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    元スレ一方通行「どンだけ売っても1,000円いかねェ…」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - 麦野 + - mnw + - とある魔術の禁書目録 + - ほのぼの + - キョン + - 一方通行 + - 上百合 + - 俺の携帯知らねェ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    452 = 350 :




    【上司の客】


    「あ、一方通行さーん!」

    「…あァ?」

    「こんにちは~」

    「…………」

    「…まさか忘れてるとか…?」

    453 = 350 :



    一方「…『佐天涙子』、だろ」

    佐天「おお、さすが! バイト、どうですか? 慣れました?」

    一方「あァ、おかげさンで」

    佐天「そっか、良かった! 木山先生をフォローできるって事は、優秀だとは思ってたんですけどね~」

    一方「…何気に失礼な事言ってっけど、オマエ、知り合いか?」

    佐天「はい。今日は実は、皆で遊びに来たんですよ」

    一方「皆…?(…嫌な予感しかしねェ)」

    佐天「うん、もうすぐ来ると……あっ、来た。こっちこっちー!」

    454 = 350 :


    「お姉さま、もう一度!もう一度だけ、

    『黒くて硬いチョコバットを口いっぱいに頬張りたい…』

    って仰ってくださいまし! 後生ですから! 後生ですから!!」

    「黒子、それ以上言うとツインテールを強制トロール人形にするわよ。…で、初春さん、それ本当?」

    「ええ、はい。見た目がかなり特徴的ですし…あ、ほら、あの人です」

    455 = 350 :




    一方「だと思ったわ。…だと思ったわ!」

    佐天「え?」

    美琴「…うわぁ。あんた、何してんの?」

    一方「もォその質問、答え飽きたンでパス」

    黒子「あら、一方通行さんじゃありませんの。お久しぶりですわね。
       ところで一体いつになったら、反射能力を使ってお姉さまとエロい事をさせてく…ぶっ!」

    美琴「あんた公然と何を言い放ってんのよ!」

    黒子「しまった…一方通行さんの顔を見る度に、お願いをするのが癖になっていたものだから…つい…!」

    456 = 350 :


    美琴「…………」

    一方「…………」

    美琴「……ごめんね」

    一方「……本当にな」

    初春「何してるんですかー、二人とも。木山先生のところ、行きますよー!」

    黒子「はーい、今行きますのー」

    佐天「あ、その前に一方通行さん、梅ガム下さい。…はい、代金!」

    一方「ン」

    457 = 350 :


    美琴「あ、なら私もこれ。はい」

    一方「おゥ」

    黒子「これ、靴はどこで脱げば宜しいんですの?」

    一方「…そっちの端にでも脱いどけ」

    美琴「あんた、何時まで働いてるの?」

    一方「さァ」

    初春「みなさーん、お茶入れますけど梅こぶで良いですかー?」

    黒子「あ、わたくしは黒豆茶が良いんですの! この前の買い置きが…」パタパタ

    佐天「私は麦茶でいいよー! 冷蔵庫にあったはず…」パタパタ

    美琴「私は何でもいいわー」トテトテ

    458 = 350 :


    一方「…………」

    一方「……(すげェな…これがかしましいってやつか…)」

    一方「…(ウチも女ばっかだが、これ程じゃ…いや、一緒か。一緒だな…)」

    一方「(俺の安住の地は、一体どこに…)」

    初春「一方通行さん」

    一方「っ!?…なっ、なンだよ?」

    初春「えっと、お茶を淹れたので、どうかなって思いまして…梅こぶ、嫌いですか?」

    一方「いや…」

    459 = 350 :



    初春「そうですか。じゃあここ、置いておきますので、宜しかったらどうぞ」コト

    一方「…、どォも」

    初春「いいえ!」

    一方「…………」

    一方「…………」ズズー…

    一方「………うめェ…」

    460 :

    梅なだけにってかァ

    461 :

    一気に年とったなww
    おばあちゃんオーラがにじみ出てるぞ

    462 = 350 :




    【上司の客2】


    美琴「よっ」

    一方「…ンだよ」

    美琴「さっきから見てたんだけど、あんた思ったより、ちゃんと仕事してるのねぇ」

    一方「うるせェよ。…戻ンなくていいのかよ」

    美琴「うん、私1抜けだから。まだ残りの人達は、勝負してる」

    一方「…あっそ」

    美琴「…打ち止めと番外個体、元気?」

    一方「…あァ」

    463 = 350 :


    美琴「そっか。…近々、また会いに行っていい?」

    一方「…そンなの、俺の許可なンざいちいちいらねェだろォが」

    美琴「どうしてよ」

    一方「あ?」

    美琴「あんたの家族なんでしょ?」

    一方「………オマエが、」

    美琴「なによ」

    一方「(それを、言うのか、俺に?)」

    美琴「ん?」

    464 = 350 :



    一方「………知るかよ」

    美琴「…んー、否定も肯定もせずか。…まぁいいわ、知ってるし」

    一方「何をだよ」

    美琴「ふふん、秘密。…んーとじゃあ、二人にお土産持って行ってもらおうかなー、ここの」

    一方「…………」

    美琴「じゃあこれと、これとー…あ、これ打ち止め好きそうね。で、これは番外…」

    一方「…………」

    美琴「あんまり多く渡すのもあれよね、ここの品質と素材がいい代わりに、防腐剤とか一切入ってないし…」

    465 = 350 :


    一方「…………」

    美琴「よし、こんぐらいかな。…よし、じゃあこれお会計お願いします」

    一方「……買いすぎだろ」

    美琴「そう? 値段も一人500円ぐらいだし、量もそんな多くないわよ、実は。嵩張ってるだけで」

    一方「…あっそ」ガサガサ

    美琴「…………」

    一方「オラよ。…何見てンだ」

    美琴「うん、いやー…あんたとはやっぱり、いつまでたっても、話題が盛り上がらないなと思ってね」

    一方「はァ?」

    466 = 350 :



    美琴「まぁ別に、いいけど」

    一方「…………」

    美琴「あ、そうだ。カードつけよっと。確か鞄に…」

    一方「…盛り上がらせてやろォか?」

    美琴「え?」

    一方「…オマエの大好きな三下がおそらく後15分ぐれェで、ここを通りかかります」

    美琴「」ボンッ

    一方「(うわォ…)」

    美琴「えっ、ちょっ、なん、あんた、そそ、そんな」

    一方「(…うわォ…)」

    467 = 350 :



    【上司との店閉め】


    「一方通行くん、お疲れ様。今日も…今日は、色々と有難う」

    「…全くだ。ただでさえガキが多いってのに、あンなうるせェ奴らまで呼びやがって」

    「ふふ…その割には、マリカーで、
     『くらえ、赤甲羅ァ!…ぎゃは、後ろから乗り上げて、ミンチにしてやンぜェ!』
     などと言って、一番楽しんでいたのは結局君じゃないか」

    「おい忘れろっつただろォが」

    「まぁいいさ。…じゃあ売り上げはそこにおいて、」

    「…おい、前から聞こォと思ってたンだけどよ」

    「うん?」

    468 = 350 :



    「俺はオマエが持ってる成分表も、素材も、その原価も見た」

    「ああ」

    「…で、この販売価格。…まるで、採算が合わねェンだが?」

    「…つまり?」

    「儲ける気はあンのかって、聞いてンだよ」

    「…ふふ、さぁ。どうなんだろうな…」

    「…あァ?」

    「でも私はこの店、とても気に入っているんだ。…10円の価値しかないものを、それ以上にしてくれる」

    「あ?」

    469 = 350 :


    「100円は100円、一万円は一万円だ。それは変わらない。
     …だけど、お金は使い方によって、それ以上の価値を生み出すことが出来る…
     私にとっては、子供たちの喜ぶ顔が、それなんだ」

    「…………」

    「…君も、この一週間でそれを肌で感じてくれたかと思うんだが…どうかな?」

    「……知るかよ」

    「後、そろそろお腹が空いたからオムライスを作ってもらいたいんだが…どうかな?」

    「おいブチ殺すぞ」

    470 = 350 :



    【上司との夕食】


    「…オッムライスーオッムライスー」

    「低いテンションで歌うンじゃねェ、気持ち悪ィ!…オラ、皿寄越せ」

    「はい」

    「っと、…あちっ、…オラよ」

    「おお…なんと美味しそうな…。早く君も座ってくれ」

    「…………」ガタ

    「よし、じゃあケチャップを…」ニュニュ…

    「…おい待て」

    「え?」ニュー…

    471 = 350 :



    「…何でハート型なンだよ」

    「何を今更…新婚の間では、オムライスにはハートって決まっているじゃないか!」

    「俺達は、新婚じゃねェだ・ろ・ォ・が!!」バシッ

    「いたっ」

    「ったく…飯ぐらい静かに食わせろ!」

    「分かったよ…しかし、もう書いてしまったからな…潰さなくても良いだろう?」

    「…食ったら変わンねェ。寄越せ」

    「ああ、じゃあちょっと待ってくれ…よいしょっと」ズズッ…

    「…何で皿をこっちに、」

    「…よし」カパッ ピローン

    「…、…何してンだ」

    472 = 350 :



    「写メを…最近のは凄いぞ、携帯なのに光補正も手振れ補正もしてくれるんだからな」ピッ ピッ

    「いや、携帯の講釈は後でいい。…今オマエ、俺とオムライスが同じフレームに入るよォに撮ったな?」

    「さすが一方通行くん、ご名答だ」

    「…で、それをどォした」

    「ツイッター上に流した。『今から彼と夕食です☆』ってコメントと一緒に…」

    「な・ン・で・だ・よっ!!」バシッ

    「いたっ」

    「オマエ馬鹿!? 馬鹿だろ!? 消せ、今すぐ!」

    「…いいじゃないか…ちょっとフォロワーの1,000人に誤解されるぐらい…」

    「オマエそンなにいンのかよ!? クッソ面倒な事に…!」

    473 = 350 :



    「だって…」

    「だってじゃねェ! あァもォ…つゥか、なンでこンなアホな事…オマエだって困ンだろォが」

    「…既成事実を作ってしまえば…もう少し君は、ここに居ざるを得ないかなと…思ったんだ」

    「…、はァ?」

    「約束の期日は、今日だったからね」

    「約束?」

    「バイトさ、ここの」

    「…………」

    「君が知らないようだったから、どうしても言い出せなくてね…すまなかった」

    「…………」

    474 = 350 :


    「でも君には君の予定が、ある。…大人気ない事をしたな…」

    「…………」

    「でもそれだけこの一週間、楽しかったよ」

    「…………」

    「…ありがとう、一方通行くん。…本当に色々と」

    「……飯、」

    「うん?」

    「さっさと食えよ、冷めンぞ」

    「…ああ」

    「ハートはきちンと塗りつぶしてからな」

    「結構容赦ないな、君」

    475 = 435 :

    てっきり一方さんが貧乏性になるかと思ったがそんな事はなかった

    476 = 350 :


    一旦終了

    風呂飯タミフル休憩!

    477 = 343 :

    凄まじい連投だったな…
    今から読む乙

    478 = 461 :

    もしかして締めに入ってる?

    481 = 447 :

    まってるよー

    482 :

    ほしゅゥッ

    483 :

    インフルのとき風呂なんて入っていいのかな・・・タミフルだから平気なのかな・・・

    484 = 482 :

    入るだけの体力があって
    風呂上がりちゃんとあたたかくしてたら
    大丈夫かも。
    無理はすンなよ
    とにかくあたたかくしてろ

    485 :

    入院先の病院から保守

    486 :

    待ってるぜェ

    488 = 392 :

    >>485
    麦茶…?

    489 = 435 :

    これで打ち止めがグレたら一方さん泣いちゃうだろうな

    490 = 362 :

    一方さんの天使がそんなことでグレる訳ねーだろ

    491 = 372 :

    あらやだ美琴さん可愛い
    一方さんと美琴の微妙な空気が素敵すぎる

    492 = 347 :

    >>488
    そんなばかな

    494 :

    >>488
    ネオ・・?

    495 = 350 :


    23時ぐらいにラスト投下に現れる予定チェケラ

    なんか心配させちゃって///ごめんね///
    良かったらお前ら結婚する????

    俺は一方さんにしかwwww興味wwwナッシングだけどwwww

    496 = 487 :

    乙っす
    無理すんなよ葛湯飲め効くぞ

    497 = 346 :

    >>495
    さっさと一方さんにプロポーズして来いよ

    終わってしまうか・・・寂しいな

    498 :

    具合悪いのか
    駄菓子かし俺には関係ないな
    1000まで頑張れ

    499 :

    その洒落はつまらないです

    500 :

    おもしろいよおおおおおおおおおおおお


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