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元スレほむら「あんこちゃんマジあんあん」
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そしてとうとうワルプルギスの夜が現れた
杏子「でかっ!?」
ほむら「気をつけて。アイツは手当たり次第広範囲の攻撃をしかけてくるわ」
そう注意した直後、ワルプルギスの夜から強烈な衝撃波が発せられた
その攻撃は、現実世界にも大きな破壊の爪痕を残した
マミ×5000「キャー!」
自重の軽い巴マミ達は、皆散り散りになって飛ばされてしまった
実質、私とあんこちゃん、二人だけの戦いとなりそうだった
杏子「んじゃ、いくか」
あんこちゃんが手を差し出してきた
ほむら「ええ!」
私はその手を握り返した
温かな熱が伝わってくる
この熱がある限り、私は絶対に負けない
杏子「でかっ!?」
ほむら「気をつけて。アイツは手当たり次第広範囲の攻撃をしかけてくるわ」
そう注意した直後、ワルプルギスの夜から強烈な衝撃波が発せられた
その攻撃は、現実世界にも大きな破壊の爪痕を残した
マミ×5000「キャー!」
自重の軽い巴マミ達は、皆散り散りになって飛ばされてしまった
実質、私とあんこちゃん、二人だけの戦いとなりそうだった
杏子「んじゃ、いくか」
あんこちゃんが手を差し出してきた
ほむら「ええ!」
私はその手を握り返した
温かな熱が伝わってくる
この熱がある限り、私は絶対に負けない
時間を止められるといえど、私の能力は無敵ではない
使えば使うだけ魔力を消費するため、実際に能力を発動する時間は極力抑えなくてはならない
私達はワルプルギスの攻撃をギリギリで掻い潜りながら進んでいくこととなる
ほむら「っ!?」
と、自由に身動きが取れない跳躍中に、手榴弾では壊しきれないサイズの瓦礫が飛んできた
私は能力を発動しようとしたが、
杏子「これぐらいならなんとか……なるっ!」
あんこちゃんが片手で槍を振るい、瓦礫を散らしてくれた
両手で弓を持たなければならないまどかと比べ、
あんこちゃんの武器は、私と手を繋いでいてもある程度振るえるという点で勝っていた
使えば使うだけ魔力を消費するため、実際に能力を発動する時間は極力抑えなくてはならない
私達はワルプルギスの攻撃をギリギリで掻い潜りながら進んでいくこととなる
ほむら「っ!?」
と、自由に身動きが取れない跳躍中に、手榴弾では壊しきれないサイズの瓦礫が飛んできた
私は能力を発動しようとしたが、
杏子「これぐらいならなんとか……なるっ!」
あんこちゃんが片手で槍を振るい、瓦礫を散らしてくれた
両手で弓を持たなければならないまどかと比べ、
あんこちゃんの武器は、私と手を繋いでいてもある程度振るえるという点で勝っていた
杏子「ああもう、瓦礫を払っても払ってもキリがない! さっさと大元を片付けよう!」
私とあんこちゃんの連携は、予想以上に上手くいっていた
それこそ、順調過ぎて怖くなるぐらいに
杏子「やっと見えてきたな!」
おかげで私は、殆ど魔力を消費することなく、ワルプルギスの夜の首元に迫ることができた
私とあんこちゃんの連携は、予想以上に上手くいっていた
それこそ、順調過ぎて怖くなるぐらいに
杏子「やっと見えてきたな!」
おかげで私は、殆ど魔力を消費することなく、ワルプルギスの夜の首元に迫ることができた
これだけ緊迫しててもあんこちゃんはあんこちゃんなのか
あんこちゃんマジあんこちゃん
あんこちゃんマジあんこちゃん
――――――
そうして、ワルプルギスの夜は敗れ去った
あまりに呆気なく倒せてしまったものだから、私は思わず拍子抜けしてしまった
杏子「やったなほむら! おい! 終わったんだよ全部!」
あんこちゃんが嬉しそうに私の肩を揺さぶる
ほむら「あ、うん……」
そうか、本当にワルプルギスの夜を倒せたんだ
じわじわとその実感が込み上げてきた
同時に、今までのループの記憶が、一度に全て蘇ってきて……
ほむら「よか……ったぁ……。よかったよぉ……、あんこ……ちゃん……」
私は思わず、あんこちゃんに抱きついて泣いてしまった
杏子「よっ、よせよ……。なんだかあたしまで……、泣けてくんじゃん……」
そうして、ワルプルギスの夜は敗れ去った
あまりに呆気なく倒せてしまったものだから、私は思わず拍子抜けしてしまった
杏子「やったなほむら! おい! 終わったんだよ全部!」
あんこちゃんが嬉しそうに私の肩を揺さぶる
ほむら「あ、うん……」
そうか、本当にワルプルギスの夜を倒せたんだ
じわじわとその実感が込み上げてきた
同時に、今までのループの記憶が、一度に全て蘇ってきて……
ほむら「よか……ったぁ……。よかったよぉ……、あんこ……ちゃん……」
私は思わず、あんこちゃんに抱きついて泣いてしまった
杏子「よっ、よせよ……。なんだかあたしまで……、泣けてくんじゃん……」
二人で並びながらほむホームへの道を歩く
杏子「なあ、ほむらー」
ほむら「どうしたの?」
杏子「中学ってさ……、楽しい?」
ほむら「あまり楽しくはないわよ」
杏子「ふーん」
ほむら「でもどうして急に?」
杏子「いや、さ。今時小卒ってのもあれかなーって思って。それに……」
あんこちゃんは、ちょっと言いづらそうに付け加える
杏子「中学に通えば……、ほむらと一緒にいられる時間が増えるし」
杏子「なあ、ほむらー」
ほむら「どうしたの?」
杏子「中学ってさ……、楽しい?」
ほむら「あまり楽しくはないわよ」
杏子「ふーん」
ほむら「でもどうして急に?」
杏子「いや、さ。今時小卒ってのもあれかなーって思って。それに……」
あんこちゃんは、ちょっと言いづらそうに付け加える
杏子「中学に通えば……、ほむらと一緒にいられる時間が増えるし」
ほむら「あんこちゃんがいるなら……、中学も少しは楽しくなるかもしれないわね……」
杏子「そっか」
ほむら「ええ」
杏子「じゃ、通ってみるわ」
そう言うとあんこちゃんは、私の手を握ってきた
必要だからそうしていた、さっきの戦いの時の手つなぎと今のこれとでは、意味合いが全く異なる
少しの恥ずかしさと大きな嬉しさが込み上げてきた
杏子「そっか」
ほむら「ええ」
杏子「じゃ、通ってみるわ」
そう言うとあんこちゃんは、私の手を握ってきた
必要だからそうしていた、さっきの戦いの時の手つなぎと今のこれとでは、意味合いが全く異なる
少しの恥ずかしさと大きな嬉しさが込み上げてきた
ほむら「でも戸籍関係は大丈夫なの?」
杏子「あー、多分死亡扱いになってるな、あたし」
ほむら「じゃあ結婚もできないわね」
杏子「それは別にいいよ。ほむらといられればそれで」
そんな他愛ない話をしながら歩みを進める
これから先、あんこちゃんと過ごす学校生活を想像すると、心が弾む
私の胸は、未来への期待でいっぱいだった
あるものを見るまでは
杏子「あー、多分死亡扱いになってるな、あたし」
ほむら「じゃあ結婚もできないわね」
杏子「それは別にいいよ。ほむらといられればそれで」
そんな他愛ない話をしながら歩みを進める
これから先、あんこちゃんと過ごす学校生活を想像すると、心が弾む
私の胸は、未来への期待でいっぱいだった
あるものを見るまでは
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
あんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあんあん
どうして……?
何もかも上手くいっていた筈なのに、どうして……?
杏子「おっ、おい! どうしたほむら!? 顔色が―――」
ほむら「まどかっ! まどかっ!」
私は、大きな瓦礫に潰されたまどかの家へ駆け寄った
ほむら「無事なの!? ねえ!」
QB「鹿目まどかなら瓦礫に潰されて死んだよ」
何もかも上手くいっていた筈なのに、どうして……?
杏子「おっ、おい! どうしたほむら!? 顔色が―――」
ほむら「まどかっ! まどかっ!」
私は、大きな瓦礫に潰されたまどかの家へ駆け寄った
ほむら「無事なの!? ねえ!」
QB「鹿目まどかなら瓦礫に潰されて死んだよ」
ほむら「インキュベーター……」
QB「そう睨まないでくれよ。僕だってこんな結末は望んでいなかった」
インキュベーターは表情一つ変えずに語り出す
QB「君達がワルプルギスの夜に集中している隙に、鹿目まどかと契約を結ぼうとしたんだ。
あと一歩。本当にあと一歩だった。だけど契約を結ぶ寸前で、これが飛んできてね」
ほむら「嘘よ……」
QB「僕の前の身体も一緒にこの瓦礫の下さ。
どう回収したものか、ほとほと困り果てているよ」
ほむら「嘘だって言ってよ……」
杏子「ほむら……」
QB「そう睨まないでくれよ。僕だってこんな結末は望んでいなかった」
インキュベーターは表情一つ変えずに語り出す
QB「君達がワルプルギスの夜に集中している隙に、鹿目まどかと契約を結ぼうとしたんだ。
あと一歩。本当にあと一歩だった。だけど契約を結ぶ寸前で、これが飛んできてね」
ほむら「嘘よ……」
QB「僕の前の身体も一緒にこの瓦礫の下さ。
どう回収したものか、ほとほと困り果てているよ」
ほむら「嘘だって言ってよ……」
杏子「ほむら……」
ちゃっかり契約しようとしてんじゃねえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
私は膝から崩れ落ちた
訳が分からなくなり、ただただ涙が零れ落ちる
インキュベーターはいつの間にか姿を消していた
杏子「その、鹿目まどかってのは……」
あんこちゃんが話しかけてくる
杏子「お前にとって大事な人、なのか……?」
ほむら「……」
私は何も言えない
杏子「まあ、少しそんな気はしていたんだ」
ほむら「えっ……?」
杏子「自分以外に誰も守りたい存在がいないのなら、多少被害が出ようが、
わざわざ何度もループを繰り返す程の事もない」
ほむら「……」
杏子「ほむらの話には、ループをする動機の部分が欠けていて……、
でもそれが何だったか、ようやく合点がいったよ」
訳が分からなくなり、ただただ涙が零れ落ちる
インキュベーターはいつの間にか姿を消していた
杏子「その、鹿目まどかってのは……」
あんこちゃんが話しかけてくる
杏子「お前にとって大事な人、なのか……?」
ほむら「……」
私は何も言えない
杏子「まあ、少しそんな気はしていたんだ」
ほむら「えっ……?」
杏子「自分以外に誰も守りたい存在がいないのなら、多少被害が出ようが、
わざわざ何度もループを繰り返す程の事もない」
ほむら「……」
杏子「ほむらの話には、ループをする動機の部分が欠けていて……、
でもそれが何だったか、ようやく合点がいったよ」
杏子「今から酷なことを言うぞ」
ほむら「……」
杏子「もう一度ループしな、ほむら」
ほむら「えっ?」
一瞬、あんこちゃんが何を言ったのか理解できなかった
少しして、段々とその意味が頭の中で整理されていく
ほむら「やっ、やだっ! 折角あんこちゃんと仲良くなれたのに!」
杏子「それでもだ」
ほむら「私は……、今の私には、あんこちゃんが一番大事!」
ほむら「……」
杏子「もう一度ループしな、ほむら」
ほむら「えっ?」
一瞬、あんこちゃんが何を言ったのか理解できなかった
少しして、段々とその意味が頭の中で整理されていく
ほむら「やっ、やだっ! 折角あんこちゃんと仲良くなれたのに!」
杏子「それでもだ」
ほむら「私は……、今の私には、あんこちゃんが一番大事!」
ほむら「確かにまどかは大事な存在よ! でもあんこちゃんがいれば、
きっといつかこの悲しみも乗り越えられる!」
杏子「いいや、ほむら。このままこの世界で暮らし続けたら、
多分お前は一生後悔することになる」
ほむら「……」
杏子「あたしさ、今でも夢に見るんだよ。妹のこと」
あんこちゃんはどこか遠くを見るような眼をした
杏子「自業自得で自分の身に降りかかった不幸は、時間さえかければ必ず割り切れる。
でもな。誰かを救えなかったって罪悪感、これは消えないんだ」
ほむら「……」
杏子「あたしはお前にそんな十字架を背負って欲しくない。
ほむらは好きなだけやり直せるんだろう?
なら、この世界に納得がいかないなら、やり直すべきだ」
ほむら「嫌だって言ったら……?」
杏子「もし、本当に心から、この先後悔することが無いと言えるのなら、
その時はあたしもその決断を受け入れる」
ほむら「……」
杏子「でもあたしには、ほむらの後悔する顔が……、ハッキリと想像できるんだよ」
きっといつかこの悲しみも乗り越えられる!」
杏子「いいや、ほむら。このままこの世界で暮らし続けたら、
多分お前は一生後悔することになる」
ほむら「……」
杏子「あたしさ、今でも夢に見るんだよ。妹のこと」
あんこちゃんはどこか遠くを見るような眼をした
杏子「自業自得で自分の身に降りかかった不幸は、時間さえかければ必ず割り切れる。
でもな。誰かを救えなかったって罪悪感、これは消えないんだ」
ほむら「……」
杏子「あたしはお前にそんな十字架を背負って欲しくない。
ほむらは好きなだけやり直せるんだろう?
なら、この世界に納得がいかないなら、やり直すべきだ」
ほむら「嫌だって言ったら……?」
杏子「もし、本当に心から、この先後悔することが無いと言えるのなら、
その時はあたしもその決断を受け入れる」
ほむら「……」
杏子「でもあたしには、ほむらの後悔する顔が……、ハッキリと想像できるんだよ」
ほむら「わた、しは……」
杏子の発した言葉が、自分の中でグルグルと渦を巻く
彼女の心からの言葉を無視することは、私にはできそうになかった
杏子「大好きだよほむら」
ほむら「……」
杏子「だからもう一度ループして、本当に心から幸せになってくれよ」
ほむら「……。分かったわ」
私は涙をぬぐった
ほむら「今度もまた真っ先に杏子に会いにいく」
杏子「それがいいよ。あたしとほむらのコンビは最強だからな」
ほむら「次はもっとこきつかってやろうかしら」
杏子「おいおい、お手柔らかに頼むぞー」
杏子の発した言葉が、自分の中でグルグルと渦を巻く
彼女の心からの言葉を無視することは、私にはできそうになかった
杏子「大好きだよほむら」
ほむら「……」
杏子「だからもう一度ループして、本当に心から幸せになってくれよ」
ほむら「……。分かったわ」
私は涙をぬぐった
ほむら「今度もまた真っ先に杏子に会いにいく」
杏子「それがいいよ。あたしとほむらのコンビは最強だからな」
ほむら「次はもっとこきつかってやろうかしら」
杏子「おいおい、お手柔らかに頼むぞー」
ほむら「それじゃあ……、行くわね」
杏子「うん」
杏子に別れを告げると、私は過去へ遡ろうとした
しかし、それはかなわなかった
ほむら「きょ……ううん、あんこちゃん?」
杏子「ごめん……、本当にごめん……」
私をループさせようとした張本人である筈のあんこちゃんが、
私を後ろから抱き締めて時間移動を阻害したのだ
杏子「うん」
杏子に別れを告げると、私は過去へ遡ろうとした
しかし、それはかなわなかった
ほむら「きょ……ううん、あんこちゃん?」
杏子「ごめん……、本当にごめん……」
私をループさせようとした張本人である筈のあんこちゃんが、
私を後ろから抱き締めて時間移動を阻害したのだ
杏子「あたし……、本当に馬鹿みたいにアンタのことが好きで……、
この感情を忘れてまた一人ぼっちになるのが怖くって……」
ループはあんこちゃんに、ここ数週間の記憶の喪失をもたらす
私にとってのループとは、全然違う辛さがあるのかもしれない
杏子「情けないよな……。これでもさっきまでは笑顔で送り出すつもりだったのに……」
ほむら「……」
杏子「うん……、でもこうして抱きついてたらちょっと楽になった。
引きとめてごめん。もう大丈夫」
あんこちゃんは私から離れると、無理のある笑顔をつくった
ほむら「必ず会いに行くから」
杏子「信じてるよ」
そして今度こそ、私は過去へと旅立った
この感情を忘れてまた一人ぼっちになるのが怖くって……」
ループはあんこちゃんに、ここ数週間の記憶の喪失をもたらす
私にとってのループとは、全然違う辛さがあるのかもしれない
杏子「情けないよな……。これでもさっきまでは笑顔で送り出すつもりだったのに……」
ほむら「……」
杏子「うん……、でもこうして抱きついてたらちょっと楽になった。
引きとめてごめん。もう大丈夫」
あんこちゃんは私から離れると、無理のある笑顔をつくった
ほむら「必ず会いに行くから」
杏子「信じてるよ」
そして今度こそ、私は過去へと旅立った
寝てる場合じゃねぇぞ>>1!!
軽く読み返してみたら>>97見て愕然とした
――――
病院独特の臭いが鼻に入り込んできた
身体を起こす
白い壁が視界に映った
「また最初からやり直し、か……」
私は溜め息をついた
ふと、頬にひんやりとした何かが当てられる感触がした
慌ててそちらの方を向くと、そこには赤いリンゴと……、
「なんだ。辛気臭い顔してんな」
「佐倉杏子!?」
「あんこちゃんでいい」
そう言って、あんこちゃんはほほ笑んでくれた
病院独特の臭いが鼻に入り込んできた
身体を起こす
白い壁が視界に映った
「また最初からやり直し、か……」
私は溜め息をついた
ふと、頬にひんやりとした何かが当てられる感触がした
慌ててそちらの方を向くと、そこには赤いリンゴと……、
「なんだ。辛気臭い顔してんな」
「佐倉杏子!?」
「あんこちゃんでいい」
そう言って、あんこちゃんはほほ笑んでくれた
「でも、どうして……」
「さあな。愛と勇気が勝つストーリーってのは、こういうご都合主義みたいな展開が付きものだろう?
まあ強いて理由を挙げるとするならば……、祈りが届いたのかな」
「祈り?」
「ああ。魔法少女には、叶えた願いに応じた特殊な能力が備わるというのは知ってるよね?
ほむらの時間移動は、何より分かりやすい例だし」
「え、ええ」
「でもあたしにはさ、なーんの力もなかった。そう、思い込んでいたんだけど……。
祈ることで不可能を可能にする、そんな力がもしかしたらあったのかもなって、今はそう思うんだ」
そう、言われて
かつて彼女が、魔女化した美樹さやかと心中した世界のことを思い出す
そういえばあの時、魔女の目には、杏子の姿が写り込んでいたような、そんな気がする
あの時も、届くないはずの無い言葉を、祈りの力で届けることができていたのだとしたら……
「さあな。愛と勇気が勝つストーリーってのは、こういうご都合主義みたいな展開が付きものだろう?
まあ強いて理由を挙げるとするならば……、祈りが届いたのかな」
「祈り?」
「ああ。魔法少女には、叶えた願いに応じた特殊な能力が備わるというのは知ってるよね?
ほむらの時間移動は、何より分かりやすい例だし」
「え、ええ」
「でもあたしにはさ、なーんの力もなかった。そう、思い込んでいたんだけど……。
祈ることで不可能を可能にする、そんな力がもしかしたらあったのかもなって、今はそう思うんだ」
そう、言われて
かつて彼女が、魔女化した美樹さやかと心中した世界のことを思い出す
そういえばあの時、魔女の目には、杏子の姿が写り込んでいたような、そんな気がする
あの時も、届くないはずの無い言葉を、祈りの力で届けることができていたのだとしたら……
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