元スレ幼馴染「アンタとは絶対付き合わない」
SS覧 / PC版 / みんなの評価 : ★★★×4
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201 = 70 :
朝からカチャカチャ音がする。
台所にあいつがいた。
男「立てるのか！？」
幼馴染「んーん」
なんだ椅子に座って…何してるんだ？
作業を覗き混む。
クリーム色のペーストがボウルの中で踊っていた。
幼馴染「今日はバレンタインでしょ？」
男「そっか…」
ボウルにチョコが足された。生地の色ががたちまちのうちに変化した。
202 = 70 :
生地が出来上がったら、形を作る
幼馴染「クッキー作るの。あー、ジャマしないでよぉ」
男「俺だって作りたいの」
型に嵌めて形を作るのは、一見粘土遊びと変わらなかった。しかし、これが口の中に入るのだ。楽しかった。
わざと変な形を作ったりもした。
203 = 139 :
セックスは？
狂ったように交尾しろよ
204 = 194 :
>>203ガン末期でそれはキツイでしょ・・・
206 :
ヒロなら・・・ヒロならやってくれる
207 = 158 :
>>205
俺はそういうの好きだわwwww
208 = 70 :
焼き上がった
幼馴染「この形にしたのアンタでしょ、バーカ」
男「不器用で悪かったですねー」
幼馴染「小学生のときの自由研究の貯金箱さえまともな形じゃなかったもんね」
男「うるせー」
幼馴染「あははっ」
焼き立てのクッキーがこんなに美味しいとは思わなかった。
幼馴染「バレンタイン…私…最後のバレンタイン…上手くいった？」
最後とか…そんなこと言うなよ…。
次の日、こいつは病院に搬送されることになる
209 = 73 :
そろそろ終わるか
212 :
早く寝かせて
213 = 70 :
病院
医師「もう、明日には…」
うん、知ってる。覚悟はできてるんだ。でも涙がとまらない。あんた医者だろ？涙止めてくれよ。
車椅子に載った、幼馴染が笑っていた。
医師「このまま死因をガンとするか…尊厳死を選ぶかの判断ですが…」
尊厳…『死』……？
恐怖が戻ってきた。覚悟はできてた筈なのに。
214 = 70 :
あいつは尊厳死を選んだ。明日の朝らしい。
ならば夜から朝まで話をしよう。最後の最後まで楽しもう。
幼馴染「男がいなかった最初の高校２年間は、楽しくなかったな」
男「またお世辞を言いおって」
男「そういえば、ご両親は？」
幼馴染「向こうで、別れを済ましたの…。悪いことしたなぁ…」
そっか…全部、俺に会うために…
幼馴染「泣くなよーｗまだ話し始めたところでしょ？」
男「うるせーバカヤロー」
他愛のない話のネタは尽きる様子がなかった
215 :
え？なにこの展開！？
冗談だろ！
やめてくれよ・・
216 = 139 :
いくらなんでも両親くるだろ
217 = 70 :
『コンコン』
ドアがノックされた。
医者が、薬品の瓶と、注射器を持っていた。
医師「時間です…もう…思い残すことは…ないですか？」
幼馴染「沢山あります」
幼馴染「男ともっと一緒にいたい」
幼馴染「８０まで生きたい」
幼馴染「男…」
幼馴染「でも、もう…私は構いません。」
医師「貴方は？」
なんで俺に聞くんだよ。
簡単に『ありません』というとでも思ってんのか？
俺に聞くなよ…
幼馴染「泣いちゃダーメッ」
うるせーよ
219 = 70 :
注射器の針が見えなくなっていく
次に、中の液体が見る見る減っていった
幼馴染「男…」
手が持ち上がった
掴んだ
手…足…痙攣してる…薬が効いてる…
いやだ！！
薬とかガンなんかに持っていかれたくない！！
男「やだよ…やっぱり無理だよ！！」
幼馴染「男…泣いちゃ…だめ……」
何笑ってんだよ…何笑ってんだよ…こっちは真剣なんだぞ？
幼馴染の手足の震えが
幼馴染「男…大好き…」
止まった
220 = 196 :
ああああああああああああ
221 = 70 :
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
222 = 81 :
うわあああああああああああん
223 = 185 :
尊厳死って延命措置をとらないだけじゃなくて安楽死も可能なの？
224 = 206 :
↓がメガザル
226 = 194 :
おい
227 = 81 :
目が猿！！
228 = 70 :
後悔しています。
あの子の気持ちに気付いてやれなかったこと。
後悔しています。
初めはあの子の泣き声に関心をもたなかったこと。
後悔しています。
最後に男友と女友を呼ばなかったこと
後悔しています。
最後の言葉に、応えることができなかったこと
後悔していません
あの子に…出会えたこと
FIN
230 = 114 :
うわああああああああああ
231 = 158 :
ザ
233 = 139 :
キ
234 = 194 :
>>288
あとがき～
235 = 81 :
悲しい話だったけど、そうやって人間成長していくんだよな
俺も友達とか家族とかもっと大切にしよ
236 = 212 :
結局鬱展開かよ
237 = 158 :
いち乙
久々に徹夜でss読んだわ
楽しませてもらった
238 = 70 :
あとがき
読み返せばスイーツ（笑）もびっくりドンキーなSSだな
派生あれば書きたいけど、休憩が欲しいな
239 :
ちょうど月も沈む頃か。 乙
240 = 130 :
乙
起きてて正解だった
241 :
携帯小説ってこんな感じなんだろうなぁー
242 = 81 :
ケータイでよく頑張ったな
で、これ実話なの？考えたの？
243 :
エロを期待して開いたらこの有様だよ
でもよかったからいいや
245 :
たまにはこんなスイーツ()物語もいいものだと思いました
246 :
こんな恋空もどきをいいとかいえるやつってDQNとかスイーツとかわんねーな
247 :
エロはいらない
ちょっと雷に撃たれてくる
248 = 245 :
続きはあると信じていいんだな？
もう練るけど
250 :
大層乙であった
みんなの評価 : ★★★×4
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