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    元スレ美琴「あんたのこと嫌い」 上条「なん……だと…?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - とある魔術の禁書目録 ×2+ - 美琴百合 + - angelbeats + - po + - S + - SMプレイ + - WORKlNG!! + - けいおん! + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 = 315 :


    「よしよし! 分かったよ。ここは間を取って皆で買い物に行こうじゃないか!! 
     それなら平和ですむ。うん。そうしよう」

    シマウマのような顔をしている彼だが、基本的には平和主義者だ。

    やむをえない事態には武力を振るうが、犠牲が出ない方法が
    あるのならそれに越したことは無い。


    「仕方ありませんね。当麻様がそうおっしゃるのでしたら…」

    「さすが当麻ね。話が分かるわ」

    唇を尖らす黒子と、上機嫌な美琴が対照的だった。

    352 = 315 :


    ちなみに、なぜここに美琴がいるのかというと、話は数日前にさかのぼる。
    監禁されていた美琴は見回りに来た寮監に発見され、拘束を解かれた。

    そして『過激なSMプレイは教育に悪いからほどほどにするように』と
    なぜか美琴が説教を喰らうことになった。さらに食堂の清掃を命じられ、
    泣きながらそれをやり通したわけだが、美琴の内面で何かが目覚めようとしていた。


    掃除を終えると、美琴はある種の悟りを開いた。


    黒子に虐待され、数日間に及ぶ断食と拷問を経て、
    頭の中がすっきりしてしまった。つまり今まで持っていた邪な考えが
    消えうせ、真人間に生まれ変わろうとしていた。


    過去、天邪鬼な性格が災いして上条につらく接してしまったが、
    今では自分の素直な気持ちを伝えること出来る。もう二度と
    あの時の過ちは犯さないと誓った。


    そして冒頭の自販のシーンへと進むわけである。

    353 = 334 :

    ふむ

    354 = 315 :


    一同はショッピングモールの洋服売り場に来ていた。


    「このお洋服はわたしに似合いますでしょうか。当麻様」

    試着室でノンスリーブのワンピースを着た黒子。
    シックなデザインが彼女の雰囲気にマッチしている。
    細い手足がすらりと伸びて健康的だ。

    上条を熱っぽい目で見ながら問いかけていた。


    「ああ…いいな。清楚な感じで白井にすごく似合ってるんじゃないか」

    上条は顔を赤くしながらそう答えた。
    女の子の服選びをするのは初めてだったので緊張していた。


    「うふふ。遠慮なく黒子と呼んで下さいまし。
     お姉さまには下の名前で呼んでらっしゃるのに……」

    黒子がそう言って微笑むが、なぜか上条の背筋が凍った。

    355 :

    追い付いた、いいよこの展開
    美琴が次第にイライラして「こんなの性に合わねえ!!」的な展開希望

    356 :

    >>355
    ちょっと黙って

    357 :

    菩薩な御坂もありだな

    358 :

    支援
    SSスレで要望とか予想とかする奴は死んでくれ

    360 :

    ほっしゅ

    361 = 315 :

    バイバイさるさん喰らってた。歯がゆい。もう一度再開。
    また規制されたら待たせてしまうが、スマン。 

    _______________________________________________

    「とうまぁ! こっちで私と一緒にパジャマを選んでよ」

    数メートル離れたところから美琴の声。

    「おう」

    上条はそちらへ近寄る。

    「このパジャマのデザイン、どうかな。子供っぽくないよね?」

    「うん。割とシンプルな感じだし、悪くないかな」

    「うふふ。そっかぁ。それじゃあ試着してくるから待っててね」

    嬉々として試着室へ消える美琴。

    362 = 315 :


    まもなくしてカーテンを開き、パジャマ姿の美琴が

    「どうかな…? 似合ってる?」

    夏物のパジャマを身に着けた美琴が恥ずかしそうに足をもじもじさせていた。

    薄い生地が彼女の身体のラインを強調させ
    て妙に色っぽく、またゲコ太のような
    子供っぽいプリントは一切存在しないその柄に上条は……


    (ふぉおお……ふぅう。俺は人間だ)


    シマウマキャンセラー(略してシマキャン)を発動させて落ち着く。


    「なんていうか。美琴らしくて素敵だと思う。
     俺はそのパジャマ、好きだよ」

    「本当? うれしいわ。これ買うことにするわね」

    363 = 357 :

    さるよけ

    364 = 315 :


    レジに足を運ぶ美琴だが、上条とすれ違う際に耳元でそっと…


    「私のパジャマ姿を見て興奮したでしょ?
     黒子に飽きたら、いつでも私に乗り換えてね」


    人を惑わすようなことをつぶやくのだった…。


    そして華麗にウインクして上条の視界から去っていく。


    (あれが本当に御坂美琴なのか……?
     やばい…マジで惚れそうなんだけど…)

    上条は口を開けて立ち尽くした。


    そんな感じで二人の淑女に連れまわされ、
    モール内のあちこちを回った上条である。

    やがてお昼時になったのでレストラン街へ足を運ぶ。

    365 = 315 :


    訪れたのは安価なファミリーレストランだ。
    ドリンクバー付きのイタリアンレストランのチェーン店。


    「三名様でよろしいですか?」

    ウエイトレスに四人用のテーブルへ案内された。

    上条の対面に黒子と美琴が座る。


    すると、さっそく口論が始まった。先端を切るのは黒子。



    「お姉さまがこんなに執念深いとは知りませんでしたわ」

    「……なんのことかな?」

    「当麻様に対してです。実質的にあたなは一度振られたような
     ものでしょうに。なぜまだ付きまとうのです?」

    366 :

    お待たせしました
    書き終わり次第読みますので保守の方お願いします

    367 = 315 :

    振られた、という単語に美琴の眉がわずかに動く。

    「本当にそうかしら? まだ当麻の口から直接聞いてないから
     分からないな。人の感情って揺れ動くものよ。まして私達は
     まだ学生だしね。たった一日夕飯を共にしただけじゃ
     すぐ飽きられるんじゃない?」


    黒子が涼しい顔で冷水を飲んだ後、会話の応酬が開始される。

    「付き合った時間はともかく、人付き合いをするには礼節が必要ですの。
     当麻様の家にいらっしゃるあの可愛らしい居候さんは、私のことを
     とても気に入ってくれましたのよ。もっとも、禁書さんが
     お姉さまに対してどうゆう感情を抱いているかは知りませんけど…」

    「聞いた話によると、昨晩はずいぶん高いご馳走を振舞ったそうじゃない。
     強引に恩の押し売りをするのが礼節といえるのかしら?
     そんなのお金にモノをいわせればどうにでもなるじゃない」

    「お姉さまがどこでその情報を仕入れたのかはあえて聞かないで
     おきますね。…確かに私は多額の出費をしましたが、
     暴力で人の心を支配するよりはずっとましだと思いますよ」


    ここで両者は無言になり、場の空気が凍りつく。

    368 = 315 :


    「ふうん。言ってくれるわね?」

    「お姉さまこそ」


    わずかな沈黙をはさみ、どちらからともなく笑い始める。


    「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

    「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」



    ファミレスは魔界化した。


    (ちょっと、なにこれええ!?)

    上条は先生に説教をされている生徒のように
    うつむき、縮こまるしかなかった。

    369 = 355 :

    しえん

    370 = 315 :


    「お待たせいたしました」

    ここでウエイトレスが恭しく料理を配膳する。
    注文したメニューがすぐにやってきたのは
    客足が少ないので店が暇だからだ。


    「ご、ごゆっくりどうぞ」

    従業員は怖気づいたのか、ご注文は以上でよろしいでしょうか、
    というお決まりのセリフすら省いて逃げるように去ってしまった。


    「当麻。私のドリアを食べてみない?」

    と美琴の声。


    (ほら! やっぱりこのパターンだ!)

    予感が的中した上条の背中に冷や汗が流れた。

    371 :

    関係ないけど、黒子の体内直接テレポートって一方通行さん倒せるんじゃね?

    372 = 315 :


    美琴は上条の返事を待たずにドリアをすくい、
    スプーンを差し出してくる。


    「当麻様。こっちのピラフはいかがですか?」

    同じように黒子のスプーンも伸ばされる。

    二人のお嬢様はテーブルから身を乗り出して当麻に決断を迫っていた。



    (はい……どっちを選んでも死亡フラグの完成です!)

    上条は今にも泣きたかった。

    例えるなら、怒れる二人の淑女と一匹の哀れなシマウマの図である。

    彼は、『誰もが望むハッピーエンド』を望む症候群に罹っている男だ。
    二者択一のこの状況ほど悲しいものはない。

    373 = 315 :


    「お姉さま。あなたがしつこいから当麻が困ってますわよ」

    「黒子こそ。私に対抗してるのが見え見えじゃない?」


    シマ条の眼前の二人は火花を散らしている。

    「おーい! それなら両方交互に食べるってことでどうだ!?
     それなら文句無いだろ?」

    「……」


    上条の提案に不満そうな二人だったが、最終的には納得してくれた。

    緊張感のある食事は異常に長く感じられた。

    レストランを出た後も色々な場所を訪れたが、
    そのたびに美琴と黒子は言い争いをしていたので
    上条の神経が極限まですり減らされた。

    二人はまるで噴火寸前の火山のようだった。

    __________________________________________________

    ふぅ。とりあえずここまで。また書き溜め作業に戻るぞ。
    物語的には黒子をプッシュしたいと思ってる。

    374 :

    3Pでいいよ
    誰もが望むハッピーエンドにしようぜ

    375 = 357 :

    とりあえず3Pすればいいんじゃね
    「どっちの膣が気持ちいいかで決めようぜ!!」とか言えばOKだろ

    376 = 355 :

    続きが楽しみだぜ

    377 :

    インなんとかさんの漁夫の利コースもありだな

    378 :

    黒子がシマ条さんに執着する理由がイマイチわからん
    復讐・・・なのか・・・?

    379 = 25 :

    美琴ちゃんうふふルートで

    382 :

    とにかく美琴ざまぁwwwwwwwwがしたい

    384 :

    美琴かわいいから美琴で
    禁書は頃して

    392 :

    インデックスはどうした・・・

    394 :

    インなんとかさんはいらない子

    395 = 315 :

    みんな保守ありがとう。ちょこっと再開。>>373から

    _______________________________________________


    そして日が暮れて開放され、上条は家に帰った。

    「ただいま。インデックス」

    「…」

    だが、いつもの返事は帰ってこなかった。


    「あ、寝ていたのか」

    禁書目録はベッドの上ですやすやと眠っていた。

    無防備な顔で寝息を立てているその姿は、
    健全な男子高校生の性欲を刺激する。

    (っふぉお。っと、俺は人間…)

    即シマキャン発動である。

    398 :

    遅かったじゃないか・・・

    399 = 315 :

    上条は座禅を組んで10分ほど瞑想した後、
    昨日買ってきた食材で適当な料理を作って禁書に振舞った。



    日付が変わって翌日。


    「ふぁああ。だり」

    朝のホームルーム前の時間。
    上条は机の上でだらけていた。

    昨日は休日だというのに精神的に疲れ果ててしまった。


    「カミやん。また女の子とフラグを立てたのかにゃー?
     女関係で苦労してそうな顔しるぜよ」

    金髪のグラサン野郎が適確な指摘をしてくる。

    400 = 315 :


    「土御門。誰に聞いたのか知らねえけど、
     複数の女の子に迫られるのは楽じゃないぞ?」


    ここで青ピ登場。

    「はは。カミやんは無意識のうちに女の子と仲良くなるから
     罪なんやで。最近では常磐台の生徒さんの一部がカミやんの
     ファンになってるって噂やん。腹が立つからいっぺん死んでみては?」

    「それこそ悪い冗談だ。俺がお嬢様たちに好かれるわけないだろ」

    「そうかなぁ? 昨日、中学生二人と楽しそうにショッピングしてる
     カミやんを見た人がおるんやけど」

    「……たぶん気のせいだよ。別人だ」


    上条は適当に誤魔化した。


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