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    元スレ少女「せんせい…」

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    1 :

    「あーさぶっ!外さぶたっ」

    「コンビニ遠いんだよチクショウ…ふぇっくしっ!」ズビッ

    「あーくそ…ん?」

    「」

    「子供が倒れとる」

    2 :

    ふむ.....どうぞ続けたまえ

    3 = 1 :

    「寝て…るわけないかこんな真冬に道端で」

    「」

    「新手の遊びか…」

    「」

    「ていうかピクリとも動かないけど…」

    「」

    4 = 1 :

    「まさかこれって、死…」ゴクリ

    「」

    「おいおい…」

    「」

    「…」キョロキョロ

    「俺は何も見なかった」

    5 = 1 :

    「コンビニのおでんが俺を待っている!」スタスタスタ

    「」

    「帰ったら観たいドラマもあるし!」スタスタスタ

    「」

    「…」スタ、スタ、スタ

    「」

    「…」ピタリ

    「はぁ…」クルッ

    6 :

    紫煙

    7 :

    続けて

    8 = 1 :

    「いくらなんでも放置はよくないか…」

    「救急車呼ぶくらいはしとくか」

    「」

    「お、おーい!大丈夫か?おーい!」

    「」

    「どうしよう微動だにしない…軽く揺すってみるか」

    「」

    「しっかりしろー!」ユサユサ

    「」ユサユサ

    「…」ユサユサ

    「おーい!」ユサユサ

    「…」ユサユサ

    9 = 1 :

    「やっぱりもう…」

    「これは、警察の方がいいのか?」

    「…」

    「はぁ…」



    「…………………ん」

    「!!えっ?」

    10 = 1 :

    「い、生きてた?!」

    「…」ボー

    「お、おいキミ?大丈夫か!?」

    「…」キョロ、キョロ

    「と、とにかくえっと、きゅ、救急車か?」アセアセ

    「……………………あ、れ…?」

    「あ、あれ携帯どこやった?携帯携帯」アセアセ

    「せんせい…?」

    「え?なに?ちょっと待って、あ、携帯あった!」

    「…」ジッ

    「救急車って番号なんだっけ…?110番はお巡りさんだろ?えっとえっと」

    「…」ジーッ

    11 = 6 :

    がんばれ

    12 :

    お前を見ているぞ

    13 = 1 :

    「いい」

    「イチイチキュウ?って、えっ?」

    「病院いい」

    「いや、いいって…」

    「大丈夫」

    「いや、そもそも何でこんな所で倒れてたんだよ」

    「…ちょっと失敗しちゃった」

    「失敗って何だよ…」

    15 = 1 :

    「大丈夫、だから、病院はいや…」スッ

    「あっおい!」

    「っ…」フラッ

    「!」ガシッ

    「…」グッタリ

    「全然大丈夫じゃねーじゃねえかよ」


    「どうしよ…」

    16 = 1 :

    「…」

    「…」スゥスゥ

    「…はぁ」


    「結局家まで運んできてしまった」

    「ど、どうしよこれ?どうみても誘か」

    「う、ん…」モゾ

    「!」

    18 = 1 :

    「…」ドキドキ

    「…ん」ムクリ

    「よ、ようお目覚めかい?」ハラハラ

    「ここ、どこ?」ボー

    「!」ドキィッ


    「しらないおうち」キョロキョロ

    「あっとえっとこれは別に誘拐とかでは断じてないから!純粋な人助けであって、決して犯罪に結び付く行為ではないですからマジで!」ワタワタワタワタ

    「たすけてくれたの?」

    「えっ?」

    「ありがとう」

    「あ、どういたしまして」

    20 = 1 :

    「とりあえず何か飲むか?水かポカリしかないけど。ポカリでいい?」

    「うん」

    「体調はどう?そもそも何であんな所で倒れてたわけ。病気とかか?」

    「…」

    「…別に喋りたくないならいいんだけど。はいポカリ」

    「ありがとう」

    「…」ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク

    「えっ」

    「ふはっ…はあっはぁ…」

    「そ、そんながっついて飲まなくても。おかわりいるか?」

    「うん」

    「今度は落ち着いて飲めよ?むせるぞ」

    22 = 1 :

    「のどかわいてた」ゴクゴク

    「そうか」

    「ふぅ…」

    「家はどこらへんだ?さすがにもう遅いし、送ってくよ」

    「帰らない」

    「いや帰らないじゃなくて」

    「じゃまだったら出ていく」

    「そういうことじゃなくて!こんな時間にフラフラ出歩いてたら危ないだろうが」

    「大丈夫」

    「大丈夫じゃないっつうの!道端に倒れてるような娘は大丈夫じゃないから」

    「もう大丈夫になったからいい」

    23 = 1 :

    「あのなぁ…世の中には変なヤツが一杯いるんだぞ、学校でも言われるだろ?知らない人にはついてっちゃダメですよーとか」

    「知らない人にはついてかないもん」

    「いやいや、げんに知らない人だろ俺。まぁ、連れて来ちゃったのは俺なんだけどさ…」

    「…」

    「どうする?俺がとんでもなく悪いヤツだったら。な、怖いだろ?」

    「悪いヤツじゃないよ」

    「いや分かんないぜ?優しく助ける振りをして、実は…とかありうるだろ?」ニヤリ

    「ううん。せんせいはやさしい人だもん」ニコッ

    25 = 1 :

    「せ、せんせい?俺はキミの教師とかじゃないですが」

    「ソンケイしてるヒトのことをセンセイってよぶって、お母さんが言ってたもん」

    「いやいや、俺尊敬されるような人間じゃないし」

    「たすけてくれたよ」

    「倒れてるのを介抱しただけで、そんな大袈裟な」

    「とにかく」

    「わたしにとって、せんせいはせんせいなの」

    「助けてくれて、ありがとうね。せんせい」ニコッ

    26 = 1 :

    「ここはせんせいのおうち?」キョロキョロ

    「あぁうん」

    「ひとりで住んでるの?」

    「あぁ」

    「ふぅん…」キョロキョロ

    「…」

    「(不思議な娘だなぁ…)」

    27 = 24 :

    ふぅ

    28 = 1 :

    「(家出…なんだろうか?頑なに家に帰るのも病院も嫌がるなんて)」

    「(しかしまだこんなに幼いのに。家で何かあったとかかね。道端に倒れてた理由は分からんが)」ハッ

    「…」ジッ

    「っ?!」ビクッ

    「…」ジーッ

    「な、なに?」

    「…なんでもない」フイッ

    「??(び、びっくりした!)」ドキドキ

    29 = 1 :

    「あーその、腹減ってないか?何か食えそうか?」

    「…少し」

    「体調悪そうだし、お粥とかでいいかね。作るからちょっと待ってて」

    「いいの?」

    「腹減って倒れられたら困るしな」カチカチャ

    「…」

    31 :

    しえん

    32 = 1 :

    「お待たせ。熱いからゆっくり食べなよ」

    「い、いただきます」フーフー

    「…」モグモグ

    「…(食い終わったら嫌がってても交番に連れてくか…このままじゃさすがにマズイしなぁ)」

    「…」フーフー

    「(親も捜してるかもしれないし、問題になる前に何とかしないとな…)」
    「…」モグモグ

    「…」ジッ

    33 = 1 :

    「ごちそうさまでした」

    「ああ。食器は置いたままでいいよ」

    「…」

    「…(さて、もう少ししたら交番に連れてくかな)」

    「…せんせい」

    「だから先生じゃないっつうの。なに?」

    「おじゃましました」スクッ

    「えっ?」

    34 = 1 :

    「おかゆおいしかったよ。ありがとう」ペタペタ

    「ちょ、どこ行くんだよ?」

    「外」

    「外。じゃねえよ。家に帰るのか?」

    「帰らない」

    「じゃあどこ行くつもり?」

    「…」

    35 = 1 :

    「そんなに家が嫌なのか?」

    「…」

    「何があったのか知らないけど。家出にしたって行くあてもないのに」

    「せんせいにメーワクはかけない」

    「いや俺はどうでもいいんだって。とにかく、家に帰らないとしてもだ。せめて友達とか親戚とか、知り合いの家の方がいいだろう」

    「…いない」

    「いないって…」

    「だれも、たすけてくれなかったもん」

    37 = 24 :

    すね毛

    39 = 1 :

    「こんなにやさしくしてくれたのは、せんせいだけだもん」

    「…」

    「…」

    「あ、あの」

    「…家には帰れない」

    「だから何で」

    「お母さんにいらないって言われたから」

    40 = 1 :

    「っ!そ、それは言葉のあやとか」

    「ちがうの。そういうのじゃない」

    「わたしがいると、お母さんが悲しくなるから」

    「そんなの、本気で思って言ったわけじゃないだろ?」

    「…」

    「せんせいはやさしいね…」

    41 = 31 :

    完結させろよ

    42 = 1 :

    「反省してるかもしれないだろ?言い過ぎたって!本心からなわけないだろ?!今だって心配して捜してるかも」

    「だったら、いいな」

    「え?」

    「いなくなれって言われても、お話しなくなっても、名前呼んでくれなくても、ご飯くれなくても痛くても」

    「死ねばいいのにって、言われても」

    「わたし、お母さんに、嫌われたくないよお」

    43 :

    虐待される子かわいそう
    親に嫌われたくないから虐待隠すこともあるらしいね

    44 :

    バットエンドならこの>>1を許さない

    45 = 1 :

    「おか、おかあ、さん…わた、わたしのことい、いら、いらないって」ボロボロ

    「いつも、いつも、泣きながら言って。あんたがいなければって、言って…わたしが、わっわたしが、ノロワレタ子だか、ら。わたしがダメだったから」ボロボロ

    「ちょ、おい」アタフタ

    「うあ、うぁ、あ。ひぁ、ひっ」ボロボロ

    「…(これって、虐待ってやつじゃないのか?)」

    46 = 1 :

    腹が痛いトイレ

    50 :


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