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    元スレ阿良々木「・・・・・・学園都市?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - とある魔術の禁書目録 ×3+ - 化物語 ×3+ - 学園都市 ×3+ 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    502 :

    面白い

    が、
    ネタを入れまくることを期待される西尾SSはどうしても後半失速ぎみになってしまう

    503 = 1 :

    「詰みじゃな」

    「ちょ、ちょっと待て!!」

    僕は羽川と忍の間に割り込んで叫ぶ。

    「今度はなんじゃお前様? バンパイアハンターSの邪魔をするでない」

    「Sってつくだけで不思議と第二期作品みたいに聞こえる!! じゃなくて!! え? この羽川のどこが危険なんだよ!?」

    「さっきも言ったと思うけど、私には常に膨大な量の情報が流れ込んでくる。 でも正直、最近はその処理が追いつかないのよ。

    それに少し前には暴走して学園都市を崩壊手前まで破壊してしまうし・・・・・・。

    これ以上・・・・・・私を野放しにしておけば、今度は学園都市だけじゃない・・・・・・・・・・世界を巻き込む恐れだって・・・・・・ある」

    だから、私はここにいちゃいけない、と。

    504 = 1 :

    「そんなの分かんねえじゃねえか!! お前がここにいちゃいけない理由にはならないだろ!!」

    「なるよ !!私にはそれだけの力がある・・・・・・下手をすると完全体の忍ちゃん以上に!! だから私は消えたかった!!

    自分じゃどうにもならないから!! だから、わざと貴方たちにコンタクトをとった!! わざわざ真宵ちゃんも呼び寄せて!!

    貴方たちなら私を消してくれると思ったから!! こんな居場所なんてどこにもない世界から私を消してほしかったから!!!」

    この羽川は自分を消して欲しくて僕たちをこの世界に呼んだ、と。

    そうか、全部だったのか。 こいつは僕たちと闘う前から最初からそうするつもりだったのか。

    でも涙ながらにそう言った。

    そう言いやがった、こいつは・・・・・・っ!!

    「・・・・・・ふざけるな・・・・・・・・・・ふざけるんじゃねえ!!!!!」

    僕は羽川に叫ばずにはいられなかった。 沸点の高さには定評のある僕でさえ、我慢できなかった。

    505 :

    ありゃりゃぎさんが上条インストールしたか

    506 = 314 :

    零崎忍ちゃん可愛い

    507 = 346 :

    上条さんどこいったwwwwwwww

    508 = 278 :

    上条さんどころか禁書勢置いてけぼりだがまあしょうがないw

    509 = 1 :

    「お前に居場所はあるのかだと。あるに決まってんだろ。消える以外に道はあるのかだと。あるに決まってんだろ!!

    勝手に諦めてんじゃねえ!!

    そうだよ、そうだよ!! 人は勝手に助かるだけさ。 死ぬのだってきっとそうだろうぜ!!

    だけどな!! 人は一人で勝手に助かるだけでも!!

    助ける側にそんな事情は関係ねぇだろ!?!?

    僕たちは、今ここにいる僕たちはお前を助けるために立ち上がったんだ!!

    悩んでいるなら頼れよ!! 助けて欲しいなら言えよ!!

    居場所がないなんて笑わせんなよ!! こうやってお前のこと思ってるやつらがいるのに!!

    それなのにお前はそれさえも否定してしまうのかよ!!!!!

    僕たちはお前を否定しないし、自分が消える覚悟で世界のことを考えることができるような優しいやつをいらないなんて思わない!!

    もし、お前がそんなことを考えているなら、僕はそれを否定する!! そんな幻想をぶち壊す!!」

    510 = 1 :

    心渡や上条君の幻想殺しや忍の持っている銃を使えば簡単に消すことはできるだろう。

    けれど、それでは、羽川は救われない。

    それじゃあ駄目だ。

    「わ、私はいてもいいの? 消えなくてもいいの?」

    「ああ。みんなそれを望んでいる。 だから生きろ!」

    僕は羽川の手をとる。

    泣き崩れる彼女を支えるために。

    しかしそれはできなかった。

    バンッ!!!

    「やれやれじゃな」

    忍は羽川を撃った。

    511 = 1 :

    「・・・・・・は? おい、おい!!! 冗談じゃねえぞ!! おい忍!!」

    「うるさい。 聞こえておる。 なんじゃ?」

    「おま、お前!! なんで撃ちやがった!!!」

    僕は忍の胸倉を掴む。

    その時忍のおっぱいが僕に当たるが、それを揉みしだく気にはなれなかった。

    「落ち着け、お前様。 何をそこまで慌てておる?」

    「だってお前、それで撃ったら忍は・・・・・・・」

    忍野が奥の手だと託すほどのもの。

    最終手段として託されたもの。

    ならば抜かりは無いだろう。 容赦もないだろう。

    あの効率的で常に適切な流れを守る男が託したものならば。

    514 = 208 :

    アララギさんが幼女の胸を揉まなかったなんてこの世界も終わりだな

    515 :

    >>1
    小説家になったら?

    516 = 1 :

    吸血殺しの弾丸。

    羽川を消すためだけのもの。

    でもそれは、適切であってこの場合あくまで最適ではないはずだ。

    だって羽川は消えたくないといったのだから、ここに居たいと願ったのだから。

    その可能性を消し去ることのどこが適切なのだろうか?

    「しのぶ!!!!!!」

    僕は忍を殴る。

    「くっ・・・・お前様、分かっておらんようじゃの?」

    「それはお前だろう!?!?」

    「あ・・・・ら・・・らぎ・・・・・・・くん・・・・・」

    羽川の声が途切れ途切れになる。

    やばい、このままじゃ!!

    517 = 66 :

    女の子を顔面パンチとかそこまで上条さん化しなくてもw

    518 = 1 :

    「はっはー! 阿良々木君。 君は本当に元気がいいねえ。 この世界の主人公が気絶していることをいいことに説教なんて」

    この場に似合わない声が響く。

    「何かいいことでもあったのかい?」

    しかしその言葉はこの場に不釣合いすぎて、僕は彼をも殴り飛ばしたくなった。

    「んなこといってる場合じゃないだろ!?!? 羽川が、羽川が!!!!!」

    「大丈夫だよ、阿良々木君。 彼女は消えはしない」

    「はっ?」

    「よく見てみることだね、彼女を」

    そう言われて僕は羽川に駆け寄る。

    そこで気が付いた。

    羽も金色の粒子のようなものもすべて消えている。

    「こ、これって・・・・・・」

    519 = 1 :

    「そう、彼女の能力だけを削ぎ取ったんだよ」

    よく見ると羽川の身体には弾痕もなかった。

    「というか、彼女を倒すだけなら、消滅させるだけなら、こんな吸血殺しの弾丸なんて使わなくても上条君の幻想殺しで触れるか、

    君のその刀で致命傷でも負わせてしまえば僕としても簡単なんだけどね。でもそれじゃあ駄目なんだ。

    僕は以前の説明で彼女が暴走する寸前といったけど、あれは本当は大げさに言いすぎなんだよ。

    それこそ暴走寸前であれば、今言った手段をとっていただろうけれど、それこそあくまで最終手段さ。

    僕だって彼女について調べていないわけじゃない。

    例えば、彼女が行っていた時間移動だって。

    例えば、第三次世界大戦中や九月三十日の彼女の行動だって。

    暴走どころか、人間のために闘ったんだよ彼女は。

    そういう意味では彼女を消滅させる理由にはならないし、それをしなければならないほどの悪意なんて彼女にはない」

    520 = 47 :

    ありゃりゃ木さんは本編で殴るどころかキスショットを殺しにかかってるぞ
    吸血鬼以外なら数百回死んでるくらい攻撃してた

    521 = 1 :

    「ど、どういうことだよ?」

    「そういうことだよ。 分からないかい阿良々木君? つまり僕は端から彼女を消す気なんてなかったのさ。

    まぁそれには彼女を無理矢理消してしまうことで、彼女の中の力がそれこそ暴走してしまうのを恐れたからというのもあるんだけどね」

    端から消す気はなかった。

    始めから能力を削ぐだけのつもりだった・・・と。

    つまり、この戦いはそれを行うためのもの。

    「忍野、これはお前のシナリオだったのかよ・・・?」

    「いやぁ僕もそこまで何でも知ってるわけじゃないさ。 それこそ委員長ちゃんの領分だよ。

    ただ、彼女が吸血鬼じゃないかって確率に賭けてみただけだよ。 その確率は高かったし、忍ちゃんのおかげで確信できたしね。

    ■■ちゃんの血液を練りこんだ弾丸なんていう回りくどい手段になっちゃったけど」

    確率は高かったか・・・。

    よく言うぜ。 こいつが動くときは断言できるほどの確信があった時だけだろうに。

    522 = 1 :

    「相変わらず、見透かしたようなことをしてくれるなお前は」

    「はっはー! 嬉しいねえ。 最高のほめ言葉だよ阿良々木君」

    「っと・・・・・忍」

    「なんじゃ?」

    忍はその忍野のシナリオを事前に聞いていたのだろう。

    だから撃った。 むしろ羽川が自分から消えたくないといったから撃ったのだろうな。

    適切な処置としてでなく、助けるための最善を尽くす為に。

    「その、殴って悪かった」

    523 = 1 :

    「よい、ただお前様が悪いと思うなら、後でそれなりに儂に礼を尽くさねばならぬな?」

    「なんだよ? 頭ならいくらでもなでてやるぞ?」

    「それだけでは足りぬ!! この儂を殴ったんじゃ。 その更に上、儂の胸を撫でるくらいはせぬと許さぬ」

    「まじで!!!!!!!! いいの!?!?!? 撫でます!! 撫でさせてください!!」

    どうしよう、こいつを完全体に戻してあの魔乳を撫でたい。

    世界滅亡と僕の命を賭けなくてはいけないだろうけれど、この際それは本望な気がしてきた!!

    「阿良々木君・・・・・」

    「いててててっ!!!!!」

    僕の腕の中で支えられている羽川に頬をつねられた。

    なぜ乳首じゃないんだ!! と叫べるほど僕の変態沸点は超えていたが自重した。

    というか、これ腕の中の羽川もノーブラで今にもはだけそうなんですけど・・・・・・

    どうしよう、どうすればいいの? ちくしょおおおおおおお!!まじでどうにかしてやりたい!!

    525 = 1 :

    「阿良々木君、ありがとう・・・・・」

    ぽつりと羽川は呟く。

    「なんだよ? 僕は何もしてないぜ?」

    「ううん・・・・・阿良々木君は私に居場所があるって・・・・・・生きろって言ってくれた」

    涙ぐみながらぽつりぽつりと呟く。

    「ああ、そうだ。お前はこうしてここにいる。何度でも言えるよ、お前はここに居てもいいんだって」

    「でも・・・・・・いずれ私は・・・・・本当に暴走するかもしれないよ?」

    「そのときはそのときだ。そうなったらまた僕たちを呼びにこい!! 駆けつけて何とかしてやる!!」

    「・・・・・うんっ、ありがとう阿良々木君」

    彼女は最後に笑顔でそういい終えると、僕の腕の中から消えた。

    527 :

    初めて使うがこれだけは言わしてくれ

    とっとと書け太郎

    528 = 17 :

    ペース十分早いだろ

    529 :

    1日足らずで500超えてるスレにそれは無いわ

    530 :

    後日談、というか今回のオチ

    僕と忍と八九寺は神社にいた。

    「朝帰りさん」

    「ああ、今は朝五時半か・・・・・。やることやりおえて帰るくらいの時間だよなこれ。しかも僕両手に花だし!!

    幼女二人って、嬉しいなあ!! 僕の人生ハッピーエンドすぎるじゃん!!」

    「お前様、そこは否定せぬとアニメ二期に響くぞ。 というか、さすがに八歳じゃお前様を受け止められんから

    十五歳くらいの身体にしてもらわねばな!!」

    「私は永遠の十歳なんですけど、危ないですかね?」

    「って!!お前らつっこめよ!! ちなみに僕の名前は阿良々木だ!!」

    531 = 530 :

    「つっこむのはお前様じゃろ? え?もしかして受けなの?」

    「朝帰りさん、幼女に責められるのが趣味なんですか・・・・・」

    「そういうつっこむじゃねえよ!! なにこのキャラ殺し!!」

    「「失礼、噛みました」」

    「違うわざとだ」

    「「噛みまみた」」

    「わざとじゃない!?」

    「そういってお前様は幼女にくわえさせるプレイが好みなんじゃな。 ではお前様のためにあまんじて噛もう!!」

    「お前は神原かっ!!!!!」

    「こほみおにふぃひゃんのほっひふへ、まよふぃのくふぃにはひはない~~~っていうのですか阿良々木さん!!」

    「ああああああああああ!!!!!!! やめてやめてやめて!!!!!!! ちょっとむらむらしてきたから!!!!!!」

    「むららぎさんの面目躍如ですね!!」

    「好きに言ってくれ・・・・・」

    532 :

    >>527は新参

    533 :

    らららぎさんはホントにいいキャラしているな

    534 = 530 :

    学園都市での天使(吸血鬼)をめぐる騒動を片付けた僕たちは元の世界に帰ってきた。

    消えた羽川については、過剰な分の力を削ぎ落としたため目に見えない姿になった。

    忍野の言う天使のいる空間という場所に帰ったらしい。

    今回の一件は終わってみると、現実に対して足が地につかないような体験だった。

    でもまぁ、学園都市だの超能力だの魔術だのっていっても、

    今の僕を取り巻く環境と大差はないかもしれない。

    僕は少しだけ、彼女―――学園都市にいる羽川 翼のことを考えた。

    そしてそれを本物の羽川自身だけでなく、忍に重ねてしまう。

    正確にはキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードへ重ねてしまう。

    春休みの彼女に少し似ていた気がするから。

    どうだろう。

    言っておいてあれだが、ひどく曖昧だ。

    535 = 530 :

    ただ、

    今の僕は人生は個人のものという考え方ではない。

    人が人の中で生きている以上、人と人との繋がりのある世界で生きている以上、

    人に認められることには価値があると考えられるようになったから。

    だからこそ、向こうの羽川に手を差し伸べられたのだと思う。

    駆けつけてくれる仲間がいて、それを信じろと言えたのだと思う。

    改めてそれを再認識できた。

    彼女もそれを分かってくれてたならいいと思う。

    それさえ分かってもらえれば今回の僕の物語を締めくくるに十分な成果とオチになる。

    「あーっ!! 高校生活もあと半年ないけど友達増やそうかなー!!」

    「お前様・・・・・・儂はいつまでも傍におるぞ・・・・・・・・」

    「阿良々木さん、やめてください。切なくなってきました・・・・・・・」

    とりあえず、僕にとってそれが幼女から哀れまれなければならないほどの幻想なわけがないと信じたいが。

    ~fin~

    536 :

    乙なんだよっ

    537 = 533 :

    おつ

    538 :


    最後のほうは禁書空気だったなwww

    539 :

    おっつー

    541 :

    乙ー
    面白かったよ

    544 :

    乙!
    面白かったぜ~

    547 :

    乙、つばさエンジェル面白かったぜ

    548 = 530 :

    1です。
    皆様ありがとうございました。
    終始gdgdだったのは申し訳ないです。


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