のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,523,798人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ女「あんたと出会わなければよかった」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - + - + - 少女 + - + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    51 = 49 :

    ・ ・ ・

    「うおぉい! 起きろ!」

    「んあ……?」

    「お前……なんでそこで寝てるんだ?」

    「へ?」

    「そこは、お前の席じゃねえだろ!」

    「は? 何言ってんだよ?」

    「んじゃあ、お前の席見て見ろい!」

    男 キョロキョロ

    「……あれ、ここ、女の席か?」

    52 = 49 :

    「それで、お前の席を見てみろ」

    「ん?」

    「……」

    「あれ、女?」

    「怒らない女も不思議だが、お前はなんでそこで寝てる!?」

    「知らねえよ」

    「寝たのはお前だろうが! バカ野郎っ」バシッ

    「超微妙なビンタやめろよ! 本気より地味に痛い!」

    54 = 49 :

    ・ ・ ・

    (それにしても、どうして?)

    「……」

    (俺が、あいつの机に? 俺は自分の机に突っ伏していたはずだ)

    「……」ジロッ

    「?」

    女 パクパク

    (なんだ……口パク?)

    『こっち見るな』

    (なんだよ、それ)

    57 :

    シエル

    59 = 49 :

    ・ ・ ・

    「おい、女」

    「……」

    「無視するなよ」

    「……いただきます」

    「弁当一緒に食わせて貰うぞ」

    「迷惑」

    「うっせ、ちょっと聞きたいことがあるんだ。だから一緒に食わせてくれ」

    60 :

    わくわく

    62 = 49 :

    「……」

    「いただきます」

    「普段言ってないくせに」

    「お前が行ってた手前、言わざるを得んだろ」

    「ふんっ」

    「……つか、なんで俺がいつも言ってないこと知ってるんだ?」

    「……」

    63 :

    ニヤリ

    64 = 49 :

    「知らないわよ」

    「ん?」

    「あんたの声が聞こえないから、そう思っただけ」

    「ふーん、器用な奴だな」

    「……」パクパク

    「食うの早いな」

    「早く食べてどこか行きたいの。あんたのいないところにね」

    「俺のこと嫌いすぎだろ」

    「嫌いだもの」

    「ズバッと来るな……」

    65 :

    琴浦さんみたい

    66 = 49 :

    「だからあんたといると苦痛。だからどっか行って」

    「わかった。聞きたいことだけ聞いてどっか行く」

    「じゃあさっさと聞きなさい」

    「……なんで俺はお前の席で寝てたんだ?」

    「寝ぼけてたんじゃないの?」

    「それはない。俺は俺の席まで行ったのも覚えてるし、お前は自分の席に座ってたはずだ」

    「……だから?」

    「お前しかいないんだから、教えてくれよ」

    67 = 46 :

    多摩の行方不明もこのスレも気になる…

    68 = 49 :

    「……教室にはたくさん人がいるわ」

    「……あの時はお前しかいなかっただろ?」

    「……」

    「教えてくれよ。このままじゃスッキリしない」

    「世の中不明瞭なことなんてたくさんあるじゃない」

    「?」

    「例えば、政治のこととか」

    「そういう話はどうだっていい」

    「……スッキリしないわ」

    69 :

    面白いじゃない

    70 = 49 :

    「俺は目の前の不明瞭にだけに集中したい」

    「そういうの、偏屈って言うのよ」

    「お前に言われたくない」

    「……さあね、教えてあげない」

    「教えてくれなくていい。伝えろ」

    「言葉だけ変わっただけじゃない。バカじゃないの?」

    「ううー、さみぃ」

    「そこエアコンガンガン当たる場所だろ? 風邪ひくぞー」

    「……ん、まさか」

    「ごちそうさま」

    71 = 49 :

    (俺の席もエアコンどストライク席……夏なのに厚着をしなければいけないくらいに冷えるゾーン……)

    「……」

    「ありがとうな、女」

    「なにがよ」

    「いや、別に」

    「礼なんていらないわ。なにもしてないもの」

    「それでも、ありがとう」

    「……ふんっ」

    「どこ行くんだ?」

    「トイレよ、バカ」

    72 :

    応援してますよ

    74 = 49 :

    「……」(場所、教えてくれるのか)

    「おい……男ぉ」

    「うおっ、なんだその顔は?」

    「お前は女を助ける代わりに俺をぼっちにするつもりかぁ……?」

    「だったらこっちに来ればいいだろ」

    「できたら苦労しねえよ!」

    「大丈夫だ、もうお前をひとりになんかさせん」

    「それはお前……オトコに言う言葉じゃねえよ気持ち悪い」

    75 = 69 :

    明日の朝落ちてたらゲロ吐くぞ支援

    77 = 49 :

    「とりあえずお前はな、気づいた方が良い」

    「なにがだ?」

    「はいはいはーい! 鈍感! DONKAN!」

    「いきなりテンションがおかしいぞ」

    「え、ここまで展開があって、わからないの?」

    「? 数式か?」

    「お前、ボケ過ぎだろ……」

    78 = 49 :

    「お前は女とすでに関係ができあがってるんだよ!」

    「なんの」

    「友人としての、絆がな!」

    「ああ、そうなのか?」

    「絶対そうだ。見ろ、周りの男子を……」

    「……うおお」

    「確実にお前を敵視している。全員殺人鬼手前の眼だ」

    80 :

    女て力持ちだな
    男の図体を軽々と

    81 :

    助手が途中かけだというのに気が多い>>1ですな

    82 = 49 :

    「待て、殺される義理は無いぞ」

    「なにを言っておる。『関わるな』と言っていたあの女と交友関係を持ってるんだぞ?」

    「それはさっきお前が言ってただろ」

    「あの、可愛い、女とだぞ?」

    「……ああ、なるほど」

    「お前そんなに軽いと帰り道とか気をつけろよ。死ぬぞ」

    「流石にそれはないにしても、凄い殺気だな……」

    「仕方ない。嫉妬ってのはそういうもんだ」

    「そういうお前は?」

    「妬ましい」

    「ありゃま」

    83 = 49 :

    「俺はお前からどうやって友達になったか教えてほしいくらいだ」

    「わからん」

    「『わからん』(ドヤァ)じゃねえよ!」

    「そんなにドヤ顔してねえよ!」

    「ゆるせねえ、ゆるせねえよよおおおおお!!」

    「落ちつけよ! 別にそんなに仲良くなったわけじゃねえって」

    ガララ

    「……気持ち良かった」

    スタスタスタ

    「ん?」

    ピシャ

    「うごっ、わざわざ水をかけにこっちに来るな……ってもういない!」

    「……どぉこぉが仲良くないじゃわりゃあああああああああ!!」

    84 :

    ちょっと主人公リア充すぎて壁ドンしちまったわ

    85 = 72 :

    こっちも気になるが、早く助手の完結を・・・・・・・。

    86 = 49 :

    「うわあああ、友が暴走した!」

    「いいぞ殺っちまえ!」

    「え!?」

    「友、お前はこのクラスの希望だぁ!」

    「お、お前ら!」

    「というか、男自滅しろ!」

    「な、なにをぉ!?」

    87 = 72 :

    紫煙

    89 = 49 :

    「男……悪いがお前が悪だ!」

    「そ、そんなバカな……」

    「正義は必ず――」

    「「「勝つ!!」」」

    「お前らのテンションがよくわからねえ!」

    「先手必勝! でりゃああ!」

    「ぬが、やめろ……わはははははは!」

    「野郎をくすぐるなんてしたくなかったが、この際仕方ねえ!」

    「ちょ、お前……わははははは!」


    「……ばっかみたい」

    91 = 49 :

    ・ ・ ・

    「はぁ……今日は死ぬかと思った」

    「……」

    「元はと言えば、お前がずっと一人だからだぞ」

    「それは人のせいにしてるだけでしょ」

    「まあ、そうだな」

    「ふん、楽しんでたくせに」

    「……まあな、ああいうテンション、嫌いじゃないし」

    「わからないんじゃないの?」

    「ノリだよ、ノリ」

    92 = 49 :

    「……それより」

    「ん?」

    「なんでまた懲りずに私にひっついてるのよ」

    「懲りずって、なにがだ?」

    「気づいているくせに」

    「別に、お前面白いし」

    「はぁ? 私はああいうテンションじゃないし、毒づいてるわよ」

    「毒づいてるのは自覚してるんだな」

    94 = 49 :

    「……」

    「結構口からポロっと出しちまうみたいだな」

    「ふんっ、悪い?」

    「素直だと言ってるだけだ」

    「……」

    「ん?」

    「面白いとか、素直だとか……また目の前で」

    「ああ、すまん、悪かった。謝る」

    「三重の謝罪なんて聞きたくないわ」

    95 = 49 :

    「なるほど、そういうことか」

    「……もう一度言うわ、私に関わらないで」

    「お前はそう言いながら、わりと拒んでない気がする」

    「自意識過剰にも程があるわ、気持ち悪い」

    「略すな。お前、どうしてそこまで人と関わらないようにしてるんだ?」

    「……さあね」

    「すぐに答えをぼかすなよ」

    「いちいち質問しないで」

    97 = 49 :

    (色々と事情があるのはわかってるけど……)

    「悪いけど、私はあんたと関わりたくないと言っているの」

    「だから、俺が言いたいのは」

    「聞きたくない、あんたの言葉なんて私は右から左に流すわ」

    「この立ち位置だと左から右だな」

    「細かいわ、細かすぎる」

    98 = 49 :

    「ちょっと止まりなさい」

    「なんだよ」

    「私の眼を見なさい」

    「……ん」

    ヒュウウウ

    ピラリッ

    「あ……」

    「……」バッ

    「……」

    「あんた、今パンツ見た?」

    99 = 49 :

    「見た」

    「正直なのは時に損をする」

    「……すまん」

    「仕方ないわ。オトコは好きだもの、パンチラ」

    「……」

    「不潔だから近寄らないでくれる?」

    「さっきのは謝る、しかし、それとこれとでは話が……」

    「関わらなくてすむ理由できたじゃない。私は嬉しいわ」

    「……」


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - + - + - 少女 + - + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について