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元スレ京介「あやせ、結婚しよう」 あやせ「ほ、本当ですかお兄さん!?」

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>>244
え?あやせってむしろ最初からずっとデレしかなくね?
え?あやせってむしろ最初からずっとデレしかなくね?
>>252
多分絵師はたくじ
多分絵師はたくじ
あやせはコクリと頷き、前回の定期試験の点数を口にする。
文系教科と理数系教科の点数には、確かに大きな隔たりがあった。
「理科と数学が問題だな。
でも逆に言えば、この二つをどうにかすりゃ、あやせの成績はぐっと良くなるってことだ」
「簡単に言ってくれますね」
あれ、なんで励ましたつもりなのに俺睨まれてるの?
あやせは目を伏せ、沈んだ声で言った。
「わたしだって苦手意識を無くそうと、色々努力はしたんです。
でも、一度嫌いになったものを、もう一度好きになるのって、難しいじゃないですか」
苦手教科の克服を一般論に拡大されても困る。俺は反感を覚悟で言った。
「そりゃ方法に問題があったんじゃねえの?」
「………わ、わたしの勉強方法が馬鹿で愚かで間抜けだったと……そう言いたいわけですね!?」
「いやそこまで言ってねえよ!?」
それに実際そうだったから今あやせさんが困ってらっしゃるわけですよね!?
とにかく、これでどこに重点おけばいいのかはっきりした。
国語や英語、実技教科等はあやせの独学に任せるとして、俺が監督すべきは理科と数学。
決まりだな。そうと決まればお次は、
「試験日程と、大まかな範囲を教えてくれ……」
「えっと、次の試験は、今日からちょうど一ヶ月後で……」
闇雲に勉強しても仕方ない。
真の高得点は、緻密な勉強計画と確かな勉強量の二つがあって、初めて実現できるのだ。
それから日が暮れるまで、俺とあやせは今後の勉強方法について話しあった。
文系教科と理数系教科の点数には、確かに大きな隔たりがあった。
「理科と数学が問題だな。
でも逆に言えば、この二つをどうにかすりゃ、あやせの成績はぐっと良くなるってことだ」
「簡単に言ってくれますね」
あれ、なんで励ましたつもりなのに俺睨まれてるの?
あやせは目を伏せ、沈んだ声で言った。
「わたしだって苦手意識を無くそうと、色々努力はしたんです。
でも、一度嫌いになったものを、もう一度好きになるのって、難しいじゃないですか」
苦手教科の克服を一般論に拡大されても困る。俺は反感を覚悟で言った。
「そりゃ方法に問題があったんじゃねえの?」
「………わ、わたしの勉強方法が馬鹿で愚かで間抜けだったと……そう言いたいわけですね!?」
「いやそこまで言ってねえよ!?」
それに実際そうだったから今あやせさんが困ってらっしゃるわけですよね!?
とにかく、これでどこに重点おけばいいのかはっきりした。
国語や英語、実技教科等はあやせの独学に任せるとして、俺が監督すべきは理科と数学。
決まりだな。そうと決まればお次は、
「試験日程と、大まかな範囲を教えてくれ……」
「えっと、次の試験は、今日からちょうど一ヶ月後で……」
闇雲に勉強しても仕方ない。
真の高得点は、緻密な勉強計画と確かな勉強量の二つがあって、初めて実現できるのだ。
それから日が暮れるまで、俺とあやせは今後の勉強方法について話しあった。
家に帰ると、若干七時を回っていた。
流石に徒歩で往復するのはキツイな。
これからは高校から直であやせの家に行かず、
いったん家に帰ってから、自転車で通うのがベターだろう。
リビングに通じるドアからは、温かい光が漏れていた。
「遅いぞ、京介。
遅れるなら、きちんと連絡を入れろ」
「すんません。忘れてました」
親父殿に頭を下げて、自分の席に座る。
この家では夕方の六時半までに在宅が認められていない、もしくは連絡を入れていなければ、
外食で済ませてくると見なされ、そいつの分のおかずは用意されない仕組みになっている。
つまり夕食に遅れることを伝え忘れ、ノコノコ帰ってきたときは、色彩に欠けた侘びしい食事を余儀なくされるのだが……。
なぜか俺の席には、ほかほかのご飯と味噌汁、その他おかず各種が用意されていた。
おかしくね?いや、みんな平然と飯食ってるけどさ。
「京介、後で桐乃にお礼言いなさいよー?」
ふいにお袋が言った。
「へ?なんで?」
「ちょっと、おひゃあひゃん!?」口にご飯を詰め込んだまま喋る桐乃と、
「桐乃、ものを喋るときは、口の中を空にしてからにしろ」それを窘める親父。
「あたしは京介が外で済ませてくると思って、京介の分は用意するつもりなかったんだけどねえ、
桐乃があんたが外食するなんてあり得ないって、うるさくて。
それもそうだと思って、京介の分も作ることにしたのよ」
結果的にその予想は大当たりで、俺は温かい夕食にありつけるから満足だけどよ……。
ちょっとくらい俺の社交性に賭けてくれてもよくね?
流石に徒歩で往復するのはキツイな。
これからは高校から直であやせの家に行かず、
いったん家に帰ってから、自転車で通うのがベターだろう。
リビングに通じるドアからは、温かい光が漏れていた。
「遅いぞ、京介。
遅れるなら、きちんと連絡を入れろ」
「すんません。忘れてました」
親父殿に頭を下げて、自分の席に座る。
この家では夕方の六時半までに在宅が認められていない、もしくは連絡を入れていなければ、
外食で済ませてくると見なされ、そいつの分のおかずは用意されない仕組みになっている。
つまり夕食に遅れることを伝え忘れ、ノコノコ帰ってきたときは、色彩に欠けた侘びしい食事を余儀なくされるのだが……。
なぜか俺の席には、ほかほかのご飯と味噌汁、その他おかず各種が用意されていた。
おかしくね?いや、みんな平然と飯食ってるけどさ。
「京介、後で桐乃にお礼言いなさいよー?」
ふいにお袋が言った。
「へ?なんで?」
「ちょっと、おひゃあひゃん!?」口にご飯を詰め込んだまま喋る桐乃と、
「桐乃、ものを喋るときは、口の中を空にしてからにしろ」それを窘める親父。
「あたしは京介が外で済ませてくると思って、京介の分は用意するつもりなかったんだけどねえ、
桐乃があんたが外食するなんてあり得ないって、うるさくて。
それもそうだと思って、京介の分も作ることにしたのよ」
結果的にその予想は大当たりで、俺は温かい夕食にありつけるから満足だけどよ……。
ちょっとくらい俺の社交性に賭けてくれてもよくね?
俺は複雑な心境で箸と茶碗を取り――おっと、その前に。
「ありがとな、桐乃」
「別に。材料が余るのが嫌だっただけだし」
「これ、桐乃が作ったのか?」
「お、お母さんが作るのを手伝っただけ!
今日は学校が終わるのが早かったから」
そーいやあやせも似たようなこと言ってたっけな。
つか、お袋の料理手伝ったって、実質お前が作ったようなもんじゃん?
どれどれ。俺は箸をおかずのひとつ――サーモンハラスの和風カルパッチョ風――に伸ばし、賞味する。
「うめえ!」
「馬鹿じゃん?
あたしが作ったんだよ?んなの当たり前でしょ」
チッ。素直じゃねえなあ。
珍しく誉めてやってんだから素直に『ありがとう』とか『嬉しい』とか言えや。
「ありがとな、桐乃」
「別に。材料が余るのが嫌だっただけだし」
「これ、桐乃が作ったのか?」
「お、お母さんが作るのを手伝っただけ!
今日は学校が終わるのが早かったから」
そーいやあやせも似たようなこと言ってたっけな。
つか、お袋の料理手伝ったって、実質お前が作ったようなもんじゃん?
どれどれ。俺は箸をおかずのひとつ――サーモンハラスの和風カルパッチョ風――に伸ばし、賞味する。
「うめえ!」
「馬鹿じゃん?
あたしが作ったんだよ?んなの当たり前でしょ」
チッ。素直じゃねえなあ。
珍しく誉めてやってんだから素直に『ありがとう』とか『嬉しい』とか言えや。
>>269
カニバリズムになるぞ ヤンデレ的に
カニバリズムになるぞ ヤンデレ的に
桐乃は顔を隠すように椀を傾け、ご飯をかきこむと、
「ごちそうさま」
さっさとリビングを出て行った。
ったく。兄貴の立場として、こういうときはなんて言うのが正解なんだろうな?
飯を用意してくれたことに感謝して、料理を食べて、その味を誉めた。
この一連の流れのどこに、桐乃の奴を不機嫌にさせる要因があったんだよ。
もっと語彙を捻った誉め言葉だったらよかったのか?
飯を食い終わり、早めの風呂に入った俺は、
桐乃が風呂から上がったタイミングを見計らって、桐乃の部屋のドアを叩いた。
「いるか?」
「…………」
予兆のない静寂を破り破竹の勢いで開け放たれるドアにはもう慣れたもので、
「何?……シスカリやりにきたの?」
「ちげーよ。つーか俺がここにいるの分かってんのにドアに力こめんなって」
「あんたがそっちから押してくるからでしょ!?」
「お前がいつも俺にぶつける気で開けてくるから警戒してんだよ!」
「……入って」
桐乃の部屋に入ると、改めてあやせの部屋との違いを痛感させられる。
「何の用?」
「桐乃が使ってる数学と理科の教科書を貸してくれないか。
一時間かそこらで返すからさ……、いいだろ?」
「ごちそうさま」
さっさとリビングを出て行った。
ったく。兄貴の立場として、こういうときはなんて言うのが正解なんだろうな?
飯を用意してくれたことに感謝して、料理を食べて、その味を誉めた。
この一連の流れのどこに、桐乃の奴を不機嫌にさせる要因があったんだよ。
もっと語彙を捻った誉め言葉だったらよかったのか?
飯を食い終わり、早めの風呂に入った俺は、
桐乃が風呂から上がったタイミングを見計らって、桐乃の部屋のドアを叩いた。
「いるか?」
「…………」
予兆のない静寂を破り破竹の勢いで開け放たれるドアにはもう慣れたもので、
「何?……シスカリやりにきたの?」
「ちげーよ。つーか俺がここにいるの分かってんのにドアに力こめんなって」
「あんたがそっちから押してくるからでしょ!?」
「お前がいつも俺にぶつける気で開けてくるから警戒してんだよ!」
「……入って」
桐乃の部屋に入ると、改めてあやせの部屋との違いを痛感させられる。
「何の用?」
「桐乃が使ってる数学と理科の教科書を貸してくれないか。
一時間かそこらで返すからさ……、いいだろ?」
「なんで?」
「なんでって……なんだっていいだろ、別に」
「やだ。あんたに貸したら、何されるかわかんないもん。
だってあんた……重度のシスコンだし?」
妹の教科書借りて変態行為に及べたらそいつは相当の上級者だよ!
ちなみに俺はシスコンじゃねえ!
色々と都合がいいからそういうことにしてるだけだ!
「俺が教科書を借りたいのは……その……受験勉強に必要だからだよ」
「自分の教科書見れば?
中学生の教科書見てもしょうがないじゃん。
言ってることの意味わかんないですケド」
「基本的な公理が思い出せなくて、しかもそいつが教科書に載ってなくて困ってんの」
己の舌先三寸に感動したね。
桐乃を騙すことに罪悪感がないでもないが、これもあやせのためだ。
「で、貸してくれるのか?貸してくれないのか?」
「公理忘れるとか、健忘症?
……いいよ。貸してあげる。ちょっとそこに座って待ってて」
桐乃が指さしたのは床でも座布団でもクッションでもない、ベッドの上だった。
一年と半年前に比べりゃ、随分な好待遇だよな。
「なんでって……なんだっていいだろ、別に」
「やだ。あんたに貸したら、何されるかわかんないもん。
だってあんた……重度のシスコンだし?」
妹の教科書借りて変態行為に及べたらそいつは相当の上級者だよ!
ちなみに俺はシスコンじゃねえ!
色々と都合がいいからそういうことにしてるだけだ!
「俺が教科書を借りたいのは……その……受験勉強に必要だからだよ」
「自分の教科書見れば?
中学生の教科書見てもしょうがないじゃん。
言ってることの意味わかんないですケド」
「基本的な公理が思い出せなくて、しかもそいつが教科書に載ってなくて困ってんの」
己の舌先三寸に感動したね。
桐乃を騙すことに罪悪感がないでもないが、これもあやせのためだ。
「で、貸してくれるのか?貸してくれないのか?」
「公理忘れるとか、健忘症?
……いいよ。貸してあげる。ちょっとそこに座って待ってて」
桐乃が指さしたのは床でも座布団でもクッションでもない、ベッドの上だった。
一年と半年前に比べりゃ、随分な好待遇だよな。
寝る
俺の個人的な意向で桐乃の出番が増えるけど
メインはあやせなのであしからず
俺の個人的な意向で桐乃の出番が増えるけど
メインはあやせなのであしからず
>>260
お前北海道か?
お前北海道か?
北海道と本州で夏休みや冬休みの日にちが違うんだよね。
うちの市は、夏休みの二週間前と、夏休みの二週間後は学校が午前中に終わる。
うちの市は、夏休みの二週間前と、夏休みの二週間後は学校が午前中に終わる。
>>280
あー。終了してたのか。
あー。終了してたのか。



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