元スレストライクウィッチーズ「サイレンが……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
351 = 333 :
08月06日/08時32分49秒 宮藤 芳佳
宮藤「バルクホルンさん……大丈夫かな?」
外から銃声が聞こえるたびに、私は自分の膝を力を入れて抱きかかえる。
怖いのだ。バルクホルンさんがいなくなるのが。
宮藤「どうか……みんな無事で居て……」
だが、その時に物陰から足音を聞いた。
隠れた物陰から除くと、そこには見覚えのある足と靴がある。
宮藤「あれって、シャーリーさん?」
終了条件1:病院からの逃亡
終了条件2:ブレインの撃退
352 :
生き残るのは淫獣かルッキーニか
353 = 262 :
>>352
淫獣でしょ
354 :
宮藤「シャーリーさん?」
何故か足取りが変だと思ったので、恐る恐る後ろから近づいて声をかける。
確かに、後姿はシャーリーさんだ。何も変わってない。
宮藤「シャーリーさん。無事だったんですか?」
そう良いながら、彼女は振り向く。
そしてその姿を見て……
宮藤「いやぁぁぁぁ!」
わたしは悲鳴を上げていた。
シャーリー「みやふじ~、みやふじぃ~」
顔がなかった。変わりにあったのは蜂の巣のようなもの。
すでに人ではなく、屍人と化していた。
355 = 354 :
ちょっと、風呂は行ってくる
356 :
>>355
待ってるぜ
357 :
>>352
まさかその風呂赤い水の風呂じゃないよな?
359 :
ほ
360 :
宮藤「シャーリーさんまで……」
だが、そんな事を行っている暇はない。
彼女の回りを見れば蜘蛛屍人がこちらのほうに向かってきている。
宮藤「と、とりあえず逃げないと……」
そう言って、一目散に他の部屋に逃げ込んで扉の鍵を閉める。
これで、屍人は入ってこれないはずだ。
宮藤「次は……」
どうにかして逃げ道を作らねばならない。
そうすると、逃げ道としては。
宮藤「上しかないよね」
雨に濡れながら、パイプを伝って上の階へと行く。
そして到着した瞬間に、下のドアが開く音がした。
シャーリー「みやふじ~、どぉこぉだぁ~?」
おそらく、シャーリーさんが開けたのだろう。
361 = 360 :
宮藤「このままだとまた見つかるよね」
あがった病室の中を探す。
宮藤「何か役に立つものを……」
そして見つけたのは、ビンと鉄アレイだ。
宮藤「これを使えば……」
わたしは思いついたことを実行に移す。
まずは、ビンをベランダから2階へと落とした。
シャーリー「うぁ?」
そして、視界ジャックをする。すると、シャーリーさんは落ちたビンのほうへ寄ってくる。
つまり、今居る場所が物の落とせる場所という事だ。だから……
宮藤「シャーリーさん……ごめんなさい」
わたしはその上から、鉄アレイを彼女の頭をめがけて投げつけた。
鈍い音が響く。悲鳴が聞こえる。そして、ブレインと蜘蛛屍人は動かなくなった。
―――終了条件達成
363 = 360 :
08月06日/08時13分51秒 坂本 美緒
坂本「これが避難壕か?」
避難壕はすでに変わり果てた姿となっていた。
そのおぞましさには虫唾が走る。
坂本「ペリーヌも撒いたか……」
だが、理由はそれだけではない。死んだはずのペリーヌが化物になって襲ってきた。
しかも、気味の悪い姿だったのを覚えている。
坂本「……諦めてなるものか」
そうすると、ハンマーを握り締める。
そして、ポケットにはうりえんもある。
坂本「わたしは、わたしの役割を果たすだけだ」
終了条件:ルッキーニとの合流
364 = 360 :
坂本「……まずはどこに行けば良い?」
近くに居る者の視界を見る。
この辺には妙な屍人が多い。それらがの視界が頭に流れ込んでくる。
坂本「なるべく、こいつらは……ん?」
だが、その中で一つだけ妙な視界があった。
じっと膝を抱えて泣いている視界。そして、その声を聞くと、正体が分かる。
坂本「ルッキーニ!」
この視界はおそらくルッキーニのものだ。
無事かは知らないが、それでも彼女の場所を把握しなければならない。
視界ジャックで一致する場所を探す。おそらくは……
坂本「塔の裏側か……」
365 = 362 :
求導師さま…
支援
366 = 360 :
一致しそうな場所はそこしかない。
だから、そちら側に足を進めようとするが、その時にわたしの後姿が流れ込んできた。
坂本「この、感覚は……」
後ろを振り返ると化物が居た。
イソギンチャクのような頭を持つ屍人。そしてその正体は。
坂本「やはり追いかけてきたか、ミーナ」
ミーナ「みぃぃおぉぉ!」
坂本「しつこい女は嫌われると、バルクホルンも言っていたぞ」
そう言ってハンマーを握る。周りにはイヌのような屍人が数体いた。だが
坂本「強行突破あるだけだな」
時間がない。そう思ってイヌは無視する。狙うはミーナのみ。
367 :
もっさん・・・死なないでくれ
368 = 360 :
坂本「ぐぅ!」
やはり噛み付かれる。だが、そんなものは無視だ。
痛みなど気合で乗り切れる。だから、わたしは一直線に走った。
坂本「ミーナ!」
ミーナ「ひっ!」
そう叫んで、わたしはハンマーを振り下ろす。
嫌な音と共に、ミーナが地面へと倒れこんだ。
坂本「どうやら、ミーナを倒すと犬も動かなくなるみたいだな」
周りを見れば、犬屍人も彼女が倒れると同時に動かなくなっている。
坂本「こうしている場合ではないか……」
傷が痛むが、ルッキーニを助けるのには支障はない。
369 = 360 :
坂本「ルッキーニ!」
塔の裏手を探す。
まるで民家がいくつも積み重なったような佇まいだ。
坂本「一体何が?」
そして、彼女の視界と一致する場所を探す。
ほんの小さな一室。その視界が一致する場所に。
ルッキーニ「シャーリー……シャーリー……」
坂本「ルッキーニ!」
その少女はいた。
―――終了条件達成
370 = 357 :
>>1
つ 美耶子の血
371 = 360 :
残り予定。
トゥルーデ、エーリカ それぞれ2回
ルッキーニ 2回
もっさん 2回
芳佳 3回
ぐらいを予定。
373 = 360 :
08月06日/10時10分32秒 ゲルトルート=バルクホルン
ゲルト「……この異変……どうすればいい?」
塔を見ながらそう思う。
この異変をどうすれば解決できるのか? それが分からない。
ゲルト「くそっ、考えがまとまらない」
何故か、頭がくらくらする。血を流しすぎたのか?
だが、そんな疑問もすぐに消えてしまった。自分の背後に気配を感じたから。
ゲルト「あ……ああああ!」
エーリカ「トゥルーデ!」
そこに、化物がいた。
終了条件2:エーリカ=ハルトマンの「殺害」
374 = 357 :
ゲルトぉぉぉぉぉぉ
375 :
皆死んでいく
376 = 360 :
目の前に居たのは、ハルトマンのようなものだった。
だが、その顔は化物の顔というのにふさわしい。
ゲルト「く、来るな!」
エーリカ「トゥルーデ。おちついてね?」
落ち着いてなど居られない。
だから、先手必勝だった。
エーリカ「あぐぅ!」
ゲルト「死ねぇ! 化物!」
彼女の元に駆け寄って首を絞める。こんな化物がわたしの前に現れるなど許せなかった。
ハルトマンはよき友人であり、よき親友だ。だから許せない。
エーリカ「とゥ……あぐぅ……」
ハルトマンがわたしに拳銃を向ける。一瞬撃たれると思ったが。
エーリカ「あっ……」
彼女のポケットから落ちた写真を見ると、引き金はいくらたっても引かれない。
377 = 360 :
その写真は、皆で撮った思い出の写真だ。私とハルトマンも写っている
ゲルト「それを見て、哀愁でも沸いたのか?化物め」
エーリカ「うぐぅ!」
ハルトマンが私を腕を振り解く。
だが、その瞬間に……彼女の拳銃が落ちた。
ゲルト「終わりだ!」
それを拾い上げ、彼女の胸に向かって引き金を引いた。
乾いた音が鳴り、私の腕に……
……温かい「血」が降りかかった。
―――終了条件達成
378 :
エーリカェ…
379 = 372 :
エーリカ・・・
380 = 357 :
ハルトマンがぁぁぁぁ
381 :
エーリカマジ哀れ
382 = 360 :
08月06日/10時10分21秒 エーリカ=ハルトマン
エーリカ「あ、あれ?」
目が覚めると、私は変な気分だった。
まだ、胸が痛い。でも、助かったのだろうか?
エーリカ「死んじゃったと思ったんだけどな。ラッキーかな?」
鏡を見ても自分の体に異常はない。別に化物になったでもない。
そういえば、リーネが言っていたのを聞いたっけ。
エーリカ「まだ、私は化物にはなってないのかな。個人差があるって聞いたし」
そう言うと、血溜まりとなった水溜まりから体を起こす。まだ胸が痛い。
でも、傷はふさがってるようだ。
エーリカ「でも、泣き言を言ってらんないよね」
化物になる前に、異変を止める。それが基本だ。
エーリカ「その為にトゥルーデを探さないと」
383 = 360 :
そう自分を奮い立たせると、手元の拳銃を確認する。
うん、弾は入っている。
エーリカ「あとは、トゥルーデを追いかけて……」
視界をジャックして探せば一発で分かる。
そして、場所が分かると駆けていった。
だから、後姿を見かけたときは凄く嬉しかった。
エーリカ「おっ、居たいた」
そうして、後ろから近づくと、彼女がおびえたように振り替える。
どうしたんだろう?何故か、彼女の顔色が悪い。
ゲルト「あ……ああああ!」
エーリカ「トゥルーデ!」
ゲルト「く、来るなっ!」
385 :
二人は気になるがそれ以上に>>1の名前欄が怖い
386 = 360 :
おびえたように、化物を見たように私を見る。
エーリカ「トゥルーデ! 落ち着いて!」
そうして、彼女を落ち着かせようとするが……
エーリカ「私だ……あぐぅ!」
ゲルト「死ねぇ! 化物!」
その瞬間に首を掴まれる。苦しい。本気であたしのことを殺しに掛かっている。
どうして? もしかして、わたしのことが化物にでも見えてるの?
エーリカ(どうして……)
その時に私は気付いた。彼女の腕に切り傷がある事。
そして、それが「深いにも関わらず、治りかけている事」に。
エーリカ(まさか……)
387 = 385 :
エーリカも自分が化け物になっていたのに気付かなかったのか……
388 = 372 :
エーリカはまだ化け物になってないんじゃない?
389 = 385 :
ライフルの傷治ってるし、なりかけじゃないの?
390 = 385 :
ってか、リーネの対戦車ライフルなんて食らったなら、上半身無くなっててもおかしくないがな
391 = 360 :
リーネの言葉を思い出す。
傷から赤い水が入れば屍人になる。そして、個人差がある事。
エーリカ(つまり、トゥルーデは……)
侵食が始まってしまった。そして後戻りも出来ない事が。
なら、せめてあたしの手でとどめを刺そうと、拳銃に指をかける。
エーリカ「とぅ……あぐっ……」
さよならも言えない。でも、もう良いかもしれない。
そう思って下を見ると、
……そこにはあたしとトゥルーデの思い出があった。
それは引き金を引く事を躊躇わせて……
振りほどくと、ドンという音がした。
392 = 357 :
リーネはこれだと普通のライフルだぜ
393 = 385 :
>>391
マジかよ……
じゃあエーリカの傷はなぜ治ったんだ?
雨にも降られたはず
抗体でも持ってたのか
394 = 360 :
自分に血がトゥルーデにかかったのが分かった。
最悪だ。せっかく拾った命なのに……
エーリカ「今度はさっきより痛いや」
今度こそ、死んじゃう。せっかくふさがった傷も広がった。
しかも、今度は内臓まで傷ついたのかな?
口の中から血が出てくる。
トゥルーデを見る。彼女はあたしから逃げ出していた。
エーリカ「トゥルーデ……ごめん。助けられなかった」
今度こそ死ぬ。そして化け物になる。
ただ、一つ願うなら……
エーリカ「もう一回チャンスがあるなら、絶対助けるよ。トゥルーデ」
そう言うと、私はまた目を閉じた。
395 = 385 :
ハルトマン……
397 = 360 :
つー訳で、寝るわ。
ちなみに、ライフル弾で胸を貫通したよ。ただ、貫通弾だったし内蔵も無事だったから助かった
……と本人は分析してる。
でも、今度こそゲルトに撃たれたと。しかも、助からないと。
ちなみに、ゲルトは半分くらい屍人化してる。
普通の人間が化け物に見える程度には……
次はもっさんか……胸が苦しい
398 = 372 :
ちがうエーリカだ
エーリカアアアア…
399 = 372 :
お疲れ様
400 = 357 :
多聞の立場だったからやっぱりゲルトは半屍人だったのか...
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