元スレ女「あんたと出会わなければよかった」

みんなの評価 : ★★★
1 :
男「……またあいつ一人だ」
女「……」
男(机に座って、本も読んでない。なにもしてない)
女「……」
男(ちょっと、話しかけてみようかな)
女「やめて」
男「!」
女「……私に関わらないで」
男「え……」(なんで俺のことわかったんだ?)
2 = 1 :
男「お、おい」
女「……」
男「さっき、なんで俺が行くこと、わかったんだ?」
女「うるさい」
男「そんなこと言わずに、教えてくれよ」
女「言う必要ない」
男「な、なんでだよ」
女「しつこい!」
3 = 1 :
男「っ……」
女「あんたが来なければ……」
男「だ、だからなんで・……」
女「言ったってわかんないわよ!」
男「ちょ、大声出すなって!」
女「あんただって十分大きいじゃない、バカ!」
男「……」
友「おいおい、男やめとけって」
男「友……」
4 = 1 :
・ ・ ・
友「あいつは昔から一匹狼で来てるやつなんだよ、ソッとしとけ」
男「でも、普通ああいうのって友達作るの失敗しちまった感じじゃないのか?」
友「そんなやつが自己紹介で『私に関わらないでください』なんて言うか?」
男「言わないだろうけど……」
友「女がそう言ってんだから、俺たちは関わらないようにするのが一番なんだ。おわかり?」
男「……なーんか納得いかねぇ」
5 = 1 :
友「しかしまあ、可愛いのはわかる。声も素敵だしな」
男「いや、そんなことはどうでもいいんだけど」
友「いやいや、不細工だったらお前絶対に話しかけてないね」
男「……そんなもしもの話はやめろよ」
友「へいへい」
男「……まあ、可愛いとは思うけどさ」
友「だろ? 告白回数は高1の中で一番なんじゃねえか?」
男「そ、そうなのか」
6 :
ふむ
7 = 1 :
友「なにせ物静かで頭も良いし、可愛いじゃほっとかねーだろ」
男「さっき喋ってみたけど、物静かではないだろ」
友「まあ、同じクラスだからじゃねえか?」
男「そんなもんか」
友「まあ、誰に対しても『関わるな』ってのは変わらないみたいだな」
男「ふーん……」
女 キッ
男「うお、睨まれた」
友「完全に嫌われたな」
男「……かもな」
9 = 1 :
友「まあ、俺たちは無難な相手を見つけましょうや」
男「いや、別に……」
友「へいへい、負け惜しみはいいから、な?」
男「別にそういうことじゃねえって……」
友「このクラスわりと可愛いやつ揃ってるから、その子達でもいいじゃねえか、な?」
男「人の話を聞かんやつだな」
10 = 1 :
・ ・ ・
放課後
友「男、かえろーぜー」
男「おう」
男 チラッ
女「……」
友「なんだよ、まだ諦めてねぇのか?」
男「いや、諦めるとかじゃなく。先帰れ」
友「へいへい、せいぜい頑張れや、少年」
男「なんだよその言い方」
11 :
タイムリープオチはい終了
12 = 1 :
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「なんで帰らないのよ?」
男「……え」
女「あんたよあんた」
男「……お前こそ、なんで帰らないんだよ?」
13 = 1 :
女「私は日直。あんたが帰らないんじゃ帰れない」
男「ああ、そうだったのか。悪い」
ガララッ
女「……ふぅ」
男「帰らないのか?」
女「……なんでまだいるのよ?」
男「お前がまったく帰る気配がないからだ」
14 :
はやくさむい
15 = 1 :
女「……はぁ」
男「?」
女「今出るから、さっさと教室から出て」
男「あ、ああ」
ガララ ガチャ
女「……ちょっと」
男「ん?」
女「私に関わらないでくれる?」
男「別に、関わってないよ」
女「関わってるじゃない、今すでに会話してる」
16 = 1 :
男「一方的じゃなく、お前も俺と話してるじゃないか」
女「忠告よ忠告。これ以上は話さない」
男「無視するのか?」
女「……」スタスタスタ
男「お、おい」
女「……」
男(すげえスルースキルだな……)
17 = 6 :
女は図体がデカいのか?
18 = 1 :
・ ・ ・
女「……」
男「なんだ、帰り道同じなんだな」
女「……」
男「それにしても、もったいないな。お前なんでいつも一人なんだ?」
女 キッ
男「その目つきはやめろ。怖い」
女「……」
男(ちゃんと話は聞いてるんだな)
19 = 1 :
女「……」
男「なんで友達とか作ろうとしないんだ? そういうの苦手とか?」
女「……」
男(歩くのが早くなった!)
女「……もったいないって、なによ」
男「え?」
女「……」
男「ああ、もったいないって言葉の意味か」
20 :
いいぞ続けたまへ
21 = 1 :
男「お前が可愛いのに一人でいるってことだよ」
女「……」
男「だから、もったいないって」
グイッ
男「うお、な、なんだよ?」
女「そういうことは、普通彼女に言うもんでしょ?」
男「え、なんだよそれ?」
女「あんた、私の彼氏? 違うでしょ。私とあんたはただのクラスメイト。違う?」
22 = 1 :
男「ち、違くねえけど……」
女「そういう臭い言葉言えるような相手に言いなさいよ」
男「……だから、言ったんだろ」
女「え?」
男「可愛いから、可愛いって言って何が悪いんだよ?」
女「……」バッ
男「……別に彼氏じゃなくても、言うのは自由だろ」
23 = 1 :
女「……言われる身になってみなさいよ」
男「?」
女「こっちはどういう態度取ればいいかわからないじゃない!」
男「ええ!?」
女「可愛いって言われて照れないと思う? 恥ずかしいのよこっちは!」
男「そ、そうなのか」
女「しかもあんたみたいに直接目の前でいうやつはなんなのよ……顔も見れないじゃない」
24 = 1 :
男「意外とシャイなんだな」
女「……うっさい」
男「俺は言われたことないから、お前のことはわからないかもな」
女「……可愛いなんて誰も言わないわよ」
男「いや、俺も流石に可愛いなんて求めてない」
女「さしずめ正直者よ」
男「あれ、誉められた?」
女「ほ、誉めてないわよ」
25 = 1 :
男「はは、そうか」
女「……ばっかみたい」
男「よく言われる」
女「……」クスッ
男「今、笑ったか?」
女「笑ってない」
男「いや、今……」
女「関わらないでよ」
男「今更感が半端ないぞ……」
26 :
どう考えてもこの男はリア充チャラ男
28 = 1 :
女「忠告よ、忠告」
男「忠告らしい忠告が一つもなかったけどな」
女「あっそ、じゃあね」
男「お、おい」
女「私はここが家なの」
男「そうか、じゃあ、また学校な」
女「ふんっ」
タタタッ ガチャ
男「……面白いやつじゃねえか」
29 = 1 :
・ ・ ・
男「……もしもし?」
友『あん?』
男「よう、弱小」
友『なんだよその呼び方は』
男「いや、大したことじゃないんだが」
友『まさか、女となにかあったのか? ……なわけねえか』
男「あいつわりと普通なやつだぞ」
友『……え?』
男「今日一緒に帰ったんだけどさ、普通に喋れるし、面白い奴だったぞ」
30 = 1 :
友『……嘘だろ』
男「?」
友『あいつ、誰にも口聞かないって噂だぞ!?』
男「はぁ、なんで?」
友『知らん』
男「まあ、知るわけないか」
友『おぉ!? 俺の情報網をなめるなよ?』
男「いや、でも、噂だろ?」
友『……おう』
31 = 8 :
さるよけ
32 :
この男気持ち悪い…
俺カッコいい感がスゴい伝わってくる
33 :
>>32
耐えろ、耐えるんだ
これが俺たちとリア充の違いだ
34 = 1 :
男「なんでしょぼくれてんだよ」
友『いや……お前って結構喋れるやつなんだな』
男「はぁ?」
友『もういい、自慢はたくさんだ。じゃあな!』プツッ
男「……なんだよ」
男「まあいいか。女とも喋れたし、これでなんかスッキリしたな」
男(あとはあいつに友達ができればいいんだがな)
男(……俺は、友達に入るのか? まあ、どうでもいいか)
35 = 1 :
男「寝よう。することもないし」
男(彼女がいれば俺だって今ごろキャッキャしながらメールしてるのに! 畜生!)
男(といって電話したのが野郎とは……悲しい)
ブーブー
男「あん?」
男(こんなに悲しくなってる時に誰だ?)
カチャ
男「知らないアドレスだ……」
37 :
イライラしてきちゃった☆
俺、女みたいに一人狼だったけど
女の子が話しかけてこなかった
38 :
>>37
>>7
>友「なにせ物静かで頭も良いし、可愛いじゃほっとかねーだろ」
40 = 1 :
男「迷惑メールかな……ん?」
『$BH`=w$K4X$o$k$J!#(B』
男「なんだこれ……文字化けしてるじゃねえか」
男「意味わかんねーや。寝よ寝よ」
男「……」
男(なんか、嫌な予感がする)
41 = 1 :
・ ・ ・
男(ん、なんか今日は早く起きちまったな。参った)
男「あと5分……って言うほど眠くない」
男(わりと気持ちよく寝れたみたいだ。良かった)
男「んじゃあ、今日は早く行ってみようかな」
男(行ってから寝れば焦る必要もない、なんて画期的だ!)
42 = 1 :
・ ・ ・
男「……あれ?」
女「……」
男「早いな、おはよう」
女「……」フイッ
男「なんだよ、朝から機嫌悪いな」
女「生理よ」
男「せ……って、そんなこと軽々しく言うなよ!」
女「別に気にしないし」
男「変な奴」
女「引いた?」
男「そんなやつだと許容した」
女「……ふんっ」
43 :
なるほど
彼女は超能力者ですね
そして過去に辛いことがあり、それ以来自分の殼に閉じ籠っている……
人間にもなれず、超能力者にもなれない
哀れで醜い我が娘だ
44 :
なんだハルヒか
45 :
男「ふんって……可愛げないな」
女「可愛くしてるつもりはない」
男「わかってるけどさ、せっかく可愛いのに」
女「も、もったいないとか言ったら怒るわよ」
男「……残念だ」
女「な、なにが残念よ!? 胸!? そりゃ確かに大きくは無いけど……」
48 :
とりあえず脱いでいいの?
49 :
男「……は?」
女「……何言わせてんのよ、変態」
男「お前が勘違いしたんだろ!?」
女「うっさいわね、私に関わらないでよ、バカ!」
男「な、なんだよ! そりゃ」
女「あんたが話しかけるせいでどんどん墓穴掘っちゃってるのよ!」
男「それは自業自得だろ!」
女「あーもういいから、話しかけないで!」
50 = 49 :
男「なんだよ……」
女「……」
男(……う、睡魔が来た……寝よう)
女「……」
男「……ふわぁ……」
男「すぅすぅ……」
みんなの評価 : ★★★
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