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元スレほむら「こんな、こんなはずじゃ……!」
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ほむら「鹿目さん! 私も魔法少女になったんだよ!」
ほむらはまどかの手を取って微笑んだ。
ほむら「これから一緒にがんばろうね!」
まどか「ふえっ? えぇっと、うぅ……」
顔を赤くして目をそらすまどか。
それでもほむらは願いを叶えることができて幸せだった。
これが、後に長く続くループの始まり。
ほむらはまどかの手を取って微笑んだ。
ほむら「これから一緒にがんばろうね!」
まどか「ふえっ? えぇっと、うぅ……」
顔を赤くして目をそらすまどか。
それでもほむらは願いを叶えることができて幸せだった。
これが、後に長く続くループの始まり。
マミ「ここね……行くわよ!」
まどか「はい!」
ほむら「はッはいぃ!」
変身して結界に飛び込む三人。
滝がいくつも逆流する苔むした廃墟のなかに、魚と虫が融合したような使い魔がうじゃうじゃと溢れていた。
ほむら「ひぃぃっ」
マミの張ったリボンの防壁の隙間から放たれたまどかの弓が使い魔を爆散させる。
まどか「ほむらちゃん、走って!」
次の弓を番えながら、まどかが振り返ってそう言った。
ほむらは涙目になりながら頷くほかなかった。
まどか「はい!」
ほむら「はッはいぃ!」
変身して結界に飛び込む三人。
滝がいくつも逆流する苔むした廃墟のなかに、魚と虫が融合したような使い魔がうじゃうじゃと溢れていた。
ほむら「ひぃぃっ」
マミの張ったリボンの防壁の隙間から放たれたまどかの弓が使い魔を爆散させる。
まどか「ほむらちゃん、走って!」
次の弓を番えながら、まどかが振り返ってそう言った。
ほむらは涙目になりながら頷くほかなかった。
マミ「終わらない曲で踊りなさい!」
召喚した幾つもの銃でマミが使い間を駆逐していけば、
まどか「ちょっと通してね!」
走りながら撃ち続けるまどかがさらに道を拓く。
ほむら「わひゃあぅっ」
ぶち撒けられた青緑色の血と内臓に悲鳴を上げながらほむらは二人の後に続いた。
山の斜面上に折り重なるような廃墟を登っていく。
ほむらは血でぬめる足元に注意を払いながら必死で駆けた。
マミ「ここね……」
疲れを見せないマミが大きな扉の前で足を止めた。
召喚した幾つもの銃でマミが使い間を駆逐していけば、
まどか「ちょっと通してね!」
走りながら撃ち続けるまどかがさらに道を拓く。
ほむら「わひゃあぅっ」
ぶち撒けられた青緑色の血と内臓に悲鳴を上げながらほむらは二人の後に続いた。
山の斜面上に折り重なるような廃墟を登っていく。
ほむらは血でぬめる足元に注意を払いながら必死で駆けた。
マミ「ここね……」
疲れを見せないマミが大きな扉の前で足を止めた。
まどか「ほむらちゃん、準備はだいじょうぶ?」
息を整えながらのまどかの問いかけに、
ほむら「は、はい! が、がんばります……」
マミ「さぁ数多のきざはしを昇って見える景色はどんなものかしら!?」
錆ついた大扉を、マミが開いた。
まどか「………?」
なかは、がらんとした広間。
四方の窓硝子はすべて割れている。
ほむら「なにも、いない……?」
息を整えながらのまどかの問いかけに、
ほむら「は、はい! が、がんばります……」
マミ「さぁ数多のきざはしを昇って見える景色はどんなものかしら!?」
錆ついた大扉を、マミが開いた。
まどか「………?」
なかは、がらんとした広間。
四方の窓硝子はすべて割れている。
ほむら「なにも、いない……?」
>終わらない曲で踊りなさい!
こんな事言われたら普通にドン引きする
こんな事言われたら普通にドン引きする
マミ「違うわ!」
ぎぎい、と音を立てて、誰も触れていないのに大扉が閉まった。
マミ「魔女は外にいるわ!」
窓から見えるのは青い空だけ。
その空が、震えた。
まどか「この部屋が、魔女の中なの!?」
腐った果実を踏み潰したような音をさせて、青色が部屋の中へと浸入してきた。
ほむら「えっ、あの、これ、私、どうすればっ」
マミ「鹿目さん!」
目の前にリボンを編み上げるマミ。
ぎぎい、と音を立てて、誰も触れていないのに大扉が閉まった。
マミ「魔女は外にいるわ!」
窓から見えるのは青い空だけ。
その空が、震えた。
まどか「この部屋が、魔女の中なの!?」
腐った果実を踏み潰したような音をさせて、青色が部屋の中へと浸入してきた。
ほむら「えっ、あの、これ、私、どうすればっ」
マミ「鹿目さん!」
目の前にリボンを編み上げるマミ。
まどか「はい!」
リボンの網目からまどかが矢を放つ。
囲まれたときの常套戦法である。
数本の矢が窓の外の青色に突き立つ。
マミ「……なんですって……!?」
まどか「うそ……!」
ほむら「ひぃぃぃっ」
まどかの矢はすべて魔女に呑まれて消えた。
潮が満ちるように青色が部屋の床を拡がる。
マミは舌打ちした。
マミ「鹿目さん、暁美さんをお願い!」
まどか「はい!」
リボンの網目からまどかが矢を放つ。
囲まれたときの常套戦法である。
数本の矢が窓の外の青色に突き立つ。
マミ「……なんですって……!?」
まどか「うそ……!」
ほむら「ひぃぃぃっ」
まどかの矢はすべて魔女に呑まれて消えた。
潮が満ちるように青色が部屋の床を拡がる。
マミは舌打ちした。
マミ「鹿目さん、暁美さんをお願い!」
まどか「はい!」
ループで逃げるか、まどかとガチレズなエンドは見飽きたんで
オチはそれ以外でよろしく
オチはそれ以外でよろしく
ほむら「と、巴さん!?」
リボンの障壁を一部消し去って、マミがその外へと飛び出す。
マミ「的が大きくて、とってもラクね!」
空中で巨砲を喚び出したマミ。
マミ「ティロ・フィナーレっ!」
正面の窓の空色へと、銃弾を打ち込んだ。
びくびくと魔女が痙攣し、嘔吐するような絶叫が響いた。
ほむら「や、やったの……!?」
マミが青色の肉に着地した。
だが依然その目つきは厳しい。
リボンの障壁を一部消し去って、マミがその外へと飛び出す。
マミ「的が大きくて、とってもラクね!」
空中で巨砲を喚び出したマミ。
マミ「ティロ・フィナーレっ!」
正面の窓の空色へと、銃弾を打ち込んだ。
びくびくと魔女が痙攣し、嘔吐するような絶叫が響いた。
ほむら「や、やったの……!?」
マミが青色の肉に着地した。
だが依然その目つきは厳しい。
マミ「魔女の反応は消えてないわ」
そして、結界も消える気配は無い。
撃ち抜かれた正面の窓の向こうは、ぽっかりと闇が広がっていた。
まどか「マミさんッ!」
マミの足元の震えを見たまどかが叫んだ。
同時に、
マミ「くうっ!」
床に広がる肉が幾本も針状に膨張し、マミを突き刺した。
ほむら「ととと巴さんっ!」
慌てるほむらに、マミは笑って見せた。
そして、結界も消える気配は無い。
撃ち抜かれた正面の窓の向こうは、ぽっかりと闇が広がっていた。
まどか「マミさんッ!」
マミの足元の震えを見たまどかが叫んだ。
同時に、
マミ「くうっ!」
床に広がる肉が幾本も針状に膨張し、マミを突き刺した。
ほむら「ととと巴さんっ!」
慌てるほむらに、マミは笑って見せた。
マミ「これくらい、へっちゃらよ!」
彼女の胸元から伸びたリボンが宙を舞い、ことごとく針を切り捨てる。
ぽたぽたと血を垂らしながらマミが両手に砲を出現させる。
まどか「だいじょうぶだよ、ほむらちゃん」
残るふたつの窓に向けて、マミが砲撃。
同時にまどかが床に拡がる青色を掃討する。
二重に響いた絶叫を背景音に、床の肉も消えていく。
ほむら「や、やった!」
なにもできずにいたほむらが最初に喜んだ。
二人の背後の大扉がゆっくりと開く。
彼女の胸元から伸びたリボンが宙を舞い、ことごとく針を切り捨てる。
ぽたぽたと血を垂らしながらマミが両手に砲を出現させる。
まどか「だいじょうぶだよ、ほむらちゃん」
残るふたつの窓に向けて、マミが砲撃。
同時にまどかが床に拡がる青色を掃討する。
二重に響いた絶叫を背景音に、床の肉も消えていく。
ほむら「や、やった!」
なにもできずにいたほむらが最初に喜んだ。
二人の背後の大扉がゆっくりと開く。
マミ「鹿目さんッ!」
その叫びが終わらぬ間に、まどかの腹から針が飛び出した。
まどか「――ぇ……」
少し開いた大扉の隙間から、青色をした巨大な虫の頭が覗いていた。
その口器が一本の針となって、まどかを貫通している。
ほむら「え、えっ? えっと……」
魔女【オホホッオホホホホホ! オホホホホホホホホ!】
複眼が、笑った気がした。
マミ「暁美さん、逃げてぇっ!」
その叫びが終わらぬ間に、まどかの腹から針が飛び出した。
まどか「――ぇ……」
少し開いた大扉の隙間から、青色をした巨大な虫の頭が覗いていた。
その口器が一本の針となって、まどかを貫通している。
ほむら「え、えっ? えっと……」
魔女【オホホッオホホホホホ! オホホホホホホホホ!】
複眼が、笑った気がした。
マミ「暁美さん、逃げてぇっ!」
ほむら「え? な、なん、ですか、これ?」
まどか「ぐっ……げほっ!」
弓矢を取り落とし、まどかは血を吐いた。
マミが瞬時に銃を取り出し、まどかの横へと回りこむ。
正面からではまどかが邪魔で魔女を撃てないからだ。
魔女【オホホホホホホホホ!】
軋むような音を上げながら口器が回転する。
まどか「うぅぅああぁぁっあぁっ!」
ほむら「ひぃ、ひぃぃっ!」
ほむらはぺたりと床に尻を落とした。
まどか「ぐっ……げほっ!」
弓矢を取り落とし、まどかは血を吐いた。
マミが瞬時に銃を取り出し、まどかの横へと回りこむ。
正面からではまどかが邪魔で魔女を撃てないからだ。
魔女【オホホホホホホホホ!】
軋むような音を上げながら口器が回転する。
まどか「うぅぅああぁぁっあぁっ!」
ほむら「ひぃ、ひぃぃっ!」
ほむらはぺたりと床に尻を落とした。
まどか「うぅぅぅっ!」
明滅する視界のまま、まどかは両手を伸ばして背中の口器を掴んだ。
マミ「鹿目さん、ムリしないで!」
銃を構えるマミだが、大扉からは口器しか出ておらず、それもまどかに掴まれている。
しかもその向こうにはほむらがへたり込んでいるのだ。
魔女【オホホホホホッ! オーホッホッホッホ!】
マミ「暁美さん、扉の中に爆弾を投げて!」
走り寄りながら指示を飛ばすマミ。
ほむら「う、うあ、うわぁぁっ」
しかしほむらは震えたまま、貫かれたまどかから目を離すことすらできない。
明滅する視界のまま、まどかは両手を伸ばして背中の口器を掴んだ。
マミ「鹿目さん、ムリしないで!」
銃を構えるマミだが、大扉からは口器しか出ておらず、それもまどかに掴まれている。
しかもその向こうにはほむらがへたり込んでいるのだ。
魔女【オホホホホホッ! オーホッホッホッホ!】
マミ「暁美さん、扉の中に爆弾を投げて!」
走り寄りながら指示を飛ばすマミ。
ほむら「う、うあ、うわぁぁっ」
しかしほむらは震えたまま、貫かれたまどかから目を離すことすらできない。
マミ「くっ、仕方ないわね……!」
まどか「あぁぁぁぁっ! ふぐううぅぅぅぅ」
魔女【オホホッ! オホホホホッ!】
掴まれている部分が爆発するように棘を生やした。
まどかの手を数え切れない棘が貫き、手袋を裂いた。
まどか「あぁぁっ!」
ほむら「ひぃっ、ふわ、あぁ」
マミ「だぁっ!」
銃を放り捨ててマミが床を蹴った。
まどか「あぁぁぁぁっ! ふぐううぅぅぅぅ」
魔女【オホホッ! オホホホホッ!】
掴まれている部分が爆発するように棘を生やした。
まどかの手を数え切れない棘が貫き、手袋を裂いた。
まどか「あぁぁっ!」
ほむら「ひぃっ、ふわ、あぁ」
マミ「だぁっ!」
銃を放り捨ててマミが床を蹴った。
マミ「黄金の飛脚が炸裂するわよ!」
魔女【オホッ!?】
マミの飛び蹴りが魔女の口器に叩き込まれ、ぼきりとへし折った。
ほむら「わひゃああああっ」
頭をかばうほむらの上を飛び越えてからマミが着地。
すぐさま駆け戻って二人の手を引き、大扉から離れる。
魔女【オホッオホッオホッ】
折れた口器から青緑色の血を滴らせながら、魔女が後退する。
大扉が閉まり始めた。
マミ「逃がすもんですか!」
マミの早撃ちが魔女の眉間に命中する。
魔女【オホッ!?】
マミの飛び蹴りが魔女の口器に叩き込まれ、ぼきりとへし折った。
ほむら「わひゃああああっ」
頭をかばうほむらの上を飛び越えてからマミが着地。
すぐさま駆け戻って二人の手を引き、大扉から離れる。
魔女【オホッオホッオホッ】
折れた口器から青緑色の血を滴らせながら、魔女が後退する。
大扉が閉まり始めた。
マミ「逃がすもんですか!」
マミの早撃ちが魔女の眉間に命中する。
魔女【オッ……】
複眼が破裂して、青色の小魚がぼたぼたと零れ落ちる。
同時に風景が揺らめき、結界とともに魔女は消え去った。
マミ「よし……」
もう一丁銃を握っていたマミが息を吐く。
まどか「うあああああッ!」
倒れこんだまどかが腹を抑えて丸くなる。
魔女の口器が消えたことによって血がどくどくと流れ出していた。
ほむら「あっ、か、鹿目さん、だ、だい、じょうぶ、ですか……っ」
マミが即座に傍らに膝をついてまどかに手をかざす。
複眼が破裂して、青色の小魚がぼたぼたと零れ落ちる。
同時に風景が揺らめき、結界とともに魔女は消え去った。
マミ「よし……」
もう一丁銃を握っていたマミが息を吐く。
まどか「うあああああッ!」
倒れこんだまどかが腹を抑えて丸くなる。
魔女の口器が消えたことによって血がどくどくと流れ出していた。
ほむら「あっ、か、鹿目さん、だ、だい、じょうぶ、ですか……っ」
マミが即座に傍らに膝をついてまどかに手をかざす。
マミ「大丈夫よ鹿目さん。前に教えたとおり、痛みを遮断して」
ふわ、と光がまどかを包む。
まどか「は、い……! ううぅっ、っはぁ、はぁっ」
ほむら「ふえっ。きゃ……」
手に触れたまどかの血に声を上げるほむら。
マミの治癒魔法によりまどかの傷がふさがっていく。
まどか「はぁっ、はぁ、はぁ、はぁ……」
マミ「オッケー。鹿目さん、もういいわよ」
まどか「はぁ、は……、ありがとう、ございます、マミさん……!」
ふわ、と光がまどかを包む。
まどか「は、い……! ううぅっ、っはぁ、はぁっ」
ほむら「ふえっ。きゃ……」
手に触れたまどかの血に声を上げるほむら。
マミの治癒魔法によりまどかの傷がふさがっていく。
まどか「はぁっ、はぁ、はぁ、はぁ……」
マミ「オッケー。鹿目さん、もういいわよ」
まどか「はぁ、は……、ありがとう、ございます、マミさん……!」
三人は変身を解いた。
まどかは青い顔のまま弱々しく笑った。
まどか「後ろから、やられちゃいました。油断してましたね」
マミ「特殊な魔女だったわ。私だってやられていたかもしれないわ」
ほむらがしゃがみこんだ。
ほむら「うぷ……おえぇぇ」
口を抑えた手のすきまから吐瀉物がこぼれる。
涙をにじませるほむら。
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「げほっ、うぇ、げええぇぇ」
まどかは青い顔のまま弱々しく笑った。
まどか「後ろから、やられちゃいました。油断してましたね」
マミ「特殊な魔女だったわ。私だってやられていたかもしれないわ」
ほむらがしゃがみこんだ。
ほむら「うぷ……おえぇぇ」
口を抑えた手のすきまから吐瀉物がこぼれる。
涙をにじませるほむら。
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「げほっ、うぇ、げええぇぇ」
ひとしきりほむらに吐かせ、吐瀉物を処理してから、三人はマミの部屋へと帰った。
もう日が沈もうかという時刻である。
マミ「気分はどう? 暁美さん」
紅茶をカップに注ぐマミ。
まどかはずっとほむらの背中をさすっている。
ほむら「ごめ、なさっ、わた、わたしっ」
やつれた顔を床に向けて、ほむらは涙を流した。
両手はぎゅっと握り締められている。
ほむら「か、鹿目さんを、たすけ、られなくって……!」
まどか「大丈夫だよ、ほむらちゃん。しかたないよ」
マミ「そうよ暁美さん。気に負うことはないわ」
もう日が沈もうかという時刻である。
マミ「気分はどう? 暁美さん」
紅茶をカップに注ぐマミ。
まどかはずっとほむらの背中をさすっている。
ほむら「ごめ、なさっ、わた、わたしっ」
やつれた顔を床に向けて、ほむらは涙を流した。
両手はぎゅっと握り締められている。
ほむら「か、鹿目さんを、たすけ、られなくって……!」
まどか「大丈夫だよ、ほむらちゃん。しかたないよ」
マミ「そうよ暁美さん。気に負うことはないわ」
ほむら「ごめんなさい、私、ぐすっ、こわくて、鹿目さんが苦しんでたのに、な、なにも、なにもできなかった!」
マミ「魔女との戦いは命がけよ、暁美さん。決して甘くないわ」
まどか「マミさんっ?」
ほむら「は、はい……」
マミ「だから、戦い方をしっかり覚えなさい。そして魔女にやられないようになりなさい」
ほむら「わ、私に、できるか、わかりませんけど……」
おどおどとほむらが視線をさまよわせた。
マミ「できるわ!」
ほむらに手を伸ばして、マミが力強く笑った。
マミ「私の後輩だもの!」
マミ「魔女との戦いは命がけよ、暁美さん。決して甘くないわ」
まどか「マミさんっ?」
ほむら「は、はい……」
マミ「だから、戦い方をしっかり覚えなさい。そして魔女にやられないようになりなさい」
ほむら「わ、私に、できるか、わかりませんけど……」
おどおどとほむらが視線をさまよわせた。
マミ「できるわ!」
ほむらに手を伸ばして、マミが力強く笑った。
マミ「私の後輩だもの!」
ほむら「……えっと……」
ゆっくりと上げられたほむらの手を、マミがそっと握る。
その上からまどかがさらに手を乗せた。
まどか「一緒にがんばろうね! ほむらちゃん!」
にっこり笑うまどかに、ほむらは少しためらっていたが、
ほむら「は、はい……!」
少しだけ、強く、頷いた。
マミ「よーし、それじゃあ今日の祝勝会と行きましょう! 今日はモンブランよ!」
まどか「わぁーいっ!」
ほむら「あ、あはは……」
ゆっくりと上げられたほむらの手を、マミがそっと握る。
その上からまどかがさらに手を乗せた。
まどか「一緒にがんばろうね! ほむらちゃん!」
にっこり笑うまどかに、ほむらは少しためらっていたが、
ほむら「は、はい……!」
少しだけ、強く、頷いた。
マミ「よーし、それじゃあ今日の祝勝会と行きましょう! 今日はモンブランよ!」
まどか「わぁーいっ!」
ほむら「あ、あはは……」
マミ「きゃあああああああっ!」
数週間後、見滝原に上陸したスーパーセルの中心で、マミは絶叫した。
ほむら「巴さんッ!」
マミは使い魔に翻弄され、落ちてきたビルから逃げ遅れた。
結果、その胸から下をビルとビルに挟まれてしまった。
まどか「くっ!」
空中でまどかはマミを振り返るが、炎と使い魔が彼女をその場から動かさない。
ほむらがマミのもとへと跳ぶ。
マミ「あああああああああああああああッ!」
めりめりめりとさらにビル同士が圧縮される。
目を充血させて、口から血反吐を零すマミ。逃れた片手で顔を掻き毟る。
ほむら「巴さん!」
数週間後、見滝原に上陸したスーパーセルの中心で、マミは絶叫した。
ほむら「巴さんッ!」
マミは使い魔に翻弄され、落ちてきたビルから逃げ遅れた。
結果、その胸から下をビルとビルに挟まれてしまった。
まどか「くっ!」
空中でまどかはマミを振り返るが、炎と使い魔が彼女をその場から動かさない。
ほむらがマミのもとへと跳ぶ。
マミ「あああああああああああああああッ!」
めりめりめりとさらにビル同士が圧縮される。
目を充血させて、口から血反吐を零すマミ。逃れた片手で顔を掻き毟る。
ほむら「巴さん!」
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