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元スレ萌郁「今あなたの後ろに居るの……」岡部「なっ!!」
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ブーンブーン
岡部「ん……誰だこんな時間に……」
件名:
「私、萌郁。今ラボの前にいるの」
岡部「ん?なんだぁこのメールは」
岡部「……」
ブーンブーン
岡部「……」カチカチ
件名:
「私、萌郁。今階段を上っているの」
岡部「何がしたいんだ……」
ブーンブーン
岡部「……」
件名:
「私、萌郁。いまドアの前に居るの」
岡部「ん……誰だこんな時間に……」
件名:
「私、萌郁。今ラボの前にいるの」
岡部「ん?なんだぁこのメールは」
岡部「……」
ブーンブーン
岡部「……」カチカチ
件名:
「私、萌郁。今階段を上っているの」
岡部「何がしたいんだ……」
ブーンブーン
岡部「……」
件名:
「私、萌郁。いまドアの前に居るの」
岡部「これはあれか、メリーさんとかいうやつか」
ブーンブーン
岡部「今度は後に居るとか言うんだろ」
萌郁「うん……」
岡部「うわぁ!!」
萌郁「来た……」
岡部「お前、どうやって入った!?」
萌郁「? 普通に……入り口から……」
岡部「しかし開く音など……」
萌郁「静かに……開けたから……」
岡部「な、それにしたってお前……」
萌郁「寝てたら……悪いから……」
岡部「いやメールを送った時点で意味がないだろう」
萌郁「あ……」
岡部「まったく、何の用だ?」
ブーンブーン
岡部「今度は後に居るとか言うんだろ」
萌郁「うん……」
岡部「うわぁ!!」
萌郁「来た……」
岡部「お前、どうやって入った!?」
萌郁「? 普通に……入り口から……」
岡部「しかし開く音など……」
萌郁「静かに……開けたから……」
岡部「な、それにしたってお前……」
萌郁「寝てたら……悪いから……」
岡部「いやメールを送った時点で意味がないだろう」
萌郁「あ……」
岡部「まったく、何の用だ?」
萌郁「今日は……暑い……から……」
岡部「それで?」
萌郁「怪談話……しに来た……」
岡部「…………」
萌郁「?」
岡部「いや、意味が解らんのだが……」
萌郁「怪談話……」
岡部「いや、そこじゃなく――いや、そこもだが、目的が解らんのだ」
萌郁「暑い日は……怪談だって……、言っていたから……」
岡部「誰が」
萌郁「岡部君が……」
岡部「え……?」
岡部「それで?」
萌郁「怪談話……しに来た……」
岡部「…………」
萌郁「?」
岡部「いや、意味が解らんのだが……」
萌郁「怪談話……」
岡部「いや、そこじゃなく――いや、そこもだが、目的が解らんのだ」
萌郁「暑い日は……怪談だって……、言っていたから……」
岡部「誰が」
萌郁「岡部君が……」
岡部「え……?」
~二日前~
岡部「暑いな……」
ダル「こうも暑いと何もしたくなくなるお」
助手「そうねー」
まゆり「だったら怖い話をするのが良いと思うのです!」
岡部「そうだな、暑い日は会談話で涼む」
助手「日本の文化ってやつねー」
萌郁「……?」
ダル「う~暑~」
~~~~~~~
岡部「そういえばそんな事も言ったかもしれんな」
萌郁「……」コク
岡部「あの日は暑さにやられて結局やらなかったが」
萌郁「だから……」
岡部「暑いな……」
ダル「こうも暑いと何もしたくなくなるお」
助手「そうねー」
まゆり「だったら怖い話をするのが良いと思うのです!」
岡部「そうだな、暑い日は会談話で涼む」
助手「日本の文化ってやつねー」
萌郁「……?」
ダル「う~暑~」
~~~~~~~
岡部「そういえばそんな事も言ったかもしれんな」
萌郁「……」コク
岡部「あの日は暑さにやられて結局やらなかったが」
萌郁「だから……」
岡部「しかしこんな朝っぱらから来なくとも……」
萌郁「いろいろ……調べたから……」
岡部「なんだ?怪談話か?」
萌郁「……」コク
岡部「それで、どうしても聞かせたくなったと?」
萌郁「……怖くて…………寝れなかった……から…………」
岡部「………………」
萌郁「…………」
岡部「まあいい、二人でするのもなんだからダル達が来るのを待とう」
萌郁「……」コク
萌郁「いろいろ……調べたから……」
岡部「なんだ?怪談話か?」
萌郁「……」コク
岡部「それで、どうしても聞かせたくなったと?」
萌郁「……怖くて…………寝れなかった……から…………」
岡部「………………」
萌郁「…………」
岡部「まあいい、二人でするのもなんだからダル達が来るのを待とう」
萌郁「……」コク
ダル「こんな時間から集まって何するん?」
助手「くだらない事だったら怒るわよ」
岡部「うむ、実は、萌郁が怪談話をしたいと言い出してな」
まゆり「怪談話?」
岡部「うむ。先日話していただろう、その会話を覚えていたらしいのいだ」
萌郁「……」コク
助手「えっと……なんでこんな朝早くから……?」
萌郁「…………」
岡部「眠れなかったんだと……」
ダル「でも今日は若干寒いくらいだお?」
岡部「俺が知ったことか!!俺だって寝ている所を起こされたのだ」
まゆり「まゆしぃはまだ眠いのです」
助手「まあ桐生さんがやりたいなら良いんじゃない」
岡部「まあいい、始めるぞ!!」
助手「くだらない事だったら怒るわよ」
岡部「うむ、実は、萌郁が怪談話をしたいと言い出してな」
まゆり「怪談話?」
岡部「うむ。先日話していただろう、その会話を覚えていたらしいのいだ」
萌郁「……」コク
助手「えっと……なんでこんな朝早くから……?」
萌郁「…………」
岡部「眠れなかったんだと……」
ダル「でも今日は若干寒いくらいだお?」
岡部「俺が知ったことか!!俺だって寝ている所を起こされたのだ」
まゆり「まゆしぃはまだ眠いのです」
助手「まあ桐生さんがやりたいなら良いんじゃない」
岡部「まあいい、始めるぞ!!」
岡部「ではまず俺からだ!!」
これはある夏の暑い日の事でした。
その日A君は秋葉原に買い物に来ていました。
まゆり「……」ゴクリ
一通り同人誌を漁ったA君は少し涼んでから帰ろうと思い
ある喫茶店に立ち寄ったのです。
空調の効いた店内で涼むA君。この時はまだ自分がしでかした事に気付いてなかったのです。
ダル「なんの同人誌だったのかなぁ」
岡部「いらん事は気にするな」
涼んだA君はそろそろ帰るかと思い席を立ちます。
お会計を済ませ駅へつ向かったA君はその時気づきました。
あれ?俺の財布……金入ってなくね?
助手「…………」
これはある夏の暑い日の事でした。
その日A君は秋葉原に買い物に来ていました。
まゆり「……」ゴクリ
一通り同人誌を漁ったA君は少し涼んでから帰ろうと思い
ある喫茶店に立ち寄ったのです。
空調の効いた店内で涼むA君。この時はまだ自分がしでかした事に気付いてなかったのです。
ダル「なんの同人誌だったのかなぁ」
岡部「いらん事は気にするな」
涼んだA君はそろそろ帰るかと思い席を立ちます。
お会計を済ませ駅へつ向かったA君はその時気づきました。
あれ?俺の財布……金入ってなくね?
助手「…………」
岡部「……」
助手「……えっと…………オチは……?」
岡部「ん? これで終わりだが?」
助手「は?」
ダル「あ~あるある、買ったは良いけど電車賃なくなるのなー」
まゆり「困るよねー」
助手「え?ちょっと!! 誰も突っ込まないの!?」
岡部「なんだ助手、怖くは無いと言うのか?」
助手「だってお金が無かっただけでしょ?」
岡部「これだから親の金でホテル暮らしをしているお子様は……」
萌郁「お金が無いのは……怖い…………」
助手「ちょ!え!? 私が悪いの? なにこれ!?」
岡部「さあ、次は誰だ?」
助手「……えっと…………オチは……?」
岡部「ん? これで終わりだが?」
助手「は?」
ダル「あ~あるある、買ったは良いけど電車賃なくなるのなー」
まゆり「困るよねー」
助手「え?ちょっと!! 誰も突っ込まないの!?」
岡部「なんだ助手、怖くは無いと言うのか?」
助手「だってお金が無かっただけでしょ?」
岡部「これだから親の金でホテル暮らしをしているお子様は……」
萌郁「お金が無いのは……怖い…………」
助手「ちょ!え!? 私が悪いの? なにこれ!?」
岡部「さあ、次は誰だ?」
まゆり「とぅっとぅる~!!次はまゆしぃの番なのです!」
岡部「お、まゆりか、期待しているぞ」
まゆり「これはルカ君から聞いた話なんだけど……」
ある所にBちゃんという女の子が居ました。
その子は毎日決まった時間に何処かへ行くのです。
何処に行くの?と友達が聞いても笑って誤魔化して答えてくれません……
気になった友達はある日Bちゃんの後をつけていったのです。
始めは買い物……、和菓子屋さん……次にお花屋さん……
Bちゃんは次々と買って行きます……
岡部「ふむ、なかなか興味深いぞ」
いくつかのお店で買い物をしたBちゃんは今度はお墓に行くのです。
なんだ、お墓参りか、と友達は思いました。
しばらくするとBちゃんは、あるお墓の前で止まります。
あのお墓にお供えするものを買っていたんだとすぐにわかりました。
岡部「あれ?」
岡部「お、まゆりか、期待しているぞ」
まゆり「これはルカ君から聞いた話なんだけど……」
ある所にBちゃんという女の子が居ました。
その子は毎日決まった時間に何処かへ行くのです。
何処に行くの?と友達が聞いても笑って誤魔化して答えてくれません……
気になった友達はある日Bちゃんの後をつけていったのです。
始めは買い物……、和菓子屋さん……次にお花屋さん……
Bちゃんは次々と買って行きます……
岡部「ふむ、なかなか興味深いぞ」
いくつかのお店で買い物をしたBちゃんは今度はお墓に行くのです。
なんだ、お墓参りか、と友達は思いました。
しばらくするとBちゃんは、あるお墓の前で止まります。
あのお墓にお供えするものを買っていたんだとすぐにわかりました。
岡部「あれ?」
Bちゃんは熱心に手をあわせます。
友達は気付きました……そのお墓は……Bちゃんの両親のお墓だったのです。
岡部「ちょっと待てまゆり……」
助手「うるさいわよ岡部」
友達は感動してしまいました。
毎日毎日Bちゃんはこうやってお墓参りに来ていたのかと。
そんなBちゃんを友達は優しく抱きしめてあげましたとさ。
まゆり「おしまい!」
岡部「え……」
まゆり「「感動的な話でしょ~?」
助手「Bちゃんいい子ね~、でもまゆり、それじゃあ怪談になってないわよ」
まゆり「あ、そうか~失敗失敗」
岡部(これは……突っ込んではいけない……よな……?)
友達は気付きました……そのお墓は……Bちゃんの両親のお墓だったのです。
岡部「ちょっと待てまゆり……」
助手「うるさいわよ岡部」
友達は感動してしまいました。
毎日毎日Bちゃんはこうやってお墓参りに来ていたのかと。
そんなBちゃんを友達は優しく抱きしめてあげましたとさ。
まゆり「おしまい!」
岡部「え……」
まゆり「「感動的な話でしょ~?」
助手「Bちゃんいい子ね~、でもまゆり、それじゃあ怪談になってないわよ」
まゆり「あ、そうか~失敗失敗」
岡部(これは……突っ込んではいけない……よな……?)
ダル「次は僕のばんか~」
助手「ちゃんとした怪談できるんでしょうね?」
ダル「む、僕を舐めないでほしいお!舐めるのはもっと別の……」
助手「黙れHENTAI!!」
萌郁「怪談……始めないの……?」
ダル「あ、そうだったそうだった……」
ダル「これはある大学生の話なんだけど……」
大学が夏休みに入ってすぐのこと。
休みに浮かれたある大学生のグループが肝試しに行ったんだお……
助手「定番の設定ね……」
萌郁「面白そう……」
岡部「……」
まゆり「ん? オカリンどうかした?」
岡部「いや、さっきの話の余韻がな……」
まゆり「ん?」
ダル「続けるお」
助手「ちゃんとした怪談できるんでしょうね?」
ダル「む、僕を舐めないでほしいお!舐めるのはもっと別の……」
助手「黙れHENTAI!!」
萌郁「怪談……始めないの……?」
ダル「あ、そうだったそうだった……」
ダル「これはある大学生の話なんだけど……」
大学が夏休みに入ってすぐのこと。
休みに浮かれたある大学生のグループが肝試しに行ったんだお……
助手「定番の設定ね……」
萌郁「面白そう……」
岡部「……」
まゆり「ん? オカリンどうかした?」
岡部「いや、さっきの話の余韻がな……」
まゆり「ん?」
ダル「続けるお」
そのグループが向かったのは地元でも有名な心霊スポットだったんだけど、
到着してみれば何の変哲も無いただの道だったんだお。
なんだつまらんと乗ってきた車に戻って、次あ何処に行くかと話していたとき……
グループの一人が言ったんだお……
おい、あそこに何か見えないか?
指差すほうを見ると確かに何かある。いや、何かが居る。
白い靄のような何かがふらふらとこちらに近づいてきているんだお……
萌郁「怖い……」
始めは靄にしか見えなかったそれが近づくにつれどんどん形がはっきりしていて。
最後には人の形になったんだお……
それをみた大学生たちはついに出たと思って急いで車を出した……
どれくらい走ったか解らないけれど、心霊スポットからは随分と離れたはずだ
そう思って車を止めて、一息ついた時だった……後部座席の一人が突然悲鳴をあげたんだお……
何事かと思って振り向くと……なんとそこには……
助手「……」ゴクリ
ダル「白い靄に変わった友達の姿があったんだお!!」
助手「きゃ! ちょっと!いきなり大声出すなんて反則よ!!」
ダル「怪談といえばこれだろjk」
到着してみれば何の変哲も無いただの道だったんだお。
なんだつまらんと乗ってきた車に戻って、次あ何処に行くかと話していたとき……
グループの一人が言ったんだお……
おい、あそこに何か見えないか?
指差すほうを見ると確かに何かある。いや、何かが居る。
白い靄のような何かがふらふらとこちらに近づいてきているんだお……
萌郁「怖い……」
始めは靄にしか見えなかったそれが近づくにつれどんどん形がはっきりしていて。
最後には人の形になったんだお……
それをみた大学生たちはついに出たと思って急いで車を出した……
どれくらい走ったか解らないけれど、心霊スポットからは随分と離れたはずだ
そう思って車を止めて、一息ついた時だった……後部座席の一人が突然悲鳴をあげたんだお……
何事かと思って振り向くと……なんとそこには……
助手「……」ゴクリ
ダル「白い靄に変わった友達の姿があったんだお!!」
助手「きゃ! ちょっと!いきなり大声出すなんて反則よ!!」
ダル「怪談といえばこれだろjk」
助手「ったく……日本の怪談は海外でも評価が高いんだから、しっかりしなさいよね」
ダル「そういう牧瀬氏はどうなん? 何か面白い話できるん?」
助手「え!?私!?」
ダル「人の話に文句をつけたんだから話してもらわなきゃ困るお」
助手「ちょ、ちょっと待って! 今思い出すから……」
岡部「少し休憩しよう……。 その間に思い出すのだぞ助手よ」
助手「うっさいわね!助手っていうな!!」
岡部「さて、飲み物でも買ってくるかな」
萌郁「私も……行く……」
岡部「ん?そうか? すまんな」
萌郁「平気……」
ダル「そういう牧瀬氏はどうなん? 何か面白い話できるん?」
助手「え!?私!?」
ダル「人の話に文句をつけたんだから話してもらわなきゃ困るお」
助手「ちょ、ちょっと待って! 今思い出すから……」
岡部「少し休憩しよう……。 その間に思い出すのだぞ助手よ」
助手「うっさいわね!助手っていうな!!」
岡部「さて、飲み物でも買ってくるかな」
萌郁「私も……行く……」
岡部「ん?そうか? すまんな」
萌郁「平気……」
~買い物中~
岡部「さて、ドクペドクペっと」
萌郁「岡部君……」
岡部「ん?どうした?」
萌郁「みんな……話が上手くて……」
岡部「ん?」
萌郁「私……ちゃんと、話せるか……」
岡部「なんだ、そんな事……お前の話し方なら問題ないだろう」
萌郁「そう、かな……?」
岡部「ああ、お前ならできる」
萌郁「ありがとう…………」
萌郁「……がんばる、ね……」
岡部「ああ」
岡部「さて、ドクペドクペっと」
萌郁「岡部君……」
岡部「ん?どうした?」
萌郁「みんな……話が上手くて……」
岡部「ん?」
萌郁「私……ちゃんと、話せるか……」
岡部「なんだ、そんな事……お前の話し方なら問題ないだろう」
萌郁「そう、かな……?」
岡部「ああ、お前ならできる」
萌郁「ありがとう…………」
萌郁「……がんばる、ね……」
岡部「ああ」
~ラボ前~
岡部「おおバイト戦士よ、今日もサボり中か?」
鈴羽「あ、岡部倫太郎!と桐生萌郁」
岡部「相変わらず暇そうだな」
鈴羽「そっちは、桐生萌郁と二人で買い物の帰り?」
岡部「ああ、怪談話の途中でな、休憩がてら飲み物とお菓子を買ってきたのだ」
鈴羽「怪談話? あの幽霊がなんとかってやつ?」
岡部「ああ」
鈴羽「おもしろそう!私も混ぜて!!」
岡部「店番はいいのか?」
鈴羽「今日は店長遅くまで帰ってこないから平気だよ」
岡部「そうか、ならば貴様も話すがいい!」
鈴羽「よーし、がんばるぞ~」
岡部「おおバイト戦士よ、今日もサボり中か?」
鈴羽「あ、岡部倫太郎!と桐生萌郁」
岡部「相変わらず暇そうだな」
鈴羽「そっちは、桐生萌郁と二人で買い物の帰り?」
岡部「ああ、怪談話の途中でな、休憩がてら飲み物とお菓子を買ってきたのだ」
鈴羽「怪談話? あの幽霊がなんとかってやつ?」
岡部「ああ」
鈴羽「おもしろそう!私も混ぜて!!」
岡部「店番はいいのか?」
鈴羽「今日は店長遅くまで帰ってこないから平気だよ」
岡部「そうか、ならば貴様も話すがいい!」
鈴羽「よーし、がんばるぞ~」
~ラボ~
岡部「助手よ、話は思い出したか?」
助手「うっさい!ちょっと待ってなさいよ!!って、阿万音さん?」
鈴羽「牧瀬紅莉栖……」
岡部「お前はまた、そんな目で人を見るでない」コツン
鈴羽「あいたっ」
ダル「阿万音氏も怪談に参加するん?」
鈴羽「うん、面白そうだったからね」
まゆり「わぁ、鈴さんの話、楽しみなのです!」
岡部「ほら、飲み物買ってきたぞ」
萌郁「お菓子も……ある……」
まゆり「わぁ、ありがと~」
鈴羽「怪談話か~楽しみ~」
岡部「助手よ、話は思い出したか?」
助手「うっさい!ちょっと待ってなさいよ!!って、阿万音さん?」
鈴羽「牧瀬紅莉栖……」
岡部「お前はまた、そんな目で人を見るでない」コツン
鈴羽「あいたっ」
ダル「阿万音氏も怪談に参加するん?」
鈴羽「うん、面白そうだったからね」
まゆり「わぁ、鈴さんの話、楽しみなのです!」
岡部「ほら、飲み物買ってきたぞ」
萌郁「お菓子も……ある……」
まゆり「わぁ、ありがと~」
鈴羽「怪談話か~楽しみ~」
岡部「さて、そろそろ再開するが助手よ、いけるか?」
助手「助手って言うな! ふん、良いわ、話してあげる」
助手「これは向こうの友達から聞いた話なんだけど……」
ニューヨークにあるアパートの一室である男が自殺したの……
発見時は相当酷い状態だったらしくて、その部屋は長い間閉鎖されていた。
そんな部屋がようやく開放されて、一組のカップルが住み始めたのね。
住み始めた当初は何も無く平和に暮らしていたんだけど、ある夜、男のほうが気付いたの。
夜中になると何処かから声が聞こえる……
強盗かなにかかと思って男は枕元に置いてあった銃を握り締めてあたりを見渡した。
けれど部屋には他に誰も居ないの。
気のせいかと思って男はもう一度寝たわ……けれど次の日、また同じ声に目を覚ましたの。
部屋を見回しても誰も居ない。隣で眠る女の寝息が聞こえるだけ……
気味が悪いと思いながらも、その日も男は眠ったわ。隣で眠っている女を抱きながらね。
助手「助手って言うな! ふん、良いわ、話してあげる」
助手「これは向こうの友達から聞いた話なんだけど……」
ニューヨークにあるアパートの一室である男が自殺したの……
発見時は相当酷い状態だったらしくて、その部屋は長い間閉鎖されていた。
そんな部屋がようやく開放されて、一組のカップルが住み始めたのね。
住み始めた当初は何も無く平和に暮らしていたんだけど、ある夜、男のほうが気付いたの。
夜中になると何処かから声が聞こえる……
強盗かなにかかと思って男は枕元に置いてあった銃を握り締めてあたりを見渡した。
けれど部屋には他に誰も居ないの。
気のせいかと思って男はもう一度寝たわ……けれど次の日、また同じ声に目を覚ましたの。
部屋を見回しても誰も居ない。隣で眠る女の寝息が聞こえるだけ……
気味が悪いと思いながらも、その日も男は眠ったわ。隣で眠っている女を抱きながらね。
そして、次の日の朝、目を覚ました女に男は聞いたの。
昨日の夜、声が聞こえなかったかって……
だけど女は何も聞いてないと言う……。
岡部「ふむ、どうやら普通の怪談のようだな」
萌郁「……」コク
何かがあると思った男はその日の夜、眠らずに声が聞こえるのを待ていたの。
しばらくして声が聞こえ始めた……、どこから?なんてすぐに解ったわ。
だって、その声の出所は隣で眠っている女からだったのですから。
男は驚いたわ。普段の女からは想像もつかない低い声、そんな声を自分の愛する人が出している。
それはもう奇妙な状態だったわ。
男は眠る女を揺さぶって起こそうとしたのだけれど、男が触った瞬間……
助手「俺に触るな!!」
ダル「…………」
助手「…………あれ……?」
昨日の夜、声が聞こえなかったかって……
だけど女は何も聞いてないと言う……。
岡部「ふむ、どうやら普通の怪談のようだな」
萌郁「……」コク
何かがあると思った男はその日の夜、眠らずに声が聞こえるのを待ていたの。
しばらくして声が聞こえ始めた……、どこから?なんてすぐに解ったわ。
だって、その声の出所は隣で眠っている女からだったのですから。
男は驚いたわ。普段の女からは想像もつかない低い声、そんな声を自分の愛する人が出している。
それはもう奇妙な状態だったわ。
男は眠る女を揺さぶって起こそうとしたのだけれど、男が触った瞬間……
助手「俺に触るな!!」
ダル「…………」
助手「…………あれ……?」
まゆり「…………」
萌郁「…………?」
助手「え…………」
岡部「助手よ……」
助手「ちょっと、何よその反応は!?」
ダル「僕のと同じパターンじゃんか」
助手「え?ちょ、ダメ?今のダメなの?」
岡部「…………」
鈴羽「ねー岡部倫太郎……今の話って……つまり何?」
助手「なっ…………」
岡部「ほら、説明してやれ、助手よ」
助手「う……うう…………」
鈴羽「?」
ダル「空気をよんでこその怪談話だお」
助手「うっさいわよ!!」
萌郁「…………?」
助手「え…………」
岡部「助手よ……」
助手「ちょっと、何よその反応は!?」
ダル「僕のと同じパターンじゃんか」
助手「え?ちょ、ダメ?今のダメなの?」
岡部「…………」
鈴羽「ねー岡部倫太郎……今の話って……つまり何?」
助手「なっ…………」
岡部「ほら、説明してやれ、助手よ」
助手「う……うう…………」
鈴羽「?」
ダル「空気をよんでこその怪談話だお」
助手「うっさいわよ!!」
岡部「さて、仕切り直しと行くか」
助手「仕切り直しって言うな!!」
岡部「鈴羽よ、何かあるか?」
鈴羽「怖い話でしょ?」
岡部「ああ、そうだ」
鈴羽「じゃあ……」
鈴羽「これは私が実際に体験した話なんだけど…………」
ある日私は敵に追われていたのね……
岡部「ちょっと待て鈴羽よ」
鈴羽「なに?」
岡部「怖い話だよな?」
鈴羽「うん」
岡部「敵とはなんだ?」
鈴羽「え?ああ、そっか、えっと……」
ある日、私はある男に追われていたんだよ……
助手「仕切り直しって言うな!!」
岡部「鈴羽よ、何かあるか?」
鈴羽「怖い話でしょ?」
岡部「ああ、そうだ」
鈴羽「じゃあ……」
鈴羽「これは私が実際に体験した話なんだけど…………」
ある日私は敵に追われていたのね……
岡部「ちょっと待て鈴羽よ」
鈴羽「なに?」
岡部「怖い話だよな?」
鈴羽「うん」
岡部「敵とはなんだ?」
鈴羽「え?ああ、そっか、えっと……」
ある日、私はある男に追われていたんだよ……
その男は武器を持っていて、捕まったならきっと私は殺されてしまう。
そんな風に感じた。
岡部「本当に大丈夫なのか……?」
まゆり「まあまあ」
もう足も限界でこれ以上は走れない。そう思った私は近くにあった建物に逃げ込んだんだ。
ダル「これって……怪談話だよね?」
萌郁「……わから、ない……」
私はその建物に息を潜めて隠れたんだ……
すぐ近くからは男の足音が聞こえる……もう少しすれば私は見つかってしまう。
カツンカツンと近づく足音……この男は私が隠れている場所に気付いている……
そんな風な足音だった。
きっと私が反撃するのを警戒していたんだろうね……その男は慎重に近づいてきた……
けれど私には武器なんて残っていない……絶体絶命ってやつだよ。
ダル「……」ゴクリ
そんな風に感じた。
岡部「本当に大丈夫なのか……?」
まゆり「まあまあ」
もう足も限界でこれ以上は走れない。そう思った私は近くにあった建物に逃げ込んだんだ。
ダル「これって……怪談話だよね?」
萌郁「……わから、ない……」
私はその建物に息を潜めて隠れたんだ……
すぐ近くからは男の足音が聞こえる……もう少しすれば私は見つかってしまう。
カツンカツンと近づく足音……この男は私が隠れている場所に気付いている……
そんな風な足音だった。
きっと私が反撃するのを警戒していたんだろうね……その男は慎重に近づいてきた……
けれど私には武器なんて残っていない……絶体絶命ってやつだよ。
ダル「……」ゴクリ
もうダメかと思ったその時だった……男が突然悲鳴を上げたんだ。
岡部「な、何故だ……?」
鈴羽「はじめは私にも何が起こったのかわからなかったよ……でもね……」
男の悲鳴と共に何かが動く音が聞こえたんだ……
無数の……何かが蠢く音がさ……
カサカサ、カサカサって
そこでようやく私は気付いた……この古い建物に眠っていた無数の生き物……
それを男が呼び覚ましてしまったんだと……
私はすぐさま飛び出して男を跳ね飛ばしてやったよ
無数のゴキブリに囲まれて戸惑っていたそいつをね……
ダル「あーあー、聞こえない聞こえない!」
助手「もう、辞めて……カサカサのあたりで解ってたから!もうやめて!!」
萌郁「想像……しちゃった……」
まゆり「萌郁さん!ダメだよ!考えちゃだめだよ!!」
鈴羽「あれ?みんなどうしたの?怖くなかったかな?」
岡部「いや、もう十分だバイト戦士よ……もう、やめてあげてくれ……」
岡部「な、何故だ……?」
鈴羽「はじめは私にも何が起こったのかわからなかったよ……でもね……」
男の悲鳴と共に何かが動く音が聞こえたんだ……
無数の……何かが蠢く音がさ……
カサカサ、カサカサって
そこでようやく私は気付いた……この古い建物に眠っていた無数の生き物……
それを男が呼び覚ましてしまったんだと……
私はすぐさま飛び出して男を跳ね飛ばしてやったよ
無数のゴキブリに囲まれて戸惑っていたそいつをね……
ダル「あーあー、聞こえない聞こえない!」
助手「もう、辞めて……カサカサのあたりで解ってたから!もうやめて!!」
萌郁「想像……しちゃった……」
まゆり「萌郁さん!ダメだよ!考えちゃだめだよ!!」
鈴羽「あれ?みんなどうしたの?怖くなかったかな?」
岡部「いや、もう十分だバイト戦士よ……もう、やめてあげてくれ……」
ダル「うう、ブラクラを踏んだ時の気分だお……」
助手「踏んだとか言わないで!!」
ダル「あ、ご、ごめん……」
鈴羽「あの男も何匹も踏んづけてたなぁ」
萌郁「踏みつけて……」
まゆり「鈴さんもう辞めて!!」
岡部「ほ、ほら、そろそろ次の話へ!!」
鈴羽「?」
岡部「次は萌郁の番だぞ!!沢山仕入れてきたのだろう!?」
萌郁「……」コク
岡部「では聞こうではないか!!」
萌郁「がんばる…………」
助手「踏んだとか言わないで!!」
ダル「あ、ご、ごめん……」
鈴羽「あの男も何匹も踏んづけてたなぁ」
萌郁「踏みつけて……」
まゆり「鈴さんもう辞めて!!」
岡部「ほ、ほら、そろそろ次の話へ!!」
鈴羽「?」
岡部「次は萌郁の番だぞ!!沢山仕入れてきたのだろう!?」
萌郁「……」コク
岡部「では聞こうではないか!!」
萌郁「がんばる…………」
まゆり「萌郁さんのはどんな話かなぁ」
萌郁「私のは……昨日読んだ……話……」
岡部「よし、話してみろ」
萌郁「……」コク
これは……あるビデオの話……なんだけど……
ダル「ビデオ?」
助手「それって……」
萌郁「……?」
岡部「萌郁よ……その話とは呪いのビデオの話ではないか?」
萌郁「そう……だけど……」
岡部「……それは…………ダメだろ…………」
萌郁「え……?」
鈴羽「どんあ話なの?」
萌郁「呪いの、ビデオを見た人が……死んで行くって……話だけど……」
岡部「萌郁よ、それは映画にもなっている有名な小説だぞ」
萌郁「私のは……昨日読んだ……話……」
岡部「よし、話してみろ」
萌郁「……」コク
これは……あるビデオの話……なんだけど……
ダル「ビデオ?」
助手「それって……」
萌郁「……?」
岡部「萌郁よ……その話とは呪いのビデオの話ではないか?」
萌郁「そう……だけど……」
岡部「……それは…………ダメだろ…………」
萌郁「え……?」
鈴羽「どんあ話なの?」
萌郁「呪いの、ビデオを見た人が……死んで行くって……話だけど……」
岡部「萌郁よ、それは映画にもなっている有名な小説だぞ」
鈴羽「そんなに有名な話なんだー」
岡部「いや、確かに有名だが……」
萌郁「ダメ……だった……?」
岡部「その話はわざわざ話すよりも原作を読むなり映画をみるなりすればよかろう」
萌郁「そう……」シュン
岡部「あ、いやそんなシュンとされても、困るのだが……」
萌郁「どうしよう……」
岡部「ほ、ほら、何か他にないか? 怖い話のひとつや二つ聞いたことがあるだろう」
萌郁「怖いのは……好きじゃ、ないから……」
岡部「まさか知らないというのか?」
萌郁「……」コク
岡部「ならば何故こんな会を……わざわざ小説まで読んで……」
萌郁「岡部君が……聞きたいかと思って…………」
岡部「え……」
岡部「いや、確かに有名だが……」
萌郁「ダメ……だった……?」
岡部「その話はわざわざ話すよりも原作を読むなり映画をみるなりすればよかろう」
萌郁「そう……」シュン
岡部「あ、いやそんなシュンとされても、困るのだが……」
萌郁「どうしよう……」
岡部「ほ、ほら、何か他にないか? 怖い話のひとつや二つ聞いたことがあるだろう」
萌郁「怖いのは……好きじゃ、ないから……」
岡部「まさか知らないというのか?」
萌郁「……」コク
岡部「ならば何故こんな会を……わざわざ小説まで読んで……」
萌郁「岡部君が……聞きたいかと思って…………」
岡部「え……」
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