元スレ五条「ククク… ここが学園都市ですか」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
651 = 75 :
五条「…ククク……そこですッ!」
手早く眼鏡をかけ、渾身の力で核目掛けてサッカーボールを蹴りつける。
美琴「こんな所で、くよくよしてないで……」
一枚の銀貨が、美琴の指に弾かれ中空を舞う。
美琴「自分で自分に嘘つかないで……!もう一度ッッ……!」
核へと向けて羽ばたく一羽の企鵝の後を追い、強烈な電磁力を纏った美琴の銀貨が飛ぶ。
銀貨は企鵝の体内へと消えると同時に大きく雷光を放ち、一羽の雷鳥の姿を象り化物の体内から核を抉り出し飛翔する。
幾万の鳥がさんざめく様な羽音を出す雷鳥が、核を噛み砕く。
がちぃんと言う音があたりに響き渡ると、一筋の稲光を残し、雷鳥は霧散していた。
雷鳥が羽ばたいた痕を残す化物もまた、次第にその色を黒く染め上げ、光を放ちながら消滅していった。
--------------------------
652 :
出たー五条さんのスーパースキャンだ!
653 :
お姉さま・・・
654 :
サッカー万能説
655 = 514 :
やばいまじでキュン死にしそう
656 = 75 :
美琴「やれやれ……懲りない先生だわ……」
黄昏が降りる中、事後処理を終え白衣の女性がアンチスキルに連行されるのを眺めていた傍らの少女が呟いた。
五条「ククク……少し疲れましたが……楽しかったですよ」
ポンポンと、サッカーウェアの埃を払いながら呟く。
ずきずきと眼窩の奥が痛むが、今はこの充実感の方がウェイトが大きいので、さして気にはならない。
美琴「あぁ、アンタ……しっかりお礼も言ってなかったわね、ありがとう」
言って、第三位の少女が右手を伸ばしてくる。
五条「…ヒヒヒ…こちらも良いものを見せて頂きました…あなたとは、本気でサッカーバトルしたくありませんね……」
右手を取り、返礼する。
『私もまだちゃんとお礼が出来てませんので……その……』
隣に立っていた、花の髪飾りをつけた少女が携帯電話を差し出してきた。
『初春飾利です。後日、ちゃんとお礼をさせてもらえますか?』
五条「グヒヒ……俺は、五条。五条勝です…よろしくお願いしますね…」
表示されている番号をコールする、と、再度視界を塞ぐ別の携帯電話。
五条(……?)
657 = 595 :
やっぱり仲間と協力してのサッカーバトルでこそ
魅力が際立つな 五条さん マジDF
659 = 592 :
今のところ目に付いた五条さんの技は
ペンギンと分身とサーチか?
660 = 590 :
なんかペンギンがプリニーみたいだな
661 = 527 :
光弾を蹴り返したりとかはもう普通なのか・・・・・・
662 = 75 :
携帯電話の先に目線をやると、明後日の方向を眺めながら、美琴が携帯電話を差し出して来ていた。
美琴「まっ……まぁ、こうして会ったのも何かの縁だし…アンタには借りが出来たしね……ペンギンも見たいし……だからその…」
ごにょごにょと何かを呟く美琴を放置し、携帯に表示されている番号をコールし、電話帳への登録を行なう。
五条「…ククク……お・ね・え・さ・まと…ククク…アーッハッハッハ!」
美琴「!?だぁーれがお姉さま『おねえええええさまああああああああ!!』」
唐突に一台のタクシーが滑り込んで来て、そのドアが開くと同時に、どこかで見たツインテールの少女が駆け下り、美琴に空間転送で抱きつき、倒れこむ。
黒子「お姉さまッ!黒子は心配しましたのよッ!心を痛めておりましたのよ!は、御髪に乱れがッ!お肌に無数の擦り傷がッ!どうやら電撃を放つ体力も残っていないご様子!」
呆気に取られてその様を見ていると、突然声のトーンが変わり、馬乗り状態のまま黒子が振り向いた。
黒子「と、初春。先ほど病院から連絡がありましたの。幻想御手の使用者が、次々と意識を取り戻していると」
嬉しそうに、わぁ、と初春は声を上げる。
黒子「貴方のおかげですわよ、初春…と、言うわけでおねえさ…!?」
言い終えて美琴に唇を寄せる黒子と視線が合った。
663 = 538 :
キラースライド
あと初春助けるときに時止めつかったかもしれん
俺ら凡人には時止めなんてつかったかどうかわからんからな…
664 :
もう呼び方お姉さまで確定だなwww
665 :
五条がいいキャラすぎる
666 = 590 :
>>668
さんを付けろよデコ野郎
667 = 75 :
黒子「……五条さん!?」
五条「ククク……」
黒子「あらあらあら五条さん!いらしてましたの!?」
五条「……グヒヒ……オマエが俺にお姉さまを助けてくれといったのでしょう…」
黒子「あら……あらあらあらそうでしたわね!わたくしとした事がついうっかり……」
五条「ククク……構いませんよ……それと…」
黒子「…?」
五条「オマエは……レズビアンだったのですね…ククク…アーッハッハッハ!」
高笑いをあげると、慌てて黒子が美琴から飛びのき、両手をブンブンと振りながら言葉を並べ始める。
黒子「こッ…これは違いますのよッ!その…わたくしにとってお姉さまはお姉さまであり、お姉さま以上の何者でもなく変えがたく…決して邪な、ふしだらな気持ちでは…」
美琴「どう考えてもふしだらだろうがゴルアアアアアアアッッッ!」
さっきまでの戦いが嘘の様に、澄んだ夏の夕空に、笑い声が木霊していた。
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五条(流石に……疲れましたね……)
先の戦闘の影響だろうか、異様にずきずきと痛む頭と身体を引きずりながら、駅の階段を降りる。
駅前のコンビニエンスストアでハンバーグ弁当を購入し、一刻も早く帰宅してゆっくり休養を取ろうと歩を進めていると、違和感に気が付いた。
668 :
まーたハンバーグ弁当食えなさそうな・・・
669 = 611 :
今夜こそハンバーグ弁当が!
670 = 595 :
やったー! 今夜こそハンバーグ弁当だ!
671 :
五条さん他の奴と票、差つきすぎだろ
672 = 633 :
「私の票数は53万です」も現実のものになるのもそう遠くないかもな
673 = 75 :
自分は、確かに駅前の雑踏を歩いていたはずだ。
その割に、いつの間にか辺りから人の気配が消えている。
まるで自分ひとりの世界に迷い込んでしまったかの様な錯覚を覚える。
コンビニの袋を片手に、周囲を伺いながら歩を進める。
幾ばくか歩いたところで、正面の交差点の真ん中に、二つの人影が見えた。
歩み寄りながら、次第に鮮明になるその様子確認をしてみると、一つの人影は四日前に火災現場で顔を合わせた高校生
上条当麻だった。
何があったのだろうか、力なく地面に倒れ付している彼からは意識が感じ取られない。
気絶、しているのだろうか。
彼の傍らに立つもう一つの影に視線を走らせる。
女。
長い黒髪を後頭部で束ね、乳房を覆う最低限の範囲に絞られたTシャツ。
左太ももを大胆に露出させたジーンズをローライズ気味にはき、肩でぜえぜえと息を吐きながら異様に長い刀に体重を預けている。
こちらの気配に気付いた女と、視線がぶつかった。
一瞬驚愕の表情を浮かべる女に、率直な言葉を投げる。
五条「……ククク……痴女ですk」
『七閃ッ!!』
ハンバーグ弁当の入ったビニール袋が、無残に千切れ飛んだ。
-fin-
674 = 668 :
弁当があああああ
675 :
最後の一行が見えない
676 = 590 :
乙
ハンバーグ弁当が・・・・
677 = 595 :
凄いなぁ
両作品の世界観や雰囲気を崩さずこのクオリティ
このスレ開いて大正解だった マジ感謝 次回も期待
あと
友人の変わった性癖すらも
動じず受け入れる五条さん
懐深いマジ大人
678 = 648 :
ハンバーグウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
679 = 633 :
ハンバーグは犠牲になったのだ・・・
681 :
ハンバーグ弁当「解せぬ」
682 = 534 :
ハンバーグ弁当おおおおおおおおお
683 = 611 :
ハンバーグ弁当の恨みは怖いぞ
684 = 527 :
ハンバァアアアアアアアアグ!!!
乙!!第5章も期待してるぜ!!
685 :
乙乙
686 :
忙しすぎるだろ五条さんwwww
687 :
乙
ハンバーグ弁当が食いたくなった
688 = 654 :
ちょっとハンバーグ弁当買ってくるわ
689 = 668 :
>>691
おいまさか五条さんより先に食うつもりか
690 = 514 :
五条さんがハンバーグ弁当食べたら記念にくおうかな
691 = 502 :
五条さんのスケジュールは上条さん並だな
692 = 654 :
>>692
五条さんと一緒に食うに決まってんだろ、言わせんな恥ずかしい
693 = 538 :
ハンバーグの人気に嫉t…はしないな
ハンバーグはおいしいから人気があってあたりまえだからな
つまり人気があるハンバーグ=五条さんということで
五条さんが人気あるのも当然の帰結ということになるな
694 = 681 :
とりあえずハンバーグ弁当買ってきた
695 = 504 :
乙
公式でも五条さんの好物はハンバーグ弁当なのか?
696 = 569 :
やっぱ五条さンは最高だァ
697 = 566 :
ククク…アーッハッハッハ!を見るとリアルに吹き出すんだけどどうしたらいい
698 = 534 :
いつになるかはわからないけどこのスレは五条さんがハンバーグ弁当食って終わりそうだな
699 = 633 :
この五条さんなら一方と仲良くなれるな
700 = 630 :
そろそろ五条さんだけじゃきつくね?
代表から洩れた帝国メンバーとかさ
みんなの評価 : ★
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