのおれのくろうはなんのために」

    母・「だって面白かったんだもん」

    幼女「ちくしょう、あんまりだ」

    22 = 1 :

    「さっきはお風呂場でイロイロ確かめてたの?楽しかった?」

    幼女「かんべんしてください」

    「お兄ちゃんのえっち」

    幼女「……いや、あれは仕方ない!
       きかんはふめいだが、これからこのからだとつきあっていかなきゃいけないんだ。
       じょうきょうのはあくのためにはひつようなプロセスだった!」

    母・「へぇー」

    幼女「……と、とにかく!おれがおれだと分かってもらえてなによりだ」

    幼女「で、これからどうすべきだろう?」

    「そうねぇ。とりあえず今日は学校はお休みしましょう。
      ……妹、三時間目からでもいいから学校に行ったら?」

    「やだよー。こんな面白い状況、なかなか体験できないもん。
      明日になったら元に戻っちゃうかもしれないじゃん」

    幼女「!!」

    幼女「……そうか。そうだよな!マンガとかだと、なぜかつぎのひ(かい)にはもどってるもんな!」

    「そもそも、どうしてこうなったのかしら?」

    幼女「わからない。なにもこころあたりがない」

    23 = 1 :

    母・「……」

    「じゃあ、今日は服を買いに行きましょう」

    幼女「……なんでここでそのチョイスなんだ。もっとほかになんかあるだろ。
       いしゃのしんさつをうける、とか」

    「あら、大事なことよ。あなた、いつまでもそのだぶだぶのスウェットと、
      ぶかぶかのTシャツを着てるつもり?」

    幼女「それは……」

    「妹の昔の服はほとんど従妹ちゃんにあげちゃったし」

    幼女「……しかたないか」

    「決まり!そうと決まったら早速準備しなくちゃ!
      たしかキャミソールとスカートくらいは残ってたはずよ」

    「ねぇ、私も行っていいんだよね?」

    「もちろん。二人でお兄ちゃんにかわいい服を選んであげましょ」

    「うん!」

    幼女「もうれつにイヤなよかんがする」

    24 = 1 :

    -ー隣町駅前ファッションビル

    幼女「こどもふくをかうのに、なんでここまでこにゃならんのだ」

    「どうせ買うなら、うんと可愛いのにしないと!」

    幼女「だいいち、あしたになったらもどってるかもしれないんだぞ?」

    「それでもいいの。今日のうちにいっぱい写真とっとくんだから」

    幼女「かんべんしてくれ……」

    「兄、いまのあなたはすっごく可愛い女の子なのよ。
      昔の妹よりももっと」

    「そうだよ!ホントは男のお兄ちゃんに負けるのは悔しいけど」

    「かわいい子は、その可愛さに磨きをかけるという社会的義務があるのよ?」

    「そうだよ!『かわいいは正義』なんだから、それを台無しにするのは悪なんだよ!」
      
    幼女「妹、おまえなんだかこわいぞ……」

    「さぁ、ゴチャゴチャ言ってないで行くわよ!」

    「さぁ、お兄ちゃん早く!」

    幼女「まぁ、なんだ、おてやわらかに……」

    25 = 1 :

      《 「ごじかんけいか!」 》

    --ファッションビル地下、コーヒー店

    幼女「……つ」

    「……つ?」

    幼女「……つかれた」

    「まぁ、疲れたでしょうね。この広いビルをほぼまわったんだし、
      数え切れないくらい試着したし」

    「かわいかったね、お兄ちゃん」

    幼女「まぁ、そうかもな……」

    幼女(俺はロリコンではなかったはずだが……。正直何度か見惚れかけた)

    幼女(とくに白のワンピース!あれは殺人的だった……)

    幼女「まぁぜんぶじぶんだったわけだが」

    「えっ?」

    幼女「いや、なんでもない」

    26 = 1 :

    幼女「しかし、けっきょくどれくらいかったんだっけ?」

    「まぁ、上下10セットくらいかしら?ちょっと少なかった?」

    幼女「どうかんがえてもおおいだろ……。あしたにももとにもどるかもしれないのに」

    「もうお兄ちゃん!縁起でもないこと言わないでよ!」

    幼女「『えんぎでもない』って……。もどるのがわるいことのようないいぐさだな」

    「このままのほうがいいんじゃない?かわいいし」ニコッ

    「そうそう、かわいいし」ニコッ

    幼女「それもそうだな、かわいいし」ニコッ

    三人「…………」ニコニコ

    幼女「ってんなわけあるかぁ!」

    幼女「だいいちこのままじゃがっこうにも行けないだろ!
       もういちどしょうがっこうからやりなおしなんて、おれはごめんだぞ!」

    「学校なら、ふつうに行けばいいじゃない」

    幼女「は? そんなのがきょかされるわけ……」

    28 = 1 :

    「されたわよ、さっき。あなたがトイレ言ってる間に、校長先生から、許可」

    幼女「mjd?」

    「まじで」

    「わりとあっさりOKしてくれたみたいだったけど」

    幼女「どうなってるんだ……。ちょっとがっこうにでんわしてみる」

    ピポパ

    プルルルルガチャ

    先生『はい、毘符高校職員室です』

    幼女「あ、もしもし。あの……こーちょーせんせいにおはなししたいことがあるんですが、
       おとりつぎいただけますか?」

    先生『はい、それはいいですが……、どちらさまですか?』

    幼女「2ねんえーくみの兄です。……あ、こえがおかしいのはきにしないでください」

    先生『……? えーと、それでは校長先生に代わります』

    コ-チョ-センセ--! オデンワデスヨ--!

    29 = 1 :

    校長『お電話代わりました、校長の校長ですが』

    幼女「どうも、兄です。……ええと、ははからじじょうはおききですか?」

    校長『おお、君が! 声を聞く限り、どうやら本当に女の子になってしまったようだね。
       前の君とは大違いだ』

    幼女「まえ? こーちょーせんせいはいぜんのぼくをごぞんじで?」

    校長『ああ、よく知っているよ。君は部活動こそ入っていないが、学級委員や生徒会役員を
       つとめてくれているからね』

    幼女「はぁ、それはどうも……」

    幼女「ではほんだいにはいりますが、あすいこうのぼくのとうこうをきょかなさったというのは
       ほんとうですか?にわかにしんじられないのはじゅうじゅうしょうちですが、
       ぼくはいまほんとうにじょししょうがくせいのいでたちなんですよ?」

    校長『いやいや、信じているとも。今の君の声は可愛らしい少女のものだが、
       使っている語彙は明らかに幼い子供のそれではないからね。
       ……許可ならもちろんしたとも。明日からも、今までと変わりなく登校したまえ』

    幼女「……いいのですか?」

    校長『実をいうと、私は小学校の校長になりたかったのだ。にもかかわらず高校になんぞ来て
       しまって、少女たちが無邪気に登校する姿を見守る機会は、永遠に失われたとばかり思っていた」

    30 = 1 :

    ひらがなのぶんしょうはかなりよみにくいとおもうが、まぁがまんしてくれ

    31 :

    しかし…
    ええかげんこの手のネタ飽きないのかね?
    ん?もう散々やり尽くしてんだろうに…

    32 = 1 :

    校長「しかし!君はどうやら私の夢をかなえてくれそうだ!是非……是非明日からもウチに通ってくれ!』

    幼女「……えぇぇー」

    校長『頼む!このとおりだ!』

    幼女(校長……もしかして電話の向こうで頭を下げているのか? うわぁ……。だがこれは好都合)

    幼女「……ええ、それはこちらとしてもねがったりです。
       もしかのうであれば、ほかのせんせいがたにいきさつをせつめいしておいていただけると
       たすかるのですが」

    校長『よしわかった。私から話しておこう』

    校長『では明日、君の登校を楽しみにしているよ』

    幼女「……しつれいします」

    ピッ

    幼女「こーちょー、じつはあんなキャラだったのか……。それなりにそんけいしていたのに、ざんねんだ」

    「ね? 大丈夫だったでしょ?」

    幼女「……もしかして、さいごにかったブレザーはこのために?」

    「さすがに学校指定のとまるきり同じではないけど、できるだけ似てるのを買ったから大丈夫よ」

    幼女「……さいで」

    33 = 12 :

    ありきたりだからこそいいんだよ

    34 = 1 :

    >>31
    男→幼女ってきしゅつ?

    35 = 1 :

    幼女「あ、じゃあカバンは? がくせいかばんでとうこうするのはたいかくてきに
       ちょっときびしいかもしれない」

    「ランドセルあげるよ。わたしが去年まで使ってたやつ」

    幼女「ランドセルか……このさいしかたないのか……?」

    「ランドセルは小学生の体に最適化されてるんだから、これを使わない手はないわね」

    幼女「だとしても、べつにランドセルならむかしのじぶんのがあるんだが」

    「だめよ! 女の子が黒いランドセルなんて」

    幼女「まぁ、こうくると思ったよ」

    「じゃあ決まりだね!」

    幼女「はぁ……。とりあえずいえにかえろうか……」

    36 = 1 :

    ――その夜

    「兄、そろそろお風呂入ってきたら?」

    幼女「りょーかい」

    ――脱衣所

    幼女「ふう、疲れた……。明日も大変そうだ、今日の疲れはしっかり取っておかねば」

    幼女(このヒラヒラした服も着慣れないといけないのか。
       戻ったとき妙な後遺症が残らないといいけど……)

    37 = 1 :

    ――浴室

    幼女(……)

    幼女(戻ったとき……?そもそも、俺は元に戻れるのか?
       俺は元に戻りたい……はずだ。しかし、この状況に妙に納得してしまっている自分がいるのも事実。
       それはなぜだ? 俺は本当に元に戻りたいのか?)

    幼女(わからない……。でも、ずっとこのままなのは怖い。
       だが本当に原因がわからない。元に戻る?どうやって?)

    幼女(そもそもどうしてこのままなのが怖いんだ? アイデンティティーを奪われたからか?
       肉体的特徴はココロの裏付けとしてそれほど強い位置にいたのか?
       それにしたって新しい体の特徴を以て『自分自身』と認めればいいだけのはずだ)

    幼女(いや待て……昨日の俺と今日の俺は本当に同一人物なのか?
       そうだ。俺が恐怖しているのは、俺の連続性が失われたかもしれないからじゃないのか?
       さっき確認した身体的特徴だって、何らかの手段によって再現することは可能だろう。
       ……この体は誰のものなんだ? 昨日まで俺だったはずの誰かはどこへ行った?)

    幼女(俺は……誰なんだ?)

    幼女「いや……。現時点では何も考えない方が精神衛生のためか」

    38 = 31 :

    >>33-34
    いやほら…縦だし…

    39 = 1 :

    ガラッ

    「お兄ちゃん? なにぶつぶつ言ってるの?」

    幼女「……たいしたことじゃない。ずいぶんフシギなことになったなぁとおもっただけ」

    「あはは、こんな体験は滅多に出来るものじゃないよ」

    幼女「は!だいさんしゃのたちばはきらくでいいねえ」

    幼女「で、なにしにきた?いくらちぢんだからといっても、なかみはそのままなんだから
       フロくらいひとりではいれるぞ」」

    「お兄ちゃん、どうせ髪の洗い方なんて知らないでしょ? 手伝ってあげようと思って」

    幼女「かみ? ああ、おんなのひとはたいへんらしいな。
       そうか、セミロングといってもそうおうのていれはひつようか」

    幼女「わかった、ではあまんじてせわになろう」

    「了解であります!」

     ――――………

    *一日目 了 *

    40 = 1 :

    シリアスパートはもうありませんのでごあんしんを

    ――朝

    「こんにちはー!」

    「ほら兄ー!いつまで寝てるの!女ちゃんが迎えにきてくれたわよ!」

    「ごめんなさいね女ちゃん、悪いけど、いつもみたいに起こしにいってくれる?」

    「了解です!……あ、そういえば昨日は兄、どうしたんですか?
      わたしは日直だったので先に行きましたけど、いつまでも兄がこないから心配しましたよ」

    「昨日はちょっと、ね……」

    「ちょっと?」

    「ふふっ、もう少ししたらわかるわ」

    「……?」

    41 = 1 :

    ――兄の部屋

    コンコン

    「兄ー、入るよー!」ガラッ

    「もー、まだ寝てる!布団に潜っちゃって……」

    「ちょっとほら、起きてしたくしないと学校遅刻するよ!僕は巻き添えになるのは嫌だからね!」

    モゾモゾ

    「聞いてるのー?はやく起きな、よ!」バサッ

    幼女「うおっまぶしっ」

    「……え?」

    幼女「ふあぁぁあ」

    幼女「ねむい……しかたない、おきるか。女、さきにいっててくれ。
       きがえておりてくから」

    「え……あなた……誰?」

    幼女「んー? ……ああ、そういえばそうだったな。
       またあのやりとりをくりかえすのか? 女、はなしはあとだ」

    「え?あ……うん、下行ってる」

    42 = 1 :

    階下――

    「おばさん!あれはなんですか!?
      挙動がどう見ても兄な小さい女の子がいたんですが!」

    「あーあれねー。実は兄その人なのよ。昨日の朝からああなってたの」

    「ええー! それでいいんですかお母さん!」

    「まあいいんじゃない? 騒いだって何にもならないしね」

    「……学校は!? あのまま学校に行くんですか!?
      本人はそのつもりみたいでしたが……」

    幼女「そのてんはもんだいない。こうちょうにきょかをとったからな」

    「キミは……本当に兄なの!?」

    幼女「そのようすだとだいたいのせつめいはおわってるようだな。
       いかにも、おれはまぎれもなく兄だ。このいえのちょうなんでおまえのおさななじみの、な」

    「そんな……」

    「兄、似合ってるわよ、そのブレザー」

    幼女「んー、ここはよろこぶところなのかねぇ」

    43 = 12 :

    >>38
    自分が恥ずかしいわ・・・

    44 :

    しえん

    47 = 1 :

    「……そろそろ納得するしかないみたいだね」

    幼女「ああそうとも。がっこうのほうももんだいないみたいだしな。
       げんじょう、わりきってしまえばふつごうはない」

    「ホント、君は変わらないね……」

    幼女「まぁな。これでせいかくまでかわったらおれのアイデンティティはなくなったもどうぜんだ。
       さすがにそれはこまる。……ん? あれは……」

    「あれは校長先生かな? 手を振っているようだけど」

    幼女「あのロリコン……。まさかマジでやりやがるとは」

    校長「おはよう兄くん!君は素晴らしいな!」

    幼女「……」

    「ちょっと校長先生!さりげなく兄に触れようとしないでください!
      絵面が完全に犯罪ですよ!」

    幼女「こうちょうせんせい……いろいろととりはからってくれたらしいのはありがたいんですが、
       あまりサービスをきたいされてもこまりますね。
       じゅんぼくなふるまいなどとはむえんのせいかくですので」

    校長「クールな幼女! 君は天然記念物……否国宝級の存在だ!」

    幼女「……これはダメだな。女、とっととはいろう」

    「う、うん」

    48 :

    ボクっ娘なのかそうでないのかハッキリさせろ

    49 = 1 :

    わりとしえんしてくれてうれしい。みんなTSFすきだな

    幼女「こーちょー、ついてきたらあなたとはにどとくちをききませんから」

    校長「そんなご無体なぁあ」

    (校長の御し方をつかんだみたいだね……)

    ――教室

    幼女「おはよーっす」

    一同「!!!」

    幼女「このはんのう……さしものこうちょうといえど、どうきゅうせいにせつめいするひまはなかったか」

    副委員長「あの……?」

    幼女「おはよう、ふくいいんちょう。しゅっせきぼとかはしょくいんしつからもってきてくれたか?
      まだならおれがいってくるが」

    副委員長「……え?」

    「兄、そんな唐突な……。副委員長さん固まってるよ」

    幼女「……よろしい。ではとりあえずいっしょに行こうか」

    副委員長「あ、はい……」

    「副委員長さん、それでいいのか……」

    50 = 44 :

    新城直衛が幼女になったような感じか


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