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元スレ妹「軽度のブラコンだから」

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602 :

私は帰ってきた。

ご飯を食べるのでお待ちを。

604 = 586 :

ktkr
全裸正座でゆっくりまってるぜ

606 :

期待しておるよ

607 :

待ってたぜ

608 :

円紫師匠

609 = 608 :


もう一度、過去zip期待してます

610 = 602 :

「……お、おう」

気まずそうに私に対応した。

「やあ」

「ど、どうも」

「ふふっ、妹くん、奇遇だね」

いつもと同じ、素敵な笑顔。

可愛い人だなぁ、やっぱり。

でも。

今の私は、こんな女さんでさえ、嫌だった。

「……じゃあ、私は買い物の続きしてるから、喋ってていいよ」

ここから、離れたくなった。

612 :

トリッカーズはカントリー持ってて気に入ってるけどやっぱり好みわかれるんだな

613 = 612 :

ごめん超誤爆した

614 = 602 :

「いや、俺も――」

「いい。邪魔だから」

その気持ちは嬉しいよ。

でも、無理しなくていいから。

私は一人でサッサと買い物を済ませることにした。

……あ、お肉はとっとこ。

616 = 612 :

支援ぬ

617 = 602 :

子ども扱いするなといいながら。

私は、なんてことをしたのだろう。

子どもしかしそうにないような行動。

子どものように拗ねて。

私は、本当に……。

「ダメだなあ」

……空しい。

619 = 584 :

足首痛いほ

620 = 602 :

次々と無心で物を入れる。

あ、これはいらないかな。

今、彼はどうしているのだろう。

仲良く雑談しているのだろうか。

でも、今さらあっちに戻れないから。

先に帰ってしまおうかな。

「あ、いたいた」

きっとこのときの私はドキっとしていただろう。

なんでかは、内緒。

621 = 612 :

妹可愛いな

622 = 602 :

「……」

どうしよう、なにも言えない。

「お、もう色々入ってるな」

「まあね」

すっごく素っ気ない言葉。

どうして。

どうしてここに?

女さんと、お話は?

623 = 608 :

どきどきする

625 :

この妹のキャラが好き過ぎる

627 = 602 :

「楽しい会話はいかがでしたか?」

カマをかけるつもりはないけれど。

ちょっと、皮肉っぽかったかな?

「あれほど苦痛な時間も無い」

……え?

「最低」

「なんでだ」

「女さんに失礼だし、私の気遣いにも失礼じゃん」

自分の気遣いとか、どうでもいいのに。

なんでこんなに突っ張ってるんだろう。

628 :

追いついた

すばらしいな

630 = 602 :

「まあ……あれだ、言葉の綾ってやつだ」

「……平野綾でしょ」

つまんないシャレ。

突然出てきたのは多分、つい最近、テレビで見たからかな。

「俺は久川綾だ」

ケルベロス、懐かしー。

なんて、変なことを言って気を紛らわせてるあたり。

私も結構、困ってるみたい。

631 = 602 :

「んなことより」

「?」

「お前は俺に言うことがあるはずだ」

「なに?」

「謝れ」

「なんで?」

「『邪魔』はさすがに悲しいから」

「邪魔だもん」

私は素直じゃない。

邪魔なんて、思ってない。

632 = 628 :

二人の視点から書くってのもなかなか良いな

633 = 602 :

「お前なぁ」

「めんどくさいの」

めんどくさいなんて。

思ってないのに。

「……え」

「あんたの相手」

『あんた』、なんて。

私は、何様なのだろう。

「……おい」

目つきが鋭い、当たり前だ。

私が悪い。

636 = 602 :

「あんたって、なんだよ」

「……知らない」

怖い。

言いたくもないことを言っているこの口も。

今の、彼の顔も。

全てから逃げたくて。

私はレジに向かった。

「待てよ」

腕を掴まれた。

637 = 628 :

638 :

しえん

639 = 602 :

服からなのに。

彼の手の体温を感じる。

なんだか、恥ずかしい。

「は、離してっ」

すぐに掴まれた腕を振るう。

「なんだよ」

「……」

なんでだろう。

目から、なんで……。

「!」

見られたかもしれない。

640 = 602 :

「……ふんっ」

やっぱり私は、素直じゃない。

「……俺、悪いことしたか?」

「……」

やめて。

「なあ?」

「……」

これ以上、話したら。

私は何を言うかわからない。

641 = 624 :

いいね
おもしろい

642 = 602 :

私はレジ通る。

会計を済ましているのに、私の心はここに在らずって感じで。

このあと、どんな会話をすればいいのかとか。

そんなことばかり、考えていた。

「普通に謝れば、簡単なのに」

店員さんが首を傾げている。

声、出てたみたいだ。

「ご、ごめんなさい」

恥ずかしい。

643 = 602 :

エコバック忘れてきちゃった。

環境、ごめんなさい。

「……」

この時も、ずっと考えてることは同じ。

何を話そう。

悩める、妹です。

644 = 602 :

>>643
ひっでえミス。
訂正。

×「……」
「……」

645 = 602 :

入口の前で、彼は待っていた。

呑気な顔をしている。

さっきの怖い顔は、どこにいったのやら。

「……」

お待たせとは、言えず。

「入れるのくらい手伝ってよ」

毒づいちゃう、嫌な奴だ。

「いやあ、俺は邪魔だから」

「それ、屁理屈」

彼のことを、全否定してるようだ。

647 = 602 :

変な顔してる。

「……つまんないこと考えてる?」

「まさか!」

必死に否定してるところを見ると。

考えてたみたい。

「……」

「まあ、なんにせよ」

帰ろうぜ、と。

笑いかけてきた。

「女さんに言わなくていいの?」

「言う必要はない」

キッパリと言った。

648 = 602 :

「……そっ」

上手く返事ができたらいいのに。


帰りの道。

気になるけれど。

聞いていないことがある。

聞いてみようかな、どうしようかな。

「……ねえ」

そう思っているときにはもう、声に出ていた。

「あん?」

「……不良みたい」

なんで反応しちゃうの、自分。

650 :

寝る前支援


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