私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレほむら「ヒーローなんてくだらない」虎鉄「!」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★
レスフィルター : (試験中)
虎鉄「聞き捨てならねぇな、今のセリフ」
ほむら「何ですか、いきなり」
虎鉄「ヒーローはくだらくなんてないぞ」
ほむら「どなたか知りませんけど、自分の考えを押し付けないでくれませんか」
虎鉄「別に押し付けようとはしてないだろ」
ほむら「自覚がないのも困りものですね。それじゃ」
虎鉄「おいちょっと待っ……消えた!?」
虎鉄「もしかしてアイツ、ネクストか?」
ほむら「何ですか、いきなり」
虎鉄「ヒーローはくだらくなんてないぞ」
ほむら「どなたか知りませんけど、自分の考えを押し付けないでくれませんか」
虎鉄「別に押し付けようとはしてないだろ」
ほむら「自覚がないのも困りものですね。それじゃ」
虎鉄「おいちょっと待っ……消えた!?」
虎鉄「もしかしてアイツ、ネクストか?」
バーナビー「どこからどう見ても押し付けてるでしょう、それ」
アントニオ(牛角)「だな」
カリーナ「いい年したオジサンが知らない女の子に話しかけるなんて、通報されても文句は言えないわよ」
ネイサン「押し付けてるだなんて……もうイヤラしぃわね、ハンサム」
バーナビー「とか言いながら身体を摺り寄せてくれるの、やめていただけませんか?」
虎鉄「おいおい、誰か一人ぐらい俺の味方をしてくれてもいいだろ?」
キース「私はワイルド君の行動は正しいと思う。ヒーローの素晴らしさを伝えたかったのだろう!」
虎鉄「スカイハイ……」
アントニオ(牛角)「だな」
カリーナ「いい年したオジサンが知らない女の子に話しかけるなんて、通報されても文句は言えないわよ」
ネイサン「押し付けてるだなんて……もうイヤラしぃわね、ハンサム」
バーナビー「とか言いながら身体を摺り寄せてくれるの、やめていただけませんか?」
虎鉄「おいおい、誰か一人ぐらい俺の味方をしてくれてもいいだろ?」
キース「私はワイルド君の行動は正しいと思う。ヒーローの素晴らしさを伝えたかったのだろう!」
虎鉄「スカイハイ……」
アントニオ「スカイハイの言うとおりだな」
カリーナ「まぁ、ヒーロー馬鹿にされて、気分はよくないわね」
虎鉄「何か前にもこんなやり取りなかったか? ひでぇな、ったく」
バーナビー「まぁ、オジサンですからね」
ネイサン「そうそう」
カリーナ「まぁ、ヒーロー馬鹿にされて、気分はよくないわね」
虎鉄「何か前にもこんなやり取りなかったか? ひでぇな、ったく」
バーナビー「まぁ、オジサンですからね」
ネイサン「そうそう」
帰り道――
虎鉄「なんでこうもスカイハイと扱いが違うのかねぇ。オジサンひねくれちゃうぞ」
虎鉄「それにしても昼間の子はヒーローに何か恨みでもあんのか?」
虎鉄「ん? 視界が、歪む……」
虎鉄「仕事続きで疲れてんのかねぇ」
虎鉄「目を閉じてまぶたをこすれば……そら」
虎鉄「な、ななななんじゃこりゃあ!」
虎鉄「なんでこうもスカイハイと扱いが違うのかねぇ。オジサンひねくれちゃうぞ」
虎鉄「それにしても昼間の子はヒーローに何か恨みでもあんのか?」
虎鉄「ん? 視界が、歪む……」
虎鉄「仕事続きで疲れてんのかねぇ」
虎鉄「目を閉じてまぶたをこすれば……そら」
虎鉄「な、ななななんじゃこりゃあ!」
虎徹「悪魔でも出そうな雰囲気じゃねぇか……一体ここはどこなんだよ!」
戸惑う虎徹の目の前に、異形の存在が現れる。
白くて丸い頭に立派なひげをつけたその存在は、ゆっくりとこちらへと歩みをすすめる。
虎徹「オイオイ、マジかよ……ハ、ハロー?」
混乱し挨拶をする虎徹に向かって、その存在は黒く細い腕を振りかぶり――殴る。
しかし虎徹はそれをすんでの所でかわす。
虎徹「うわっとぉ! こりゃやるしかねぇか」
虎徹「うおおおおっ!」
拳を突き出し隙だらけの相手に向かって高速の拳を繰り出す。
スーツを付けていないとはいえベテランのヒーロー。あっさりと相手をノックアウト。
虎徹「なんだ、大したことないな。能力を使うまでもねぇ」
虎徹「どんどん行くぜ! そらっ!」
戸惑う虎徹の目の前に、異形の存在が現れる。
白くて丸い頭に立派なひげをつけたその存在は、ゆっくりとこちらへと歩みをすすめる。
虎徹「オイオイ、マジかよ……ハ、ハロー?」
混乱し挨拶をする虎徹に向かって、その存在は黒く細い腕を振りかぶり――殴る。
しかし虎徹はそれをすんでの所でかわす。
虎徹「うわっとぉ! こりゃやるしかねぇか」
虎徹「うおおおおっ!」
拳を突き出し隙だらけの相手に向かって高速の拳を繰り出す。
スーツを付けていないとはいえベテランのヒーロー。あっさりと相手をノックアウト。
虎徹「なんだ、大したことないな。能力を使うまでもねぇ」
虎徹「どんどん行くぜ! そらっ!」
数分後、虎徹の周りには数十体の化け物が地に伏していた。
虎徹「……ふぅ、終わったか?」
虎徹「さすがにこんだけ相手するとキツいな……てか、どうやってここから出りゃいいんだ」
虎徹「少し休憩……する暇もなさそうだ」
座り込もうとした虎徹の目の間に現れるのは、今までの奴らより遥かにでかく、おどろおどろしい存在。
虎徹「お前がこいつらのボスか。お前の目的は何だ、ていうかお前はいったい何なんだ?」
虎徹の問いに化け物は何の言葉も発しない。
言葉の代わりに返されたのは、植物のつるのムチによる攻撃。
虎徹「うぉわっ! こいつは少しヤバイな、一気に決めるとしますか!」
虎徹「ワイルドに吠えるぜ!」
久々に口にした決め台詞を言った瞬間、虎徹の身体が青き光で包まれる。
ワンハンドレッドパワー、5分間だけ自身の身体能力を100倍にする能力。
虎徹「……ふぅ、終わったか?」
虎徹「さすがにこんだけ相手するとキツいな……てか、どうやってここから出りゃいいんだ」
虎徹「少し休憩……する暇もなさそうだ」
座り込もうとした虎徹の目の間に現れるのは、今までの奴らより遥かにでかく、おどろおどろしい存在。
虎徹「お前がこいつらのボスか。お前の目的は何だ、ていうかお前はいったい何なんだ?」
虎徹の問いに化け物は何の言葉も発しない。
言葉の代わりに返されたのは、植物のつるのムチによる攻撃。
虎徹「うぉわっ! こいつは少しヤバイな、一気に決めるとしますか!」
虎徹「ワイルドに吠えるぜ!」
久々に口にした決め台詞を言った瞬間、虎徹の身体が青き光で包まれる。
ワンハンドレッドパワー、5分間だけ自身の身体能力を100倍にする能力。
虎徹「うおりゃあああああああああ!」
殴る、殴る、ひたすら殴る、殴る。
目にも留まらぬ速さで、両の腕から拳を繰り出す。
虎徹「こいつで止めだ!」
右腕を思いっきりひねり、勢い良く突き出す。
あまりの威力に化け物の巨体が吹き飛び、壁に激突。
虎徹「ふぅ、終わったか……1時間以内に能力を使っていたらどうなってたことやら」
虎徹「使用後1時間は使うことができねぇってのも不便なもんだ」
倒したと思い油断している虎徹を、瀕死の魔女がムチで攻撃を仕掛ける。
虎徹「しまっ――」
しかし突如、魔女の身体が爆発。虎徹を襲ったムチも力なく地に落ちた。
殴る、殴る、ひたすら殴る、殴る。
目にも留まらぬ速さで、両の腕から拳を繰り出す。
虎徹「こいつで止めだ!」
右腕を思いっきりひねり、勢い良く突き出す。
あまりの威力に化け物の巨体が吹き飛び、壁に激突。
虎徹「ふぅ、終わったか……1時間以内に能力を使っていたらどうなってたことやら」
虎徹「使用後1時間は使うことができねぇってのも不便なもんだ」
倒したと思い油断している虎徹を、瀕死の魔女がムチで攻撃を仕掛ける。
虎徹「しまっ――」
しかし突如、魔女の身体が爆発。虎徹を襲ったムチも力なく地に落ちた。
虎徹「た、助かった……ってなんだよ今の爆発!」
ほむら「怪我はないかしら。あら、あなたは昼間の……ヒーロー信者さん?」
虎徹「誰がヒーロー信者だ!」
ほむら「そうね、ごめんなさい。訂正するわ、ワイルドタイガー」
虎徹「なっ!」
ほむら「その表情、これは確定ね」
虎徹「は、はめやがったな!」
ほむら「あなたが使った強力な身体強化……あんな能力を持ってる人なんて限られるわよ、正義の壊し屋さん」
ほむら「悪人を捕まえるためならビルだろうとモノレールだろうと何でも壊す……これのどこがヒーローなんだか」
虎徹「……返す言葉もねぇな」
ほむら「まぁ新ヒーローのバーナビーと組んでからはだいぶおとなしくなってるみたいだけど」
虎徹「ヒーロー嫌いって割には詳しいじゃねぇか」
ほむら「知りもしないものを嫌いになんてなれないでしょう」
ほむら「怪我はないかしら。あら、あなたは昼間の……ヒーロー信者さん?」
虎徹「誰がヒーロー信者だ!」
ほむら「そうね、ごめんなさい。訂正するわ、ワイルドタイガー」
虎徹「なっ!」
ほむら「その表情、これは確定ね」
虎徹「は、はめやがったな!」
ほむら「あなたが使った強力な身体強化……あんな能力を持ってる人なんて限られるわよ、正義の壊し屋さん」
ほむら「悪人を捕まえるためならビルだろうとモノレールだろうと何でも壊す……これのどこがヒーローなんだか」
虎徹「……返す言葉もねぇな」
ほむら「まぁ新ヒーローのバーナビーと組んでからはだいぶおとなしくなってるみたいだけど」
虎徹「ヒーロー嫌いって割には詳しいじゃねぇか」
ほむら「知りもしないものを嫌いになんてなれないでしょう」
虎徹「まぁそりゃそうだけどよ。おわっ、また景色が!」
ほむら「安心して、元の場所に戻るだけ。……ほらね」
虎徹「か、帰ってこれたぁ」
ほむら「それじゃ、私はこれで」
虎徹「いやいや、ちょっと待ってくれ。お前もネクストなのか? てかさっきの化け物はなんなんだよ?」
ほむら「いいえ、私はネクストではない。似たようなものかもしれないけれど」
ほむら「さっきのあれは……魔女と呼ばれる物とその使い魔。人の弱みにつけ込んで命を奪う生き物よ」
虎徹「オイオイ、そんなものが居るなんて初めて知ったぞ……こりゃ他の奴にも教えないと」
ほむら「無駄よ。普通の人間には魔女を認識することが出来ない」
虎徹「普通ねぇ……つまり、ネクストだけが認識ができるってことか?」
ほむら「違うわ。ネクストにも認識はできない」
ほむら「ここでいう普通じゃない人間というのは、魔女と戦う者――魔法少女だけよ」
ほむら「安心して、元の場所に戻るだけ。……ほらね」
虎徹「か、帰ってこれたぁ」
ほむら「それじゃ、私はこれで」
虎徹「いやいや、ちょっと待ってくれ。お前もネクストなのか? てかさっきの化け物はなんなんだよ?」
ほむら「いいえ、私はネクストではない。似たようなものかもしれないけれど」
ほむら「さっきのあれは……魔女と呼ばれる物とその使い魔。人の弱みにつけ込んで命を奪う生き物よ」
虎徹「オイオイ、そんなものが居るなんて初めて知ったぞ……こりゃ他の奴にも教えないと」
ほむら「無駄よ。普通の人間には魔女を認識することが出来ない」
虎徹「普通ねぇ……つまり、ネクストだけが認識ができるってことか?」
ほむら「違うわ。ネクストにも認識はできない」
ほむら「ここでいう普通じゃない人間というのは、魔女と戦う者――魔法少女だけよ」
虎徹「魔法少女ねぇ。でもさっきの俺は魔女を認識できたし、倒したぞ」
ほむら「倒したのは私」
虎徹「う、うるさいっ!」
ほむら「あなたは魔女に狙われ、魔女の結界内に誘い込まれたから認識できたのよ」
虎徹「なるほど……」
ほむら「魔女に狙われるのは精神が弱っている人間……あなたはそんな風に見えないわね。偶然かしら」
虎徹「いや、俺にも悩みの一つや二つあるんですけど……」
ほむら「とにかく、普通の人間には対処のしようがないのよ」
ほむら「魔法少女以外には、いつ誰を狙うか、今どこにいるか……まったく分からない」
虎徹「俺には何もできねぇのか? 人の命が狙われてるっていうのに!」
ほむら「あなたたちヒーローは強盗犯やテロリストなどから市民を守っているでしょう?」
ほむら「魔法少女は魔女から人々を守っている。適材適所なのよ」
虎徹「……分かるけどよ、やっぱ納得できねぇ」
ほむら「頑固ね」
ほむら「倒したのは私」
虎徹「う、うるさいっ!」
ほむら「あなたは魔女に狙われ、魔女の結界内に誘い込まれたから認識できたのよ」
虎徹「なるほど……」
ほむら「魔女に狙われるのは精神が弱っている人間……あなたはそんな風に見えないわね。偶然かしら」
虎徹「いや、俺にも悩みの一つや二つあるんですけど……」
ほむら「とにかく、普通の人間には対処のしようがないのよ」
ほむら「魔法少女以外には、いつ誰を狙うか、今どこにいるか……まったく分からない」
虎徹「俺には何もできねぇのか? 人の命が狙われてるっていうのに!」
ほむら「あなたたちヒーローは強盗犯やテロリストなどから市民を守っているでしょう?」
ほむら「魔法少女は魔女から人々を守っている。適材適所なのよ」
虎徹「……分かるけどよ、やっぱ納得できねぇ」
ほむら「頑固ね」
ほむら「それじゃ、そろそろ行くわ」
虎徹「待て」
ほむら「まだ何かあるの?」
虎徹「俺のケータイの番号とアドレス。困ったことがあればいつでも連絡しろ」
ほむら「おせっかいね……まぁ、一応貰っておくわ」
虎徹「おう。それと家まで送ってく。もう遅いしな、女の子が一人で出歩いていい時間じゃない」
ほむら「何か変なことでもするつもりかしら?」
虎徹「ガキにんなことしねーっての!」
虎徹「……ってまた消えやがった。年頃の女の子ってのは分かんねぇなぁ」
虎徹「待て」
ほむら「まだ何かあるの?」
虎徹「俺のケータイの番号とアドレス。困ったことがあればいつでも連絡しろ」
ほむら「おせっかいね……まぁ、一応貰っておくわ」
虎徹「おう。それと家まで送ってく。もう遅いしな、女の子が一人で出歩いていい時間じゃない」
ほむら「何か変なことでもするつもりかしら?」
虎徹「ガキにんなことしねーっての!」
虎徹「……ってまた消えやがった。年頃の女の子ってのは分かんねぇなぁ」
次の日――
アントニオ「魔女と使い魔、そして魔法少女か……」
カリーナ「タイガーってそんな女の子向けのアニメ見てるの?」
ネイサン「意外とお子様なのね」
キース「いつまでも子供の心を忘れない。素晴らしいことじゃないかワイルド君!」
虎徹「だからアニメじゃないっての! あと俺はアニメなんて見てない!」
イワン「無念……」ボソリ
虎徹「ん? どうした折紙?」
イワン「いえ、なんでもないです!」
ホァン「子供向けのアニメって結構面白いよ? バトルシーンがすごく本格的だった」
アントニオ「ほぉ、ドラゴンキッドがそこまでいうのか。今度見てみるかな」
虎徹「しれっとアニメ談義してんじゃねぇ!」
アントニオ「魔女と使い魔、そして魔法少女か……」
カリーナ「タイガーってそんな女の子向けのアニメ見てるの?」
ネイサン「意外とお子様なのね」
キース「いつまでも子供の心を忘れない。素晴らしいことじゃないかワイルド君!」
虎徹「だからアニメじゃないっての! あと俺はアニメなんて見てない!」
イワン「無念……」ボソリ
虎徹「ん? どうした折紙?」
イワン「いえ、なんでもないです!」
ホァン「子供向けのアニメって結構面白いよ? バトルシーンがすごく本格的だった」
アントニオ「ほぉ、ドラゴンキッドがそこまでいうのか。今度見てみるかな」
虎徹「しれっとアニメ談義してんじゃねぇ!」
バーナビー「オジサンの話、僕は信じますよ」
虎徹「えぇっ!?」
バーナビー「なんであなたが驚くんですか……まぁいいでしょう」
バーナビー「ここ最近、シュテルンビルトでは失踪事件が多発しています」
バーナビー「いずれの事件の被害者も、精神的にかなり参っていたようです。これは、魔女とやらが狙う人間の特徴と一致します」
カリーナ「失踪事件!?」
アントニオ「おいおい! 聞いたことないぞ、そんな話は!」
バーナビー「それはそうでしょう。この情報は一般に公開されてる物じゃありませんから」
ネイサン「なんでハンサムはそんなこと知ってるのかしらぁ?」
バーナビー「ちょっと調べ物してたら偶然。まぁそれはどうでもいいでしょう」
キース「魔女め……許せん、正義の鉄槌を下さねば!」
カリーナ「でも、魔女に狙われない限りあたし達には見ることすらできないのよ」
ホァン「うーん、魔法少女を尾行するとかどう?」
みんな「!!」
虎徹「えぇっ!?」
バーナビー「なんであなたが驚くんですか……まぁいいでしょう」
バーナビー「ここ最近、シュテルンビルトでは失踪事件が多発しています」
バーナビー「いずれの事件の被害者も、精神的にかなり参っていたようです。これは、魔女とやらが狙う人間の特徴と一致します」
カリーナ「失踪事件!?」
アントニオ「おいおい! 聞いたことないぞ、そんな話は!」
バーナビー「それはそうでしょう。この情報は一般に公開されてる物じゃありませんから」
ネイサン「なんでハンサムはそんなこと知ってるのかしらぁ?」
バーナビー「ちょっと調べ物してたら偶然。まぁそれはどうでもいいでしょう」
キース「魔女め……許せん、正義の鉄槌を下さねば!」
カリーナ「でも、魔女に狙われない限りあたし達には見ることすらできないのよ」
ホァン「うーん、魔法少女を尾行するとかどう?」
みんな「!!」
虎徹「それ、よさそうだな」
アントニオ「だがここにいる全員でつけるのはかなり目立ってしまうぞ」
カリーナ「尾行ねぇ。この中でやるとしたら……」
ネイサン「そりゃモチロン……」
バーナビー「折紙センパイですね」
ホァン「うんうん」
イワン「分かりました。僕、やります!」
キース「だが折紙君だけでは危険だ。念のためもう一人……」
虎徹「まぁ、そこは俺だろう。ほむらと認識もあるしな」
バーナビー「オジサンが尾行ですか……不安ですが、仕方ありませんね」
アントニオ「壊し屋が尾行か、確かに不安だ」
カリーナ「尾行中に物壊したりしないでよ、タイガー」
虎徹「だーっ! せっかく人がやる気になってるってのに!」
アントニオ「だがここにいる全員でつけるのはかなり目立ってしまうぞ」
カリーナ「尾行ねぇ。この中でやるとしたら……」
ネイサン「そりゃモチロン……」
バーナビー「折紙センパイですね」
ホァン「うんうん」
イワン「分かりました。僕、やります!」
キース「だが折紙君だけでは危険だ。念のためもう一人……」
虎徹「まぁ、そこは俺だろう。ほむらと認識もあるしな」
バーナビー「オジサンが尾行ですか……不安ですが、仕方ありませんね」
アントニオ「壊し屋が尾行か、確かに不安だ」
カリーナ「尾行中に物壊したりしないでよ、タイガー」
虎徹「だーっ! せっかく人がやる気になってるってのに!」
虎徹「ここがほむらが通ってる中学校か」
イワン「バーナビーさん、すごいですね。どこの学校に通ってるかを調べるなんて」
虎徹「あいつはそういうの得意だからな……おっ、来たぞ」
虎徹「折紙、お前は近めの距離で頼む。俺は少し離れて尾行する」
イワン「分かりました、いきます!」ボワン
虎徹「女子中学生か、まぁ無難だな。分かってるだろうけど、途中で姿をこまめに変えろよ?」
イワン「はい!」
イワン「バーナビーさん、すごいですね。どこの学校に通ってるかを調べるなんて」
虎徹「あいつはそういうの得意だからな……おっ、来たぞ」
虎徹「折紙、お前は近めの距離で頼む。俺は少し離れて尾行する」
イワン「分かりました、いきます!」ボワン
虎徹「女子中学生か、まぁ無難だな。分かってるだろうけど、途中で姿をこまめに変えろよ?」
イワン「はい!」
イワン「一体どこに向かってるんだろう……」
イワン「あれ、いない!?」
イワン「そんな。ここ一本道な上に、障害物もないのに」
イワン「これが彼女の特殊能力か……仕方ない、失敗の合図を送ろう」
虎徹「!」
虎徹「失敗か……」
イワン「あれ、いない!?」
イワン「そんな。ここ一本道な上に、障害物もないのに」
イワン「これが彼女の特殊能力か……仕方ない、失敗の合図を送ろう」
虎徹「!」
虎徹「失敗か……」
イワン「すみませんでした」
虎徹「いや、お前の尾行に問題はなかったと思うぞ。よくやった」
虎徹「あいつが尾行に気づいたのか、それとも偶然能力を使用しただけなのかは分からん」
虎徹「とりあえず、今日はここまでにしておこう。どっかで飯でも食ってくか? 俺のおごりだ」
イワン「え、いいですよ。そんな、おごりなんて……」
虎徹「いいからいいから」
虎徹「いや、お前の尾行に問題はなかったと思うぞ。よくやった」
虎徹「あいつが尾行に気づいたのか、それとも偶然能力を使用しただけなのかは分からん」
虎徹「とりあえず、今日はここまでにしておこう。どっかで飯でも食ってくか? 俺のおごりだ」
イワン「え、いいですよ。そんな、おごりなんて……」
虎徹「いいからいいから」
虎徹「食った食った」
イワン「ごちそうさまでした! このご恩は一生忘れませぬ」
虎徹「おいおい、おおげさだな」
虎徹「ん、なんだあれ。空間が裂けてる……まさか!?」
イワン「あの病院がどうかしましたか?」
虎徹「折紙、付いてこい!」
イワン「ごちそうさまでした! このご恩は一生忘れませぬ」
虎徹「おいおい、おおげさだな」
虎徹「ん、なんだあれ。空間が裂けてる……まさか!?」
イワン「あの病院がどうかしましたか?」
虎徹「折紙、付いてこい!」
さやか「これってもしかして魔女の……」
まどか「みたいだね、どうしよう」
さやか「ま、まどか! 誰かがものすごい勢いでこっちに来る!」
まどか「もしかしてマミさん!?」
キュゥべえ「いや、あの体格でマミっていうのは少し無理があるんじゃないかな……」
虎徹「お嬢ちゃんたち、ちょっといいかな」
まどか「みたいだね、どうしよう」
さやか「ま、まどか! 誰かがものすごい勢いでこっちに来る!」
まどか「もしかしてマミさん!?」
キュゥべえ「いや、あの体格でマミっていうのは少し無理があるんじゃないかな……」
虎徹「お嬢ちゃんたち、ちょっといいかな」
さやか「ごめんなさい、あたしたち急いでるんで!」
虎徹「魔女退治にでも行くのか?」
まどか・さやか・キュゥべえ「!?」
まどか「まさかあなた達も、魔法少女なんですか?」
虎徹・イワン「!?」
虎徹「魔女退治にでも行くのか?」
まどか・さやか・キュゥべえ「!?」
まどか「まさかあなた達も、魔法少女なんですか?」
虎徹・イワン「!?」
さやか「ブッ! ちょ、ちょっとまどか。さすがにそれはないでしょ。この人達、どうみてもオジサンじゃん」
イワン「オジサン……」ガーン
まどか「ご、ごめんなさい。さやかちゃんダメだよそんなこと言っちゃ」
さやか「あはは、すいません」
キュゥべえ「それで、君たちは何者だい?」
イワン「オジサン……」ガーン
まどか「ご、ごめんなさい。さやかちゃんダメだよそんなこと言っちゃ」
さやか「あはは、すいません」
キュゥべえ「それで、君たちは何者だい?」
虎徹「手短に説明するとだな……」
キュゥべえ「なるほどね、魔女に襲われてるところを魔法少女に助けられたわけか」
さやか「その魔法少女ってもしかして黄色い服を着てた?」
虎徹「いや、黒と紫って感じだな」
まどか「ほむらちゃん!」
さやか「あの転校生が人助けぇ? ないない」
まどか「そ、そんなことないと思うよ」
虎徹「なんだ、ほむらの知り合いだったのか」
まどか「はい、友達です」
さやか「ただのクラスメートです」
虎徹「どっちだよ! ……で、この裂け目はなんなんだ?」
キュゥべえ「なるほどね、魔女に襲われてるところを魔法少女に助けられたわけか」
さやか「その魔法少女ってもしかして黄色い服を着てた?」
虎徹「いや、黒と紫って感じだな」
まどか「ほむらちゃん!」
さやか「あの転校生が人助けぇ? ないない」
まどか「そ、そんなことないと思うよ」
虎徹「なんだ、ほむらの知り合いだったのか」
まどか「はい、友達です」
さやか「ただのクラスメートです」
虎徹「どっちだよ! ……で、この裂け目はなんなんだ?」
キュゥべえ「魔女の結界へと繋がっているのさ」
虎徹「ってことは、まずいんじゃねーのかコレ」
まどか「はい。でもわたしたちは戦えないから、マミさんを呼びに行こうと思って」
さやか「ケータイの番号教えてもらうべきだったなぁ」
虎徹「俺もほむらに番号教えたけど、あいつの番号教えてもらってなかったなぁ」
虎徹「こうなったら俺が行くしかないか」
さやか「何言ってんのオジサン。魔女に襲われたことあるなら分かってるでしょ、魔女には普通の人間じゃ勝てないって」
虎徹「オジサンは普通じゃないんだなー、これが。おりが……ゴホンゴホン、この二人を頼むぞ」
イワン「分かりました、タイ……先輩もご無事で」
キュゥべえ「ボクも行くよ。ボクがいれば、マミたちがボクの反応を探知して、すぐに追ってこれる」
虎徹「分かった、行くぞ!」
虎徹「ってことは、まずいんじゃねーのかコレ」
まどか「はい。でもわたしたちは戦えないから、マミさんを呼びに行こうと思って」
さやか「ケータイの番号教えてもらうべきだったなぁ」
虎徹「俺もほむらに番号教えたけど、あいつの番号教えてもらってなかったなぁ」
虎徹「こうなったら俺が行くしかないか」
さやか「何言ってんのオジサン。魔女に襲われたことあるなら分かってるでしょ、魔女には普通の人間じゃ勝てないって」
虎徹「オジサンは普通じゃないんだなー、これが。おりが……ゴホンゴホン、この二人を頼むぞ」
イワン「分かりました、タイ……先輩もご無事で」
キュゥべえ「ボクも行くよ。ボクがいれば、マミたちがボクの反応を探知して、すぐに追ってこれる」
虎徹「分かった、行くぞ!」
さやか「それじゃ、あたしたちはマミさん探してくる! まどかは学校、あたしはマミさんの家!」
まどか「うん!」
イワン「僕はここに人が近づかないようにしておきます!」
まどか「お願いします!」
まどか「うん!」
イワン「僕はここに人が近づかないようにしておきます!」
まどか「お願いします!」
虎徹「なんじゃこの結界、お菓子だらけじゃねーか! 美味そうだけど、食うのはやばそうだ」
虎徹「ぞろぞろと使い魔が出てきやがったな。お前らなんて相手にならねぇんだよっ!」
虎徹「魔法少女が来る前に片付けるとしますかね……っと!」
キュゥべえ「使い魔を素手で倒すなんて……君は一体何者だい」
虎徹「ぞろぞろと使い魔が出てきやがったな。お前らなんて相手にならねぇんだよっ!」
虎徹「魔法少女が来る前に片付けるとしますかね……っと!」
キュゥべえ「使い魔を素手で倒すなんて……君は一体何者だい」
マミ「ここね。キュゥべえ、状況は?」
キュゥべえ『未だに信じられないんだけど、謎のオジサンが素手で使い魔をなぎ倒してるよ……』
マミ「は、はい?」
キュゥべえ『それがまっとうな反応だよね……まぁ実際に来れば分かるさ』
マミ「わ、分かったわ。鹿目さん、美樹さん……それと」
イワン「イワンです」
マミ「イワンさん、あなたは?」
イワン「もちろん、行きます!」
キュゥべえ『未だに信じられないんだけど、謎のオジサンが素手で使い魔をなぎ倒してるよ……』
マミ「は、はい?」
キュゥべえ『それがまっとうな反応だよね……まぁ実際に来れば分かるさ』
マミ「わ、分かったわ。鹿目さん、美樹さん……それと」
イワン「イワンです」
マミ「イワンさん、あなたは?」
イワン「もちろん、行きます!」
ほむら「巴マミ……今回の魔女は私が狩る。あなたは手を引きなさい」
マミ「それはできない相談ね……少し、そこで休んでいるといいわ」
マミが魔法のリボンでほむらを捕まえようとした瞬間、ほむらの身体が吹き飛んだ。
ほむら「きゃっ!」
直前までほむらが立っていた場所にはイワンが立っており、彼はマミのリボンによって拘束されてしまった。
イワン「ぐっ!」
マミ「イワンさん、どういうつもりですか?」
イワン「今は魔法少女同士で争っている場合じゃないでござる! 人の命がかかっているんでござるよ!」
ほむら「…………」
マミ「……っ!」
マミ「イワンさんに免じて今日のところは見逃してあげる」
ほむら「懸命な判断ね。先に行ってるわよ」
マミ「ちょ、ちょっと……! とりあえずリボンを戻しましょう」
マミ「ごめんなさい、イワンさん」
イワン「気にしてないでござるよ……じゃなくて、してないですよ」
マミ「それはできない相談ね……少し、そこで休んでいるといいわ」
マミが魔法のリボンでほむらを捕まえようとした瞬間、ほむらの身体が吹き飛んだ。
ほむら「きゃっ!」
直前までほむらが立っていた場所にはイワンが立っており、彼はマミのリボンによって拘束されてしまった。
イワン「ぐっ!」
マミ「イワンさん、どういうつもりですか?」
イワン「今は魔法少女同士で争っている場合じゃないでござる! 人の命がかかっているんでござるよ!」
ほむら「…………」
マミ「……っ!」
マミ「イワンさんに免じて今日のところは見逃してあげる」
ほむら「懸命な判断ね。先に行ってるわよ」
マミ「ちょ、ちょっと……! とりあえずリボンを戻しましょう」
マミ「ごめんなさい、イワンさん」
イワン「気にしてないでござるよ……じゃなくて、してないですよ」
類似してるかもしれないスレッド
- ほむら「ハッピーエンドがあってもいいじゃない」 (242) - [55%] - 2011/6/4 19:31 ★★
- ほむら「ティロ・フイナーレがただの拳!?」 (346) - [55%] - 2012/2/26 1:45 ★
- ほむら「さよならなんてあるわけない」 (913) - [55%] - 2011/10/22 4:45 ★★
- ほむら「ほむらちゃんはわたしより可愛いよ?」 (766) - [54%] - 2012/9/29 2:15 ★★
- ほむら「こんな、こんなはずじゃ……!」 (175) - [54%] - 2012/8/9 11:15 ☆
- ほむら「ハッピバースデーまどかぁ・・・」 (80) - [53%] - 2011/10/2 23:30 ○
- ほむら「私の戦場はここじゃない…あれ?」 (145) - [53%] - 2011/12/10 7:00 ☆
- ほむら「まどかは暁美まどかになるのだぁー!」 (266) - [53%] - 2012/2/26 6:30 ★★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について