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元スレ上条「…ディアボロ?」
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彼女たちは『そう』だとは、はっきりとは言わなかったが、
彼女たちの語り口を注意深く聞けば、
神裂も、ステイルも、インデックスを憎からず、
いや、明確に『好意』を持っている事は容易に察せられる。
しかし、その事をインデックスは知らない。
『記憶』していないのだ、知るはずがない。
だから、神裂とステイルを敵だと容易に思い込む。
『好意』を持っている相手に理不尽な『恐れ』と『敵意』を抱かれ、
しかも相手に『真実』を告げることも出来ない。
彼女達の心中、いかばかりか…
上条「なあ…記憶を…」
ステイル「僕たちが…」
ステイルのドスの効いた声が、静かな病室に響く。
ステイル「何もしなかったと思っているのかい?」
ステイル「何も探さずに、ここまで来たと思っているのかい?」
ステイルは上条を凄まじい目線で睨みつける。
『いいかげんなことを言えば許さない』…視線がそう言っている。
彼女たちの語り口を注意深く聞けば、
神裂も、ステイルも、インデックスを憎からず、
いや、明確に『好意』を持っている事は容易に察せられる。
しかし、その事をインデックスは知らない。
『記憶』していないのだ、知るはずがない。
だから、神裂とステイルを敵だと容易に思い込む。
『好意』を持っている相手に理不尽な『恐れ』と『敵意』を抱かれ、
しかも相手に『真実』を告げることも出来ない。
彼女達の心中、いかばかりか…
上条「なあ…記憶を…」
ステイル「僕たちが…」
ステイルのドスの効いた声が、静かな病室に響く。
ステイル「何もしなかったと思っているのかい?」
ステイル「何も探さずに、ここまで来たと思っているのかい?」
ステイルは上条を凄まじい目線で睨みつける。
『いいかげんなことを言えば許さない』…視線がそう言っている。
ディアボロ「…ひとついいか?」
ステイルの視線に気圧され、思わず口を噤んでしまった上条を余所に、
先ほどから何か考える様子を見せていたディアボロが会話に入ってくる。
神裂「…なんです?」
ディアボロ「俺は既に、今上条にお前たちが言って聞かせた話を聞いていたが…」
ディアボロ「それいらい、『何か』がずっと気になっていてな…」
ディアボロ「それについてずっと考えていたんだが…今、ようやくそれが解った」
ディアボロは、神裂、ステイル、上条の顔を順に見てから、
再び口を開いた。
ディアボロ「『エス・ヴェー・シェレシェフスキー』…」
ディアボロ「この男の名前に聞き覚えは?」
神裂は知らなかったらしく、ステイルの方に目線で問うが、
どうやら彼も知らないらしい。上条も同様のようである。
ディアボロ「この男は…」
ディアボロ「かつてロシアに実在した『完全記憶能力者』だ…」
神裂「!」ステイル「!」上条「!」
ステイルの視線に気圧され、思わず口を噤んでしまった上条を余所に、
先ほどから何か考える様子を見せていたディアボロが会話に入ってくる。
神裂「…なんです?」
ディアボロ「俺は既に、今上条にお前たちが言って聞かせた話を聞いていたが…」
ディアボロ「それいらい、『何か』がずっと気になっていてな…」
ディアボロ「それについてずっと考えていたんだが…今、ようやくそれが解った」
ディアボロは、神裂、ステイル、上条の顔を順に見てから、
再び口を開いた。
ディアボロ「『エス・ヴェー・シェレシェフスキー』…」
ディアボロ「この男の名前に聞き覚えは?」
神裂は知らなかったらしく、ステイルの方に目線で問うが、
どうやら彼も知らないらしい。上条も同様のようである。
ディアボロ「この男は…」
ディアボロ「かつてロシアに実在した『完全記憶能力者』だ…」
神裂「!」ステイル「!」上条「!」
ディアボロ「『完全記憶能力』と呼ばれる能力は、何もインデックス固有の能力じゃない」
ディアボロ「こういう能力を持った人間は古来より存在したし、おそらくこれからも存在するだろう」
ディアボロ「この男は、今からおよそ50年ほど前のロシアに、確かに実在していた男だ」
『エス・ヴェー・シェレシェフスキー』、通称『シィー』…
ラトビア生まれのこのユダヤ人は、新聞記者を生業とし、
時々、その『完全記憶能力』を生かした『記憶ショー』の副業で生計を立てていたが、
彼は生涯、その『何も忘れることができない病』に苦しめられ続けた。
この男を、何と『30年間』にわたって診察し、
その結果を本に残した精神科医がいた。
その名は、『アレクサンドル・ロマノヴィッチ・ルリア』と言い、
その著書、『偉大な記憶力の物語』は、現在の我々も読むことができる。
神裂「ちょっと待ってください!『30年間』…あなたは確かにそう言いましたよね」
ディアボロ「ああ、言った」
ディアボロ「ちなみに、シェレシェフスキーがルリアの元に初めて訪れたのは30代の時だ」
ステイル「待ってくれ!それだと、そのロシア人は…」
ディアボロ「ああ…少なくとも60歳以上まで生きた計算になる」
ディアボロ「こういう能力を持った人間は古来より存在したし、おそらくこれからも存在するだろう」
ディアボロ「この男は、今からおよそ50年ほど前のロシアに、確かに実在していた男だ」
『エス・ヴェー・シェレシェフスキー』、通称『シィー』…
ラトビア生まれのこのユダヤ人は、新聞記者を生業とし、
時々、その『完全記憶能力』を生かした『記憶ショー』の副業で生計を立てていたが、
彼は生涯、その『何も忘れることができない病』に苦しめられ続けた。
この男を、何と『30年間』にわたって診察し、
その結果を本に残した精神科医がいた。
その名は、『アレクサンドル・ロマノヴィッチ・ルリア』と言い、
その著書、『偉大な記憶力の物語』は、現在の我々も読むことができる。
神裂「ちょっと待ってください!『30年間』…あなたは確かにそう言いましたよね」
ディアボロ「ああ、言った」
ディアボロ「ちなみに、シェレシェフスキーがルリアの元に初めて訪れたのは30代の時だ」
ステイル「待ってくれ!それだと、そのロシア人は…」
ディアボロ「ああ…少なくとも60歳以上まで生きた計算になる」
というか原作から図書館行くなり、病院行くなり、ググるなりしなかったんだこの2人は
まあ、インターネットで調べりゃ出て来るような情報だからな
魔術師ってのはよっぽど閉鎖的なんだろ
魔術師ってのはよっぽど閉鎖的なんだろ
>>609
1年ごとに苦しむ様子見てるし嘘だと思えなかったんだろ
1年ごとに苦しむ様子見てるし嘘だと思えなかったんだろ
まあ,目を通しただけで発狂するような魔術所を1万冊以上記憶していることを考えると
1年ごとにリセットしないといけないといわれれば信じちゃうかも
1年ごとにリセットしないといけないといわれれば信じちゃうかも
(妙だ……作者の反応が無い…。これは……IDがちょくちょく変わっている…?)
寝ようと思っただが寝られないッ!!
このスレには凄みがあるッ!
このスレには凄みがあるッ!
俺が寝る前最後に見せるのは!代々受け継がれた保守魂だ!!
VIPPERの魂だ!
VIPPERの魂だ!
すみません、諸事情により、本日はこれ以上投下できません。
12/11の午後5時ごろ、続き、並びに第10話を投下します
お待たせ、お騒がせして申し訳ありませんでした
12/11の午後5時ごろ、続き、並びに第10話を投下します
お待たせ、お騒がせして申し訳ありませんでした
我が『スタンド』はすでに…このスレを『保守』しているッッ!!
保守のスタンドはスタンド名『ヌー・ソルーション』で、射程1.5m、『人間を殴ると、カメラを爆破する能力』です。
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