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元スレ御坂「黒子に好きな人が出来た」初春佐天「え?」
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土御門「ただ願っていたところで、カミやんは返ってこない。
学園都市、イギリス清教、ロシア成教、ローマ正教。
どの組織においても、その消息は一切つかめていないのが、くそったれな現状だ」
「そんな状況の中で。まったくの希望を見出せない中で。禁書目録は、何時まで待たねばならないんだろうな……?」
レッサー「…………、私に、なにをしろというのです」
土御門「『これから』の希望を持たせてやれたいのなら、せめて、『これまで』の希望も持たせてやってほしいんだ」
レッサー「『これまで』の、希望……?」
土御門「そうだ」
学園都市、イギリス清教、ロシア成教、ローマ正教。
どの組織においても、その消息は一切つかめていないのが、くそったれな現状だ」
「そんな状況の中で。まったくの希望を見出せない中で。禁書目録は、何時まで待たねばならないんだろうな……?」
レッサー「…………、私に、なにをしろというのです」
土御門「『これから』の希望を持たせてやれたいのなら、せめて、『これまで』の希望も持たせてやってほしいんだ」
レッサー「『これまで』の、希望……?」
土御門「そうだ」
土御門「禁書目録はな……知らないんだ」
「イギリスの地で、カミやんと離れ離れになったその日から、全て」
「何のためにカミやんがロシアへと趣き、そのロシアで何を見何を聞き何のために戦ったのか」
「―――ロシアで、カミやんの後をつきしたがい、『ベツレヘムの星』で遭難したまでの間あったことを」
「……どうか。その目でその耳でその身で感じてきたオマエが、禁書目録に話してやってくれないか」
「それが、禁書目録の、……心が乾き瞳が乾き、泣くことすら諦めつつある少女の、ほんの少しの光になるかもしれないんだ」
「イギリスの地で、カミやんと離れ離れになったその日から、全て」
「何のためにカミやんがロシアへと趣き、そのロシアで何を見何を聞き何のために戦ったのか」
「―――ロシアで、カミやんの後をつきしたがい、『ベツレヘムの星』で遭難したまでの間あったことを」
「……どうか。その目でその耳でその身で感じてきたオマエが、禁書目録に話してやってくれないか」
「それが、禁書目録の、……心が乾き瞳が乾き、泣くことすら諦めつつある少女の、ほんの少しの光になるかもしれないんだ」
レッサー「……わたしが語れるのは、ほんの一部ですよ?
……いえ、上条当麻という人間が垣間見せた、ほんのひとかけらの物事しか、知りません」
土御門「それでもいい。それで十分なんだ」
レッサー「私の主観のみの、一方通行な、おとぎ話になりますよ」
土御門「上等だ。オマエの視界は思っていたより綺麗なようだからな。安心して、任せられる」
レッサー「――――、それで、彼女は救われるのですか?」
土御門「……救われはしないな。でも、『折れる』ことはなくなるさ。
必要なのは絶対的な救済ではなく、孤独に耐えるために必要な暖を取る、小さな灯し火だ」
レッサー「……わかりました。お引き受けします」
土御門「助かる」
レッサー「それでも、やはり、わたしにとってはビジネスですので、報酬の話をさせていただきますけど」
土御門「勿論、遠出してもらった分、上乗せして―――」
レッサー「報酬は、アナタに奢られた、アイスコーヒー一杯分で結構ですよ」
土御門「――――ッ そう、か」
レッサー「ええ。そうです」
……いえ、上条当麻という人間が垣間見せた、ほんのひとかけらの物事しか、知りません」
土御門「それでもいい。それで十分なんだ」
レッサー「私の主観のみの、一方通行な、おとぎ話になりますよ」
土御門「上等だ。オマエの視界は思っていたより綺麗なようだからな。安心して、任せられる」
レッサー「――――、それで、彼女は救われるのですか?」
土御門「……救われはしないな。でも、『折れる』ことはなくなるさ。
必要なのは絶対的な救済ではなく、孤独に耐えるために必要な暖を取る、小さな灯し火だ」
レッサー「……わかりました。お引き受けします」
土御門「助かる」
レッサー「それでも、やはり、わたしにとってはビジネスですので、報酬の話をさせていただきますけど」
土御門「勿論、遠出してもらった分、上乗せして―――」
レッサー「報酬は、アナタに奢られた、アイスコーヒー一杯分で結構ですよ」
土御門「――――ッ そう、か」
レッサー「ええ。そうです」
…ごめん今日はここまでレッサーのところまでってことで
明日起きたら一方黒子スタート
安価
これから二人でおちゃをするみたいです。
一方さん、これからどうする?>>+5
1べっきべきにフラグをへし折る
2ぺキッとフラグをへし折る
3フラグ回収
ねみおやすみ
明日起きたら一方黒子スタート
安価
これから二人でおちゃをするみたいです。
一方さん、これからどうする?>>+5
1べっきべきにフラグをへし折る
2ぺキッとフラグをへし折る
3フラグ回収
ねみおやすみ
>>645はレッサーしか処理しないの?
おはよう 御坂かはまだこれから このスレでなんとか収まるといいんだが
・
・
・
同日。午前十時三〇分。
in 第七学区路上
御坂「……黒子は、いま、アイツとデート中、か」
(――内心。上手くいけばいいは思うわ。本当の意味で『上手く』いけばいい)
(それは、ただ単に黒子の想いが成就することじゃない)
(アイツに――― 一方通行が、『ちゃんと黒子を幸せに出来る』ことも含めて、よ)
「……地獄の底のそのまた地獄。そんなところまで私を叩き落としたんだから……、
さすがのアンタも、これ以上、私を失望させることはしないでいでほしいもんだわ、一方通行」
・
・
同日。午前十時三〇分。
in 第七学区路上
御坂「……黒子は、いま、アイツとデート中、か」
(――内心。上手くいけばいいは思うわ。本当の意味で『上手く』いけばいい)
(それは、ただ単に黒子の想いが成就することじゃない)
(アイツに――― 一方通行が、『ちゃんと黒子を幸せに出来る』ことも含めて、よ)
「……地獄の底のそのまた地獄。そんなところまで私を叩き落としたんだから……、
さすがのアンタも、これ以上、私を失望させることはしないでいでほしいもんだわ、一方通行」
御坂「本当なら寮の自室でどっしりと腰をおとして黒子の帰りを待つべきなんだろうけど。
やっぱり私もそこまでキッチリカッチリ割り切れる人間でもないしねー……。
さて気分転換に街に繰り出してきたのはいいけど、何をしようかしら―――、って、あれ?」
10036号「皆の熱烈な要望にお答えてしなくては、
とミサカは一方通行とツインテ少女の密会現場の撮影を試みます」
御坂「……『妹達』?」
10036号「状況提供者、番外個体が言うに、今日あの二人は某喫茶店で落ち合うはずです、とミサカは情報の復習をします」
御坂「おーい、アンタはここで一体何をしているのかなー? って御坂は尋ねてみるんだけど」
10036号「なにって、勿論トリプルミリオン達成動画の続編をうpするための作業をするのです、
とミサカは至極当然の行動理由を説明します」
御坂「はあ? トリプル達成動画ぁ? なんじゃそら、と御坂は目の前のミサカが言ってることに首をかしげるー」
10036号「伝説のトリプルミリオン動画を知らない個体がいる…だと!? とミサカは驚きの声をあげ―――ッッ!?」
「って、お、お姉さま!?」
御坂「やっほー! ようやく素体(わたし)って気がついたようねー」
やっぱり私もそこまでキッチリカッチリ割り切れる人間でもないしねー……。
さて気分転換に街に繰り出してきたのはいいけど、何をしようかしら―――、って、あれ?」
10036号「皆の熱烈な要望にお答えてしなくては、
とミサカは一方通行とツインテ少女の密会現場の撮影を試みます」
御坂「……『妹達』?」
10036号「状況提供者、番外個体が言うに、今日あの二人は某喫茶店で落ち合うはずです、とミサカは情報の復習をします」
御坂「おーい、アンタはここで一体何をしているのかなー? って御坂は尋ねてみるんだけど」
10036号「なにって、勿論トリプルミリオン達成動画の続編をうpするための作業をするのです、
とミサカは至極当然の行動理由を説明します」
御坂「はあ? トリプル達成動画ぁ? なんじゃそら、と御坂は目の前のミサカが言ってることに首をかしげるー」
10036号「伝説のトリプルミリオン動画を知らない個体がいる…だと!? とミサカは驚きの声をあげ―――ッッ!?」
「って、お、お姉さま!?」
御坂「やっほー! ようやく素体(わたし)って気がついたようねー」
御坂「いやー。意外と口調と表情をそれっぽく真似したらばれないもんね、って御坂は得意げー」
10036号「一人称の「ミサカ」と同系の脳波だったので油断していました、とミサカは見破れなかった敗因を思い返します……」
御坂「へへー。似てた?」
10036号「似てるも何も。お姉さまはミサカ達と遺伝子レベルで同じなのですから、
そんな反則要素満載すぎる邪道なモノマネ、モノマネとは認めません、とミサカは速攻で否定します」
御坂「それを言うならアンタ達が私と同じ遺伝子レベルでしょーが」
10036号「どっちにしろ、ぶっちゃけあんましかわらねーよ、とミサカは指摘します」
御坂「まあ。私の物まね審査はここまででいいや。アンタ、こんな所でなにしてんの?」
10036号「あー…いえ、その、とミサカは言葉を濁します」
御坂「なんだっけなー? 確か『一方通行とツインテ少女のデートを撮影』するとかなんとか、だっけ?」
10036号「うぐ。ものの見事にバレれいます、とミサカは……」
10036号「一人称の「ミサカ」と同系の脳波だったので油断していました、とミサカは見破れなかった敗因を思い返します……」
御坂「へへー。似てた?」
10036号「似てるも何も。お姉さまはミサカ達と遺伝子レベルで同じなのですから、
そんな反則要素満載すぎる邪道なモノマネ、モノマネとは認めません、とミサカは速攻で否定します」
御坂「それを言うならアンタ達が私と同じ遺伝子レベルでしょーが」
10036号「どっちにしろ、ぶっちゃけあんましかわらねーよ、とミサカは指摘します」
御坂「まあ。私の物まね審査はここまででいいや。アンタ、こんな所でなにしてんの?」
10036号「あー…いえ、その、とミサカは言葉を濁します」
御坂「なんだっけなー? 確か『一方通行とツインテ少女のデートを撮影』するとかなんとか、だっけ?」
10036号「うぐ。ものの見事にバレれいます、とミサカは……」
御坂「撮影? とか動画? ってのはよくわからないけど、
アンタが馬に蹴られるような行為をしているのはなんとなくわかるわよー? ええ?」
10036号「お、お姉さまはなんだが怖いです…・と、
ミサカは背後に阿修羅か修羅、もしくは雷神さまを憑依しているお姉さまにガタブルします……っ」
御坂「なっ……!! 誰が阿修羅か修羅、もしくは雷神さまだって!?
10036号「ひっ!」
御坂「ったく、本当に語呂が豊富になっていらっしゃることでッ」
10036号「ミサカ達はそりゃあも猛スピードで成長してますから、とミサカはえへへんと偉そうにします」(キリッ
御坂「―――そっか」
「それは、良いことね。……実に喜んで迎えられるべき事柄だわ」
10036号「? お姉さま?」
御坂「アンタ達はそのままでいい、そのまま、思うがままに成長するばいいのよ」
10036号「……思うがままにですか? とミサカは繰り返します。」
御坂「そうよ。思うがままに、感じるがままに、信じるがままに。
アンタ達見てくれは私と同じ十四かもしれないけど、実質年齢は0歳でしょう?」
10036号「おうふ。お姉さまも白モヤシとおなじところをついてきますね、とミサカは地味にちょっと心にダメージを追ってみます。赤ちゃん扱いするなよー……」
御坂「ぶっは!!! 白モヤシって一方通行のことぉ!?? あっはっは白モヤシとか言い得て妙ね超受ける」
アンタが馬に蹴られるような行為をしているのはなんとなくわかるわよー? ええ?」
10036号「お、お姉さまはなんだが怖いです…・と、
ミサカは背後に阿修羅か修羅、もしくは雷神さまを憑依しているお姉さまにガタブルします……っ」
御坂「なっ……!! 誰が阿修羅か修羅、もしくは雷神さまだって!?
10036号「ひっ!」
御坂「ったく、本当に語呂が豊富になっていらっしゃることでッ」
10036号「ミサカ達はそりゃあも猛スピードで成長してますから、とミサカはえへへんと偉そうにします」(キリッ
御坂「―――そっか」
「それは、良いことね。……実に喜んで迎えられるべき事柄だわ」
10036号「? お姉さま?」
御坂「アンタ達はそのままでいい、そのまま、思うがままに成長するばいいのよ」
10036号「……思うがままにですか? とミサカは繰り返します。」
御坂「そうよ。思うがままに、感じるがままに、信じるがままに。
アンタ達見てくれは私と同じ十四かもしれないけど、実質年齢は0歳でしょう?」
10036号「おうふ。お姉さまも白モヤシとおなじところをついてきますね、とミサカは地味にちょっと心にダメージを追ってみます。赤ちゃん扱いするなよー……」
御坂「ぶっは!!! 白モヤシって一方通行のことぉ!?? あっはっは白モヤシとか言い得て妙ね超受ける」
10036号「お姉さま笑い過ぎです。ちょっと周囲のひとの目が痛いのですが、とミサカは現状をつたえます」
御坂「ひーひーもうだめぇ腹痛い。あー笑った。今度会った時白モヤシって呼んでやろうーっと」
10036号「言った瞬間にぼこられますよ、
とミサカはあの人は確実に女子供にも容赦なく顔面パンチするですしと忠告します」
御坂「大丈夫、大丈夫。ぼこられたらぼこりかえすまでだもの」
10036号「こう言うのはしつれいかもしれませんが、とミサカは先に断りを入れてから発言します。
お姉さまは確かに学園都市の第三位。ミサカ単体が有する力の一万倍の力を有する御方。
けれど、一方通行からいわれてみれば、所詮は第三位。
お姉さまが勝てる見込みは限りなく0に近いかと、とミサカは無遠慮に現実を突き付けます」
御坂「直接的な殴り合いつぶし合い殺し合いなら、私は圧倒的に不利。
それは認める。でも、私のプライド全てが『超電磁砲』に詰まってる訳じゃない。
アンタ達の武器が異能力の発電能力ではなく、巨大脳内ネットワークであるように、
私の武器もまた他にある。超電磁砲の真骨頂は『発電能力最高峰』としての、持ち手の多さよ」
御坂「ひーひーもうだめぇ腹痛い。あー笑った。今度会った時白モヤシって呼んでやろうーっと」
10036号「言った瞬間にぼこられますよ、
とミサカはあの人は確実に女子供にも容赦なく顔面パンチするですしと忠告します」
御坂「大丈夫、大丈夫。ぼこられたらぼこりかえすまでだもの」
10036号「こう言うのはしつれいかもしれませんが、とミサカは先に断りを入れてから発言します。
お姉さまは確かに学園都市の第三位。ミサカ単体が有する力の一万倍の力を有する御方。
けれど、一方通行からいわれてみれば、所詮は第三位。
お姉さまが勝てる見込みは限りなく0に近いかと、とミサカは無遠慮に現実を突き付けます」
御坂「直接的な殴り合いつぶし合い殺し合いなら、私は圧倒的に不利。
それは認める。でも、私のプライド全てが『超電磁砲』に詰まってる訳じゃない。
アンタ達の武器が異能力の発電能力ではなく、巨大脳内ネットワークであるように、
私の武器もまた他にある。超電磁砲の真骨頂は『発電能力最高峰』としての、持ち手の多さよ」
御坂「要は。この電気を動力としか現代科学の時代に置いて、私はとても『おいしい』位置にいるってことよ」
10036号「? ……つまり、どういうことでしょう、とミサカはお姉様の言葉の真意を掴めず質問します」
御坂「持ち手の多さ――。つまり私は電気や磁気、電磁波に関するものだったら大抵なんでもできるの」
10036号「……?」
御坂「それは戦闘時における手札の多さにつながるだけじゃないの。
施設をネットワークを介して破壊したり、交通情報をクラッキングして、意図的に渋滞を引き起こしたりもできる。
使い様によっては『ベクトル操作』より手軽で便利かもしれないわねー」
10036号「それで、結論を言うと? とミサカは答えを即します」
御坂「もし戦闘の面で勝てなくても、社会的に抹殺することは可能ってことよ。
学園都市内のありとあらゆる電子端末……そうね。
例えば、学園都市にいる生徒全員のの携帯に、『一方通行はロリコンだー!!!』っていうメールをいっせいに送りつける、と・か♪」
10036号「ひいいいいいいい!!! 怖っ!! それは怖いですよ、とミサカはあまりの恐怖に身ぶるいします」
10036号「? ……つまり、どういうことでしょう、とミサカはお姉様の言葉の真意を掴めず質問します」
御坂「持ち手の多さ――。つまり私は電気や磁気、電磁波に関するものだったら大抵なんでもできるの」
10036号「……?」
御坂「それは戦闘時における手札の多さにつながるだけじゃないの。
施設をネットワークを介して破壊したり、交通情報をクラッキングして、意図的に渋滞を引き起こしたりもできる。
使い様によっては『ベクトル操作』より手軽で便利かもしれないわねー」
10036号「それで、結論を言うと? とミサカは答えを即します」
御坂「もし戦闘の面で勝てなくても、社会的に抹殺することは可能ってことよ。
学園都市内のありとあらゆる電子端末……そうね。
例えば、学園都市にいる生徒全員のの携帯に、『一方通行はロリコンだー!!!』っていうメールをいっせいに送りつける、と・か♪」
10036号「ひいいいいいいい!!! 怖っ!! それは怖いですよ、とミサカはあまりの恐怖に身ぶるいします」
御坂「まあ、そんな趣味の悪いこと、すすンでしようとは思わないけど」
10036号「でも、ぼこられたらぼこりかえすんですよね? とミサカは聞き返します」
御坂「ははは。まあね。でも、それは向こうが本気で私をぶっ潰しにかかってきたら、って前提があることは忘れないで頂戴」
10036号「……………」ジー
御坂「…………なによ、その何か言いだけな視線は」
10036号「…………いえ。これはさすがに本気で怒られてしまいそうなので言いません、
とミサカは思ったことを自分の心の中だけに秘めることにします」
御坂「今更でしょ。怒んないから言ってみまさい」
10036号「『お母さんの怒らないから正直に言いなさい』は信用してはいけない、とミサカは何処かの本で読んだことがあります」
御坂「私は姉だけど、母ではないっての!」
10036号「……怒りません? とミサカは確認します」
御坂「怒らないわよ」
10036号「本当に本当に? とミサカは更に念押しして問いかけます」
御坂「何度も同じことを言わせない。怒らないってば」
10036号「でも、ぼこられたらぼこりかえすんですよね? とミサカは聞き返します」
御坂「ははは。まあね。でも、それは向こうが本気で私をぶっ潰しにかかってきたら、って前提があることは忘れないで頂戴」
10036号「……………」ジー
御坂「…………なによ、その何か言いだけな視線は」
10036号「…………いえ。これはさすがに本気で怒られてしまいそうなので言いません、
とミサカは思ったことを自分の心の中だけに秘めることにします」
御坂「今更でしょ。怒んないから言ってみまさい」
10036号「『お母さんの怒らないから正直に言いなさい』は信用してはいけない、とミサカは何処かの本で読んだことがあります」
御坂「私は姉だけど、母ではないっての!」
10036号「……怒りません? とミサカは確認します」
御坂「怒らないわよ」
10036号「本当に本当に? とミサカは更に念押しして問いかけます」
御坂「何度も同じことを言わせない。怒らないってば」
10036号「その」
御坂「ん?」
10036号「……ミサカがデート現場にちょっかいを出さなようにと暗に注意したり、
『自分から』は喧嘩を吹っかけないともとれる発言をお姉さまがなさるのが、ちょっと――いえ、とても意外で、
と、……み、ミサカはおずおずと自分が正直に思ったことを言っています……」
「これではまるで……その、お姉様は」
「――― 一方通行にを」
御坂「許しているようにみえる、と」
10036号「はい、とミサカは相槌をうちます」
御坂「ん?」
10036号「……ミサカがデート現場にちょっかいを出さなようにと暗に注意したり、
『自分から』は喧嘩を吹っかけないともとれる発言をお姉さまがなさるのが、ちょっと――いえ、とても意外で、
と、……み、ミサカはおずおずと自分が正直に思ったことを言っています……」
「これではまるで……その、お姉様は」
「――― 一方通行にを」
御坂「許しているようにみえる、と」
10036号「はい、とミサカは相槌をうちます」
御坂私が一方通行を許す? なんとも面白い話ね。腹を抱えて大声笑ってやりたくなるに愉快で滑稽な話し」
「あり得ないわ。アイツを許すことは、未来永劫にない」
「アイツは何をしたと思う? アイツはどれだけの物を奪ってきたと思う?」
「私から、アンタ達から」
「正しく、認識してちょうだい」
「一方通行は、この御坂美琴の、――――敵、なのよ」
「これは、どんなことが変わらない。変わりようがない。
もし仮に私がどれだけの悪行を重ねてたとしても、アイツがどれだけの善行を積み重ねたとしても」
「永久に。死んだあとだって、御坂美琴と一方通行の立ち位置は変わりなんて、しない」
「あり得ないわ。アイツを許すことは、未来永劫にない」
「アイツは何をしたと思う? アイツはどれだけの物を奪ってきたと思う?」
「私から、アンタ達から」
「正しく、認識してちょうだい」
「一方通行は、この御坂美琴の、――――敵、なのよ」
「これは、どんなことが変わらない。変わりようがない。
もし仮に私がどれだけの悪行を重ねてたとしても、アイツがどれだけの善行を積み重ねたとしても」
「永久に。死んだあとだって、御坂美琴と一方通行の立ち位置は変わりなんて、しない」
10036号「変わらないですか、とミサカは……」
御坂「変わらないわ。いい機会よ覚えておきなさい。
世の中には変わっていくものもあるれけれど、頑固爺がいじをはるみたいに変わらないものもあるのよ」
10036号「けれど、お姉さまはミサカの微かな成長にも喜んでくれたではありませんか、とミサカは小さな反論をしてみます」
御坂「妹達の成長は嬉しいわ。妹の健全な発達を喜ばない姉が何処にいるって言うの。
もう一回言うわ。アナタ達は成長しなさい。そのまま、感じるがまま、信じるがまま。
いらないものは脱ぎ捨てて、必要なものだけをその背に背負いこんで。
たまに、思い出した時だけ、後ろを振り返って懐かしんでくれれば、それ以上、何もしなくていいの」
10036号「お姉様さまの言っていることも理解はできます。
ミサカ達だって痛かったし辛かったし苦しかった。その経験を忘れることはありません。
ミサカ達だって「一方通行」を許すことはありません、とミサカは衝動を押させきれずに捲し立てます」
「何故、何故。ミサカ達には進めというのに」
「何故……何故! お姉さまは立ち止まろうとしておいでなのですか? とミサカは、……ミサカは!」
御坂「変わらないわ。いい機会よ覚えておきなさい。
世の中には変わっていくものもあるれけれど、頑固爺がいじをはるみたいに変わらないものもあるのよ」
10036号「けれど、お姉さまはミサカの微かな成長にも喜んでくれたではありませんか、とミサカは小さな反論をしてみます」
御坂「妹達の成長は嬉しいわ。妹の健全な発達を喜ばない姉が何処にいるって言うの。
もう一回言うわ。アナタ達は成長しなさい。そのまま、感じるがまま、信じるがまま。
いらないものは脱ぎ捨てて、必要なものだけをその背に背負いこんで。
たまに、思い出した時だけ、後ろを振り返って懐かしんでくれれば、それ以上、何もしなくていいの」
10036号「お姉様さまの言っていることも理解はできます。
ミサカ達だって痛かったし辛かったし苦しかった。その経験を忘れることはありません。
ミサカ達だって「一方通行」を許すことはありません、とミサカは衝動を押させきれずに捲し立てます」
「何故、何故。ミサカ達には進めというのに」
「何故……何故! お姉さまは立ち止まろうとしておいでなのですか? とミサカは、……ミサカは!」
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