元スレ五条「ククク… ここが学園都市ですか」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
51 :
このカッコよさでハンバーグ弁当だもんなww
五条さんマジぱねぇ
54 = 4 :
糸が切れた人形の様に倒れ掛かる黒子の体を支え、手近なベンチに横たえ、深く息を吐く。
五条(やれやれ…メガネを割られてしまうとは…オレもまだまだですね)
意識を無くしている黒子に学生服のブレザーをかけてやり、割れたメガネのスペアをかける。
五条(喉が乾きましたね……)
ふと視界の隅に頼りなさげな光を放つ自販機を見つけ、小銭を投げ入れた。
自販機に靴の跡があるが、随分と行儀の悪い輩も居るものだ。
五条(…ガっ!?ガラナ青汁だとッ…!?)
ひとしきりのカルチャーショックを受け終えてベンチに戻ると、黒子はまだすぅすぅと寝息を立てていた。
まるで、先の凛とした表情を張り付かせた風紀委員とは別人の様だ。
五条(ククク…愛らしい……しかし冷えますね……)
眠っている黒子の頬をプニプニとつついてみる。
黒子「うーん……お姉さまぁ……」
五条(……)
55 = 4 :
無言のまま、頬にホットの缶コーヒーを当てる。
黒子「…あぁッ!お姉さま…ようやく……黒子はシアワセですわあぁぁzzz…」
ヒョイとホットのジュースをどけ、アイスの缶コーヒーと置き換える。
黒子「ヒャっ!!」
寝耳に水、とはこの事だろうか。
彼女は大慌てで目を覚まし、辺りをキョロキョロと見回し始めた。
黒子「……あら?わたくしは……確か…ッ!!」
素早くベンチから飛びのき、敵意の満ちた瞳をこちらに向けてきた。
黒子「あなた……どういうおつもりでッ!?」
言いながら鉄棒を手に握る彼女。
五条「ククク…まずは落ち着きなさい…そして寒くなければブレザーを返して下さい…ヒヒヒ…」
57 :
大阪市営地下鉄「ここが学園都市線やな」
58 :
しえんた
60 = 4 :
黒子「……?」
不思議そうな顔をして、自身の肩にかかっているブレザーを見る。
数秒の間の後、慌ててブレザーを脱ぎ、こちらに放って来た。
黒子「……敵意は無いんですの?」
五条「ククク……どうだか…ところで白井さんは、ホットとアイスはどちらで?」
言って、黒子の前に缶コーヒーを二つ差し出した。
------------------
黒子「つまり、五条さんはただわたくしとサッカーをされたかっただけだと?」
五条「クックック…性格にはサッカーバトル、ですが…」
ほう、と白い吐息を一息吐いた後に大声で黒子が捲くし立てる
黒子「ッどぅおーーーーーこの世の中に頬が切れるパスを出されるサッカーがあるんですのおおおおおぅ!?」
五条「クックック…アーハッハッハッハ!あんなものまだ序の口です!」
61 = 48 :
なんつーか普通にすげー面白れぇな
62 :
どうでもいいけど五飛に見えました
63 :
学園都市とか何か知らんが面白い
66 :
かまわん、続けろ
67 :
五条さんて鉄鍋のジャンの五行壊に似てるよね
68 = 53 :
>>65そこはかとなくコナンの毛利小五郎に似てる
69 = 4 :
それから黒子を説き伏せるのはとにかく大変だった。
五条「ククク…実際にあるのですよ……ペンギンやら、ラジコンやら……」
黒子「そんなッ!それはどう考えてもハンドですの!」
五条「ヒヒヒ……ビームですからね、あくまで……」
どれほど時間が経ったろうか。
不意に彼女は時計に目を落とすと慌てて立ち上がり、叫び声を上げた。
黒子「あぁーッ!マズイですわ!門限がッ!?」
五条「ククク……話過ぎたか……アーハッハッハッハ!」
黒子「笑いすぎですわ!申し訳ございません、わたくしはこれでお暇させて頂きますわ!」
五条「オレから逃げるのですか?ブザマですね。ヒヒヒヒ…」
黒子「お言いになりますわね……そうですわ、あなたは監視の必要性がありそうですし…」
70 :
>どう考えてもハンド
まったくだよ
71 :
即興だろうにクオリティ高すぎワロス
72 :
五条さんなら黒子を取られても別にいい
73 :
いいですよ
74 :
五条さんって一年生なのかな
75 :
ずい、と目の前に黒子の携帯電話が差し出される。
黒子「サッカーをされたくなりましたら、呼んで下さいませ!それから、以後は見知らぬ人に唐突にサッカーバトルを仕掛けませぬよう!」
携帯電話を受け取り、ディスプレイに映る番号を自身の携帯電話で打ち、発信をする。
着信を確認してから、黒子に携帯電話を返した。
五条「ククク……努力しましょう……」
黒子「約束をして下さい!それでは……」
次の瞬間には、彼女はもう忽然と姿を消していた。
吹き抜ける風の冷たさが、つい数秒前までの時間を嘘の様に感じさせる。
五条「クッ…クックック…アーハッハッハッハ!!」
自分でもおかしくなり、腹を抱えて笑った。
76 :
支援だぞ、見てるからなっ
77 :
何者だよこいつは
78 :
すごい大物臭がするな
79 = 75 :
五条「サッカー!?オレがサッカーですか!?…アーハッハッハッハ!!」
何故だかは理解出来ないが、サッカーを捨ててここに居る自分も、人を信じやすい風紀委員の少女との出会いも、妙に可笑しくて堪らなかった。
でも、ここは退屈しないで済みそうな場所だ。
何せあんなバケモノじみた少女が居るんだ
。きっとまだまだ楽しい事が沢山あるだろう。
ひとしきり笑った後に、来た道をコンビニへと向けて引き返し始める。
路肩に停まった車のハザードランプのオレンジ色が、妙に暖かく感じた。
……同日・同時刻、とある中学の女子寮……
『…?あれー?黒子なんか嬉しそうじゃん。どうかしたの?』
黒子「んふふ…別に何でもございませんわよ♪」
『電話なんかに向かってニヤニヤして…今日は一段と変ね、アンタ』
黒子「~♪」
-Fin-
80 = 71 :
熱い土日になりそうだ…
82 :
おい
おい
83 = 70 :
五条さんの能力って何だ
精神操作系か?
84 :
ラスト一行が見えない
85 = 81 :
俺ももっと見たいけど携帯じゃさすがに疲れるんだろうな…
87 = 71 :
熱い土日になると思ったら日付変わってすぐに終了だと…
いや面白かったよ
乙
88 :
乙
さあ第二章を書くんだ
89 = 74 :
乙
むしろこれぐらいさっぱり終わらないと引き込まれてしまう
90 :
>>1よ、お前にはおれらを期待させた責任があるんじゃないのかね?ん?
92 = 75 :
もしもしから急ぎで書いたから誤字脱字は見逃して下さいサーセンwww
支援くれた方、本当にありがとうございます
書いてて自分の文章能力の無さに辟易したわ
私的にキリの悪いトコなんだけど、明日朝から仕事なんでお嬢に一票入れて寝ます
もし残ってたらまた続き書き来ますねー
93 :
五条さんの眼の伏線くらいは回収しておくれ。
95 :
すまんがいつ頃帰ってくるか教えてくれ、その方が保守しやすい
96 :
上条+五和=五条さん
97 = 75 :
>>93
投げっぱなし嫌なんでしっかり回収しますwww
>>95
来れるとしたら明日の21時頃になると思います
98 :
五条さんは殲滅眼もちだったのか
化け物め・・・
99 = 71 :
五条『ヒヒッ…幻想ですって?お前が見ているのは現実そのものですよ』
五条『ベクトルなんかじゃ計れませんよ…サッカーはね…』
五条『ククク…お前が天使なら俺はペンギンですかね』
―――狂え、純粋に
五条×学園都市SS製品版
2010年11月20日発売
みんなの評価 : ★
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