元スレ小萌「二人とも補習なのですよー」垣根・一方「「えっ」」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
1 :
???「…で、あるから……つまり演算の…」
一方(・・・・・あァ?何だ?)
???「……この手のは……に直接作用するのですよー…」
一方(………せっかく、人が眠ってるって時に何だァ…)ゴシゴシ
一方(…何だ、教室の後ろでで寝てただけかよォ……)
一方(?……………って教室ゥ!?)ガバッ
2 = 1 :
一方(……あー、何やってたか思いだせねェ。……考えンのもめんどくせェ…)ウトウト
一方(……寝るかァ。)
??「はっ、さっそくサボるつもりか?第一位よぉ」
一方「あン?」
垣根「さっきまで寝てたくせにまた寝るつもりか?寝る子は育つっていう迷信でも信じてる訳?」
一方「オマエは………垣根…!何でテメェがッ……八つ裂きにしてやろうかァ!?」
垣根「お?やるか?愉快な死体に変えてやるぜ?」ファサァ
一方「まずはそのメルヘン趣味の翼からもぎとってやンよォォ!」
一方(…?スイッチが入らないだとォ?)
一方(いや、これは………チョーカーが、ない?)
3 :
ほうほう
4 = 1 :
垣根「どうした一方通行?反射があるからって調子に乗るんじゃねぇぞ!」ゴッ
一方(よくわからねェけどよォ…今なら制限がねェって事かァ!?)
教室の少し前の方
美琴「あーもう、また始まった……。いい加減にしなさいよあんたら?」バチバチ
麦野「超電磁砲?やめときなさい。どーせ一蹴されて終わりよ。第三位と第二位の間の越えられない壁ってやつね。」
削板「・・・・zzz」コンジョーコンジョードコンジョー
小萌「ちょ、ちょっと、三人とも止めるのですよー!後、削板ちゃん早く起きるのですよー!」
5 = 1 :
小萌『隣どうしなのに喧嘩はダメです!二人とも廊下で反省しておくのですよ!』
一方「マジありえねェ……」
垣根「それはこっちのセリフだ糞一方通行…てめぇのせいで俺まで巻き込まれたじゃねーか。」
一方(何でレベル5が一つの教室にいるンだよ。そもそも何でこいつが生きてるンだ?
あの時俺が冷蔵庫、もとい肉片にしてやったはずなンだが)イライラ
垣根「………なぁ、何でぷるぷるしてる訳?」
一方「あァ?誰がもやしだてめェ」ヒュン
垣根「言ってねぇよっておい何で床の破片投げるんだいたたたた」
一方「あの先生いわくバケツを持つのには能力は使うな、だろ?
だったらテメーを攻撃すンのに使ってもいい訳だァ」
6 = 1 :
一方「そンな事より、一つ聞くけどよォ。」
垣根「いててて………何だよ?」
ここ
一方「さっきから思ってたンだが…何でお前が学校にいるンだ?」
垣根「……」
一方「……な、何だよォ。その同情するような眼は。殺されてェのか?」
垣根「……まさか、記憶喪失…?どこぞのラノベみたいな事はさせねぇぞ!」
一方「ちげェよォ!記憶喪失じゃねェ!メルヘン野郎には言われたくねェよォ!」
垣根「あれか?胡蝶の夢って奴か。いや、現実と空想の区別が……」
一方「………もういい。月の無い夜は気をつけなァ。」
垣根「おいおい、何勝手に帰ろうとしてる訳?」
一方(こんなヤローに構う必要はねェ。チョーカーがない理由もメルヘンが生きてる理由も自分で探す。)
垣根「学校サボるつもりか?やめとけよー。最近災誤先生の代わりにきた生活指導、やべーらしいぜ。」
一方「あン?知るかよ?」イラッ
垣根「そうかそうか。別にいいけどな。一回みてみたけど、ありゃやべーな。」ニヤニヤ
7 :
木原くンかな?
8 = 1 :
一方(生活指導だかしらねェけど、並の無能力者が俺を倒せる訳がねェだろ。)
一方(昼前ってトコかァ。さァて、まずは打ち止めをさがさねェとなァ…。)
???「何をしている。今は授業中である。」ザッ
一方「!?……何だオマエはァ?」
アックア「新しく来た生活指導の後方のアックアである。もう一度聞く。何故今勝手に出歩いている?」
一方「何ですかァ!?最近来た生活指導だろうが知らないけ……って」ガシッ
一方「勝手に引っ張るンじゃねェぞ!おイ!猫じゃねェンだよォ!」
アックア「能力を使おうとしても無駄である。それなりの対策は既にさせてもらっている。」ヒョイ
一方「クソッ!はなせッ!」ジタバタ
9 :
ていとくん優しいな
10 = 1 :
in教室
削板「根性が足りないな。しかしあれは化学の木原先生よりも別の意味でやばいな」
一方「……見てたのかよ」イライラ
垣根「だから言ったろ?生活指導ヤバイって。」
一方「………」イライライライラ
麦野「しかしあれはすごかったわ。あの一方通行がいい男に運ばれる姿なんてそうそう見れないし。」
美琴「…まぁ相手が悪かったのよ。…そうだ、今度黒蜜堂のお菓子奢ってあげるから!」
一方「何だよ全員見てたのかよ…もうその話すンじゃねェぞ……特にあの三下とかにはなァ」ボソッ
一方(とりあえず打ち止めが気になるが、黄泉川あたりのとこいるンだろうなァ…
仕方なねェ。学校が終わってから探して吐かすかァ。)
削板「さっき一方通行が生活指導のに連れ戻されてたんだけどな、やっぱり根性無しだよなぁ。
そう思うだろう上条?」
上条「へぇ、俺がいない間にそんな事があったのか…。うぅ、さっそくそれにお世話になりそうな予感が…」
一方「何で三下がッ………いや、テメッ、人の言葉が聞こえねェのかァ!?」
垣根「俺の筆箱に何しやがるコラッ!」
ダンッ!と一方通行が感情に任せて隣の垣根の筆箱を投げつける。
狙いは黒板。……正確には削板の後頭部。
11 = 1 :
削板「!?うぉわっと!!」ヒョイ
上条「…えっ!?ふ、不幸だー!」アベシ
昼休み
上条「何でこんな目に遭わなきゃいけないんですか上条さんはッ!」
土御門「それがなければカミやんは世界中の男から恨まれる事になるにゃー」
青髪「まぁ今でも十分恨まれてると思うんやけどね。」
上条「俺何かしたっけ…?飯だしとりあえず適当に席借りるか…」
一方「……何で三下どもが教室いるんだァ……。」ボソッ
垣根「あぁ?だって同じクラスだろ?レベルごとに今まで分かれてただけで」
一方「めんどくせェ……」
垣根「あ?友達いない一方通行は昼休み一人がさびしいのか?」
一方「…冷蔵庫にすっぞてめェ。つかお前もいないじゃねェか!」
垣根「何でかな、冷蔵庫って聞くと悪寒が走るんだが」
一方「……そりゃテメェの未来の姿だからだろォ」ボソッ
12 :
だれかていとくんのAA貼ってくれ
冷蔵庫のやつ
14 = 1 :
ザワザワ
上条「一方通行に投げつけられるわ先ほどビリビリにビリビリにされるわ、超能力者関連にかかわると不幸だ…」
土御門「それこそがカミやんクオリティ。
……しかし、カミやんも罪な男だぜぃ。」
青髪「レベル5から昼のお誘いなんてそうそう体験できないんやで?」
上条「いや…そうなのか?…あ、隣いいか?一方通行」
一方「!………勝手にしろよォ」チラッニヤニヤ
垣根「……何だ一方通行。その勝ち誇った顔は」
一方「……はッ。言っただろ俺とお前じゃ越えられない壁(トモダチの数)があるんだよォ」
垣根「………」チクショウチクショウオレダッテ(ry
姫神「今日。一緒にいい?」
吹寄「上条、何だその怪我は?まさかっ、またトラブルを……!」
上条「じゃあ姫神はこっちな。ってちょっ、吹寄!俺は今回は被害者だって!いきなり筆箱が飛んできて…!」
吹寄「問答無用!」ウワーヨソウシテタケドヘッドロックーヤメテーカミジョウサンシンジャウヨー
一方「チッ………何だよォ、テメェは誰でもいいンだなァ」ボソッ
上条「えっそれどういう意味…グァ!」
15 = 9 :
>>「俺の筆箱に何しやがるコラッ!」
ワロタwwwwwwww
16 = 1 :
窓際の一角
フレンダ「結局、サバは何でもあうのよねー」
絹旗「ムムッ…この映画は超気になります。」
イマダーヨミカワカラニゲロー
ウワーソレハヒキョウダログワアァァ
滝壺「……西から、はまづらの叫び声が聞こえる…」
麦野「あれ?今日の発火能力専攻の先生と昨日の先生が違う気がする?あれー?」
青髪「いいなぁあのグループ。べっぴんさんばっかやで~」
姫神「……。私。美人。」
上条「…姫神さん、何でそこで対抗心もやすんでせうか?」オロオロ
18 = 12 :
滝壺可愛い
19 = 1 :
上条「あ、そうだ垣根もどう…アベシッ!」ドゴォ!
土御門「一方通行…それはさすがにカミやん死んでしまうぜよ?」
一方「うっせェ!てめェは誰にでも手を差し伸べるヒーローっぶってるつもりですかァ!?」
姫神「大丈夫?保健室のカエル先生に。見てもらったら。」
吹寄「しょうがない。私が連れてってやる。さっさと立て。」
上条「うぉ…姫神に吹寄ありがとう……それは間違いなく上条さん昼飯食べれず午後授業フラグッ!」
垣根「一方通行もとうとう人殺しか」
一方「黙れ。」
削板「根性が足りねぇ……足りねぇよぉ…ウーン。」
小萌「?削板ちゃん、何を言ってるのですかー?」
20 = 9 :
姫神が見えるぞ…。
21 = 1 :
学校の近くのビルの屋上
???「……やはり。おかしい。」
???「この身体…海原光貴が残した情報が間違ってたとしても。」
海原?「………誰かいるはずです。異変に気づいてる人が。」
22 = 1 :
放課後
上条「うぅ……学校近くの自販機にお金が…上条さん今週これで三度目ですよ…」ショボーン
青ピ「まぁカミやんやし」
土御門「あきらめるにゃー」
上条「しかも、一方通行にあの後三回ぐらい流れ玉食らうし。相変わらずビリビリだし。
……これを不幸といわずとして何を不幸といえばいいんだぁ!」
土御門「まぁ確かに、一方通行が授業中切れて木原先生に殴りかかりにいったのに怒られたのはどうかと思うにゃ。」
青ピ「そういえばあの時の木原先生のカウンターはすごったやんなぁ」
上条「うーん、あんまり覚えてないけど…。一方通行が吹き飛ばされたのは初めてみたなぁ。」
土御門「ふふっ、学園七不思議の一つ、『木原神拳伝承者』この目で見れるとは思わなかったににゃー。」
上条「そんな大層な名前がついてたのか……って何だあれ?」
ザワザワ
ヒトガコウモンノメノマエデタオレテルワー
23 = 1 :
同時刻
一方(……?何だァ?あの人だかりは?)テクテク
一方(喧嘩か何かか?いや、人が倒れてる…?)
心理定規「あ、一方通行じゃない。あなたがやったの?」
一方「学校終わってから騒ぎ起こすかよォ。俺はさっさとあのガキを探さなきゃいけねェのによ…」ブツブツ
一方「しかし誰だよォ学校の目の前で倒れンのは」ピチャ…
一方(赤い………血…?というか、何か見覚えがあるような……… あ。)
24 = 1 :
土御門「んー?事件かにゃー?……!!これは…」
上条「ハァッ…はぁッ… 追いついた」
青ピ「土御門~ちょっと本気出しすぎやでー」
土御門「カミやん、青ピこっから先は入るな。」
青ピ「?いつになく真剣やなぁ。とりあえず顔だけでも…って」
上条「二人とも何真面目な表情してるんだ?
また厄介事か?上条さんもうこれで何度目だと思って
削板?」
26 = 1 :
ザワザワ
初春「なんなんですか…これ、何で、人が、血まみれでっ…!」ウウッ…
佐天「初春っ、大丈夫だから…!ほら、救急車ならもう呼んであるみたいだし!」
ヒュン!スタッ
ジャッジメント
黒子「風紀委員ですの!二人とも、下がってくださいまし!」
初春「し、白井さん!」
黒子「犯人が近くにいるかもしれませんわ。
アンチスキルもその内来るはずですけど、安全なトコにいった方がいいですわよ?」
黒子(……最弱のナンバーセブンとはいえ、超能力者を…いえ、そもそもこんな人が多い時間帯に!?)
美琴「く、黒子!これは一体なんなの!?」
黒子「今他の人が犯人を追ってますわ!それよりも早く病院に!!」
美琴「分かったわ!」
27 = 1 :
学校の近くにあるビルの屋上
海原?「……騒がしいですね。」
海原?「さて、怪しまれない内に隠れなければ。
……どうします?結標さん。」
結標「どうするも何も。怪しい事してないのに逃げるなんて、
何か後ろめたいものでもあるのかしら。」
海原?「いやぁ、まぁ確かにありますね。この身体の持ち主の皮膚をはがした事とか。」
結標「ま、私の足を引っ張らないでね?」
海原?「貴方もですよ。お願いしますよ。 世界の歪みを正す為に。」
28 = 9 :
いくら削板のキャラが定まりきってなかったり能力が今一わからないからって…。
29 = 1 :
一方「おい。何があったンだ?」
美琴「私も知らないけど……。騒ぎを聞いてきたら血まみれで倒れてたのよ!」
一方(……雷撃?に……刃物でザックリやられたって感じだなこりゃ。)
姫神「私が。応急処置をする。」
美琴「姫神…さん?お願い!
一方(……このままじゃあ打ち止めも危ない…?いや、黄泉川がいるから大丈夫、か?)
ザッザッザッ
???「一方通行じゃん。どうしたじゃんよ?」
一方「黄泉川?ちょうどいいトコに来たなァ。」
黄泉川「そりゃアンチスキルだし、何よりこんな事件が起きてるじゃんよ。」
一方「そーいやそうだなァ。それより、打ち止めはちゃんと家にいるンだろうなァ!?」
黄泉川「……?」
黄泉川「…いやいや、知らないじゃんよ。」
一方「……おい。」
黄泉川「んー、いや、そもそも……。ラストオーダーって…ペットか何かの名前?」
一方「……はァ!?」
30 = 1 :
一方「おい!確かにアイツはなァ小動物的な感じはするかもしれないけどなァ!
ペットやモルモットじゃねェンだよ!」
黄泉川「いやいや、本当に知らないんだって。ペットなら後で探すじゃんよ?」
一方「ンな訳が…!またアイツが闇に堕ちなきゃいけない訳がないだろうがァ…!」
姫神「一方通行君。怪我人の前。静かにして。」
一方「ハァッ…ハァッ………。すまねェ。」
31 :
見える!見えるぞ!私にも姫神が見える!
32 = 1 :
ザワザワ
タッタッ
上条「おいッ、大丈夫か!」
姫神「大丈夫。出血は多かったけど。止血はしたから。」
青ピ「……カミやん、どこにいくつもりなん?」
上条「きまってるだろ? 捜しに行くんだよ。」
土御門「やめとけカミやん。素人がどうこう出来る問題じゃない。」
上条「だからって、理不尽にやられていい訳ねぇだろ!」
一方「……」
美琴「でも、もう風紀委員も動いてるの。」
上条「……」
美琴「それに、ナンバーセブンを、超能力者をこんな目にあわせられるのよ!」
美琴「あんたのその右手で、何が出来るの!?武器を持ってたらどうするの!?」
上条「…それでも、」
美琴「無謀なのよ!……あんたがいっても、傷つくだけじゃない!」
33 = 1 :
青ピ「あの子の言うとおりやで。カミやん。ここはアンチスキルや風紀委員に任せて…。」
土御門「いっても邪魔になるだけだ。ここは素直に引き下がった方がいいと思うぜ?」
上条「……わかった。」
上条「………俺は、何もせずに後悔はしたくないんだ。」ボソリ
一方「………」
路地裏
一方(……ナンバーセブンをやるぐらいって事は、油断はできねェ…か?)
一方(……何やってンだ。俺は。)
一方(……もし、あれが暗部の仕業なら、打ち止めが同時期に捕えられてるかもしれねェ。)
一方(黄泉川が知らないって言ってたのが気になるが、こっちは保留だな。)
一方(…もし、削板軍覇が打ち止めを攫う所を見ていたら。)
一方(……)
一方(俺は、何もせずに後悔はしたくないんだ。かァ……。)
34 = 1 :
???「一方通行さん。ですね?」
一方「……!?誰だッ!?」
海原「…海原と名乗っておきましょうか。」
一方「………あぁ、てめぇか。何だ?」
海原「…この身体と知り合いだったのですか?まぁいいです…。」
海原「単刀直入に聞きますが、この世界……おかしいと思いませんでしたか?」
一方「……あァ?」
海原「例えば、いるはずのものがいないとか。」
一方「!?」
海原「死んだはずのものがいるとか。」
一方「……何でそれを…。テメェが仕組んだのか?」
海原「残念ながら違いますね。しかし、その様子だと心当たりがあるみたいですが。」
35 = 1 :
一方「それとこれは関係ねェだろ。今人探ししてるンだよ。どかねェと真っ二つにするぞ」
海原「……その人探し。もしかして。御坂美琴の姿をしたものではありませんか?」ニヤ
一方「……何で、テメェがそンな事を……!」
海原「話せば長くなりますので手短にしますが。」
海原「この世界はパラレルワールドです。あなたから見ると。」
一方「俺から…見ると?」
海原「そうです。一部の人しか気付いてないみたいですけどね。
……まぁそれはいいんですが、この世界、本来あったはずの事がないんです。」
一方「……それが、打ち止めがいないって事かァ?」
海原「いえ、違います。個人ではありません…。
えぇ、そうですね。名づけるなら絶対能力進化…という実験がなかったようです。」
一方(……まさか、いや、そンな…)
海原「僕も詳しくは知りませんが。彼…この身体の持ち主が不審がって、調べてみたようです。」
一方「何が言いたい。」
海原「薄々気づいてるんじゃないですか?
この世界に、妹達は必要とされない。つまり。存在しないんですよ。」
36 :
ふむ。
37 = 31 :
打ち止めいなきゃ一方さんはさびしくて死んじゃうんじゃね?
38 = 1 :
一方「…はっ、何だその夢物語は…」
海原「否定しようとしてますね。まぁ御好きにどうぞ。」
一方「ったりめぇだろ…そもそも誰がそんな事出来るンだ?アレイスターがわざわざやるのか?」
海原「いえ。これは魔術です。」
一方「魔術?」
ファントムハウンド
海原「大規模な魔術です。……仮に、異界反転、とでも名づけましょうか。」
一方「魔術なんてある訳ねェだろうが。」
海原「魔術はありますよ。例えば…」カラン…コロコロッ
一方(…黒曜石のナイフから出た光で…近くの自転車がバラバラに?)
海原「これは魔術です。金星を使ったものですよ。それに、今僕は海原という大能力者に化けてますけどね。」
海原「話を戻します。この学園の超能力者がこんな大それた事できますか?
心理掌握が?未元物質が?超電磁砲が?原子崩しが?それとも、一方通行が?」
海原「…残念ながら、出来ませんよ。
例え、洗脳系の心理掌握でも。この学園最強のあなたでも。」
海原「超能力者だけじゃない。並の魔術師は誰もこんな事出来ません。」
海原「……もっとも、禁書目録と呼ばれる者などの、魔神に近い者なら出来るかもしれませんね。」
39 = 1 :
一方「………」
海原「知恵熱ですか?少々しゃべりすぎたようですね。」
一方「打ち止めは………」ブツブツ
海原「……惨めなので、一つだけいい事を教えますよ。」
海原「イギリス清教曰く、この術式はまだ未完成です。止めるなら今のうちです。」
海原「それでは。明日学校で会いましょう。」
40 = 1 :
とりあえず溜めた分書いた。
夕方辺りにまた投下する
43 :
ほ
44 = 1 :
翌日 学校
小萌「今日は残念なお知らせといいお知らせがあるのですよ。」
垣根「…おい、一方通行、顔伏せるなっていうか寝るな。」ドツク
小萌「まず、皆も知っての通り削板ちゃんが昨日襲われて、しばらく入院する事になったのですよ。
この事については後でまた説明するのですよ。」
一方「…黙れェ糞メルヘン」ボソ
小萌「次に、今日転校生が二人、このクラスに来る事になったのですよ。
男の子と女の子一人づつなのですよ!おめでとう野郎どもに子猫ちゃん!」
ウォオオ!!
一方(……まさかなァ…。)
青ピ「女の子やて!」ルンルン
上条「へぇー。マジか。あ、でも何か普通に美少女転校生とかはないんだろうなぁ…フフ」
土御門「カミやん素直に喜べにゃー。もしかしたらメガネ巨乳サイドテールな女の子かもしれないぜよ?
……ま、俺としては貧乳の方が…」
上条「ダメだこいつロリコンだ!それより知らないうちに俺が恨みを買った女の子だったらどうするんだよ!」
青ピ「いやぁ普通そっちの確立はないと思うんやけど…」
上条「いいやッ!絶対そうだね!」
ザワザワ
45 = 1 :
小萌「じゃあ結標ちゃん、海原ちゃん。二人とも入るのですよー。」
??「失礼します…。」
ザワザワ
一方「……あッ!?テメェは昨日の…!?」ガタッ
海原「おや、また会いましたね。」
垣根「どうした一方通行立ちあがって…。知り合いか?」
結標「彼が、一方通行?」
海原「そうです。……僕はあまりいい感想は持たれてないみたいですね…」ボソッ
初春「男同士で運命の再開…!?いやでも私はどちらかっていうと…」ポッ
佐天「初春…どうしたの…?」
黒子「……大能力者が二人。随分すごい事ですわね。」
美琴「黒子ッ、知ってるの?」
黒子「えぇ。あちらの髪を結んだ露出が多めの方は座標移動。あちらの殿方は念動力能力者ですわ。」
46 = 1 :
小萌「じゃあ海原ちゃんは麦野ちゃんの後ろ、
結標ちゃんは土御門ちゃんの後なのですよー。」
海原「失礼しますね。」
麦野「……。」
結標「どうも。」
土御門(……初めての感じがしない…?)
一方「………」
垣根「…?」
昼休み
上条「一方通行、隣いいか?」
一方「俺は今日アイツに用がある。机は勝手に使えよォ」
上条「…?そ、そうか…。」
初春(これは……!いや、でも私が心に決めてるのはッ!)
佐天「初春が……違う……」
47 :
初春腐女子なのかwww
48 = 1 :
麦野「……何か嫌な予感がするなぁ。」
滝壺「……。片方能力者じゃない…?」
絹旗「どうしたんですか超気になるような事をつぶやいて。」
滝壺「……気にしないで、きぬはた。」
フレンダ「結局鯖最高ねーって、麦野、どこいくの?」
麦野「あの二人が気になるのよね……ちょっとついていくわ。」
絹旗「やめてくださいよね超腐女子化なんて男同士でハァハァですか?
確かにあの浜面のバニー趣味よりはマシですけど」
麦野「そんな事しないわよ……すぐ戻ってくる」
垣根「……ふーん」
49 = 1 :
屋上
海原「何ですか、こんなトコに呼びだして。」
一方「何で来たンだ?…いや、もしかして第七位をやったのもお前らか?」
海原「……あぁ、そんな事ですか。」フフッ
一方「笑ってねェで答えろよ。冷蔵庫に詰め込むぞ」
海原「フフッ…僕ら魔術師側はこの術式を止めようとしてるだけです。
結標さんという能力者に協力してもらっていますが。」
一方「魔術師側?」
海原「えぇ。世界の歪みですからね。今のトコ一致団結してるみたいですよ?」
一方「ン?……じゃあ第七位は魔術師側が…!」
海原「やってませんよ?わざわざやっても怪しまれるだけですからね。
それに、僕らは監視する側ですから。」
一方「……監視する側?」
海原「こんな大規模魔術を扱う犯人が誰かわからない以上、むやみに動いても得策じゃありません。
中心にある学園都市…いや、この学園は異常を知る世界中の魔術結社から監視されてますよ?」
50 = 1 :
一方「じゃあさっき言ってた世界の歪みとやらは何だ?」
海原「世界の歪み。これはまぁこの術式の事ですね。
昨日調べて分かったのですが、この術式はすごいですね。やはり。」
一方「は?」
海原「科学側の頂点ともいえるアレイスターが校長という役職になってたり、
ローマ正教暗部が教員になってたり。いや、言っても分かりませんでしょうね。」
一方「分からねェよ。さっさと術式を止める方法とやらを教えろよ。」
海原「おや、協力してくれますか。
言っておきますけど、術式を止めた所で元に戻るかどうかは分かりませんよ。」
一方「……構うか。やらねェで後悔するより、やって後悔した方がまだいいだろォが。」
海原「……そうですか。じゃあ教えましょう。現時点で唯一判明してる、術式を止める方法を。
みんなの評価 : ★★★
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