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元スレ憂「家出します」
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家(を)出します、かと思ったって書こうとして
唯が家出して聡の扱いを決定づけたSS思い出した
唯が家出して聡の扱いを決定づけたSS思い出した
唯が和の家に泊まってて普段より楽しそうにしているのを見て涙目になる憂
律「ちょっと散らかってるけど、まぁ気にしないで!」
憂「いえ、大丈夫です」
律先輩の部屋は確かに少しばかり散らかっていた。
けど、部屋そのものは女の子らしかった。
律さんの性格から考えると、少し意外な感じもした。
律「さて、と。それじゃさっそく」
憂「?」
律「頼むっ!勉強教えてくれっ!」
憂「へ?」
憂「いえ、大丈夫です」
律先輩の部屋は確かに少しばかり散らかっていた。
けど、部屋そのものは女の子らしかった。
律さんの性格から考えると、少し意外な感じもした。
律「さて、と。それじゃさっそく」
憂「?」
律「頼むっ!勉強教えてくれっ!」
憂「へ?」
どうやら私を呼んだのは最初からそのためだったようだ。
澪さんや紬さんに教わってもよかったけど同じ受験生として負担をかけたくないから、と言っていた。
(そこにお姉ちゃんの名前がなかったあたり律さんの深刻さがうかがえた)
こうして2年生の私が3年生の律さんに勉強を教えるといった異様な光景となった。
憂「で、このwhichは関係詞のwhichだから…」
律「おぉ、すっげー!やっぱり憂ちゃんは優秀だなぁ」
憂「そんなことないですよ、たまたま授業で最近やったところですから」
律「私も1年の頃からちゃんと勉強しとけばよかったなぁ…」
澪さんや紬さんに教わってもよかったけど同じ受験生として負担をかけたくないから、と言っていた。
(そこにお姉ちゃんの名前がなかったあたり律さんの深刻さがうかがえた)
こうして2年生の私が3年生の律さんに勉強を教えるといった異様な光景となった。
憂「で、このwhichは関係詞のwhichだから…」
律「おぉ、すっげー!やっぱり憂ちゃんは優秀だなぁ」
憂「そんなことないですよ、たまたま授業で最近やったところですから」
律「私も1年の頃からちゃんと勉強しとけばよかったなぁ…」
・・・・・・
律「んあぁ…つかれた~」
憂「ずっと頭使ってましたからね」
律「よし、今日はこのへんで終わり!ご飯にしようぜー」
律「そんじゃ、ちょっくらご飯でも作ってきますかな」
憂「あっ、私も手伝います!」
律「いいからいいから。勉強教えてくれたお礼だよ。出来たら呼ぶからさ」
憂「あ…」
バタン
いっちゃった…。
それから特にすることもなかったので私は夏休みの宿題を片付けた。
一応持ってきておいてよかった。
あれからお姉ちゃんから何度か連絡があったけど、特に何もしていない。
お姉ちゃん今頃なにしてるのかな…。
・・・・・・
律「出来たよー!下りてきてー」
憂「あ、はーい!」
律「んあぁ…つかれた~」
憂「ずっと頭使ってましたからね」
律「よし、今日はこのへんで終わり!ご飯にしようぜー」
律「そんじゃ、ちょっくらご飯でも作ってきますかな」
憂「あっ、私も手伝います!」
律「いいからいいから。勉強教えてくれたお礼だよ。出来たら呼ぶからさ」
憂「あ…」
バタン
いっちゃった…。
それから特にすることもなかったので私は夏休みの宿題を片付けた。
一応持ってきておいてよかった。
あれからお姉ちゃんから何度か連絡があったけど、特に何もしていない。
お姉ちゃん今頃なにしてるのかな…。
・・・・・・
律「出来たよー!下りてきてー」
憂「あ、はーい!」
憂「うわ…すごい…。これ、全部律さんが作ったんですか?」
律「まぁねー」
目の前には肉料理、魚料理、煮物まであった。
律「遠慮せずに食べてくれなー」
憂「い、いただきます」
私は目の前の煮物をつまんで口に運んだ。
憂「お、おいしい…」
律「本当かっ?!よかったー」
お世辞とかそういうのではなく、本心からおいしいと口にした。
律さんは将来いいお嫁さんになるだろう。そう思った。
律「まぁねー」
目の前には肉料理、魚料理、煮物まであった。
律「遠慮せずに食べてくれなー」
憂「い、いただきます」
私は目の前の煮物をつまんで口に運んだ。
憂「お、おいしい…」
律「本当かっ?!よかったー」
お世辞とかそういうのではなく、本心からおいしいと口にした。
律さんは将来いいお嫁さんになるだろう。そう思った。
ご飯を食べお風呂から出ると、律さんはリビングで私を今か今かといった様子で待っていた。
律「おっ、やっと出たな!」
律「憂ちゃん。ゲームしようぜ、ゲーム!」
憂「ゲーム…ですか?」
目の前のテレビには格闘ゲームらしき画面が映っていた。
律「いつもは弟の聡とやってるんだけどさ、姉ちゃんとはもうやりたくないーって言って相手してくれなくてさ」
聡「だって姉ちゃん戦い方が姑息なんだもん!」
律「あれは立派な戦法ですから!とにかくさ、やってみない?」
憂「いいですよ」
律「おっ、やっと出たな!」
律「憂ちゃん。ゲームしようぜ、ゲーム!」
憂「ゲーム…ですか?」
目の前のテレビには格闘ゲームらしき画面が映っていた。
律「いつもは弟の聡とやってるんだけどさ、姉ちゃんとはもうやりたくないーって言って相手してくれなくてさ」
聡「だって姉ちゃん戦い方が姑息なんだもん!」
律「あれは立派な戦法ですから!とにかくさ、やってみない?」
憂「いいですよ」
私はあまりゲームというのをしたことがなかった。
最初の方はもちろん律さんにけちょんけちょんにされた。
けど、何回かやってるうちにコツをつかめるようになってきた。
そしてついに…
憂「やった、勝った!」
律「げっ、マジ?!ウソだろ…」
聡「うわ、姉ちゃん負けてやんの!だっせー!」
律「う、うるさいぞ聡!今のはちょっと油断しただけだ!」
律「くそっ、飲み込みの早さといいセンスといいさすが姉妹といったところだな…」
憂「もう一回やります?」
律「当たり前だ!次は私も本気出すからな」
最初の方はもちろん律さんにけちょんけちょんにされた。
けど、何回かやってるうちにコツをつかめるようになってきた。
そしてついに…
憂「やった、勝った!」
律「げっ、マジ?!ウソだろ…」
聡「うわ、姉ちゃん負けてやんの!だっせー!」
律「う、うるさいぞ聡!今のはちょっと油断しただけだ!」
律「くそっ、飲み込みの早さといいセンスといいさすが姉妹といったところだな…」
憂「もう一回やります?」
律「当たり前だ!次は私も本気出すからな」
浦飯「ちょっと散らかってるけど、まぁ気にしないで!」
戸愚呂弟「いえ、大丈夫です」
浦飯先輩の部屋は確かに少しばかり散らかっていた。
けど、部屋そのものは男の子らしかった。
浦飯さんの性格から考えると、少し意外な感じもした。
浦飯「さて、と。それじゃさっそく」
戸愚呂弟「?」
浦飯「頼むっ!勉強教えてくれっ!」
戸愚呂弟「へ?」
戸愚呂弟「いえ、大丈夫です」
浦飯先輩の部屋は確かに少しばかり散らかっていた。
けど、部屋そのものは男の子らしかった。
浦飯さんの性格から考えると、少し意外な感じもした。
浦飯「さて、と。それじゃさっそく」
戸愚呂弟「?」
浦飯「頼むっ!勉強教えてくれっ!」
戸愚呂弟「へ?」
どうやら私を呼んだのは最初からそのためだったようだ。
桑原さんや蔵馬さんに教わってもよかったけど同じ受験生として負担をかけたくないから、と言っていた。
(そこにお兄ちゃんの名前がなかったあたり浦飯さんの深刻さがうかがえた)
こうして2年生の私が3年生の浦飯さんに勉強を教えるといった異様な光景となった。
戸愚呂弟「で、このwhichは関係詞のwhichだから…」
浦飯「おぉ、すっげー!やっぱり戸愚呂弟ちゃんは優秀だなぁ」
戸愚呂弟「そんなことないですよ、たまたま授業で最近やったところですから」
浦飯「俺も1年の頃からちゃんと勉強しとけばよかったなぁ…」
桑原さんや蔵馬さんに教わってもよかったけど同じ受験生として負担をかけたくないから、と言っていた。
(そこにお兄ちゃんの名前がなかったあたり浦飯さんの深刻さがうかがえた)
こうして2年生の私が3年生の浦飯さんに勉強を教えるといった異様な光景となった。
戸愚呂弟「で、このwhichは関係詞のwhichだから…」
浦飯「おぉ、すっげー!やっぱり戸愚呂弟ちゃんは優秀だなぁ」
戸愚呂弟「そんなことないですよ、たまたま授業で最近やったところですから」
浦飯「俺も1年の頃からちゃんと勉強しとけばよかったなぁ…」
律「ふあぁ~あ…。おうっ、もうこんな時間か!」
結局律さんとゲームに没頭していた。
勝ちつ負けつつで最終的に勝敗は五分五分だった。
律「明日は部活だし、そろそろ寝るかなー。また今度やろうぜっ」
憂「はい、ぜひ」
律「そんじゃおやすみー」
憂「おやすみなさい」
なんか一番お泊りらしいお泊りだった。
勉強して、手作りのご飯食べて、ゲームして…。
律さんと同級生だったら、きっと楽しかっただろうな。
ゲームに夢中でお姉ちゃんからの連絡に気がつかなかった。
本来帰る日だったからか、今日はいつもよりたくさんメールや電話があった。
作戦は成功かな。澪さんの家にお世話になったら帰ろう。
結局律さんとゲームに没頭していた。
勝ちつ負けつつで最終的に勝敗は五分五分だった。
律「明日は部活だし、そろそろ寝るかなー。また今度やろうぜっ」
憂「はい、ぜひ」
律「そんじゃおやすみー」
憂「おやすみなさい」
なんか一番お泊りらしいお泊りだった。
勉強して、手作りのご飯食べて、ゲームして…。
律さんと同級生だったら、きっと楽しかっただろうな。
ゲームに夢中でお姉ちゃんからの連絡に気がつかなかった。
本来帰る日だったからか、今日はいつもよりたくさんメールや電話があった。
作戦は成功かな。澪さんの家にお世話になったら帰ろう。
・・・・・・
浦飯「んあぁ…つかれた~」
戸愚呂弟「ずっと頭使ってましたからね」
浦飯「よし、今日はこのへんで終わり!ご飯にしようぜー」
浦飯「そんじゃ、ちょっくらご飯でも作ってきますかな」
戸愚呂弟「あっ、私も手伝います!」
浦飯「いいからいいから。勉強教えてくれたお礼だよ。出来たら呼ぶからさ」
戸愚呂弟「あ…」
バタン
いっちゃった…。
それから特にすることもなかったので私は夏休みの宿題を片付けた。
一応持ってきておいてよかった。
あれからお兄ちゃんから何度か連絡があったけど、特に何もしていない。
お兄ちゃん今頃なにしてるのかな…。
・・・・・・
浦飯「出来たぞー!下りてきてー」
戸愚呂弟「あ、はーい!」
浦飯「んあぁ…つかれた~」
戸愚呂弟「ずっと頭使ってましたからね」
浦飯「よし、今日はこのへんで終わり!ご飯にしようぜー」
浦飯「そんじゃ、ちょっくらご飯でも作ってきますかな」
戸愚呂弟「あっ、私も手伝います!」
浦飯「いいからいいから。勉強教えてくれたお礼だよ。出来たら呼ぶからさ」
戸愚呂弟「あ…」
バタン
いっちゃった…。
それから特にすることもなかったので私は夏休みの宿題を片付けた。
一応持ってきておいてよかった。
あれからお兄ちゃんから何度か連絡があったけど、特に何もしていない。
お兄ちゃん今頃なにしてるのかな…。
・・・・・・
浦飯「出来たぞー!下りてきてー」
戸愚呂弟「あ、はーい!」
戸愚呂弟「うわ…すごい…。これ、全部浦飯さんが作ったんですか?」
浦飯「まぁねー」
目の前には肉料理、魚料理、煮物まであった。
浦飯「遠慮せずに食べてくれなー」
戸愚呂弟「い、いただきます」
私は目の前の煮物をつまんで口に運んだ。
戸愚呂弟「お、おいしい…」
浦飯「本当かっ?!よかったー」
お世辞とかそういうのではなく、本心からおいしいと口にした。
浦飯さんは将来いいお婿さんになるだろう。そう思った。
浦飯「まぁねー」
目の前には肉料理、魚料理、煮物まであった。
浦飯「遠慮せずに食べてくれなー」
戸愚呂弟「い、いただきます」
私は目の前の煮物をつまんで口に運んだ。
戸愚呂弟「お、おいしい…」
浦飯「本当かっ?!よかったー」
お世辞とかそういうのではなく、本心からおいしいと口にした。
浦飯さんは将来いいお婿さんになるだろう。そう思った。
【家出4日目】
憂「律さん、起きてください!遅刻しちゃいますよ?」ゆっさゆっさ
律「んぁ、あと180分だけ…」
・・・・・・
憂「お世話になりました」
律「澪にはあとで連絡するよう言っとくから」
憂「わかりました。それまで適当に時間潰してます」
律「おう、じゃなー」
今日は軽音部の練習があるとのことなので、終わるまで図書館で時間を潰すことにした。
憂「律さん、起きてください!遅刻しちゃいますよ?」ゆっさゆっさ
律「んぁ、あと180分だけ…」
・・・・・・
憂「お世話になりました」
律「澪にはあとで連絡するよう言っとくから」
憂「わかりました。それまで適当に時間潰してます」
律「おう、じゃなー」
今日は軽音部の練習があるとのことなので、終わるまで図書館で時間を潰すことにした。
律「おーっす澪ー」
澪「律か、おはよう。憂ちゃんは?」
律「部活が終わるまでどっかで時間潰してるってさ。終わったら連絡してやってよ」
澪「わかった」
律「さーて、唯はどんな顔してんのかなぁ」
澪「案外けろっとしてたりな」
澪「律か、おはよう。憂ちゃんは?」
律「部活が終わるまでどっかで時間潰してるってさ。終わったら連絡してやってよ」
澪「わかった」
律「さーて、唯はどんな顔してんのかなぁ」
澪「案外けろっとしてたりな」
ご飯を食べお風呂から出ると、浦飯さんはリビングで私を今か今かといった様子で待っていた。
浦飯「おっ、やっと出たな!」
浦飯「戸愚呂弟ちゃん。ゲームしようぜ、ゲーム!」
戸愚呂弟「ゲーム…ですか?」
目の前のテレビには格闘ゲームらしき画面が映っていた。
戸愚呂弟「いつもは飛影とやってるんだけどさ、浦飯とはもうやりたくないーって言って相手してくれなくてさ」
飛影「だって浦飯の戦い方が姑息なんだもん!」
浦飯「あれは立派な戦法ですから!とにかくさ、やってみない?」
戸愚呂弟「いいですよ」
浦飯「おっ、やっと出たな!」
浦飯「戸愚呂弟ちゃん。ゲームしようぜ、ゲーム!」
戸愚呂弟「ゲーム…ですか?」
目の前のテレビには格闘ゲームらしき画面が映っていた。
戸愚呂弟「いつもは飛影とやってるんだけどさ、浦飯とはもうやりたくないーって言って相手してくれなくてさ」
飛影「だって浦飯の戦い方が姑息なんだもん!」
浦飯「あれは立派な戦法ですから!とにかくさ、やってみない?」
戸愚呂弟「いいですよ」
【音楽室】
ガチャ
律「おっはよー!」
唯「あ、りっちゃん澪ちゃんおはよー」
梓「おはようございます」
律「唯が時間より早く来るなんてめずらしいじゃないか。いつもギリギリなのに」
唯「えへへ、そうかな?」
ガチャ
紬「おはよう~」
唯「ムギちゃんおは~」
ガチャ
律「おっはよー!」
唯「あ、りっちゃん澪ちゃんおはよー」
梓「おはようございます」
律「唯が時間より早く来るなんてめずらしいじゃないか。いつもギリギリなのに」
唯「えへへ、そうかな?」
ガチャ
紬「おはよう~」
唯「ムギちゃんおは~」
私はあまりゲームというのをしたことがなかった。
最初の方はもちろん浦飯さんにけちょんけちょんにされた。
けど、何回かやってるうちにコツをつかめるようになってきた。
そしてついに…
戸愚呂弟「やった、勝った!」
浦飯「げっ、マジ?!ウソだろ…」
飛影「うわ、浦飯負けてやんの!だっせー!」
浦飯「う、うるさいぞ飛影!今のはちょっと油断しただけだ!」
浦飯「くそっ、飲み込みの早さといいセンスといいさすが兄弟といったところだな…」
戸愚呂弟「もう一回やります?」
浦飯「当たり前だ!次は俺も本気出すからな」
最初の方はもちろん浦飯さんにけちょんけちょんにされた。
けど、何回かやってるうちにコツをつかめるようになってきた。
そしてついに…
戸愚呂弟「やった、勝った!」
浦飯「げっ、マジ?!ウソだろ…」
飛影「うわ、浦飯負けてやんの!だっせー!」
浦飯「う、うるさいぞ飛影!今のはちょっと油断しただけだ!」
浦飯「くそっ、飲み込みの早さといいセンスといいさすが兄弟といったところだな…」
戸愚呂弟「もう一回やります?」
浦飯「当たり前だ!次は俺も本気出すからな」
浦飯「ふあぁ~あ…。おうっ、もうこんな時間か!」
結局浦飯さんとゲームに没頭していた。
勝ちつ負けつつで最終的に勝敗は五分五分だった。
浦飯「明日は部活だし、そろそろ寝るかなー。また今度やろうぜっ」
戸愚呂弟「はい、ぜひ」
浦飯「そんじゃおやすみー」
戸愚呂弟「おやすみなさい」
なんか一番お泊りらしいお泊りだった。
勉強して、手作りのご飯食べて、ゲームして…。
浦飯さんと同級生だったら、きっと楽しかっただろうな。
ゲームに夢中でお兄ちゃんからの連絡に気がつかなかった。
本来帰る日だったからか、今日はいつもよりたくさんメールや電話があった。
作戦は成功かな。桑原さんの家にお世話になったら帰ろう。
結局浦飯さんとゲームに没頭していた。
勝ちつ負けつつで最終的に勝敗は五分五分だった。
浦飯「明日は部活だし、そろそろ寝るかなー。また今度やろうぜっ」
戸愚呂弟「はい、ぜひ」
浦飯「そんじゃおやすみー」
戸愚呂弟「おやすみなさい」
なんか一番お泊りらしいお泊りだった。
勉強して、手作りのご飯食べて、ゲームして…。
浦飯さんと同級生だったら、きっと楽しかっただろうな。
ゲームに夢中でお兄ちゃんからの連絡に気がつかなかった。
本来帰る日だったからか、今日はいつもよりたくさんメールや電話があった。
作戦は成功かな。桑原さんの家にお世話になったら帰ろう。
【家出4日目】
戸愚呂弟「浦飯さん、起きてください!遅刻しちゃいますよ?」ゆっさゆっさ
浦飯「んぁ、あと180分だけ…」
・・・・・・
戸愚呂弟「お世話になりました」
浦飯「桑原にはあとで連絡するよう言っとくから」
戸愚呂弟「わかりました。それまで適当に時間潰してます」
浦飯「おう、じゃなー」
今日は霊界探偵部の練習があるとのことなので、終わるまで図書館で時間を潰すことにした。
戸愚呂弟「浦飯さん、起きてください!遅刻しちゃいますよ?」ゆっさゆっさ
浦飯「んぁ、あと180分だけ…」
・・・・・・
戸愚呂弟「お世話になりました」
浦飯「桑原にはあとで連絡するよう言っとくから」
戸愚呂弟「わかりました。それまで適当に時間潰してます」
浦飯「おう、じゃなー」
今日は霊界探偵部の練習があるとのことなので、終わるまで図書館で時間を潰すことにした。
浦飯「おーっす桑原ー」
桑原「浦飯か、おはよう。戸愚呂弟ちゃんは?」
浦飯「部活が終わるまでどっかで時間潰してるってさ。終わったら連絡してやってよ」
桑原「わかった」
浦飯「さーて、戸愚呂兄はどんな顔してんのかなぁ」
桑原「案外けろっとしてたりな」
桑原「浦飯か、おはよう。戸愚呂弟ちゃんは?」
浦飯「部活が終わるまでどっかで時間潰してるってさ。終わったら連絡してやってよ」
桑原「わかった」
浦飯「さーて、戸愚呂兄はどんな顔してんのかなぁ」
桑原「案外けろっとしてたりな」
【霊界探偵事務所】
ガチャ
浦飯「おっはよー!」
戸愚呂兄「あ、浦飯ちゃん桑原ちゃんおはよー」
武威「おはようございます」
浦飯「戸愚呂兄が時間より早く来るなんてめずらしいじゃないか。いつもギリギリなのに」
戸愚呂兄「えへへ、そうかな?」
ガチャ
蔵馬「おはよう~」
戸愚呂兄「蔵馬ちゃんおは~」
ガチャ
浦飯「おっはよー!」
戸愚呂兄「あ、浦飯ちゃん桑原ちゃんおはよー」
武威「おはようございます」
浦飯「戸愚呂兄が時間より早く来るなんてめずらしいじゃないか。いつもギリギリなのに」
戸愚呂兄「えへへ、そうかな?」
ガチャ
蔵馬「おはよう~」
戸愚呂兄「蔵馬ちゃんおは~」
律「意外と普通だな」ヒソヒソ
澪「そうみたいだな」
律「なんかおもしろくないぞ」
澪「私に言うな」
唯「2人とも何話してるの?」
律「えっ?!い、いやぁ今日も暑いなぁ~って。な、澪?」
澪「あ、あぁ。そうだぞ。さ…さぁ、文化祭も近いし練習しようじゃないか!」
唯「…?変なのー」
律澪(あ、あぶねー…)
澪「そうみたいだな」
律「なんかおもしろくないぞ」
澪「私に言うな」
唯「2人とも何話してるの?」
律「えっ?!い、いやぁ今日も暑いなぁ~って。な、澪?」
澪「あ、あぁ。そうだぞ。さ…さぁ、文化祭も近いし練習しようじゃないか!」
唯「…?変なのー」
律澪(あ、あぶねー…)
【部活終了 帰り道】
紬「それじゃまたね」
唯「じゃね~。いこっ、あずにゃん」
梓「はいです!」
律「うちらも行くか」
澪「そうだな」
prrrr prrrr
ガチャ
憂『はい、もしもし』
澪「あぁ、憂ちゃんか?いま終わったよ」
憂『わかりました。どこに行けばいいですか?』
澪「ん~、とりあえず律の家の前に来てくれ」
憂『はーい』
紬「それじゃまたね」
唯「じゃね~。いこっ、あずにゃん」
梓「はいです!」
律「うちらも行くか」
澪「そうだな」
prrrr prrrr
ガチャ
憂『はい、もしもし』
澪「あぁ、憂ちゃんか?いま終わったよ」
憂『わかりました。どこに行けばいいですか?』
澪「ん~、とりあえず律の家の前に来てくれ」
憂『はーい』
【りつの家の前】
律「おっす憂ちゃん」
憂「こんばんわ」
澪「それじゃ、行こうか」
憂「はい。お世話になります」
律「澪ー。憂ちゃんに手ぇ出すなよー?」
澪「ば、馬鹿!そんなことするわけないだろ!」
憂「ふふっ」
澪「憂ちゃんも笑ってないで否定してくれ!」
律「おっす憂ちゃん」
憂「こんばんわ」
澪「それじゃ、行こうか」
憂「はい。お世話になります」
律「澪ー。憂ちゃんに手ぇ出すなよー?」
澪「ば、馬鹿!そんなことするわけないだろ!」
憂「ふふっ」
澪「憂ちゃんも笑ってないで否定してくれ!」
【みおの家】
憂「おじゃましまーす」
憂「へぇ…」
澪さんの部屋はとてもシンプルだった。
シンプルというより大人っぽいといった方がいいだろうか。
澪さんらしいといえば澪さんらしい部屋だった。
澪「お茶もってくるね」
憂「あっ、すいません」
憂「おじゃましまーす」
憂「へぇ…」
澪さんの部屋はとてもシンプルだった。
シンプルというより大人っぽいといった方がいいだろうか。
澪さんらしいといえば澪さんらしい部屋だった。
澪「お茶もってくるね」
憂「あっ、すいません」
澪「・・・・・・」ズズズ
憂「・・・・・・」ズズズ
憂(気まずい…)
いざ澪さんと2人きりになってみると話す話題があまりなかった。
律さんや紬さんの時とちがい、しばしの沈黙が流れた。
澪「な、なぁ…。憂ちゃん」
憂「は、はい?!」
澪「あの、その…。り、料理教えてくれないかな?」
憂「料理…ですか?」
憂「・・・・・・」ズズズ
憂(気まずい…)
いざ澪さんと2人きりになってみると話す話題があまりなかった。
律さんや紬さんの時とちがい、しばしの沈黙が流れた。
澪「な、なぁ…。憂ちゃん」
憂「は、はい?!」
澪「あの、その…。り、料理教えてくれないかな?」
憂「料理…ですか?」
澪「う、うん。もうちょっとしたら18だし、料理のひとつやふたつ出来ないと恥ずかしいというか…」
澪「それにな。律のやつ、ああ見えて結構料理上手なんだよ」
憂(確かに、律先輩の料理はおいしかったな)
澪「なんか律にそういうとこ負けてるの悔しくてさ。見返してやりたいんだ」
憂「いいですよ、私なんかでよければ」
澪「本当か?ありがとう!はぁ~、断られたらどうしようかと…」
憂「…ふふっ」
澪「あっ、今笑ったな?ほ、本当に不安だったんだからな!」
澪さんらしい、かわいげのある心配だった。
澪「それにな。律のやつ、ああ見えて結構料理上手なんだよ」
憂(確かに、律先輩の料理はおいしかったな)
澪「なんか律にそういうとこ負けてるの悔しくてさ。見返してやりたいんだ」
憂「いいですよ、私なんかでよければ」
澪「本当か?ありがとう!はぁ~、断られたらどうしようかと…」
憂「…ふふっ」
澪「あっ、今笑ったな?ほ、本当に不安だったんだからな!」
澪さんらしい、かわいげのある心配だった。
そういうわけで私と澪さんはキッチンに向かった。
冷蔵庫に玉子がたくさんあったのでそれを使ってオムレツを作ることにした。
慣れない手つきで料理している澪さんは見ていて微笑ましかった。
今までは少し近寄りがたかったけど、こうして見るとどこにでもいる普通の女の人なんだなぁと思った。
・・・・・・
澪「いただきます」
憂「いただきます」
澪「うぅ…やっぱり憂ちゃんはすごいな」
憂「そんなことないですよ。澪さんも練習すればきっと上手く作れますって」
澪「そ、そうかなぁ…。が、頑張るよ!」
冷蔵庫に玉子がたくさんあったのでそれを使ってオムレツを作ることにした。
慣れない手つきで料理している澪さんは見ていて微笑ましかった。
今までは少し近寄りがたかったけど、こうして見るとどこにでもいる普通の女の人なんだなぁと思った。
・・・・・・
澪「いただきます」
憂「いただきます」
澪「うぅ…やっぱり憂ちゃんはすごいな」
憂「そんなことないですよ。澪さんも練習すればきっと上手く作れますって」
澪「そ、そうかなぁ…。が、頑張るよ!」
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