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    元スレ幼女店長「ウチではたらく?」

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    52 :

    「昨日の話の続きだけどさ」

    「俺は晴れてこの店に就職、って事でいいのかな?」

    幼女「……はい!」

    「おーけー。じゃあ、あらためてよろしくね。店長」

    幼女「じゃー、おにーさんは、フクテンチョ」

    「くくっ、副店長ね。俺が」

    幼女「ん。 フクテンチョ!」

    「なんでしょうか店長!」

    幼女「ぼーなすハズムね!」

    「よっ、店長ふとっぱら!」

    幼女「にょっほっほっ」

    54 = 52 :

    幼女「おにーさんフクテンチョに、はつしごと」

    「なんでしょう」

    幼女「オキャクにごーがほしい」

    「お客2号ですか」

    幼女「そー」

    「いきなりハードル高いですね、店長」

    幼女「でも……オキャクこない、と、つぶれチャウ」

    「……でしょうねぇ」

    幼女「そーすると」

    幼女「おにーさん、クビ」

    「……」

    56 = 52 :

    「はて……困った……」

    「(元々遊びみたいなもんで始めたわけだし)」

    「(クビになってもいいっちゃいいんだけど)」

    「(お客2号。二人目の、お客さん。俺以外の客)」

    「(つまり……このお遊びに、誰かもう一人を付き合わせなきゃならんわけだ)」

    「んんぅ」

    幼女「ケゲン?」

    「怪訝ですな」

    幼女「はー」

    「今のこの店の状態は、例えお客さんが来ても何か買ってくれるだろうか」

    「いや、買ってはくれないだろう」

    幼女「ぬ」

    57 :

    この幼女はどこで拝見できますか?

    58 = 52 :

    幼女「イヤハヤ」

    幼女「コマったね」

    「まずはお店の体裁を整えるところから始めませんか、店長」

    幼女「てーさい?」

    「んー、見栄えというか、なんというか」

    「ともかく、しっかりと物を売れるようならなきゃ」

    「商品の値段も決まってない今の状況じゃ、商売をするどころじゃないよ」

    幼女「ほー」

    59 = 52 :

    「とりあえず、何をどれくらいの値段で売るかだけでも決めようよ」

    幼女「あい!」

    「(うぅ、遊びだと分かっていても、どうも力がはいっちゃうな)」

    「(……まぁ、遊びも真剣にやった方が楽しいっていうし)」

    「(このまま付き合うか)」

    「この前もらったチョコレートなんかどうかな。あれに値段をしっかりつけたら、きっと売れるよ!」

    幼女「あー……」

    「あ、もう無いとか?」

    幼女「あるっチャあるやも」

    「?」

    61 = 52 :

     幼女宅 倉庫

    幼女「ここ」

     ガララッ

    「……うわ」

    「なんじゃこりゃ。わけわからないものが大量に……」

    幼女「えーとえと」

    幼女「んーう」ガサゴソ

    「うーわっ、なにこれグロッ!! マネキン? 人体模型??」

    幼女「あえー?」ゴソゴソ

    「これは鍋……? いや、穴が空いてるから……冠?」

    幼女「……!」

    幼女「あった!」キュピーン

    62 :

    ディスコミュニケーションの世界観でみてる

    63 :


    よくわかってる

    64 = 52 :

    幼女「これ」

    「ん? ……おぉ! 昨日食べたチョコレートじゃないか」

    幼女「いえす」

    「2……4……6……」

    「あれ、11個しかないの? 他には?」

    幼女「ジュウにコあったけど、あげた」

    「あー、俺が食べた奴か。ってことは、元々1ダースしかないって事か」

    幼女「そうそ」

    「まぁ、11個以上も売れるとは思えないけど……、これはどこから入荷したか分かる?」

    幼女「みるくはスキかも」

    「乳化じゃなくて。……んー、まぁ、いっか。とりあえずこの11個を売りにだそう」

    67 = 52 :

    「じゃあ早速、値札を作ろう」

    幼女「あい」

    「俺が紙を切るから、店長は切った紙に値段を書いていって」

    幼女「イクラがいいかな」

    「かけ値無しで美味しいチョコレートとはいえ、所詮お菓子だもんな。何円で売ろう」

    「俺なら幾らで買うかな。100円位かな」

    幼女「ゴエンでいっか」

    「いやいや」

    幼女「むずー」

    「幼女ちゃんは金銭感覚が鍛えられてないからしょうがないよ」

    「とりあえず、100円にしておこう」

    幼女「え。たかい。うそやろ」

    「いいからいいから。副店長を信じてよ」

    69 :

    どうみても一個100円って言ってるだろ

    70 = 52 :

    幼女「ひ。 や。  く。  え。  ん。」カキカキ

    幼女「できた」

    「おー」パチパチ

    「じょうずじょうず」

    幼女「それほどでも」

    「じゃあそれをあと10枚作って」

    幼女「うい」

    「……さて、っと」

    「その間に俺は……」

    71 = 66 :

    幼女の口移しで
    ひとかけら780円はどうだろうか

    73 :

    >>71
    全部くれ

    74 = 52 :

    「んっしょ、んっしょ」

     ドサッ

    「……ふー」

    「(店内のガラクタを倉庫に詰め込んで、店の中をすっきりさせようと思ったけど)」

    「(なかなかどうして、体力不足の俺には一筋縄にはいかないなぁ)」

    幼女「フクテンチョ!」

    「おー、店長。できましたか」

    幼女「ラクショー」グッ

    「流石店長。じゃあ、早速チョコレートにはりましょう」

    75 :

    はかせで再生される

    76 :

    なんで幼女は中国人みたいなしゃべり方なの?

    77 :

    フィリピン人のホステスみたいな感じが

    78 = 52 :

    「まぁ、今回の所はセロテープでいいでしょう。ペロッて切って値札をペロッって貼っちゃってください」

    幼女「んー」ペロッ

    「いい感じです。これで誰がどう見ても100円のチョコレートですよ」

    幼女「……やった!」

    幼女「やったよ、フクテンチョ!」

    「あはは、でもまだ気が早いですよ。これからこのチョコレートを売らなきゃいけないんですから」

    「売るためにもうちょっとお店を整理しましょう」

    幼女「あい!」



     おみせの しょうひんに 『なぞのチョコレイト(税込¥100)』 が ふえた!

    79 :

    鬱だけは…鬱だけはやめてくれぇ…

    80 = 52 :

     倉庫

    「んっしょ、んしょ……」

     ドサッ

    「ふぅ……。あれ、これは、……レジスター?」

    幼女「れじすた? コレのこと?」

    「うん。こんなところに埋もれてたんだ」

    幼女「なにするキカイ?」

    「お金の計算とかを自動でやってくれるスゴい奴でね」

    「普通、お店に一台は必須の機械かな」

    幼女「へーー!」ヘェヘェヘェ

    81 = 52 :

     ジャラジャラ

    「……? レジスターの中に何か入ってる」

    「開けてみるね」

    幼女「ん」

     ちーん

    「……お」

    幼女「ふ」

    幼女「ふぉおん!」

    「こりゃけっこうな額が入ってそう」

    幼女「タイキンだ!」

    「2の4の6……ううん、2万も入ってなさそう」

    幼女「ニ、マン……?」

    幼女「イエがかえる……!」

    「犬小屋ならな」

    82 :

    幼女に金の脳をプレゼント!

    84 = 52 :


    「(しかし1万数千とはいえ、目の前に金が)」

    幼女「タイキン♪ タイキン♪」

    「(幼女ちゃんの遊びに付き合ったんだし、これくらいネコババしても……)」

    幼女「ねね、フクテンチョ! これツカウ? ツカエル? ツカエチャウ?」

    「使う、って。お店に?」

    幼女「もち」

    「……」

    「(……いかんいかん。何を考えてるんだ俺は)」

    「そうだね。うん。じゃあこのレジスターをお店に置いて、カウンターを作ろう」

    幼女「かうんた! うんうん、つくろ!!」

    85 = 52 :

    「レジのコンセントをさして……っと」

    「うん。こんなんでどうでしょう?」

    幼女「おおー」パチパチ

    「お店のガラクタも整理したし、レジも置いたし」

    「商品も置いたし」

    幼女「テイサイ、できた?」

    「はは、そうだね。一応お店の体裁にはなったんじゃないかな」

    幼女「……!」

    幼女「くるかな? くる?」

    幼女「オキャクにごー!」

    87 = 52 :

    「そうだね……」

    「うん、きっと来るよ」

    幼女「……やった!」

    「でもまだ、お店の入り口が、お店らしくないというか」

    幼女「……ほぇ?」

    「『営業中』っていう札が隅に小さくかけてあるだけで、ちょっと入りずらいんだよね」

    「どんなお店かもパッと見よくわからないし」

    「俺が最初に来たときは、面白半分好奇心半分でここに入ったから」

    「よっぽどの事がないと、他の人はこの店に足を踏み入れないと思う……」

    幼女「そ」

    幼女「っかァ……」シュン

    88 :

    男を自宅警備員として時給800円で雇いたい

    89 = 52 :

    「(さて……、これまでちょっと張り切ってみたはいいけれど)」

    「(お客を店の中に入りやすくするのは、そう難しいことでもない気がする)」

    「(でも、お客をこの店の中に入れるっていうことは)」

    「(この遊びに付き合ってもらうっていう事で)」

    「(……いいのかな)」

    幼女「……」シュン

    「(幼女ちゃん落ち込んでるけど)」

    「(……よしっ)」

    「店長、ひとつ提案があります」

    幼女「!」

    幼女「な、なにかな!?」

    「外で呼び込みをしましょう!」

    90 = 66 :

    おまえら
    呼び込まれたらちゃんと入れよ?

    91 :

    雰囲気がやわらかくなったよつばで再生される

    92 :

    仕事あるのに気になって眠れんから俺も雇ってくれ

    93 = 52 :

    幼女「……ヨビ、コミ?」

    「そうです。道行く人に話しかけて、うちの店の商品を買ってもらうんです」

    「店に入ってもらえないなら、こっちが店の外にでて、お客さんを店の中に呼び込みましょう!」

    幼女「……!」

    幼女「ごいっす! フクテンチョ、ごいす!」

    幼女「すげィ!」

    「ふっふふ。伊達に20年生きてないです」

    「(店の入り口を整えてお客さんに入りやすくさせちゃったら、一時の遊びですまなくなるかもしれないし)」

    「(俺が居ない時とかにお客が間違ってきたりしたら酷いことになりそうだし……)」

    「(呼び込みをするなら一時的なもので済むしな)」

    「それじゃあ店長、さっそく外にでましょう!」

    94 = 52 :

    「待っててもお客なんか来ません! 我々の営業力で顧客をゲットしてやりましょう!」

    幼女「おー!」

     ガラッ

    「え?」

    「あ?」

    幼女「……!」

    「あ、れれ?? お客……さ、ま?」

    「は?」

    「れ、れれ??」

    95 = 66 :

    朝まで残ってるといいな

    96 = 52 :

    「じゃ、じゃあ。この、み、店に、なに、か、用でも??」

    「店?」

    「は、はぁ、……まぁ、一応」

    「(いかん緊張のせいかというかあわわ焦ると焦って舌が焦る)」

    「……ふーん」

    幼女「……」ガクガク

    「そっか、お店……」

    「……?」

    97 = 52 :

    「すいませんね、遊びに付き合っていただいて」

    「……は?」

    「幼女の戯言に、付き合わされてるんじゃないですか?」

    「ざ、ざれごと?」

    「だめでしょ幼女。人様に迷惑かけちゃ」

    幼女「……」ジッ

    「幼女?」

    「ちょ、ちょっと待ってください。貴方なんなんですか。店ちょ……いや、幼女ちゃんのいったい」

    「姉ですけど」

    「……っ」

    99 :

    ふむふむ

    100 = 82 :

    姉…
    姉妹っていいよね!


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