元スレ麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
801 = 782 :
一方さんいい人
支援
803 = 785 :
御坂「え、マ、マジ?」
麦野「え、えーと……それは……そうなの?」
削板「…………ああ」
垣根「ギャハハハハハッ! マジかよ! 冗談だろ脳筋! その面で恋愛事悩むのかよ!
面っ白ぇこと言うな! お前には根性があるだろ根性根性!」
削板「ああ……その通りだ……」 プルプルプルプル…
一方「拳握り過ぎて血出てンぞ」
麦野「人が真剣に悩んでんのに笑い飛ばすとは性根まで腐ってやがんな」
垣根「お前だって笑ってただろ」
一方「まあゴミクズはほっといて話してみろ。下らねェと笑い飛ばすのはそれからでもできンだろ」
削板「すまねぇ。実は……」
804 = 785 :
それは1週間程前。ある雨の日の休日だった。
削板「根性!根性! うぉおおおおお!!!」 ダダダダダダダダダ!
オレが日課の全学区周遊マラソンでこの第七学区を走っていた時のことだ。
削板(なかなかの大雨だ……だが天候なんざを理由にトレーニングを中止することは根性無しのすることだ) ハッハッハッ
その時、あの子はオレの前に現れたんだ。
??「……ふう。服が濡れちゃった……。少し雨宿りしよう」
シャッターの降りた小さな店の軒下。
あの子は鮮烈な赤と白の巫女服を身に纏い、真っ黒な長い黒髪に水滴を滴らせて雨宿りをしているようだった。
削板(そろそろ暗くなるしスキルアウトの根性無し共が出てくるかも知れねぇな。
もう少し人気の多いところに行くよう注意したほうがいいか……?)
女の一人歩きは日没後は危険だ。
俺は何の気無くあの子に近づいた。
削板「なあ。もう暗くなる。そんなところにいると変なのが出てくるかも知れね……なっ!」
??「あの。どうかした……?」
近づいて、俺は見てしまったんだ。
あの子の雨に濡れた真っ白い着物から透けて見えるピンク色の下……下……
805 :
まさかの姫神か
806 = 786 :
まさか・・・な
807 = 785 :
麦野「ああ、濡れて透けブラしてたのね」
御坂「白い服は濡れると困るのよね……」
削板「言うな! そんな軟弱なもん根性で忘れようとしているところだったのに」
垣根「なるほど。雨の日にラッキースケベがあったわけだな。それで?」
削板「オレはあまりのことに逃げ出しちまった。
何て根性のねぇ話だ……」
一方「そォかよ。それで?」
削板「おう」
一方「あン?」
麦野「ちょっとちょっと……まさかそれで終わりってんじゃないでしょうねぇ」
削板「何がだ。終わったぞ」
麦野「こ……いつ……!」 ビキビキッ
808 = 782 :
まさか......................!?
809 = 785 :
御坂「麦野さん落ち着いて! 気持ちは分かるわ!
人のこと言えないけど私もちょっとイラッと来たもの!」
削板「ここまで言えばわかると思うが。その日からオレはあの子のことが頭から離れねぇんだ。
それを忘れようと窓の無いビルを登ったり、溶鉱炉の傍で汗を流したりもした……だが、駄目なんだ!」
垣根「そんなにブラが良かったのか。確かに透けてるのってエロいよな」
削板「やめろっ! そんな男らしくねぇ単語を言うんじゃねぇ!」
麦野「っつか何、アンタそれブラ見て記憶に残っただけじゃん。
アンタはこれからどうしたいのよ?」
削板「出来ればあの子にその時のことを謝りたい。そして……」
一方「謝られる方が困ると思うけどなァ……ンで?」
削板「で、出来れば……」
一方「おォ」
削板「文通をするくらいの仲にはなりたい」
麦野「ブフォッ!」
810 :
文通wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
古典的過ぎるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
811 = 785 :
一方「どっから突っ込みゃ良いンだ……」
垣根「やめようぜ不毛だ。それくらいなら何とかなりそうだし」
麦野「そうね。さすがにその程度なら」
削板「ほ、本当か!?」
垣根「ああ、俺達に任せておけよ。同じレベル5同士。もう仲間みたいなもんじゃねぇか」 ニコッ
削板「お前っ!」
麦野「そうね。仲間が困っていたら助けあうのは当然だわ。それを根性無しだなんて言わないわよね?」 ニコッ
削板「お前らぁぁぁああああ!!!!」 ウォォオオオオ
御坂「あんな真っ黒な笑顔ないわよね……」 ヒソヒソ
一方「このテのアレはアイツらの一番のカモだからな……オモチャにされンぞ。ま、どうでもいいが」 ボソッ
削板「お前ら良い奴だなぁぁああああ!!!!!!!」
垣根「当然だろ兄弟」 ニヘラッ
麦野「仲間じゃない」 ニヘラッ
813 = 785 :
一方「ンで。どういう作戦で行く? まァこンなもン女共を間に挟めばどうにでも……」
麦野「ここはいい作戦があるわっ!」 ズィッ
削板「本当か! さすが第四位だ。頭の回転も速いな」
垣根「ああ、そいつは妙案だな麦野」
一方「まだ何も言ってねェぞ」
御坂「まあ悪ノリが過ぎたら止めればいいでしょ……。で、作戦って何、麦野さん」
麦野「まず。……ププッ…一位と二位がスキルアウトに扮してその子に近づく」
削板「何!」
一方「あァ。もういいわ。却k」
垣根「おお! 何だ何だ! ククッ…で、どうすんだって……ププッ?」
麦野「んでね。スキルアウトのフリした二人がその子に絡むのよ!」 クスクス
削板「何ィッ! あの子に害が及ぶようなことは許すわけにはいかねぇなぁっ!!」
御坂「悪ノリ始まってるわよ。止めなくていいの?」
一方「いいンじゃねェの? 気の済むようにやらせろ。これに絡むだけでこっちの格が落ちそォだ」
御坂(あんたもその作戦に組み込まれようとしてんだけど)
815 :
削板さんかわいそすぎる
せめて正面きっていじってあげてwww
816 = 782 :
美琴と一方さん仲いいなww
817 = 785 :
麦野「まあ落ち着きなさいよ。そしたら、当然その子は困った状況に陥るわけ。
そこにヒーローのように颯爽と登場するアンタ。スキルアウトの二人をちぎっては投げちぎっては投げの大活躍で、
全てが終わるころにはアンタに心奪われているはずよ!」
削板「お前……天才か……。
これがレベル5……恐ろしいぜ学園都市……完璧過ぎて小さな穴一つ見つからねぇすげぇ作戦だ……」
垣根「~~~~!!~~~~!!!!」 バンバンバンバン!
一方「面白ェのは分かったから静かにしろクソメルヘン。ウゼェったらねェ……」
削板「だがあの子を騙すような真似をするのは果たして許されるのか……?
男なら正面切って正々堂々と……」
麦野「甘いわね。男のアンタはそれでいいかも知れない。だけど女かりゃすりゃ突然目の前に現れた白ランの時代錯誤な男に
『この前お前のブラジャー透けてんの見ちゃった! ごめんちゃい』なんて言われてどう思う?
気持ち悪くてノイローゼにでもなってしまうかもしれないわ」
削板「それは……だが……それはオレの根性で……」
麦野「女心は根性だけでは動かないことを知りなさい。
そんなだからアンタ、童貞なのよ」
削板「ッッッッッ!!!!」
818 = 785 :
垣根「今のは効くわ……俺だったら一週間は立ち直れねぇ……」
一方「コーヒー飲ンでるから終わったら教えてくれ」
御坂「私もジュースおかわり」
削板「……そうか……そうだったのか……」
麦野「大丈夫よ。私に任せなさい。こんな面白……コホン、過酷な状況に一人で立ち向かうなんて正気の沙汰じゃないわ」
垣根(過酷にしてんのはお前だけどな)
削板「お前の作戦に従えば……あの子はオレと手紙を……」
麦野「ええ。手紙どころか、手も繋いでくれるかもしれないわ」
削板「」
一方(哀れな奴……)
麦野「まあアンタが嫌だってんなら別にいいけどね。
気持ち悪い根性無しのレッテル貼られてナメクジのように生きていきなさい。
女のために敢て己の主義を捨てるのも、それはそれで男らしいと私は思うけどねぇ」
削板「…………そうか……そうだったんだな……。分かった。お前の作戦に乗ろう」
麦野「プッ……共に頑張りましょう!」 ガシッ
削板「オレはこんな仲間想いな奴初めてだ。ありがとう!」 ガシッ
819 = 785 :
―――――
麦野「ここがその女の子の通学路なの?」
削板「間違い無い。あれから何度かこの道であの子の姿を見ている」
垣根「ってことは見に来てんじゃねぇか。立派なストーカー予備軍だなおい」
一方「くだらねェ……何で俺がこンな下らねェ真似を……」
御坂「だから止めればっつったのに」
一方「うるせェ……あんなクソみたいな輪の中に入るのは死ンでもごめンだったンだよ」
御坂「分かるけど」
垣根「にしても俺達がスキルアウト役とはねぇ。正直自信ねぇなぁ。ほら、俺って上品なオーラ出てるじゃん?
下衆っぽい役ってこの溢れんばかりの大物オーラが邪魔しちまうのよねー」
一方「安心しろ。どっからどう見ても間抜け面だマヌケ」
820 = 783 :
この作戦が終わったら削板はファミレスのレギュラーメンバーでいいと思う
821 = 782 :
話が進まなくなるだろw
支援
822 = 785 :
削板「すまねぇ。オレのためにそんな根性無しの役をやらせちまうなんて……終わったらいくらでも殴ってくれ!」
垣根「いや……その……」
一方「オマエは殴られた方がちょっとはマシな面になるンじゃねェか」
垣根「うるせぇよ! 俺がイケメンキャラだってこと忘れてんじゃねぇぞ虚弱体質」
麦野「はーい、お喋りしない。スタンバイスタンバイ」 パンパン
一方「チッ」
垣根「クソッ」
削板「じゃあオレは物陰に隠れてる。……くっ、隠れるだと……なんて根性のねぇ真似だ」
麦野「耐えなさい。耐えればあの子のおっぱい揉み放題の関係になれるかも」
削板「うぉおお!! やめろぉおおお!! オレはそんな破廉恥な関係を望んでなどいなぁぁぁああい!!!」
麦野「プッ……クスクスクス」
御坂「可哀想になってきたわ……あっ、あそこ! 来たんじゃない!?」
823 = 785 :
姫神「…………」 スタスタスタ
麦野「あら、なかなか可愛いじゃない。見る目だけは悪くなかったみたいね。地味だけど」
御坂「どっかで見たことあるような……まいいわ。ほら、行って行って」
一方「チッ! 今回限りだ……」 タタタタ…
垣根「やる気出ねぇなぁ。棒読みだったらごめんなー」 テクテクテク
姫神「…………」 スタスタスタ
垣根「オラァッ! 姉ちゃん可愛い顔してどこ行くのぉ?」
姫神「!」
一方「ちょろっと俺達にツラァ貸してもらえませンかァ? 断るって言っても無理に連れていくけどなァ!」
垣根「ヒャッハァ! さすがだぜ相棒ぅっ! へっへっへっ! なかなかいい体してるじゃねぇかよ!
こいつぁ上玉だぜぇっ!」
一方「大人しくしてりゃァ危害は加えねェ。もっとも、家には当分帰れねェけどなァ!!」
垣根「ヒャハハハハハハハハハッッッ!!」
一方「クククカカカカカカギャハハハハハハハハッッッ!」
825 = 785 :
麦野「ノリノリ過ぎて引くわ」
御坂「第一位のこんな姿を見たら当麻のやつはどう思うんだろう……」
姫神「だ……誰か……」
一方「クククク……」
垣根「へっへっへっー」
麦野「まあでも一応上手く行ってるわ。よし、七位。あとはしっかり……」
御坂「今すっごい速度で走ってったわよ」
削板「そこまでだ根性無し共がぁぁっっ!!」
一方「な、何だオマエはァっ!」
垣根「へっ、やるってのかよ。かっこいいねぇ。でもこっちゃ二人いるんだぜぇ。
勝てると思ってんのかよばーか」
麦野「垣根がひどい」
御坂「あいつ絶対性に合ってるよね……」
826 = 810 :
上条さんが見てたら明らかにそげぶされる分かる
827 = 785 :
削板「男二人で女の子を襲うなんて男らしくねぇ真似。オレが見逃すとでも思ってんのか」
垣根「ヒャッハー! イキがってんじゃねえぞクソがぁっ! 相棒! やっちまおうぜぇっ!」 バサァッ!
一方「後悔させてやンよォっ!」 ゴバァッ!
姫神「あ、危ない……!」
麦野「しかもあいつら本気だし……大人げねぇ……」
御坂「負けず嫌いなのね……」
削板「ああ、仕方ねぇ。その根性! 叩き治してやるぁぁぁああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」 ドーン
垣根「ウボァッ!」
一方「グフォァッ!」
麦野「何あの攻撃……あの二人が星になったわよ……」
御坂「レベル5の順位変動起こしかねないこと平気でするの止めて欲しいわね」
828 = 782 :
いいぞ つづけてくれ
829 = 785 :
麦野「けどまあ一応作戦通り。さ、七位。しっかりやんなよ……」 ドキドキ
御坂「な、なんかドキドキするわねこういうの」 ドキドキ
削板「怪我はねぇか?」
姫神「う、うん……。あの。ありがとう……」
削板「ああ。それならよかった」
姫神「あの……お礼をしたいから、名前を……」
麦野「おお! こんなに上手くいくとはね!」
御坂「思ってなかったでしょうね……ええ、そうでしょうね……」
削板「オレが誰かなんてどうだっていい」
姫神「え……」
麦野御坂「「は??」」
削板「気をつけて学校行けよ。じゃあな」
麦野御坂「あのアホォォオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!」
830 = 785 :
猿食らってた
ちょっと休憩
831 = 810 :
男らしいっちゃ男らしいが……
832 :
ここまできたら心理掌握もやるべきだな
833 = 782 :
了解です
834 = 785 :
ふぁみれす!
麦野「で? 何であんなふざけた真似したのか5秒以内で答えなさい。
さんにーいちどばーん!」 ビシュゥゥウウウ!
削板「数え方はともかくせめて5からカウントしてくれないか。
……何と言えばいいのか、ついいつものクセで……」
麦野「ああ? んでテメェはもうちょっとで連絡先くらい聞けたかもしれねぇチャンスを棒に振ったっての?
ビビッて逃げただけなんじゃねぇのか? あァん? それでもキンタマついてんのかよええゴラァッ!?」
削板「面目ねぇ。お前の怒りはもっともだ。好きなだけ詰ってくれ」
麦野「ぐ……ぎがぐ……ぐぬぬ……!」
御坂「珍しく麦野さんが押されてるわね」 ヒソヒソ
垣根「素直な人間に弱ぇんだろ。自分が性格歪んでるかr」 ヒソヒソ
ビシュゥゥゥゥウウウウウウウウウウ!!
麦野「聞こえてんだよクソ虫がぁっ!」
垣根「怖ぇ……ってか俺らキレていいよね? いいよね?」
一方「やめとけ。もう思い出したくもねェな。あンな真似二度とごめンだ……」
835 :
まあとりあえずさるよけだ
837 = 785 :
削板「それにやっぱりあの子を騙すような真似して知り合いになんてなりたくねぇ。
正々堂々と真正面から打って出るべきだ」
垣根「気づくのが一時間ばかし遅ぇよ」
麦野「あーもうだる。なんかどうでもよくなっちゃった。
あとアンタ達でどうにかしてよ。アホくさ」
御坂「気持ちは分かるけど途中で投げ出すのはよくないわよ」
麦野「うぜぇっつのそういうの。まあでも結果くらいは見たいわね。
どうすんの?」
垣根「最初モヤシが言った通り、こんなもんどうにでもなるだろ。
学校帰りもう一回待ち伏せして声かけようぜ」
削板「待ち伏せか……」
垣根「言い方に引っかかってんのか? 細かいこと気にするほうが男らしくねぇな。
テメェの言う正々堂々と、真正面から話してくりゃいいんじゃねぇの?」
839 = 835 :
さるよけってなるべく連レスしたほうがいいのか?そのほうが見ているほうも見やすいし
そのほうが効果的なら10レスくらい連投するぞ?
840 = 785 :
麦野「そうねぇ。あーめんどくせぇ……。
アンタ何て告白するか考えてんでしょうね?」
削板「告白? 何でそんなことを。オレはあの子と知り合いになれればそれでいいんだ」
麦野「あァ?」 ギロッ
削板「す、すまん……え、何が駄目なんだ」
御坂「あの人のこと好きなんじゃないの?」
削板「好き……? もちろん嫌いじゃないが、そんなもんいきなり言い出されても向こうは困るだろ。
まずは友達から仲良くなっていったほうがいいと思うけどな」
一方「ムカツクくらいマトモな意見だな」
垣根「もう好きにしろ。っつかマジで文通申し込むのか?」
麦野「アンタ携帯持ってないの?」
削板「何言ってんだ。持ってるに決まってんだろ」
麦野「あー何か血が見たくなってきちゃった★」 ゴゴゴゴゴ…
御坂「麦野さん! ストップ! ストップ!」 ガシッ
841 = 785 :
垣根「しゃぁねえ。確かに最初からこいつの目的はラッキースケベを謝ってちょっと仲良くなりたいくらいもんだしな。
俺達ゃ事務的にそれを遂行するとしようじゃねぇか」
御坂「そうね。私達があれこれあーしろこーしろ言うことでもないし」
一方「だから始めっから言ってんだろォがよォ……クソったれが。
オラ、四位。オマエもそれでいいだろ?」
麦野「何でもいい。一刻も早くこいつを視界から消したい。不愉快だから」
垣根「おお、女王様がご立腹だぜ。破裂する前にケリ着けるとしようか。
七位。お前も今回は腹括れよな。ただでさえあの子の前で不審な行動してんだ、
そろそろ男らしくねぇ奴だと思われても仕方ねぇぞ」
削板「すまねぇ。恩に着る。そして任せてくれ。
オレも男だ、根性据えてあの子に話してみる」
垣根「オッケー決まりだ。
じゃあ明日にでもあの子の学校に行くとしようじゃねぇか」
842 = 785 :
よくじつ! とあるこうこう!
垣根「よぉし。全員揃ったか?」
麦野「まだ御坂が来てないわよ」
一方「学校だろ。つゥかあいつ以外全員不登校とはなァ。腐ってやがる」
垣根「俺はちゃんと通ってる。早退してきただけだ。お前と違って友達いるんですぅ」
一方「あァそォかよ。七位はどうした?」
麦野「あっち」 クィッ
削板「コォォォォオオオ……」
垣根「何か息荒いぞ」
一方「気でも溜めてんのかァ?」
麦野「緊張してんだろ。触れてやんな。っつか触れたくない」
御坂「ごっめーん! 遅れちゃった!」
垣根「おせーぞ」
御坂「あんた達が早すぎんのよ! ……あれ、この学校……」
843 = 785 :
垣根「なんだ。知ってんのか?」
御坂「うん。だってここ……」
上条「あれ、御坂、お前何やってんだ?」
御坂「あ……」
垣根「あ、こいつアレじゃん。お前の彼氏の」
御坂「う、うん……」
一方「三下ァ……」
上条「ゲッ……一方通行! なんでここに……」
姫神「上条くん。知り合い?」
削板「ッッ!!」 ドキーンッ!
845 = 785 :
御坂「ちょ、ちょっとこの子……あんたの何なのよ!」
垣根「……」 ニヤニヤ
麦野「……」 ニヤニヤ
上条「何って、クラスメイトの姫神だけど」
御坂「クラスメイト……?」
上条「ああ。ってかぞろぞろ何なんだ? まあ上条さんは今からスーパーの特売に向かうのでお先に失礼しますよっと。
じゃあな姫神、また明日」
姫神「あ。うん。またね……あれ」
削板「……」
上条「ん?」
一同「……」 ドキドキ…
削板「よ、よぉ」
姫神「あ。あの時の……」
削板「お前、姫神っていうのか」
847 = 785 :
姫神「う、うん。あ。昨日はどうもありが」
削板「姫神ッッッ!!!」
姫神「!」 ビクッ!
一同「……ゴクリ」
削板「スゥ……
姫神ィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!
お前が好きだァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!
お前が欲しいィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!」
一方「」
垣根「」
御坂「」
麦野「」
上条「」
姫神「え……?」 カァァ…
850 = 785 :
一方(こいつ何言ってンだ……?)
垣根(そりゃ駄目だろ……)
麦野(テンパって叫ぶなんて……終わったわね)
姫神「あの……。え……。ど。どういう……」
削板「……はぁ……はぁ……細かいことはもういい。お前に会って色々言いたいこともあったが、
それよりももっと大事なことがあるって気づいちまった」
上条「な、なぁ御坂。この人どうしちまったんだ? 上条さんには何が何やら……」 ドキドキドキ
御坂「しっ……! ま、待って今いいとこだから!」 ドキドキ…
姫神「えっと……。私はどうすればいいの?」 ドキドキドキ…
削板「言葉通りの意味だ。お前の好きに解釈してくれて構わねぇ」
姫神「そ、それって……つまり……」
削板「ああ」
麦野(いやいやいや……こいつ勢いだけで何も考えてねぇ……)
垣根(さすがにその告白はねぇよな……)
姫神「その……。私。こんなこと言われたの初めてだから……どうしていいかわからない」
みんなの評価 : ★★★×5
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