のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,332,177人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ妹「軽度のブラコンだから」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - MW + - アナザー + - ブラコン + - ブラコン妹 + - 先輩 + - + - 神スレ + - 自殺 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    56 :

    妹来てた④

    57 :

    ぼくっ娘の人と聞いて!

    58 :

    ボクっ娘の人なのか?違うだろ

    59 = 1 :

    ボクっ子の人って呼ばれてるのか…やっぱり。

    人として許せないような地の文を書くのは多分自分だけです。

    60 = 56 :

    面白けりゃいいんだよ!

    61 = 57 :

    他のだれもが許さなくても

    自分自身が許せなくても

    地の文を含めて私はあなたのSSを待っていた

    62 :

    なぜならそれがあなたの作品であり、我々はその作品を愛しているからだ

    66 :

    すばらしい

    77 = 1 :

    保守ありがとうございます。

    もう少しお待ちを!

    78 :

    もふ!

    79 = 76 :

    許すから速く

    81 = 31 :

    まだかよ

    82 :

    待つよ 待つから早くぅ

    85 :

    86 = 1 :

    もうすぐでダイエーである。

    「醤油以外にも、明日の用意も買っておこうかな」

    「もう夜遅い。あまり長くはいれないぞ」

    「わかってるよ」

    誰かさんじゃあるまいし、と。

    小さくぼやく。

    なんだか、嫌な予感がしてならない。

    まあ、いつもそうなんだけどな。

    87 = 22 :

    それは唐突に始まった

    88 = 1 :

    ・ ・ ・

    「おい」

    「はい?」

    ビクリと体を震わせてしまった。

    やばい、もう帰って来たのか。

    いつもはこんな時間に帰ってこないのに。

    もっと遅いじゃん。

    「なんでここにいる」

    「失礼だなあ」

    私は頬を膨らませた。

    「可愛い妹が兄の帰りを待っていたのさ」

    「ならなんで物色してんだよ」

    さて、なんのことでしょう?

    89 = 1 :

    とりあえず、ボケて逃げよう。

    「は、ハサミー!」

    「そんな妹はいらない」

    あらら、ちょっとコジコジみたいになっちゃった。

    まあ、いっか。

    「いいじゃん、ちょっとくらい……」

    さて。

    唐突に私の脇腹をあの人が掴む。

    「させるか!」

    90 = 1 :

    私が決意を新たにした瞬間に何してんの、この人。

    くすぐったい。

    「セクハラ」

    「急に女になるな」

    ……女だし。

    そういうのは妹だから~とかでもダメだよ。

    「でも、安易に体を触るのは……ちょっとねえ」

    「なんだよ」

    なんかたじろいでる。面白い。

    91 = 1 :

    反応しなくなっちゃった。

    「……んーん、なんでもない」

    いつも同じ反応で、面白くない。

    「お、おい」

    つまんないの。

    「もういいや、ごめんなさい」

    もっと困ってくれてもいいじゃん。

    「……ふんっ」

    ほんと、退屈。

    92 = 1 :

    私からしかけるといつもこう。

    自分からはノリノリで来るくせに。

    私からのノリには合わせてこない。

    自分勝手な人。

    ベッドに倒れこむ。

    「……はぁ」

    小さく溜息。

    こぼしても、意味無いけれど。

    「妹ー、飯ー」

    だったら私があなたの部屋を出る前に行って欲しい。

    93 = 1 :

    「はいはい」

    「なんだそのめんどくさそうな返事は」

    なるでしょ、それは。

    それにさ、

    「いつもと変わらないじゃん」

    「いいや、違うな。いつもはもっと『はぁい♪』だったはずだ」

    ……出ました、この人のノリ。

    「裏声はきついよ」

    ご飯はできてるので、とりあえず持ってこよう。

    94 = 1 :

    「なんだよ、おとこでもできたか?」

    ……え?

    「……」

    私は硬直した。

    いるのがバレたからではない。

    実際のところ、いない。

    それでも私は、怒った。

    違う意味で、だけど。

    それでも平然を装って、コップを持っていく。

    「そんなわけ、ないじゃん」

    動揺を隠し切れていないなぁ、自分。

    96 = 1 :

    ……落ち着こう、すこし。

    とりあえず、台所の周りの整理でもして、落ち着こう。

    ……あれ?

    「あ、醤油切れてる」

    どうしよう。醤油が無いとあの人、食べれない。

    「せうゆ切れたの?」

    ここでもボケてくるか。

    「……買ってくるね」

    スルー、スルー。 

    「ちょ、ちょい待ち」

    ツッコまれないときついだろうなあ。

    「なに?」

    ちょっときつめの視線で睨む。

    97 = 1 :

    「なら一緒に行こうぜ、一人は寂しいぜ」

    いきなり、なんなの。

    「なに、シスコン?」

    理由は何?

    「違う、オリコンだ」

    もう、めんどくさい。

    「……行ってきまーす」

    「待てって!」

    98 = 1 :

    「私が出したご飯どうするつもり?」

    「食べるから!」

    あ、良い返事。

    「醤油無いけど?」

    「食べるから!」

    でも、それはちょっと悪いかも。

    「じゃあその間私は?」

    「食べるから!」

    「い、妹を食うな!」

    「ぐはっ!」

    いきなり性的なのは困る。

    99 = 1 :

    「まったく……」

    呆れた人。

    「……行ってらっしゃい」

    「もうっ」

    どうして私は甘いのかな。

    「ん?」

    「待っててあげるから、食べなよ」

    「おお!」

    ふん、なに喜んでるんだか。

    「やいやい、このブラコン!」

    ……。

    「行っていい?」

    「悪かった」

    素直でよろしい。

    100 = 1 :

    彼は箸を持って、手を合わせた。

    「いただきます」

    「はい、どうぞ」

    やっと、食べ始める。

    「……うん、いつもながら美味い」

    「良かった」

    工夫とか、色々してるからね。

    不味いなんて、言わせない。

    「……」

    荒々しい食べ方。ちょっと汚い。

    「あんまり早く食べると体に悪いよ」

    「お前を待たせてるから早く食べてるんだ」

    ふうん、そっか。

    「嬉しいこと言うじゃん」

    ちょっと、嬉しい。


    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - MW + - アナザー + - ブラコン + - ブラコン妹 + - 先輩 + - + - 神スレ + - 自殺 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について