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    元スレ唯「だいじょうぶ、あずにゃんのこと好きじゃないよ」

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    51 = 1 :

    廊下

    「梓が私たちに知らないで欲しいって言うなら、私たちは知らないで良いことだよな」

    「え?」

    「いいや、梓にもプライベートはあるよなって話だ、他意はない」

    「あ、は、はい、そうですね」

    「疲れたり、きつかったりしたらいつでも言ってくれ」

    「律先輩や唯先輩に練習してくださいって言って欲しいです」

    「あはは、そうだったな」

    「文化祭まであんまり時間内ですから……」

    「……文化祭まで……なのか?」

    「え? 何がですか?」

    「ううん、なんでも」

    52 = 1 :

    内→無い

    「あ、あずにゃんと澪ちゃん戻ってきた!」

    「ごめん、ちょっと遅くなったな」

    「ご不浄で何してたんでしゅかー?」

    「顔を洗いに行ってたって言ってるだろ!」

    「さ、練習しましょう!」

    「うえー、昨日から練習してばっかりだよー」

    「ばっつげーむ♪ ばっつげーむ♪」

    「あーん、あずにゃんのばかー!」

    「どうして私が怒られてるんですか!?」

    54 = 1 :

    「ふう、まともに練習できたな、音がだんだんと揃ってた気がするよ」

    「集中できた気がするな、うん」

    「魂が……抜けちゃう……」

    「すーぅ、すーぅ!」

    「何してるんですか?」

    「唯ちゃんの魂を吸い込んであげようと思って」

    「それでどうするんですか」

    「口移しで……」

    「元気いっぱい絶好調だよ!」

    「ふふ、それじゃあお夕飯の準備にしましょうか」

    55 = 50 :

    ムギもかわいいのぅ

    56 = 1 :



    「そういえば、花火があったな」

    「ああ、何かたくさんあったな、あれここにあったやつなのか?」

    「ううん、今日用意したのよ」

    「(いつの間に!?)」

    「じゃあ、これを食べ終わったら花火大会だね!」

    「ん、じゃあ私は一度部屋に戻りますね」

    「いいじゃんいいじゃん、花火しようよ!」

    「一度戻るだけですって」

    「そうだぞ唯、少しの間だけじゃないか」

    「ぶーぶー、あずにゃんが戻ってくるまでに先に始めちゃうからね」

    「唯ちゃんはお片付けが先ね」

    「頼んだぞー」

    「罰ゲームが本当に罰になってる!?」

    57 = 1 :

    夜・外

    「結局私が最後に到着しちゃった……」

    「唯先輩遅いですよ、もう、花火しちゃってますから」

    「あーん、私も混ぜてよー」

    「ほら、唯の分だよ」

    「ありがと澪ちゃーん!」

    「私に感謝の言葉がないな!」

    「えーい、りっちゃんには花火ーム!」

    「くぉー! やったなー!」

    「花火を人に向けちゃいけません!」

    58 = 1 :

    「最後の締めは線香花火だな」

    「ああ」

    「ねえねえ知ってる? 線香花火が落ちるまでに願い事を三回言うと願いが叶うんだって」

    「え? そんなのだっけ?」

    「ようし、じゃあやってみようぜ!」

    「そうですね」

    「あずにゃんは何をお願いするの?」

    「……唯先輩がまともに演奏できるようになりますようにって」

    「酷いよ! 私だって少しは上手になったでしょ!」

    「少しだけですね、まだまだです」

    「うえーん、りっちゃーん」

    「唯が上手にならないと困っちゃうー」

    「りっちゃんは仲間だと信じてたのに!?」

    59 = 1 :

    「綺麗ですね、線香花火」

    「……」

    「澪ちゃん、泣いてる?」

    「え!?」

    「どうしたー? 怖いのかー?」

    「いや、な、なんていうかさ、線香花火って儚いだろ、か、感情移入しちゃってさ」

    「分かる分かる」

    「そうかなー?」

    「唯にもそういう日本人の情緒が早く分かると良いのにな」

    「さっきからりっちゃんが私に辛辣だよ……」

    「ふふ、そうね」

    「でも、受験生で線香花火って縁起悪いですね」

    「……落ちるの!?」

    60 = 1 :

    二学期

    「ふぁー、ムギちゃんのお菓子が恋しいよー」

    「唯ちゃんちゃんと練習はしてた?」

    「どぼじて、ムギちゃんは憂に私を練習させるように言ったのぉ!」

    「ふふ、唯ちゃんもしっかりしないとね」

    「そうだぞー、ほら見ろ唯!」

    「わ、りっちゃん手がぼろぼろ!」

    「ドラムの練習しすぎてシャーペンを持つことすらままならない!」

    「受験勉強もしろ!」

    「そういう澪ちゃんも目にクマができてるし、ペンだこみたいなのできてるよ」

    「ああ、実は歌詞をたくさん書いてきてな」

    「そうだねー、文化祭では最後のライブだもんね、気合いも入るよ!」

    61 = 1 :

    「そういえば今日あずにゃんはお休みなんだって」

    「そ、そうか、せっかく部活開始なのにな」

    「あ、そう、だな」

    「うー、みんなあずにゃんに甘いよー、ここは練習するように言わないと」

    「え? あ、うん、ま、そう、かもな?」

    「ああ! うん、梓もきっとわ、分かってるって」

    「合宿の疲れが出たのよ」

    「せっかく上手になった私を見せられると思ったのに!」

    62 = 29 :

    唯が空気読まなそうで怖い

    63 :

    この唯はでいぶ

    64 = 1 :

    一週間後!
    平沢家夕食。

    「あずにゃんまだお休みなの?」

    「うん、心配だよ」

    「人にあんなに練習練習って言ってるのに、もう、怒っちゃうよ!」

    「身体の調子が悪いんだから仕方ないよ」

    「よし、じゃあ明日襲撃しちゃう!」

    「お、お見舞い?」

    「しゅうげき!」

    「そ、そう、明日はお休みだからね……」

    65 :

    この唯はツンデレだな

    66 :

    やっと追いついた、作者ガンガレ!

    67 = 4 :

    たまにはツンデレ唯もいいものだ

    68 = 66 :

    関係ない話だけど、作者のIDの上二文字がGJだなw

    69 = 1 :

    翌日
    日曜日、午前。

    「じゃあ、行ってくるよ!」

    「うん、お姉ちゃんだいじょうぶ?」

    「あずにゃんの家に行ってまず、練習してくださいって言います!」

    「梓ちゃんによろしくね」

    「憂のケーキを食べてから帰ります!」

    「(素直じゃないなあ……)」

    「ふっふっふ、私の受けた苦しみを倍返しするんだ!」

    70 :

    百合期待して今から読み始める

    71 = 17 :

    梓の家に行っちゃダメだ、と言いたくなる

    72 = 1 :

    梓の家

    「あれ? あずにゃん? どこに行くんだろ?」

    「あ、タクシーに乗っちゃう!」

    「……むー」

    「でもなんだか元気ないっぽい……って事は……」

    「……わかんないや、帰ろうかなあ……」

    「その前にムギちゃんに電話してみよう」

    「……もしもしムギちゃん、緊急事態なんだよ!」

    『え?』

    「あずにゃんが大変なの!」

    『それ、詳しく教えて、唯ちゃん今どこにいるの?』

    「あずにゃんの家の前!」

    『わかった、すぐに行くわね!』

    「……あ、切れちゃった」

    73 :

    唯梓くるか

    74 = 66 :

    微かにwktk

    75 = 17 :

    すんドメ思い出した

    76 = 1 :

    「わっ!」

    「唯ちゃん! 梓ちゃんが、梓ちゃんが大変って?」

    「そ、そうなの! タクシーに乗ってどこかに行っちゃったの!」

    「……え?」

    「せっかく私があずにゃんの家に行って、練習しなきゃダメって言おうとしたのに、どこかに行っちゃうなんてずるいよ!」

    「あ、そ、そう……はぁー」

    「ムギちゃん?」

    「今日のところは帰りましょう? 送るわね」

    「わーい!」

    「(ん……憂ちゃんにも伝えるべきかしら……でも……)」

    77 = 22 :

    梓……

    78 = 1 :

    翌日・学校

    「っていうわけなんだよ」

    「そ、それで梓は?」

    「わかんない、すぐに帰っちゃったし」

    「う、憂ちゃんは何か言ってなかったか?」

    「そういえば昨日の夜はすごく元気がなかったなー」

    「そ、そっか」

    「朝もね、ごはんがべちょべちょだったんだよ!」

    「あ、うん」

    「朝食はほとんど食べられなかったし、お昼も購買を利用しなきゃいけないんだよ……」

    「そ、そりゃ残念だったな」

    「……」

    79 = 1 :

    一年・教室

    「あ、梓ちゃん!」

    「梓!」

    「あれ、どうしたのふたりとも?」

    「え? あ、そ、え、あ、うん」

    「どうしたって、一週間も休んだらフツー心配するでしょ」

    「あ、そ、そっか、そうだね?」

    「もしかして、ズル休み?」

    「ま、まさかー」

    「怪しいなあ……」

    「……」

    80 :

    「梓ちゃん」

    「んー?」

    「私は梓ちゃんの味方だからね」

    「私が敵みたいじゃん!」

    「純はもういいよ」

    「いいの!?」

    「そうだ、今日学校に来ましたってメールを送ったら、きっと心配してるって思うから」

    「あ、そうだね」

    「うおう、スルー体制!?」

    81 = 80 :

    >>学年を間違えてた。梓たちは二年生。
    三年教室

    「あ、あずにゃんからメールだ」

    「何!」

    「ななななななな、なんて書いてあるんだ!」

    「みんな落ち着いて」

    「今日から練習に参加します、よろしくお願いします。だって!」

    「梓登校してきたのか」

    「はぁー」

    「さすがに少し息が詰まっちゃったわね」

    「私も一週間くらい休んだことあるよー、食中毒でさー……って、あれ?」

    82 = 80 :

    放課後・部室

    「あずにゃん!」

    「は、はい!」

    「あずにゃんの実力を見せてもらうよ!」

    「え、え?」

    「唯は夏休み中ずっとギターの練習してたらしいんだ……勉強そっちのけで」

    「そしてここ一週間授業中寝てばっか」

    「……唯先輩、卒業が危うくなりますよ」

    「そんなことはどうでもいいんだよ! さああずにゃん、ムッたんとの絆を見せてもらうからね!」

    「……は、はあ……」

    83 = 80 :

    「んまーい!」

    「は、はあ……あ、ありがとうございます?」

    「特に大丈夫みたいだな?」

    「はい、寝てばかりいたせいかちょっと体力は落ちましたが」

    「ふふふ、私は寝ていたから充電は完了してるんだよ、さああずにゃん! 私の実力を見せてあげる!」

    「大丈夫か梓、病み上がりなんだから無理はするなよ」

    「お茶飲む?」

    「ほらほら、立ってないで座って座って」

    「……疎外感!?」

    84 :

    話がよくわからない
    漫画でいうと引きのコマがなくて全体像が見えない感じ

    85 = 80 :

    「あ、でも本当にお上手になりましたね……」

    「ああ、梓に聞かせるまで弾かないとかいうから、本当は上手になってないのかと思ったけど」

    「だが、私のパワーアップは唯どころじゃないぜ!」

    「経歴的には唯以上でないと困るけどな……」

    「ふっふっふ、見せてもらおうじゃない、りっちゃんの実力というものを……!」

    「みんなで練習するんだよ!」

    「気合いが入るわね!」

    「私も一生懸命やります!」

    86 :

    なんか、梓よりもさっきから扱いの悪い唯が可哀想に思えてくる…

    87 :

    唯梓かと思ったけどそんなこともなく終わりそうだな
    ちょい残念

    88 = 80 :

    「なんか、抜群の連帯感だったね!」

    「あー、何か驚くな」

    「自分の実力以上のものを発揮できた気がするよ」

    「これなら文化祭も大丈夫だね!」

    「調子に乗るな!」

    「……そうですよ、文化祭まではまだ時間があるんだからしっかりしないと」

    「あずにゃんふらふらしてるよー? だいじょうぶー?」

    「病み上がりだからな、大丈夫か梓」

    「少し疲れましたね、ちょっと、座らせてく……」

    「梓ちゃん!?」

    「あずにゃん!」

    「わ、わ、わ、あ、梓ぁ!」

    「ムギ、救急車!」

    「う、うん」

    89 = 80 :

    「救急車?」

    「澪、梓をどこか安定しているところに……唯!」

    「え? なに?」

    「保健室から毛布でもとりあえず人を寝させることができるもの持ってきて!」

    「……あ、うん」

    「律、足の方を持ってくれ」

    「唯、はやく!」

    「……? うん、ちょっと待っててね!」

    「すぐに来てくれるみたい、大丈夫よ梓ちゃん……お願いだから頑張って」

    90 :

    最初とつながってないのは何故?
    書いてる人別人なの?

    91 :

    え?つながってるだろ

    92 = 80 :

    「唯? どうしたのそんなに急いで」

    「あ、和ちゃん、あずにゃんが倒れちゃって」

    「それで唯は、何をしに?」

    「うん、とりあえず人を寝かせられるものを持って来てって」

    「ん……それじゃあお願い、私は部室に行くから」

    「え? 生徒会は?」

    「私の想像だけど、そんなことはどうでも良さそうだわ、唯も急いで!」

    「う、うん……」

    93 :

    唯の除け者感が凄まじい

    94 = 80 :

    「律!」

    「ゆ……って、和、どうした?」

    「中野さんの体調は?」

    「え、と」

    「救急車を呼んだわ」

    「そう、先生方には知らせた?」

    「あ……」

    「それじゃあ私が話を通すわ、邪魔したわね」

    「……どういうこと?」

    「た、確かに急に学校に救急車が来ても困るよなってことじゃないか?」

    「……」

    95 = 80 :

    部室!

    「はあはあ……も、持ってきた!」

    「そ、そっか」

    「すまん唯、ちょっと遅かった」

    「梓ちゃんが運ばれていったの、見なかった?」

    「保健室が開いてなくて、鍵を借りて、はぁ……そんな余裕なかったよぉ」

    「あー、ん、まあ、結果オーライ?」

    「かもな」

    「唯ちゃん、よく聞いて欲しいんだけど」

    「んー?」

    「実は梓ちゃん、食中毒でね?」

    「ほへ!?」

    「急にお腹痛くしちゃって、でも救急隊員の人が言うにはすぐに治るって」

    「そうなんだー」

    96 = 87 :

    >>1は唯をどうしたいんだ

    97 :

    いくらなんでも唯の扱いが…
    流石にのけ者にしすぎだし皆がここまで慌ててたら気付くだろ

    98 = 80 :

    「(いいのか……?)」

    「(梓ちゃんの願いを叶えるためだもの)」

    「(だけど、知らないっていうのも辛いだろ)」

    「(梓ちゃんは唯ちゃんにだけは知られたくない、そう思ってるはずだから)」

    「どうしたのー?」

    「い、いやー、れ、練習どうしようかなーって」

    「私も話に参加させてよー」

    「……あ、ああ、これから練習どうする?」

    「え、私が決めて良いの?」

    「これからティータイム禁止な」

    「ふぉー!?」

    「文化祭のライブ、絶対成功させる、そして、受験にも受かる! だろ、唯」

    「でも、お菓子食べないと力でないよ……」

    99 = 80 :

    「梓はお菓子食べられないんだぞ、それを先輩の唯が食べてていいのか?」

    「うー……そ、そうだねー」

    「というわけで今は勉強するために解散、いいな!」

    「一緒に帰りましょう唯ちゃん」

    「え?」

    「さ、帰りましょう、ね?」

    「(んー、なんだか強引なような気がするよ……)」

    100 = 80 :

    帰り道

    「ねえ、唯ちゃん」

    「なあに?」

    「梓ちゃん、元気になると良いわね」

    「お腹痛いんだよね?」

    「……ねえ、唯ちゃん」

    「なあにー?」

    「梓ちゃんのこと、今も苦手?」

    「練習練習っていうのはねー、今も苦手かなー、でも、身体がそんなに強くないのに頑張ってるところとか、すごいなって思うよ」

    「これは本来、私からいうべきじゃないと思うんだけど」

    「?」

    「梓ちゃんは元々、この高校を受験するつもりじゃなかったって知ってた?」

    「初めて聞いたよー」


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