元スレ阿良々木「・・・・・・学園都市?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
101 = 1 :
まずはここがどこなのか、を把握する必要がある。
「うぅー、阿良々木さーん・・・・・・」
こういうときに阿良々木暦が後ろから抱き付いてくるのであれば、
私はいくらでも触らせたり揉ませたり舐めさせたりするのもやぶさかではない。
むしろなぜこういうときにあの男は現れないのだろうか?
主人公として作中のヒロインに対する配慮が欠けていると思う。
103 = 42 :
がはらさん!!!
そしてなぜしのぶを知っているのか
104 = 95 :
>>103
吸血鬼だからだろ
105 = 1 :
先日彼とは90年代の主人公について熱く議論したが、彼に足りないのはバミリかただと思う。
バミルことをラ行五段活用で行えないことがそもそもの不足要素ではないだろうか?
それだけ言うと、いつの時代の悪役も主人公が強くなるまで待つ流れを崩さないなとも思う。
実は悪役の方がよっぽど空気の読める、良いやつなんじゃないかと。
まぁ彼のニヒルなキャラを気取ってはいるが事ある毎に、どこかの主人公よろしく
「そのふざけた幻想をぶち殺す」といったノリで話を進行させようとする姿勢は嫌いではないが。
こういうのがギャップ萌なのであれば、彼も今時の主人公として案外たくましいのかもしれない。
ただ「義理の妹なんて萌えるだけだろうが!!」というのは幻想すぎる。
106 :
>>103
アスペかよ
107 = 1 :
今自分がいる場所は公団系の住宅街なのか、少し背の高い建物が連なっている。
街行く人の数も多く、これだけ見ても、しらない土地なのは把握できた。
「でも私、幽霊だから人がいても見えないんですよね・・・」
溜息もつきたくなる。
さてどうしようか、俯き、つらつらと考えて歩いていたら、
「きゃっ!」
「っ、あン?」
人にぶつかった。
111 :
今更だが、イオ系って爆発じゃね?
116 = 1 :
「すみません、考え事をしていたもので。前方に注意が行き届きませんでした。ごめんなさい」
言葉を変えて重ねて謝ったところで認識はされないのだろうけれど、一応―――
「ったく、よォく前見て歩きやがれ」
レスポンス有り!
まさかの当たり―――自分を認識できる人だった!
「あの!すみません!! あなた私のことが見えるんですか? 私の声が聞こえるんですか?」
見ると、アルビノちっくな少年?少女かもしれない。
極めて中性的な顔立ちで頭髪は光の当たり方では銀に見えるほどの純白、縦に細い少年は気だるそうに振り返った。
117 = 115 :
これは久々の名作の予感
支援
118 = 1 :
全部書き溜めてあるけど、切りのいいところで寝ます
「あン? 鬱陶ォしい声なら聞こえてるし、クソガキの姿なら見えてるよ。俺は忙しいンだ。遊んでほしけりゃァ他を当たれ」
「お願いします! 助けてください!!」
八九寺真宵は今流行り?の肉食系少女を演出し、少年の足に力強くかみついた。
「痛え!!!!! 離しやがれェェェ!!・・・うォ!!」
暴れる少年に次はしがみついた。 かみついたくだりからしがみつているのでかみついたままである。
それくらい必死なのだ。
「分かった!分かった!! 助けてやるから離せェェェ!!」
119 = 1 :
「・・・・・・なるほど、助けてやるといいつつ、こうやって少女を自宅に囲うんですね!?!?」
「人聞きの悪ィこと言ってンじゃねェ!! このマンションには同居人がちゃんといる。 アンチスキルもやってっから、そいつに頼れ」
エレベーターを昇り、通されたのはなかなかに広いマンションの一室だった。
都会的な空気の漂う部屋作り。
家電製品も自分の知っているものとは規格自体がそもそも異なっているほど、炊飯器ひとつとってもボタンがたくさんある。
これがシステムキッチンというやつなのだろうか?
それに炊飯器が・・・・・たくさんあるところを見ると、けっこうな大家族かもしれない。
120 :
しえん
121 = 1 :
「おーかーえーりー!!!ってナデコはナデコは新妻気分であなたを出迎えてみるー・・・・・・って早くも浮気!?!?」
ナデコというワードとメープルシロップに蜂蜜を混ぜたような声に聞き覚えがあった、そして決定打になったのはその容姿。
「せ、千石さん・・・・・・・・・?」
「千石? 私はナデコだよ?」
誰それ?といった感じで答えられた。 かく言う八九寺ではあったが実際に千石撫子と会ったことはなく、写真で見たり、人に聞いたり、(発信源は常に阿良々木暦)だったので
他人の空似ということにした。
「ン? あいつらはどうしたァ?」
「黄泉川ならアンチスキルの研修に行っちゃったよー、芳川も学園都市の外の学会だって!」
「あのビッチは?」
「ナデコワーストは分かんなーい」
「あいつらァ・・・・・」
どうやら同居人は留守らしく、結果、少年の当てにしていた人物も居ないらしい。
122 = 1 :
というか、ナデコワーストってなんなんだろう?
邪悪な千石さん?
あの性格をブラックにした場合、ただの狂ったヤンデレにしかならないだろうなぁと思いつつ、現状を整理。
現在、部屋の中に居るのは同い年くらいの幼女。
つまりこれは
「はっ!私の貞操の危機!!あなたやはり幼女趣味だったんですか!!」
「その発想力には感心するが、残念ながらてめェの被害妄想だァ!!」
「は、話しかけないでください。あなたのことが嫌いです!気持ち悪いです!」
「よォし、分かったァ。つまみだす」
「嘘です!嘘ですー!!」
「ぷぅー、ナデコを捨てて新しい女になんて、ナデコはナデコは許さないんだからねっ!!」
「だとしたら、てめェは過去形から戻ってくるんじゃねェ!!! あァァァ!!!てめェら静かにしやがれェ!!!」
123 = 1 :
「えー、ごほん!!自己紹介が遅れました。 私、八九寺真宵と申します。」
「私はラストオーダーっていいまーすってナデコはナデコは長いからナデコでいいよって促してみる!」
この場合のラストオーダーという意味は、妹萌の方々の需要を手広く満たすための最終注文という意味でしょうか?
とは決して聞かなかった。
つーか同じ女子として、自分の名前を一人称に当ててくるのは聞いていて少しイライラします!!
心の中でマヨイはマヨイは~と言ってみましたけど、ちょっとこれはCVの差が如実すぎて・・・・・
「・・・・ふンっ、俺は一方通行だ」
124 = 1 :
ハイパー八九寺タイム
「分かりました、ナデコさんに、えーっと悪性貧血さん?」
「胃粘膜の萎縮による内因子の低下により、ビタミンB12が欠乏することで生じる貧血なわけねェだろ!!見たまんま不健康で悪かったなァ!!俺の名前はアクセラレータだ!!」
「失礼、噛みました」
「てめェ、わざとやってんだろ?」
「噛みまみた!」
「本当に噛みやがったのか!?」
125 = 1 :
「コミットメント!」
「そりゃァ、てめェ俺を遠まわしに精神病患者って言ってンのか?」
「間違えました。形容詞的に捉えていただければ献身的なということです。
幼女を家に囲い、献身的に世話をして、献身的に自分好みの色に育て上げるそんな献身的なあなたを敬って言ってみたのです」
「どっちにしろ、バカにしてンじゃねェか!」
「ところでその場合、千石さんが紫の上ということになりますが、他の同居人は全員女性なんですよね? 役割は決まっているのですか?」
「黄泉川は朧月夜で、芳川は花散里か空蝉、ナデコワーストはあれでけっこう明石の上だってナデコはナデコは役を振ってみる!!」
「じゃあさしずめ私は女三ノ宮でしょうか? 随分と偏食な光源氏計画なんですね?」
「もういい・・・言ってろ」
126 = 1 :
「・・・・・・・ってェと何だ? 気がついたら学園都市を彷徨ってましたってか?」
八九寺は自分の把握できた範囲内で彼に説明した。
話をややこしくしないように自分が幽霊であることは伏せておいた。
しかし結局、説明してもブツ切りの理解の寄せ集めなので、結局のところ彼の今言ったことが全てだった。
「おい、クソガキ。黄泉川の部屋に地図あったろ? それ持って来い。それとてめェ・・・・・・」
「・・・・・・ふぁい?」
「今からてめェのいたとこを地図使って探すから協力しろ。・・・・・あとだらしねェからこれで顔拭きやがれ」
そう言うと、一方通行はタオルを投げてきた。
自分でも気が付かないうちに、半べそ状態だったらしい・・・。
・・・・・・
くそーギャップ萌くそー。
不覚にもドキドキしてしまった。
127 = 1 :
~窓のないビル~
「・・・・・・・・」
「それが今回のグループへの依頼だ」
男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える『人間』、
学園都市統括理事長アレイスター
生命維持装置の中に逆さまになって浮かんでいる彼は、言い終えても熱量のない笑みを浮かべながら、ただ静かに土御門を見据えていた。
「オーケー引き受ける。」
129 :
しえん
寝る
130 :
しえん
131 :
姫神の口調がまるで別人だけど、誰と入れ替わってるんだろ
132 :
なんかもう一つの化物SSがうますぎて見劣りするわ
あと展開が中二くさい
でもがんばって
133 = 1 :
とりあえず、寝る
「よろしく頼むよ」
「ただ、資料を見る限りじゃあ普通のやつにしか見えないけどな?」
「正午過ぎにも異常な力場への干渉と空間の歪曲が確認されている。もしそこに書いてある通りなら早々に手を打たねばね」
「・・・・・・・そうだな」
イギリス清教側からも今回の件は土御門へ報告されていた。
(こいつ自体がそこまで危険なものだとは俺は考えないけどな・・・・・・さて・・・・・・・)
学園都市への侵入者と、それに関わっているであろうものの問題をどう対処したものか?
グループでやるよりも個人で動く方がよさそうだな。
そう考えながらビルを後にした。
「久しぶりの仕事だにゃー」
137 :
ほ
138 :
やだ何これ面白い・・・ほ
139 = 1 :
「距離はあンまし離れてねェみてェだなァ」
一方通行は八九寺が言った情報を元に探し当てた。
「明日にでも学園都市からてめェの街まで送り届けてやンよ」
「良かったね!ってナデコはナデコはマヨイにハイタッチを試みる!」
「はいっ!お二人とも、本当にありがとうございましたっ!!」
「勘違いしてンじゃねェ、クソガキがこれ以上増えてもうぜェだけだからなァ・・・」
ツンデレサービスいただきましたー!
140 = 1 :
具体的な解決策も見つかったところで現在三人はリビングでくつろいでいた。
「ところでお二人はどういう関係なんですか?」
「ンだァ? いきなり?」
「いえ、少し安心して落ち着いたので、少しばかり雑談にでも興じてみようかと」
「ナデコとこの人は~ん~交友関係? ってナデコはナデコは・・・あいたっ!」
「つまンねェこと言ってンじゃねェ」
「何もぶたなくてもいいのに!ってナデコ憤慨してみる!」
といいつつも嬉しそうに。
141 = 1 :
「なるほど。 一方通行さん、たとえあなたのそれがツンデレであっても、こうして好意の伝導が滞りなく行えるほどお二人の関係は至福なように思えますね」
「そ、そォか!」
「あなたの好意も一方通行になっていないようです。 ええ! そう見えます!!」
「オイ、う、うまいこと言うじゃねェか!」
「好意ある行為によって至福を満たすために彼女に雌伏を強いてやることやっちまう関係をあなたの想いと言うならば、
それは一方通行な修羅の道かもしれません!!世間様的に!! しかし、止まれない足があるのなら振り向いてはいけないと私は思います」
「ナデコよく分からないかも」
「一方通行さんは賛辞の言葉が尽きるほどの、ロリへの愛情がある殿方だということです! ノーセーブライフな人生をロリかっけー精神で生きているのです!」
「クソガキがァ!! 素敵な性格しやがって!! 唇の端が悪意で歪んでンぞ!!」
明日には帰れるという安心感もあって、やはり少し八九寺は饒舌だった。
142 = 1 :
一方通行も今日はここに泊めてくれるようだし、その好意に甘えようと思う。
ピリリリリッ!!!
疲れてしまい、ウトウトしてきて眠りかけた途端、横から電子音が鳴った。
見ると、携帯電話だった。
「はい」
八九寺がケータイを渡すとベランダで一方通行は会話し始め、ちょうど一分ほどで切って戻ってきた。
リビングにあるPCとケータイをケーブルで繋いで、何やら作業をし始める。
「何をしているのですか?」
「仕事だ。めんどくせェのが入りやがった。まァ一件はうちの組織の他やつに任せることにしたから俺には関係ねェが・・・・・・」
143 = 1 :
拡大写真がPCの脇のプリンターから出てくる。
「もう一件の方は関係あるみたいなンでな」
八九寺の前に複数枚の監視カメラの映像を引き伸ばしたような写真が置かれる。
「あ、阿良々木さん!? 忍さん!?」
それに自分の写っているものまであった。
「学園都市外部からの不法侵入者の写真らしい。 ただ、普通の不法侵入じゃねェらしいがな。 で、お前も含めて三人に対して別の組織へ抹殺しろっつゥ依頼がきたそうだ」
抹殺・・・?
それはつまり・・・
「殺されるっつゥことだ」
息が止まりそうになった。 それを見て一方通行は、だがなァと続ける。
「俺に来た依頼はてめェらの護衛だ。 責任もって守ってやる。 とりあえず後の二人も探すからそれに協力してもらうけどなァ」
144 = 1 :
姫神さんの発言に、語ってくれた過去に一番言葉を無くしたのは僕だった。
殺した? 忍を? この子が?
「ハートアンダーブレード・・・・・あなたは十年前。私の血を吸って死んだはずじゃ・・・・・・・・・・」
姫神さん曰く十年ほど前、京都の山村で暮らしていた彼女は、その血によって吸血鬼を呼び、 吸血鬼化した隣人や家族を皆殺しにしてしまった。
その殺してしまった中に、当時日本にいたキスショットが含まれているらしい。
145 = 1 :
彼女の能力
『甘い香りで誘い、その血を吸った吸血鬼を問答無用で灰に返すという能力』―――『吸血殺し』
吸血鬼のみを殺害する能力ということだ。
そう、たとえ完全体のキスショットであっても、それは例外ではなかった。
「そうか、この時代の儂だったものは死んでおるのじゃな」
「で、でも!今の僕達には何の影響もないぜ!?」
「それはお前様や今の儂は限りなく人間に近い状態じゃからな。特にそれだとお前様場合人間なのじゃから害はないじゃろうよ」
一呼吸置き、
「儂も今は少し匂う程度じゃ。 ほんの少しな。 じゃがこれがもし、完全体ならば、その一,二歩手前であれば・・・・・・・」
耐えられんじゃろうな、と。
146 = 1 :
「吸血鬼には様々な伝承があるんだよ。 それこそ天使と同じような捉え方のものもあれば、人間と同じだといったものまで」
月火ちゃんは忍をじっと見つめて、確かめるように言う。
「魔術などと言うからには、やはりそこまでは分かっておるようじゃの? 言わずとも概ね当たっておるじゃろうよ」
吸血鬼は十字架や聖水が苦手だったり、変身したりできるといった特徴のことだろう。
この世界でもある程度の周知はあるらしい。
「でもインデックス?この二人が吸血鬼なら、俺の右手で触れちゃまずくないか?」
147 = 1 :
月火ちゃんにバールで殴られた傷は殴られた瞬間には回復していた。
その様子や、姫神さんの証言、御坂、白井、火燐ちゃんとの戦闘の一部始終
諸々あって、僕たちが吸血鬼だということはあっさり通ってしまった。
確かにこの体質は言うより見てもらうほうが説明しやすいしな。
ついでに、そのとき簡単にではあるが上条君の右手『幻想殺し』についても教えてもらった。
あらゆる異能、異なる法則が働くものを打ち消す力。
心渡と同系統の力。
148 = 1 :
「大丈夫なはずなんだよ。二人とも人間に限りなく近いみたいだし」
ただもし、吸血鬼に限りなく近い状態であればどうなるかは分からないということだった。
こりゃ迂闊に忍に血を与えすぎたらどうなるか分かったものじゃない。
今後、バトル展開が続くようなら吸血鬼性を上げておきたいところではあるが。
ていうかさ、
「忍、お前京都に何しにいったんだよ?」
この忍に尋ねても仕方ないだろうが、この慎重で内面はけっこう臆病な吸血鬼がそんな吸血殺しなんてものを知らずに
日本にくるわけがない。知らなかったとしても少しでも察知したら逃げるだろうし。
そんなリスクを犯してまで一体何を・・・。
149 = 137 :
キョン「学園都市?」並の名作の予感
150 :
面白いですなあ
だが俺の撫子ちゃんが糞一方の女だというのが許せねえ
みんなの評価 : ★★★×5
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