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    元スレ美琴「あんたのこと嫌い」 上条「なん……だと…?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - とある魔術の禁書目録 ×2+ - 美琴百合 + - angelbeats + - po + - S + - SMプレイ + - WORKlNG!! + - けいおん! + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    601 :

    ■■

    602 :

    シマウマに死を!!!

    603 = 574 :


    (……!? ……? ……!?)

    上条は頭の中に多数の疑問を抱きながら、教室を観察した。


    部屋中の机の配置が変わっており、上条が座らされたのは中央のイス。

    その両サイドには弁護側・検察側の机が用意されている。

    弁護側に座っているのは一方通行と打ち止め。
    検察側は青髪ピアスとステイル。

    後方の傍聴席には姫神や小萌教諭、クラスメイトらが着席してる。
    今日は授業を放棄したのだ。



    用談だが、明らかに部外者や前科者がいるように
    見えるだろうが、それについてはあえてスルーしてもらいたい。

    また、裁判の描写にも多数の矛盾や筆者の知識不足を露呈
    するかもしれないが、これも容赦していただきたい。

    605 = 574 :


    「上条被告は不特定多数の女子生徒たちをたぶらかしたとされている」

    土御門が得意げに話す。

    「被告人は少なくとも御坂美琴氏、白井黒子氏、禁書目録氏や
     他多数の女子生徒とイチャイチャしておきながら、
     その中の誰と付き合うこともなく、さらに交友関係を広げている。
     これは不健全、不自然な現象であり、意図的に女心を
     もてあそんでいたのではないかとされている」


    ここで一方通行が手を上げる

    「意義あり!」

    「弁護人の発言を認めます」 と裁判官の土御門。


    「はい」

    一方氏は猫背のまま立ち上がり、反論を始める。

    606 = 574 :


    「まず前提として、上条氏は極めて鈍感であり、正義感が強い。
     彼は人助けを日常的に行ってフラグを立て続けている。
     例えば彼が助けた女子生徒が、それをきっかけに恋に
     落ちるとしたら、それは自然の流れである。不健全ではない」


    ここでステイルが手をあげる。「意義あり」 

    「許可します」 と裁判官。


    「はい」

    厳かに立ち上がるロリコンの脱獄犯。

    「一方通行氏の発言どおり、確かに上条氏は日常的にフラグを
     立て続けてる。しかし、仮にそれらの女性生徒から言い寄られた
     としても、懇意にしている女性の存在を示せば済む話である。
     それをしないのは、彼が意図的にハーレムを作ろうとしているから、
     と考えれば説明はつく」

    607 :

    ステイル帰れよwwww

    608 = 592 :

    一通さんシマ条さんの弁護ですかwwww

    609 = 574 :


    このタイミングで土御門裁判官が質問する。

    「検察側は彼が鈍感であり、正義感が強いことは認めますか?」

    「はい。それは認めます」

    検察官のステイルと青ピは共に異論なし。


    次に魅惑の幼女・打ち止めが挙手して発言許可をもらった。

    裁判なので真面目な口調だ。

    「上条氏は非常に多くの女性から、ほぼ同時期に好意を向けられている。
     みな容姿端麗な若い女性ばかりであり、その中から特定の一人を
     選ぶのは困難である。彼は心が揺れ動く思春期の学生だからだ」

    610 = 574 :


    打ち止めちゃんはここで一息入れて発言を続ける。

    「参考として、彼に好意をもったとされている女性を列挙したい。
     禁書目録氏、御坂美琴氏、白井黒子氏、佐天涙子氏、初春飾利氏、
     常磐台中の生徒A氏、B氏、C氏、D氏。客観的に見てももかなりの数である」


    「意義あり」 と控えめに手を上げる無駄にイケメンのステイル。なぜか顔が赤い。


    つっちーから許可を貰ってさっそく発言。

    「特定の一人を選ぶのは難しいかもしれないが、その曖昧な態度が裏目に
     でた事例がある。御坂氏は以前から上条氏に強い好意を抱いていたが、
     異常な鈍感さによって気づいてもらえず、性格が豹変した。最終的に、
     彼女は暴行や脅迫などの手段で上条氏と強引に交際を迫った」


    衝撃の事実に、場がしんと静まる。

    「……!」

    傍聴側の姫神さんが固唾を呑んで裁判の行方を見守っている。

    それは他の生徒達も同様だった。

    611 :

    さるよけ④

    612 = 574 :


    ステイルは発言を続ける。

    「その御坂氏の凶暴性を体験した証人として佐天涙子氏をお呼びしている。
     裁判官、入室の許可を」

    「いいでしょう」

    金髪のグラサンがうなずく。


    佐天さんは緊張しながら入室してきた。発言を始める。

    「○月×日、○○レストランにて上条さんと友人の初春の三人で
     食事をしている時でした。突然乱入してきた御坂さんに脅されました。
     彼女は目が血走っていて、レールガンが発射されるあと一歩のところで
     上条さんに助けられました」

    「具体的に、御坂さんに何と脅されましたか?」

    ステイルが質問する。

    そして佐天さんが答える。

    613 = 592 :

    なんという建前だらけのステイルの異議なんだww

    614 = 574 :


    「今すぐ私の当麻から離れなさい。三秒あげるわ、と言って
     レールガンのコインを発射するそぶりを見せていました。
     一歩間違えれば命を落としていたと思います」

    「分かりました」


    と言ってステイルが話のまとめにかかる。


    「以上の内容は、御坂氏が上条氏を思うばかりに生じた奇行である。
     仮に上条氏が早期に御坂氏と交際するか、そうでないにしても
     気持ちをはっきりと伝えて断っていば、この事態は未然に防げたといえる!」

    616 = 574 :


    その発言を聞いた一方通行が 「異議あり!!」 と大きな声で手を上げる。

    「検察側では御坂氏の奇行が上条氏の鈍感さが原因だとしているが、
     これは明らかな誤謬である。御坂氏がツンデレであるのは周知の
     事実だが、彼に気持ちを伝えられないばかりか、幾度となく勝負をしかけている」 


    ここで一呼吸入れてから続ける。


    「また、御坂氏はその勝負の際に公共施設や電化製品に被害を及ぼしており、
     普段から○○公園の自動販売機に蹴りを入れるなどの素行の悪さが目立つ。
     これらには複数の目撃者がいる。したがって、彼女は潜在的に
     犯罪に手を染める可能性のある人間だったと考えることが出来る」

    一方氏の発言はまだ終らない。

    「それを裏付けるように、御坂氏はヤンデレ化して上条氏の住んでいる寮に
     おしかけ、氏の同居人の禁書目録氏を虐待し、失語症にさせたとされている。
     常磐台女子寮のルームメイト・白井氏に対しても電気ショックを与えるなどの
     拷問を実施しており、御坂氏が異常者なのは疑いの余地がない」

    617 :

    身も蓋もねーな

    618 :

    なんで全部バレてんだよw

    619 = 574 :


    長いセリフだったが、一方通行氏は噛むことなく言い切ることが出来た。

    小さくガッツポーズする一方さんだったが、周囲は騒然としていた。


    「うぅ……ぐすっ……ひどすぎるわ……
     どうしてそんな酷いことができるの……」

    傍聴席に座っている姫神がハンカチで涙を拭いていた。
    心優しい彼女は、親しくしていた禁書が虐待されたと死って心を痛めたのだ。


    「なんて奴だ…」 「レールガンはキチガイだ…」 「僕も叩かれたいんだお」
      
    姫神の近くに座っているクラスメイト達(1名以外)もどよめいていた。
    それだけ美琴の異常性が際立ったのだ。


    一方通行の陳述は確かな効力を発揮していた。

    _____________________________________________

    裁判の途中で恐縮だが、午後の投下はここまで。規制が怖いしね
    書き溜め作業に戻るから、また夜に会いましょう。

    620 = 587 :



    待っているんだよ

    621 = 592 :

    一時休廷か
    wktkして待ってる

    623 = 575 :

    キチガイ御坂に裁きを!!

    624 :

    美琴の評価だだ下がり

    625 :

    俺と結婚の刑で許してやろう

    626 :

    美琴マジキチwwwwwww
    たしかにツンデレじゃなくて暴力女だよなアイツ

    627 :

    そもそもカミジョーさんにレールガンやるとか
    マジで人殺しレベルだしな
    幻想殺しが発動しなかったり上手く消せなかったら余裕で死亡確定だろ・・

    628 :

    そもそも奴は風紀委員だ

    629 :

    毎度思うが、超電磁砲や砂鉄の剣が上条さんに通用してたらどうしたのか知りたい

    630 = 628 :

    お刺身かな

    633 = 589 :

    ホッシュ

    637 = 574 :

    >>619から続くよ。裁判編です。保守ありがとね。

    _______________________________________________________________

    これで観客たちの心情を上条側優位に
    させることができたと思われたが…


    「異議あり!」

    今まで沈黙を保っていた検察官・青髪ピアスだった。

    悪友の裁判官から発言許可をもらう。

    「御坂氏の異常性について異論はない。だがそれはあくまで一例である。
     上条氏が意図的にハーレムを作りだしていることの否定にはならない。
     ここで例をあげよう。上条氏は数日前から白井氏と懇意の関係になった。
     スーパーで夕食の食材を買っている彼らを見たと証言するものは多い」

    青ピは身振り手振りを加えながら話し続ける。

    「その関係にありながら、先日、上条氏は昼下がりの○○公園で御坂氏と
     接吻を交わしていた。そしてその場に白井氏が訪れて御坂氏と激しい
     口論となった。にもかかわらず上条氏は悪びれるそぶりを見せないばかり
     か、常磐台の女子中学生らと喫茶店に行ったとされている。
     なお、この事例の目撃者は通行人や店員など多数である」

    639 = 574 :


    青ピは気分が乗ってきて興奮し、
    傍聴席側の方を向きながら大声で話し始める。

    「そもそも、彼は禁書目録氏という同居人がいながら、
     御坂氏や白井氏と不健全な関係をもったことに注目してもらいたい! 
     打ち止め氏の言うとおり、確かに誰か一人を選ぶのは大変だろうが、
     悩む時間は充分にあたったと考えられる。それにもかかわらず…」

    青ピはオーケストラの指揮者のように両手を広げて陳述を続行する。

    「今現在も特定の恋人を作ろうとせず、ハーレム状態を維持している!
     ちなみに、公園で御坂氏が接吻した際、以前のような脅迫は
     一切用いず、自然な会話の中から生まれたとされている!
     証人の入室の許可を…」

    すぐに土御門が許可を出したので、初春飾利が入室した。

    「昨日、上条さんが公園のベンチでうなだれていました。
     そこへ現れた御坂さんは上条さんを励ますようなことを
     口走った後、抱きしめてキスしてました」

    640 :

    あえて聞こう
    ハーレムを作って何が悪い

    641 = 626 :

    モテないブサの妬みだからな
    作れるものなら誰でも作りたいにきまってんだろ

    643 = 574 :


    さらに続ける。

    「上条さん達は少なくとも7、8分ぐらいは抱き合っていました。
    上条さんは嫌がるそぶりを全く見せず、御坂さんの胸に顔を
     埋めて喜んでいました。そこに脅迫や暴力は一切存在しませんでした」

    初春の発言はここまで。 

    青ピが引き継ぐ。

    「証拠品もある。通りすがりの中学生が撮影したものだが、
     確かに上条氏と御坂氏が抱き合っている写真だ」


    その写真がプロジェクターの大画面に映し出される。


    「まじかよ……」 「何て節操のない奴だ…」 「あれがシマウマか…」

    一同はまた騒然とし始める。

    傍聴側のクラスメイトらは青髪ピアスの陳述に動揺しているのだ。

    645 = 574 :


    青ピは彼らの反応に満足しつつ、さらに熱を入れて発言する。

    「浮気行為は罪であり、多くの人を不幸にさせる!
     まともな人間であるならば、最低限の秩序は守ってしかるべきである。
     だが、上条氏は稀代の女垂らしであり、これからも多くの女性を
     巻き込み続けるだろう!」


    青ピがデスノートの夜神月(最終話)のような顔で必死に叫ぶ。


    「想像してみてください! 小学校を卒業したばかりの
     女の子が、上条氏の餌食になる姿を!! 純真で初心なその子たちが
     彼のハーレム目的のために騙され、欺かれる姿を!! 
     本日証人として参加していただいた二人の女性も該当するのですよ!!」


    熱い発言を終えた青ピは肩で息をしており、たしかな充実感を得ていた。

    ほどよい汗をかいており、スポーツのあとのようだった。

    646 = 574 :


    ピアスをつけた検察官の発言内容は、
    野球でいえば逆転満塁ホームラン級の勢いがあった。



    「上条君……最低だわ……!」

    吐き捨てるように言うのは姫神。彼女とて恋する乙女。
    上条の卑劣さに憤慨するのも無理はない。


    「最低なシマウマだな…」 「奴は逮捕された方がいいんじゃないか」

    「これほどの悪党はみたことがない」 「美琴タンにビンタされたいお」


    クラスメイト達も怒りを隠せない(1名以外)

    教室中が凄まじくどよめき、異様な空間となってしまった。

    648 :

    弁護側の証人として美琴、黒子、白い大食い、モブ女4人を召喚!

    649 = 574 :


    「もう……やめろよ」

    発言したのは上条被告だった。



    「!?」  「!!」  「…!?」  「な!?」

    裁判官を含めた全員がそちらに注目する。



    「もうたくさんだ!! そんなに俺を悪者にしたいのかよ!!」

    上条は悪態をついた後、

    「うわああああああああああああああああああああああああああああ!!」

    奇声を上げながら脱走してしまった。

    シマウマらしい素晴らしい疾走であり、背後からステイル達が
    追いかけるが距離は開くばかりで、上条はまんまと逃げ切った。

    650 :

    さるよけ支援


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