元スレ美琴「あんたのこと嫌い」 上条「なん……だと…?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
151 :
お隣さんは助けてくれないんだろうか
152 :
と、油断させて抱きつきそげぶ
153 :
ほす
154 :
イ呆 守
156 = 137 :
へたれ条さん
157 :
総合的に佐天さんっていったところまだ否定してなくね
158 :
早く殴れよ御坂もう手遅れだろ
159 :
ヤンデレだから細けぇこたぁいいんだよ!!
160 = 92 :
この美琴最高だな
163 = 158 :
ばばあしね
164 = 92 :
>>161
調教されたいんだよ
165 :
なんとなくカオス
167 :
あのさ
右手にふれられてたら能力発動しないんじゃないの?
なんで右手で触れてるのに電流流そうとしてるの?
169 = 91 :
少し書き溜めたので投下する。
171 = 91 :
>>143
「ああ。本当だ」
「嘘ばっかり。さっきは佐天さんが本命だって言っててじゃない」
「ふ…あれはイタリア風のジョークだ。お前は常盤台のお嬢様。
そしてレベル5の超能力者だ。おまけに器量もいい。
おれがおまえに惚れないわけないだろう?」
「……でも」
「美琴。好きだ」 ←イケメンAA
「……」
その後5分ほど沈黙が続いた。
抱擁した姿勢のまま、美琴は言葉を発しようとしない。
172 = 91 :
(まずい……ものすごく気まずい雰囲気じゃないか。やはり駄目なのか?)
上条が背中に嫌な汗を流しながら別の作戦を考えようとしたが、
「とうま。信じていいの?」
「…!」
ようやく聞けた美琴の言葉。
上条が即答する。
「もちろんだ。俺にはおまえだけだ。俺に以外におまえを
幸せにできる奴なんていないよ」
「……」
「改めてもう一度言わせてもらうぞ。美琴。愛してる」
次の瞬間、美琴の瞳から涙が零れ落ちた。
「…………とうま……。私もとうまのこと…大好き…」
美琴はぎゅっと力を込めて当麻に抱きつく。
173 :
御坂マジキモイ。死ね
174 = 91 :
「と……とうまぁ……とうまぁ……う……ひぐっ……」
嗚咽交じりで彼の名前を呼び続ける美琴。
当麻から告白されるのは始めてだった。
今までツンツンしていたせいで気持ちを伝えられなかったことも
重なり、この喜びは大きかった。
「いい子だな。美琴……」
当麻は慈悲深い顔で美琴の頭を撫でていた。
(ふふふ……くくく……)
だが次第にその表情が変貌していき、口元を醜悪にゆがめる。
(思い通り…!!)
この抱き合った姿勢なら、悪に染まった顔を見られなくて
すむので幸運だった。
176 = 91 :
その後、美琴が泣き止むまで待ち、遅くなる前に帰らせた。
夜はインデックスと二人きりである。
美琴による武力侵略を受けた上条家において、二人の仲はますます深まっていた。
卑劣極まる悪の制裁と暴力により、死と隣り合わせの生活をしていた
上条達は、いつのまにかお互いを意識するようになっていた。
今では一つのベッドを共有している。
「とうまぁ!」
インデックスが上条の腕の中で丸くなる。
「とうまの腕の中ってとってもあったかいんだよ?」
まるで猫のように目を細めて甘えている。
「失語症も治ったし、これからはいつでもとうまとお話できるんだよ?」
177 = 91 :
「ああ。ただし美琴にばれないようにしないとな」
「うん。大好きだよとうま」
インデックスは目を閉じて上条に顔を近づけた。
「ん…」
上条の嬉々としてそれを受け入れる。
言うまでも無くこの行為は、美琴に対する裏切りである。
美琴に発覚すれば即抹殺されるに違いないが、それでも
二人は、一緒にいられる時間を大切にしたかった。
「とうまぁ。私にも好きって言って」
キスを中断したインデックスが求める。
「大好きだよ。インデックス。ちなみにこれは嘘じゃない」
「うれしい……すごくうれしいんだよ」
178 = 173 :
汚沢と御坂ざまあwww
179 = 91 :
ちゅ
「んんn」
ちゅー ちゅば ちゅば
インデックスと情熱的に舌を絡める。
「大好きだよとうまぁ」
禁書が失語症になって以来、上条はいつも以上に優しくなった。
禁書は、それが上条から向けられる愛情なのだと思っていた。
こんな出来損ないの自分でも面倒を見てくれる彼のことが大好きだった。
病気が治ったら、いつか上条に恩返ししたいと考えていた。
ちなみに、美琴に対して嫉妬心は全く無い。
上条が美琴に向けている感情が偽りであることに気がついているからだ。
同時にそれは、自分が上条に愛されているという自信の表れだった。
(とうまは私だけを見てくれてるんだよ…)
180 = 91 :
禁書はキスに夢中になっていた。
電気を消しているので彼の顔は見えないが、きっといつもの
ように優しく微笑んでくれているのだと思っていた。
(ふふふふ)
上条は心の中で笑っていた。
禁書目録の可愛い声を聞くだけであそこがうずいて仕方が無かった。
あの甘い声で自分の名前を連呼して甘えてくる。
これこそが上条の望んだ日常だった。不幸体質の彼は、
家の外では散々な目に会ってきた。特にビリビリ中学生の
ヤンデレ化による圧政をしかれ、せっかく仲良くなった佐天さんと
初春さんと疎遠になってしまったのは許しがたいことだった。
「インデックス…」
つぶやきながらインデックスの髪の毛を触る。
細くて柔らかい彼女の髪は触り心地が最高だった。
軽く掴んだそれに鼻を近づけるとシャンプーの匂いが漂った。
181 :
いいね
182 = 91 :
そんな彼のストレスを解消してくれるのが、インデックスだった。
確かに、傍若無人な彼女の振る舞いに苛立つ日もあったが、
それでも女の子と同棲生活は楽しかった。
おいしい料理を作れば褒めてくれるし、何より寂しさを紛らわせてくれる。
高校生の身で女の子一人を養うのは大変だと最初は思っていたが、
今では彼女無しの生活など考えられなかった。
なぜなら
「あぁ はぁああ……やああ……ああん……」
「痛いか? インデックス」
「だいじょうぶ……だよ……もっと……強く突いて……」
インデックスが四つんばいになって彼のモノを受けいれていた。
上条は彼女の腰を掴みながらピストン運動に励む。
「ああ んあああ はあああ ああああん いいいよおおお!!」
「ふふふ。可愛いなぁインデックスは」
183 = 99 :
御坂は知的障害だから死ね
184 = 91 :
「もう……イキソウだよ……」
「ああ。だけどもう少し我慢してくれ…」
行為の最中なのに、上条は妙に冷静だった。
実を言うと、上条はインデックスのことをそれほど
好きではなかった。大切な存在であるのは確かだが、
美琴に言ったとおり、それは恋愛対象としてのそれではなかった。
上条が好きなのは……
「インデックス。俺にも好きって言ってくれ」
事後。上条がそばで寝ている禁書を揺する。
「ん……」
心地よ眠りから覚まされた禁書が寝ぼけながら応じる。
「なぁに、とうま?」
「おまえは俺のこと好きだよな?」
185 = 152 :
「そんな事あるわけ無いんだよ」クスクスクス…
186 = 91 :
「うん。とうまのこと、だぁいすきだよ」
まるで脳みそがとろけてしまいそうな声で言う。
上条は興奮し、
(……うぉ!! すごい破壊力!)
心中で暴走したが、現実では
シマウマモードになるのを何とか我慢していた。
「そうか。安心したよ。聞きたかったのはそれだけだ。
おやすみ。インデックス」
「ふぁあい。おやすみぃ」
インデックスは上条の腕の中ですやすやと眠った。
つまり一言で言うと、彼はインデックスの『声』を愛していた。
187 = 91 :
週末。
上条は公園で待ち合わせをしていた。
「ち…!」
携帯を見ながら思わず舌打ちをする。
画面には以下の内容が表示されていた。
『電話帳、登録件数 1件 御坂美琴』
以前登録されていた友人達のアドレスは全て消されてしまった。
美琴の嫉妬深さにより、上条と仲良くしている人間は全て罰せられるのだ。
それは携帯に登録されているデータとて例外ではない。
(ったく、佐天さんと初春さんの番号まで消しやがって。
こんな生活がいつまでも続くと思うなよ。いつか復讐してやる)
闘志を燃やす上条。
188 = 153 :
インデックスちゃん天使すぎわろた
189 = 91 :
そこへ美琴が駆けて来た。
「当麻。遅くなってごめんね。待った?」
「いや大丈夫だよ」
「そっかぁ。それじゃ映画見に行こうか」
「おう」
テンプレート的な会話を経て、二人は劇場に足を運ぶ。
そこは以前、上条が佐天さん達と一緒に訪れた場所だ。
そのことを知った美琴は激怒したが、上条になんとかなだめられた。
そして美琴は佐天さん達に対抗するため、ここを選んだのだ。
190 = 181 :
美琴クズ過ぎワロタ
191 :
自分だけの現実とかただの現実逃避www
192 = 91 :
「……」
真剣に映画を見ている美琴だが、隣に座っている上条には
どこが楽しいのかさっぱり分からない。
上映しているのは『ゲコ太戦隊・ゲコレンジャー』という戦隊ものの
映画で、どう見ても対象年齢が幼稚園程度のものだ。
「美琴。おまえ。本当にゲコ太が好きなんだな」
「う、うん。だってゲコ太は私のアイドルなんだもん。この年で
こんな子供っぽい映画を見るのは変だとは思うけど…
それでも好きなものは好きなの!」
子供っぽく頬を膨らませる美琴は可愛らしかった。
(やはりこいつは腐っても美少女だ…)
上条は映画よりも美琴を観察していた。
館内特有の暗がりの中で、上条は八神月の顔をしながら考えた。
193 = 91 :
(美琴とはいつかは縁を切るつもりだが、その前に少し
仲良くするのも悪くは無いか…何せお嬢様だからな)
美琴に愛を伝えて以来、彼女の雰囲気は変わった。
ヤンデレであることには変わりないが、以前のように
他人に暴力を振るうことは無くなり、上条に従順になった。
「美琴」
「ひゃ!?」
上条は美琴の肩を抱き寄せた。
「動くなよ」
「な…ナニをするのいきなり! ん……」
それは強引な口付けだった。
194 :
もう佐天と初春出ねえんですか
195 = 91 :
「ちょ、ちょっと…」
嫌がる美琴が口を離す。涙目になりながら、
「こんなことろで、そういうことするのは良くないよ…。
どうしてもしたいなら映画が終ってからしよ?」
「うるせえよ」
「…え?」
美琴は呆然とした。あの優しい上条にこんなに怖い目で
睨まれるとは思わなかったからだ。
「おい。美琴」
「は、はい……」
「俺、もう帰るわ」
上条が冷たく言って席を立ち上がった。
196 = 91 :
美琴は悲痛の叫びをあげる。
「ま、待って!! どこ行くの!」
「帰るんだよ。もうおまえといても楽しくないからな。
おまえは俺よりゲコ太の方が好きなんだろ?」
「そんなことないよ!! 私は当麻のことが一番好き!
お願いだから行かないで」
「……」
美琴は無言で佇む上条の足にすがり付いていた。
「ねえ。お願い。私、当麻がいないと寂しくて死んじゃうの。
お願いだから一緒にいてよ…」
美琴はうるうるした瞳で上目遣いで見上げてくる。
(ほう。これはなかなか…)
上条が冷たく接したのはもちろんわざとだ。美琴のヤンデレ属性が
どれほど変化したのかを確認したのだ。
197 = 91 :
あの告白以来、上条は意図的に美琴といる時間を増やした。
美琴を上条依存症にするためだ。最初のうちは美琴のわがままを
なんでも聞いてやり、信用させる。そして仲良くなった所で、
一気に絶望に落とすことによって不安にさせる。
「と、当麻。どうして黙ってるの? もしかして怒ってる……?」
美琴は今にも泣きそうだ。
まるで先生に叱られる子供のような顔で震えている。
(……計画通り)
上条が八神のセリフを模倣する。
思惑通り、美琴は上条に依存するようになった。
彼女にとって上条に嫌われることは死に等しい苦痛だ。
「美琴。今のは冗談だ。不安にさせてごめんな?
仲直りしよう」
作り物の笑顔で美琴を抱きしめる。
198 :
ゲス条の予感
199 = 91 :
その温もりを感じた瞬間、
「あ……」
美琴の顔が弛緩し、もう何も考えられなくなってしまう。
「俺がおまえのこと嫌いになるわけないだろ?
大好きだよ。美琴」
「うん。うれしいよぉ。当麻ぁ」
映画などそっちのけで、二人は熱いキスを交す。
みんなの評価 : ★★★×5
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