私的良スレ書庫
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元スレ妹「温もりがほしい笑いかけてほしい受け入れてほしい。寂しい。」
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妹「そっか……」
兄「妹は俺がほかの人と仲良くした方がいいと思う?」
妹「……」
少し悩んだ。
顔の見えない誰かと、兄さんが笑い会っている姿が頭の中に浮かんで消えた。
妹「……やだ」
兄「なら、このままでいいかな」
独占欲が無いって言ったら嘘になる。
でも、それだけじゃないの。
兄さんと私は、ずっと支えあって生きてきた。
私は兄さんが居なかったら生きられない。
……だから、兄さんも私無しで生きられないで居てほしい。
こう思うのって、いけないことかな。
悲しいことかな。
でも、私を求めてくれる兄さんじゃないと、私は安心して息もできないくらい、苦しいの……。
そんな兄さんに、私以外の理解者が現れるなんて……許せない。
受け入れられない。
兄「妹は俺がほかの人と仲良くした方がいいと思う?」
妹「……」
少し悩んだ。
顔の見えない誰かと、兄さんが笑い会っている姿が頭の中に浮かんで消えた。
妹「……やだ」
兄「なら、このままでいいかな」
独占欲が無いって言ったら嘘になる。
でも、それだけじゃないの。
兄さんと私は、ずっと支えあって生きてきた。
私は兄さんが居なかったら生きられない。
……だから、兄さんも私無しで生きられないで居てほしい。
こう思うのって、いけないことかな。
悲しいことかな。
でも、私を求めてくれる兄さんじゃないと、私は安心して息もできないくらい、苦しいの……。
そんな兄さんに、私以外の理解者が現れるなんて……許せない。
受け入れられない。
さんくす
VIPたまにしか覗かなくなったから結構抜けてたわ
まとめて読んでくる
VIPたまにしか覗かなくなったから結構抜けてたわ
まとめて読んでくる
妹「ごめんね、兄さん。わがままな妹で」
兄「もっとわがままになって欲しいくらいだけどな」
兄さんの声は優しい。
「私以外の誰とも仲良くしないで」なんて言ってる私を許してくれるのは、兄さんだけだ。
兄さんが居ればいい。
兄さんしか、要らない。
兄「……妹はいいんだからな」
兄「俺に遠慮なんか、しなくていいんだからな」
妹「うぅん。……友達とか、そういうのは、やっぱりいらない」
兄「……決め付けちゃ、だめだよ」
兄「俺は、俺に何かあったとき、妹の支えになってくれる人が……」
妹「やめてよ……」
妹「そんな悲しいこと、言わないでよぅ」
想像すらしたくなかった。
もし、兄さんが居ない世界が『用意された』としたら。
私は迷わず、こんな世界を捨てるだろう。
兄「もっとわがままになって欲しいくらいだけどな」
兄さんの声は優しい。
「私以外の誰とも仲良くしないで」なんて言ってる私を許してくれるのは、兄さんだけだ。
兄さんが居ればいい。
兄さんしか、要らない。
兄「……妹はいいんだからな」
兄「俺に遠慮なんか、しなくていいんだからな」
妹「うぅん。……友達とか、そういうのは、やっぱりいらない」
兄「……決め付けちゃ、だめだよ」
兄「俺は、俺に何かあったとき、妹の支えになってくれる人が……」
妹「やめてよ……」
妹「そんな悲しいこと、言わないでよぅ」
想像すらしたくなかった。
もし、兄さんが居ない世界が『用意された』としたら。
私は迷わず、こんな世界を捨てるだろう。
兄さんが寝息をたて始めたころ、、友さんの事を思い出した。
友さんは、私と仲良くなりたいんだろうか。
私なんかと友達になりたいんだろうか。
だとしたら、私は友さんを拒絶しなきゃいけない。
……今日、友さんに抱いた想いは、すべて幻想だ。
誰かに慕われて、悪い気になるはずがない。
慣れてない事だから、ちょっと浮かれてしまっただけだ。
そうなのだ。
私には、兄さんしか居ないのだ。
兄さん以外の人に慕われて、幸福を感じるべきではない。
そうでなければ、兄さんに対して筋が通らない。申し訳が立たない。
兄さんは兄さんの全てを賭して、私と生きてくれている。
だから、私も私の全てを、兄さんにささげなければいけない。
いけないんだ。
妹「おやすみなさい、兄さん」
兄さんの胸元に、そっと口付けをして、私は眠りについた。
友さんは、私と仲良くなりたいんだろうか。
私なんかと友達になりたいんだろうか。
だとしたら、私は友さんを拒絶しなきゃいけない。
……今日、友さんに抱いた想いは、すべて幻想だ。
誰かに慕われて、悪い気になるはずがない。
慣れてない事だから、ちょっと浮かれてしまっただけだ。
そうなのだ。
私には、兄さんしか居ないのだ。
兄さん以外の人に慕われて、幸福を感じるべきではない。
そうでなければ、兄さんに対して筋が通らない。申し訳が立たない。
兄さんは兄さんの全てを賭して、私と生きてくれている。
だから、私も私の全てを、兄さんにささげなければいけない。
いけないんだ。
妹「おやすみなさい、兄さん」
兄さんの胸元に、そっと口付けをして、私は眠りについた。
うだうだ何度もすいません
もう全体の3分の2以上終わってるんですが
いま他の用事を済ませているので、もう少し時間を下さい
もう全体の3分の2以上終わってるんですが
いま他の用事を済ませているので、もう少し時間を下さい
結局のところ、私は友さんを拒むことができなかった。
友「お昼たべよっ」
いつもこの時、一瞬迷う。
誘われるのは分かっていた。
頭の中で断る練習を何回もした。
それでも私は友さんに「嫌」の一文字が言えない。
妹「……ん」
創造してしまうのだ。
友さんを私の中から消してしまった後の事を。
そしたら必ず怖くなって、伝えなきゃいけない事も、伝えられなくなってしまう。
いつかは友さんとの関係を絶たなければいけない。
遅ければ遅いほど、きっと別れはつらくなる。
それでも私は、一時の幸福を選んでしまう。
……ごめんなさい、兄さん。
私は弱いです。
友「えへへ、やった。今日はどこで食べよっか?」
友「お昼たべよっ」
いつもこの時、一瞬迷う。
誘われるのは分かっていた。
頭の中で断る練習を何回もした。
それでも私は友さんに「嫌」の一文字が言えない。
妹「……ん」
創造してしまうのだ。
友さんを私の中から消してしまった後の事を。
そしたら必ず怖くなって、伝えなきゃいけない事も、伝えられなくなってしまう。
いつかは友さんとの関係を絶たなければいけない。
遅ければ遅いほど、きっと別れはつらくなる。
それでも私は、一時の幸福を選んでしまう。
……ごめんなさい、兄さん。
私は弱いです。
友「えへへ、やった。今日はどこで食べよっか?」
友「妹さんに、私の得意料理教えてあげる」
妹「あるんだ」
友「ホットケーキ。市販の粉で作ったやつ」
妹「……景色、きれい」
友「ちょ、ちょっとスルーしないでよぉ」
今日は学校の屋上でお昼を食べることにした。
屋上まで出るのは結構めんどくさいので、ほかの生徒はあまり立ち寄らない。
眺めがいいのでそれでも休み時間に来る生徒はちらほらいるけど、今いるのは私たちだけ。
この学校は丘の一番高いあたりに建っている。
屋上は、その学校の一番高い場所なので、あたり一帯視界を遮るものはほとんどなかった。
妹「ちゃんと計らないと、案外、難しい」
友「ホ、ホットケーキの事?」
妹「うん」
私なりに、友さんの事を褒めたつもりだった。
妹「あるんだ」
友「ホットケーキ。市販の粉で作ったやつ」
妹「……景色、きれい」
友「ちょ、ちょっとスルーしないでよぉ」
今日は学校の屋上でお昼を食べることにした。
屋上まで出るのは結構めんどくさいので、ほかの生徒はあまり立ち寄らない。
眺めがいいのでそれでも休み時間に来る生徒はちらほらいるけど、今いるのは私たちだけ。
この学校は丘の一番高いあたりに建っている。
屋上は、その学校の一番高い場所なので、あたり一帯視界を遮るものはほとんどなかった。
妹「ちゃんと計らないと、案外、難しい」
友「ホ、ホットケーキの事?」
妹「うん」
私なりに、友さんの事を褒めたつもりだった。
友「そ、そうなの。ちゃんと粉に合った分量の牛乳入れたりとかさ」
友「トッピングにこだわってみたりとか、焼き加減とか」
友「ホットケーキひとつとっても難しいの!」
妹「そう、だね」
友「……だから」
友「私なんか、ホットケーキを作るのが精一杯なのに」
友「妹さんはお弁当においしそうな煮物が」
妹「……食べたい?」
友「いいの?」
察してあげると、友さんはすぐに目をキラキラさせた。
なあんだ。欲しいなら普通に言ってくれればあげたのに。
妹「はい」
煮物の中からレンコンを一つお箸で挟んで、友さんの方に向けてあげる。
友「いただきますっ」
レンコンが私の箸ごと友さんの口の中にパクリと収まった。
ちょっと行儀は悪いけど、別に悪い気はしなかった。
友「トッピングにこだわってみたりとか、焼き加減とか」
友「ホットケーキひとつとっても難しいの!」
妹「そう、だね」
友「……だから」
友「私なんか、ホットケーキを作るのが精一杯なのに」
友「妹さんはお弁当においしそうな煮物が」
妹「……食べたい?」
友「いいの?」
察してあげると、友さんはすぐに目をキラキラさせた。
なあんだ。欲しいなら普通に言ってくれればあげたのに。
妹「はい」
煮物の中からレンコンを一つお箸で挟んで、友さんの方に向けてあげる。
友「いただきますっ」
レンコンが私の箸ごと友さんの口の中にパクリと収まった。
ちょっと行儀は悪いけど、別に悪い気はしなかった。
友「おいしぃ……っ」
妹「……ども」
友「うちの家ってさ、お母さん料理するにはするんだけど、洋風なのばっかりで」
友「簡単にできる炒めものとか多いし。あとスパゲッティ」
妹「うん……スパゲッティは簡単」
友「だから、妹さんみたいに家庭的な和食作れるのって、ちょっと憧れるんだよね……」
なんてことんはない。
要は、ご飯を作らざるを得ない環境にあったから、自然と覚えただけ。
私はむしろ、自分で作るよりも作ってもらう方に憧れてしまう。
妹「……」
ついこの前、友さんの家に行った。
人の家に入ったのはどれくらいぶりだったろう。
家というと、私の住んでいるアパートが普通だったから、ちょっと驚いた。
もしかしたら、友さんにとってはあの家が普通なのかもしれない。
妹「……ども」
友「うちの家ってさ、お母さん料理するにはするんだけど、洋風なのばっかりで」
友「簡単にできる炒めものとか多いし。あとスパゲッティ」
妹「うん……スパゲッティは簡単」
友「だから、妹さんみたいに家庭的な和食作れるのって、ちょっと憧れるんだよね……」
なんてことんはない。
要は、ご飯を作らざるを得ない環境にあったから、自然と覚えただけ。
私はむしろ、自分で作るよりも作ってもらう方に憧れてしまう。
妹「……」
ついこの前、友さんの家に行った。
人の家に入ったのはどれくらいぶりだったろう。
家というと、私の住んでいるアパートが普通だったから、ちょっと驚いた。
もしかしたら、友さんにとってはあの家が普通なのかもしれない。
支援
ここまで見てると、途中で落ちたものがちらほらあるみたいで
ちゃんと完結させてくれよな
ここまで見てると、途中で落ちたものがちらほらあるみたいで
ちゃんと完結させてくれよな
友さんの家に行ったときから、友さんと一緒にいることへの後ろめたい気持ちが、急に薄くなったと思う。
あの時、友さんは私に「友達になれたかな」と言った。
それを聞いて私は、凄く残念な気持ちになった。
私はずっと、友達なんて要らない人だったから。
やはり友さんは友達なんだなと、思えた。
だから友さんへの踏ん切りがついた気がした。気がしたのに。
気付けば、私はこうして友さんとお弁当を食べている。
以前よりもよく話して、よく笑いあって。
そして明日は、今日よりも仲良くなるだろう。
……私は友さんに、いったい何を求めてるんだろう。
妹「友さんの家から見た景色、思い出す」
目の前に広がる、横浜の街。
青い海。工場。道路。住宅。
そんなごちゃごちゃした街並みから生える、幾つかの高層ビル。
……私の家は、ごちゃごちゃの中にある。
友「よかったら、また来てね。チョビも、さびしがってる」
妹「うん」
あの時、友さんは私に「友達になれたかな」と言った。
それを聞いて私は、凄く残念な気持ちになった。
私はずっと、友達なんて要らない人だったから。
やはり友さんは友達なんだなと、思えた。
だから友さんへの踏ん切りがついた気がした。気がしたのに。
気付けば、私はこうして友さんとお弁当を食べている。
以前よりもよく話して、よく笑いあって。
そして明日は、今日よりも仲良くなるだろう。
……私は友さんに、いったい何を求めてるんだろう。
妹「友さんの家から見た景色、思い出す」
目の前に広がる、横浜の街。
青い海。工場。道路。住宅。
そんなごちゃごちゃした街並みから生える、幾つかの高層ビル。
……私の家は、ごちゃごちゃの中にある。
友「よかったら、また来てね。チョビも、さびしがってる」
妹「うん」
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