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    元スレ梓 「…これ…って…」

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    601 = 587 :

    「あずにゃんいらっしゃい!待ってたよ~」

    リビングでは唯先輩が既に座って私を待っていてくれていた。

    「あの、今日は呼んでくれてありがとうございます!」

    改めて唯先輩と憂にお礼を述べる。

    「前のケーキのお礼だから~。あずにゃんの作ったケーキ美味しかったよ~」

    「うん、今度作り方教えてね梓ちゃん」

    元はと言えば心のもやもやを忘れようとして作ったケーキなのに、ここまで絶賛されたら何だか心苦しい物がある…。

    「えっと…うん」

    「さ、座って!今ご飯を…あ、ちらし寿司食べようか?」

    憂はそう言って、私の持って来たちらし寿司を入れる為の皿を取りにキッチンに向かった。

    「どうしたのあずにゃん?早く座りなよ~」

    「え?あ…、はい」

    唯先輩が立ち上がり、私を用意された場所に座らせる。唯先輩に肩を軽く触れられただけで心の充実度が上がる。

    「んふ~」

    少しだけ緊張した私を、唯先輩はいつもの笑顔で見つめてくれた。

    602 :

    今夜もついていきます!

    保守保守!

    604 = 587 :

    「あの…、凄いですね…」

    テーブルの上には様々な料理が並んでいた。ケーキ一つのお礼としては少々大げさと思われるぐらい。

    「うん、ちょっと頑張っちゃった」

    皿にちらし寿司を盛りながら憂は嬉しそうに答える。

    「憂は人に喜ばれる事をするの大好きだからね~、あずにゃんが来るのが分かった時すごい張り切ってたんだよ~」

    「お姉ちゃん、それ秘密~恥ずかしいよ~」

    二人のその遣り取りを見て、招かれて来て良かったと思う。たったそれだけで唯先輩も憂も凄く喜んでくれているのが分かった。

    「じゃあ、早く食べよ!いただきま~す」

    「い、いただきます」

    「どうぞ召し上がれ」

    そうして、楽しい食事が始まった。

    605 = 569 :

    手料理うらやましいっす

    606 = 587 :

    そして食事も終わり、まったりとした食後の時間がやってくる。

    「あずにゃん!またツイスターやろっか?」

    「えええ?あの、今ちょっと満腹状態なのであの体勢はちょっと地獄ですよ!?」

    もし始めたら、あらゆる意味でとんでもない事になりそうな予感がしたので辞退させてもらう。

    「ええ~?楽しいのに~」

    拗ねる唯先輩。私も少し残念だけど、『乙女の威厳』的にそうなる事は避けたかった。

    それに憂は今食器を洗っている最中なので審判は出来ないだろうし…。

    「そうだあずにゃん、何か飲む?」

    唐突に唯先輩がそう聞いて来た。まったりした時間を利用して何かしらの行動を取りたいようである。

    「そうですね…、何でもいいですよ?」

    あえてそれに乗る。何かをしたくてうずうずしてる唯先輩を見ていたら自然とそう言ってしまった。

    「うん、冷蔵庫にコーラがあったから持って来るね!」

    まるで玩具を投げて、それを追いかける犬のような勢いでリビングを出て行く唯先輩。

    「やっぱり…可愛いな唯先輩」

    607 :

    けいおん嫌いだったけど
    今度見てみるわ

    608 = 569 :

    やっぱり…可愛いな梓

    609 = 587 :

    すぐさま唯先輩はリビングに戻ってきた。その手にはコップが二つと、リットルサイズのペットボトルのコーラ。

    「あずにゃんおまたせ~」

    「あ、唯先輩!あまり急ぐと危な…」

    嫌な予感は的中するものである。リビングと廊下を仕切るほんの少しの段差に、唯先輩は派手に蹴躓いた…。あの、自宅ですよね?

    「ああああ~~~」

    スローで宙を舞うコーラのボトルが見えた。しかも唯先輩の気遣いか、直ぐにコップに注げるようにとその蓋は解放されており…。

    「ああっ!唯先輩!」

    思わず助けようと動き出す私。

    そして唯先輩が床にスライディングするのと同時に…。

    「きゃああっ!」

    「あう~~~!」

    宙を舞ったコーラの中身が、私達に降り注いだ。

    610 = 569 :

    これは・・・お風呂!

    611 = 594 :

    ですよねぇー

    612 = 587 :

    「お姉ちゃん!梓ちゃん!大丈夫?」

    洗い物を手に掴んだままキッチンから現れた憂がそこで見たモノは…。

    「あ~、大丈夫だよ憂~」

    「… … …」

    コーラを頭から被ってリビングの床に座り込む二人の姿であった。

    「大変!兎に角二人とも服脱いでお風呂に入って!」

    憂のその申し出に私は素直に従う事にした。体も服もコーラの糖分でベトベトなのである。

    615 = 587 :

    平沢家のお風呂は結構広かった。そうは言っても『私達』のサイズが小さいからだけど。

    「あずにゃんごめんね~?私ったらつい嬉しくて~」

    反省してるのかしてないのかよく分からないのんびりした話し方で、唯先輩はシャワーを浴びていた。

    「もう…、気をつけてくださいね?もしこけた拍子に腕や指でも怪我してたらギターどころじゃないですよ?」

    頭を洗う唯先輩のその背中を眺めながら私はそう答える。

    「うん、気をつけるよ~。ほい、次はあずにゃん座って~」

    頭を流し終えた唯先輩が立ち上がって私にその場を譲る。そしてシャワーのノズルを手に取ると。

    「私が洗ってあげるね?」

    「え?…ひゃあ!」

    616 = 572 :

    書き手はコテ付けてくれ

    617 = 587 :

    日本人形のような私の髪を、まるで珍しい物を扱うように、そして意外と丁寧な手付きで流しだす唯先輩。

    「あの…、別に自分で洗えますから…」

    「いいのいいの、私の責任だし~、それにあずにゃんの髪って澪ちゃんみたいに長くてキレイだから一度やってみたかったんだ~」

    うれしそうに私の髪を洗い始めた唯先輩の姿を見ると何も言えなくなる。

    「あ、あの…、ではお願いします…」

    「かしこまりました~お客さん!」

    本当に嬉しそうに…。

    619 = 587 :

    (… … …)

    風呂の湯気で分かりにくいが、梓の身体は両方の意味で火照っていた。

    (…あ…)

    唯先輩に触られる髪が気持ちいい…。身体を流れ落ちるシャワーの水滴ですらも。

    「あずにゃんの髪ってホントにサラサラで気持ちいい~♪」

    髪の毛を指ですくのが気持ちいいのか、さわさわと背中側を何度もすすぐ唯。時折背筋に触れるその手に梓の身体はピクッと反応した。

    (~~~~…)

    思わず目を瞑って指を噛む。油断したら声が出そうな状況。

    「…?」


    ↓唯の行動!ついでに梓の身体を洗う?洗わない?

    620 = 569 :

    洗うううううううう

    621 = 594 :

    あーらーうー

    622 :

    ふんすっ

    624 = 587 :

    唯はそこで何かを思いついたのか…。

    「あずにゃん!身体も洗ったげる!」

    「ふぇ…っ!?…あ、ちょ!」

    突然裸身に触れた唯先輩の手に、梓は一瞬何の事か分からずにパニックになる。

    「あずにゃんの肌ってきめ細やかでキレイだね~?あ、ホクロ発見~」

    手にハンドソープをつけて梓の背中を撫で始める唯先輩。

    「え、あの…ひゃああんっ!」

    くすぐったさを越した何かが鎌首を上げる。だが、当の唯にはくすぐったくて声を上げているとしか思われていない。

    「ほれほれ~、りっちゃんみたいにセクハラだぞぉ~」

    背中側の全面…。首、肩、上腕、ギリギリ脇、そして腰とお尻の境目まで唯の手はヌルヌルと梓を洗い始める。

    「ひゃうっ!…うううんん!」

    「それそれ~、ここかぁ~?ここがええんか~?」

    梓が固まって暴れないのをいいことに更に調子に乗り始める唯。


    ↓梓の行動 身を委ねるor抵抗する

    625 = 602 :

    ぺろぺろ!ぺろぺろ!

    626 = 569 :

    委ねましょうか

    627 = 594 :

    委ねる

    628 = 607 :

    身を委ねる

    630 = 602 :

    委ねちゃって!

    632 = 587 :

    (… … …)

    「…お?」

    突然、自分に身体を預けるようにもたれかかって来た梓に唯は一瞬動きを止める。

    「…何してるんですか?早く洗って下さい…」

    顔を上気させて潤んだ瞳でそう言った梓に、唯は思わず生唾を飲み込んでしまった。

    (あれ?あずにゃんいつもと違う可愛さが?)

    多少怯んでしまったものの、ここまで来たらいくら唯でも引っ込みは付かなかった。

    「あの、それじゃあ…洗わせていただきます!」

    まだ冗談の延長上と思いつつ、唯は梓の背中をゴシゴシと手で洗い始める。

    (…んぅ…っ!…あっ…)

    触れられているだけで気持ちいい…。もうこれ以上望んだら絶対に関係そのものが壊れちゃうと思いながら、梓は束の間の幸せを堪能していた。

    (…何か、あずにゃんが色っぽい…な)

    633 = 600 :

    たまらんぞー

    634 = 569 :

    唯ちゃんスイッチ入るか?

    635 = 587 :

    「…あずにゃん?」

    何時もの口調ではなく、静かに梓の名を呼んだ。

    「…はい…何でしょう?」

    振り返る事無く、同じく静かにそう答える梓。

    その雰囲気はまるで、一番最初に会って、そして部に入るか入らないかで悩んでる時の梓にそっくりだった。

    「…ごめんね?私その…、調子に乗っちゃったみたいで…」

    梓の背中に触れているその手はもう動いていなかった。


    コマンド

     「いいですよ?もっと調子に乗っちゃっても」

     「そうですよ!いつも唯先輩は調子に乗りすぎです!」

    636 :

    いいですよ!

    637 = 569 :

    うんうん
    ここで許さないでいつ許す!!

    638 = 587 :

    「…怒っちゃった?」

    投げやりにも聞える梓のその台詞に、流石の唯もその手を離す…。

    「え?あの、別にそう言った意味じゃなくて!」

    「そうだよね、私先輩としてあずにゃんの事可愛すぎて…つい行き過ぎちゃったみたい」

    寂しそうな笑顔…。かなり本気で後悔しているようだ。

    「そろそろお風呂から出よっか?のぼせちゃうね」

    唯はそう言ってお湯を頭から被ると、拭かずに早足でバスルームから出て行った…。

    「… … …」

    639 = 569 :

    梓ああああああああ
    夜這いするんだああああああああ

    640 = 587 :

    お風呂から出て、梓は憂から着替えを借りて帰路に着く…。

    ほんの少しだけ気まずくはなったものの、軽音部としての活動は何時も通りにその後も続き、そして唯達は卒業して行った。

    軽音部に一人残された梓はその時の事をもう思い出す事も無く、お茶の準備をしながら新しい部員を部室で待ち続けた…。


    エンド1【一人の部室】




    ロードしますか?

     する

     しない

    642 = 569 :

    なんてこった

    643 = 587 :

    ピッ!

    コマンド

     「いいですよ?もっと調子に乗っちゃっても」

     「そうですよ!いつも唯先輩は調子に乗りすぎです!」

    644 = 569 :

    では今度は下の選択を

    645 = 594 :

    え?・・・じゃ、じゃぁ・・・こっちで

    「そうですよ!いつも唯先輩は調子に乗りすぎです!」

    646 = 587 :

    「そうですよ!いつも唯先輩は調子に乗りすぎです!」

    少し爆発したように強い口調で唯に振り返る梓。

    「え、あの…その…ごめんね…あずにゃん」

    梓のその行動にびっくりし、そして少し悲しそうな顔をする唯。

    「調子に乗っちゃった…。うん、もうしない…よ…」

    お湯を頭から被って立ち上がろうとする唯。

    「…いえ、違うんです唯先輩…。その…」

    梓は、お風呂から逃げるように立ち去ろうとする唯を引き止める為に正面から抱きついた。

    「…あず…にゃん?」

    「私…、ホントは唯先輩の事が凄く好きなんです…。だけどさっきは恥ずかしくて…その」

    顔を真っ赤にしてそう答える梓に、唯は穏やかな優しい顔で梓を抱きしめた。

    「うん、ありがとうあずにゃん…」

    647 = 594 :

    なんというツンデレ
    セーブ機能があってよかった

    648 = 569 :

    コンティニュー万歳

    649 = 587 :

    サッカーか?やたらと重いので続きは次の機会に。

    650 :

    ティッシュ倍プッシュだ・・・


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