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    元スレ影女「あ、喋れる…」

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    タグ : - 妖怪 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 :

    猿よ

    152 = 108 :

    【狐者異】

    「日に日に食料が少なくなってる件について」
    座敷童子「そりゃ食えば減るじゃろ」
    「いやいや、料理し終わった時より減ってるんだって、1日1食分以上」
    「狐者異ですね」
    「ああ、怖いな」
    「あ、いえ、コワイ――狐者異です。妖怪の名前です」
    「夜な夜な、家の食べ物を奪う、意地汚い、妖怪」
    「なんと、許せんな。食べ物の恨みは恐ろしいぞ」
    座敷童子「ただでさえ食費がかかると言うのに」
    「まあお前らのせいだがな」

    座敷童子「いやいや男よ、その分助かってることはあるじゃろ」
    「まあ、そうだな。お前は金を稼いでくれるし、濡女子は家事してくれるし、影女は――」
    「?」
    「ごめん……、何も言えない俺を許してくれ……」
    「ええええ!? ありますよね!? 私がいて良かったこと!」
    「え、まあ、そう、かな、うん、うん?」
    「曖昧だー! すごく曖昧だー!」
    「さて、とりあえずそんな些細な話は置いといて」
    「些細じゃないです! 私いらない子なんですかー!?」
    「今晩その狐者異とやらに制裁を与えてやろう、怖いのはどっちか教えてやる」

    153 = 108 :

    ――深夜

    狐者異「ハラヘッタ…ハラヘッタ…」ガサゴソ
    「おなか減ってるのかい? ならこれでもお食べ」スッ
    狐者異「アア?」パクン
    「俺特製――激辛団子だ」
    狐者異「ガァ!? ゲホッゴホッ」
    座敷童子「ほら、水じゃ」スッ
    狐者異「!! ゴキュ……ガボッ!?」
    座敷童子「おっと悪いの、それは油じゃった」
    「ははははは! どうだ!? うまいだろう! お前の欲しがってた食物だよ!」
    狐者異「ヒイイイ!!」ダダダッ

    「逃げたか」
    座敷童子「てっきり暴力に頼るかと思ったら、絡め手とはのう」
    「食べ物の恨みは食べ物で晴らす。それに、これに懲りたらあいつも食べ物を奪うような真似もしなくなるだろ」
    座敷童子「そうかの、あれはあやつの性分、いや、存在意義そのものじゃろうに」
    「どうかな、妖怪だって役目がなくても生きていけるんじゃないか?」
    座敷童子「影女か」
    「影じゃなくても生きていける、意義がなくても妖怪は消えはしないさ」
    座敷童子「ふん、しかし影女は元々妖力の少ない妖怪じゃ。意義なき今、あやつは妖怪から人間に成ろうとしておるぞ」
    「いけないことか?」
    座敷童子「さあの。知らぬが――弱くはなろうよ。人は、すぐ死ぬ…」男「…」

    154 :

    改行忘れてるぞ、読みにくい

    155 = 108 :

    >>154
    あと8エピソードもあって時間かかりそうだったから
    短縮で試してみたんだ、すまん

    あとそろそろ限界

    156 = 108 :

    あ、ごめん眠気限界だわ…
    これは落ちる、ごめん

    もし万が一、億が一今日の夜まで残ってたら続き投下する
    おやすみ

    157 :

    保守、誰かたのむ

    158 = 126 :

    ほふ

    160 :

    朝までは落とさない

    161 :

    168 = 160 :

    172 :

    前スレ寝て起きたら落ちててしょんぼりしたからやり直しはうれしい

    173 = 126 :

    175 :

    立て直し乙

    179 = 178 :

    自宅外から投下する
    保守さんく、狐者異から投下しなおす

    180 = 178 :

    【狐者異】

    「日に日に食料が少なくなってる件について」

    座敷童子「そりゃ食えば減るじゃろ」

    「いやいや、料理し終わった時より減ってるんだって、1日1食分以上」

    「狐者異ですね」

    「ああ、怖いな」

    「あ、いえ、コワイ――狐者異です。妖怪の名前です」

    「夜な夜な、家の食べ物を奪う、意地汚い、妖怪」

    「なんと、許せんな。食べ物の恨みは恐ろしいぞ」

    座敷童子「ただでさえ食費がかかると言うのに」

    「まあお前らのせいだがな」

    181 = 178 :

    座敷童子「いやいや男よ、その分助かってることはあるじゃろ」

    「まあ、そうだな。お前は金を稼いでくれるし、濡女子は家事してくれるし、影女は――」

    「?」

    「ごめん……、何も言えない俺を許してくれ……」

    「ええええ!? ありますよね!? 私がいて良かったこと!」

    「え、まあ、そう、かな、うん、うん?」

    「曖昧だー! すごく曖昧だー!」

    「さて、とりあえずそんな些細な話は置いといて」

    「些細じゃないです! 私いらない子なんですかー!?」

    「今晩その狐者異とやらに制裁を与えてやろう、怖いのはどっちか教えてやる」

    182 = 178 :

    ――深夜

    狐者異「ハラヘッタ…ハラヘッタ…」ガサゴソ

    「おなか減ってるのかい? ならこれでもお食べ」スッ

    狐者異「アア?」パクン

    「俺特製――激辛団子だ」

    狐者異「ガァ!? ゲホッゴホッ」

    座敷童子「ほら、水じゃ」スッ

    狐者異「!! ゴキュ……ガボッ!?」

    座敷童子「おっと悪いの、それは油じゃった」

    「ははははは! どうだ!? うまいだろう! お前の欲しがってた食物だよ!」

    狐者異「ヒイイイ!!」ダダダッ

    184 = 178 :

    「逃げたか」

    座敷童子「てっきり暴力に頼るかと思ったら、絡め手とはのう」

    「食べ物の恨みは食べ物で晴らす。それに、これに懲りたらあいつも食べ物を奪うような真似もしなくなるだろ」

    座敷童子「そうかの、あれはあやつの性分、いや、存在意義そのものじゃろうに」

    「どうかな、妖怪だって役目がなくても生きていけるんじゃないか?」

    座敷童子「影女か」

    「影じゃなくても生きていける、意義がなくても妖怪は消えはしないさ」

    座敷童子「ふん、しかし影女は元々妖力の少ない妖怪じゃ。意義なき今、あやつは妖怪から人間に成ろうとしておるぞ」

    「いけないことか?」

    座敷童子「さあの。知らぬが――弱くはなろうよ。人は、すぐ死ぬ…」男「…」

    185 = 178 :

    【鳴神】

    座敷童子「雷なう、と」カチカチ

    「なうとか言うのやめろ」

    座敷童子「ヤングじゃろ」

    「(笑)」

    座敷童子「せめて突っ込んでくれんかの…」

    「しっかし、すごい雨と雷だな。……何震えてんの影っち」

    「ううー…鳴神様が怒ってるんですよぉ」

    「鳴神?」

    「雷を起こす神様」

    「ああ、雷様ね」

    186 = 178 :

    「雷苦手なのか影っち」

    「私今実体あるからおへそが取られちゃいますー…くわばらくわばら…」

    「堂々としてたら、だいじょぶ」

    座敷童子「幸い、わしらの中にはへそ出しルックはおらんからの」カチカチ

    「隠してもだめですよぉ。蚊帳の中に入るか、くわばら唱えないと…」

    「くわばら」

    「くわ、ばら」

    座敷童子「くわばらなう」カチカチ

    「みんな適当すぎます!」

    「><。みたいな顔するなって」

    187 = 178 :

    「雷様は光りの後に届く音からすると、3kmは離れてるから大丈夫だよ」

    「こわいー、こわいですー」ギュッ

    「おー、よしよし」ナデナデ

    座敷童子「……」

    「……」

    「ん? どうしたお前ら」

    座敷童子「お、おお? な、なんだかわしも少し怖くなってきたぞ」

    「はあ?」

    「そう、実はさっきのは強がり」

    「えー」

    188 = 178 :

    座敷童子「というわけで失礼して」ギュ

    「うん、失礼、して」ギュ

    「あんまくっつくなー、あついー」

    「ぐすぐす…ん、んん? ってあなたたち何してるんですかー!」

    座敷童子「一人占めはいかんのう、独占禁止法じゃ」

    「べべべ別にしてません!」

    「じゃあ、わたしが」

    「だめですだめです!」

    座敷童子「かかっ、もてる男はつらいのう」

    「とりあえず皆離れてください」

    191 :

    この男どっかのラノベの主人公みたいだな

    192 = 126 :

    193 = 178 :

    【大猫】

    「ケパランは可愛いなー、癒されるなー」ツンツン

    「我が家のマスコットです!」

    座敷童子「幸運を呼ぶわしも実物は見たことなかったから最初は驚いたわい」

    「超、らっきー」

    「いやしかしペットはいいものだ」

    「でも、いめーじ的には犬とか、猫が有名」

    「犬、かぁ…」影女「犬、ですかぁ…」

    「犬に、いやな、思い出?」

    座敷童子「ねこぉ?」

    「猫、きらい?」

    194 = 171 :

    すりすり…

    195 = 178 :

    座敷童子「嫌いというか、天敵というか」

    「こいつ猫苦手なんだよ」

    「えー、可愛いじゃないですかー、にゃんこ」

    座敷童子「だってあいつら容赦ないんじゃぞ!?」

    「実家で猫にいじめられてたんだこいつ」

    「まあ」

    座敷童子「いじめられてないもん!」

    「もんとか言うな」

    座敷童子「あの家猫飼いすぎじゃ! 猫屋敷か!」

    「天国、だと思う」

    196 :

    >>194
    脛こすりはお帰りください。

    197 = 178 :

    座敷童子「まったく猫なんて鳴き声も聞きたくな『ナゴォー』いいい!!」ガタガタッ

    「こら机にもぐるな揺れるだろ」

    座敷童子「なんじゃあの声!? 大きかったぞ!」

    「妖気、庭から」

    「どれ」ガラガラ

    「ナァゴ」

    座敷童子「大猫じゃー!!」

    「でっか、なんだあの猫…猫か? でかすぎない?」

    「大猫ですねー、名の通り大きな猫の妖怪です」

    「かわいい」

    198 = 178 :

    座敷童子「何が可愛いじゃ! こいつら普通に肉食じゃぞ! 追っ払え!」

    「あー、仕方ない。食われても困るし。ほら、ぬこども散れ、しっし」

    大猫「……ナァー」スタスタ

    「おや、以外に素直じゃないか」

    「野生だし勘がするどいんじゃないですか?」

    座敷童子「助かったぞ男! お礼にちゅーしてやろう!」

    「だめです! ぜーったい、だめですからね!」

    「したら、きょっけい」

    「しないから…」

    座敷童子「かかっ、モテモテじゃのう。…ほんとに」

    199 = 178 :

    【再・座敷童子】

    座敷童子「影女と濡女子は、寝とるみたいじゃの。…男よ、起きとるか」

    「なんぞや」

    座敷童子「ちょっと話に付き合ってくれんか?」

    「まあ、別にかまわんが」

    座敷童子「縁側へ行こう」

    「めんどくさいが…、ま、いいや」

    座敷童子「ほれほれ、横に座れ」

    「失礼しますよっと」

    座敷童子「あー、して話なんじゃが。影女のことじゃ」

    「影っちがどうしたって?」

    200 = 178 :

    座敷童子「いや、ほんとに実体化させたままでよいのか?」

    「人間に成りつつあるんだっけ」

    座敷童子「うむ。本人はあの姿が気に入っておるようじゃが、元は影じゃ」

    「妖怪で生まれてきたなら、妖怪であるべきじゃないかってことか?」

    座敷童子「そういうわけじゃない。生き様は自由じゃ。じゃが、あやつは知らんのじゃろ?」

    「……」

    座敷童子「知らずのうちに人に成っても良いのか。人に成ってしまえば、もう一度妖怪に至るのは難しいぞ」

    「そう、だなぁ」

    座敷童子「ちゃんと聞いておくべきじゃと、思うがの」

    「ああ、明日にでも訊くとするさ。わざわざすまんな」


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