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    元スレインデックス「行こ!あくせられーた!!」一方通行「…おォ」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×12
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - インデックス + - 一方禁書 + - 一方通行 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 :

    順調に死亡フラグ立てるむぎのん

    102 = 21 :

    なんか一方好きの俺にはまた心が痛くなりそうなので、

    ぷん太に載ってから一気読みする

    頑張ってくれー

    103 = 1 :

     一方通行は躊躇なく女子トイレに飛び込む。
     壁に、まるでスプーンでくり抜かれたような穴が空いていた。
     破片がない。穴の周囲にヒビもない。
     単純な力では有り得ない破壊の形。
     『能力者』に連れて行かれたことは明白だった。

    一方通行「クソッタレがァァァァあああああああ!!!!」

     喉が裂けるような絶叫と共に、一方通行は穴から外に飛び出す。
     穴を抜ければ薄暗い路地に続いていて、打ち止めを攫った敵がどちらに向かったのか判断がつかない。

    一方通行「どっちだ! どこに行きゃァがった!! 生きて帰れると思うなコラァァァああああ!!!!」

     しかし、一方通行の叫びはむなしく反響するばかり。
     インデックスも穴から路地に降り立った。

    インデックス「二手に別れて探そうあくせられーた!! 今ならまだ間に合うかも!!」

    一方通行「ボケが!! テメエまで攫われたら二度手間だろォが!! 頭使えクソッタレ!!」

    インデックス「信用して!!」

     インデックスの強い瞳が一方通行を射抜く。

    インデックス「私の『歩く教会』は、あくせられーたの力だってきかないんだよ?」

     優しく、諭すようにインデックスは言葉を続ける。
     結局、二人は二手に別れて打ち止めを追った。

    104 = 1 :





     ―――それが、最大の間違いであったことに気付かずに。






    105 = 10 :

    いやああああああああああ

    106 :

    うわあああああああああああああああ

    107 = 48 :

    わああああああああああああ

    108 = 49 :

    やめてえええええええええええええ

    109 = 1 :

     それは、インデックスが一方通行と別れてから、わずかに十分後のことだった。
     インデックスは足を止める。
     目の前に、得体の知れない少年が立っている。
     その少年は前髪をめんどくさそうにかきあげながら口を開く。

    垣根「てめえ自体にゃなんの恨みもねえんだけどよ」

     少年の――学園都市第二位、『未元物質(ダークマター)』、垣根帝督の背中から天使のような羽が生える。

    垣根「恨むならアレイスターを恨みな。恨むなら一方通行を恨みな。あぁ、もちろん俺を恨んでくれても全然かまわねえ」

     インデックスは自分の体が震えていることを自覚した。

     何故?

     インデックスは困惑する。
     『歩く教会』は無敵だ。無敵の防御結界だ。そのはずだ。
     なのに何故、少年の白い翼はこんなにも不安を掻き立てる?

    垣根「注意しろよ」

     インデックスの怯えを知ってか知らずか、垣根帝督はニヤリと笑った。
     それはとても酷薄な笑みだった。

    垣根「俺の『未元物質(ダークマター)』に、常識は通用しねえ」

    112 = 1 :

    垣根「てめえの力はレポートで読んだ。どんな攻撃も効かないんだってな。一方通行さえ無効化するってんだから驚きだ」

     垣根帝督の白い翼がインデックスの体を薙ぐ。
     ゾクリ、とインデックスは震えた。
     ダメージはない。ダメージはないのに。
     どうしてこんなに逃げ出したい恐怖に駆られるのか。
     インデックスは震えを噛み殺して、垣根帝督に相対する。

    インデックス「あの子を攫ったのはあなたなの!?」

    垣根「あの子? オマエどっちのことを言ってんの?」

    インデックス「ど、どっちって…」

    垣根「まあ、どっちにしろ俺は知らねえよ。…あの馬鹿女、わっかりやすく動きやがって」

     垣根帝督の翼がはためく。
     再びインデックスに翼が迫る。

    垣根「悪いな。ちょっと急がなきゃならん事情が出来た。手早く済ませるが、かまわねえな?」

    113 = 1 :

     その言葉の後は、本当に容赦がなかった。
     垣根帝督の背中から生える六枚の翼が間断なくインデックスに襲い掛かる。
     だが、通じない。
     全ての翼はインデックスの体を通り抜けるだけで、何の痛みももたらさない。
     インデックスの瞳に力が戻る。体の震えが収まってきた。

    垣根「いや、ほっとしてるとこ悪ぃがよ。そろそろ『見つかる』ぜ?」

     その言葉と同時だった。
     垣根帝督の翼がメキリ、とインデックスの体にくい込んだ。

    インデックス「か…は…!」

     そんな。そんな馬鹿な。
     インデックスは混乱した。
     つい先ほどまで、何の影響も与えてこなかった翼が、いきなり『変質』した。

    垣根「やっぱりそうか。てめえの防御力も一方通行の『反射』と一緒だな」

     お腹を押さえ、その場に膝を着くインデックスに、垣根帝督は声をかける。

    114 :

    ステイル速くキテー

    115 = 88 :

    一方通行をも反射する歩く教会が効かないとか
    すごい!!…のか?

    116 = 1 :

    垣根「自分に害のある攻撃を受け流すオマエと『反射』する一方通行。だが、それは無害であるはずのモノなら通るってことだ」

     垣根帝督がインデックスに迫る。

    垣根「当然の話だよなあ? じゃなきゃお前らは物も持てねえし飯も食えねえし息もできねえ。ま、そんな風に『穴』が空いてるなら簡単だ」

     六枚の翼が、不気味に蠢いている。

    垣根「俺の『未元物質』でてめえらが『無害』と判断しちまう『有害』を作っちまえばいい。朝飯前だぜ、実際」

     垣根帝督の翼がインデックスを薙ぎ払う。
     吹き飛んだインデックスの体が宙を舞った。
     垣根帝督は笑う。

    垣根「とまあ、俺の予測は当たってたようで何よりだ。予行練習に付き合ってくれてありがとよ」

     地面に落ちたインデックスは、もう動かなかった。

    117 = 39 :

    歩く教会のレベルってどこまですごいのか実はよくわかんないんだよな
    原作だと上条さんが冒頭でチートで破壊しちゃったし。

    118 :

    支援


    てかこれで最後とかマジかよ・・・

    119 = 106 :

    きっとお前らの存在は『有害』だろうな

    120 = 8 :

    物持つとき手出すんじゃねーのかwww
    と思ったら>117で全部このss内設定だということが分かったでござる

    121 = 10 :

    アニメ板がこのSSの身代わりになってるうちに頑張って書くんだ書いて下さい

    122 = 1 :

    心理定規「殺したの?」

     赤いドレスを纏った少女が、垣根帝督の後ろからインデックスを覗き込む。

    垣根「殺すかよ。アレイスターにキツく言われてんだ。さすがに自重するさ」

    心理定規「ふーん、よかった。これで私も実験できるわね」

     対象者との『心の距離』を自在に調節する『心理定規(メジャーハート)』の能力を持つ少女がインデックスに歩み寄る。

    垣根「ソイツに効くのかよ? 確かに防御は一級品だぞ?」

    心理定規「まあ、効かなかったら優しく服を脱がしてあげてからやればいいんじゃない?」

     『誰か』にとっての友人にも、恋人にも、神にすらなることが出来る少女は笑う。



    心理定規「この子、一方通行の『反射』も無効化しちゃうんだよね? ふふ、どうなるか楽しみだな」

    123 :

    >>119
    『俺ら』だろ?

    124 = 1 :

    >>120 
    いや、だって服から出てる部分に攻撃通ったら弱くね?
    眉間撃ちゃ一発じゃね? つまりゴルゴ最強じゃね?

    125 = 39 :

    >>120
    いや、相当レベル高いことは間違いないんだけどね
    核シェルターみたいなもんって原作で言ってるし事実効果があるときは神崎の攻撃はきかなかったし。

    ただ一方さんの反射と違ってあくまで服なんで・・・顔とか攻撃されたら食らっちゃいそうなもんだ

    126 = 1 :

    >>120 
    いや、だって服から出てる部分に攻撃通ったら弱くね?
    眉間撃ちゃ一発じゃね? つまりゴルゴ最強じゃね?

    127 = 1 :

    俺どんだけゴルゴ押してんだよwwwwwアホスwwwwwwwwww

    128 = 8 :

    つまり、何か見えない力が服が覆ってないところをカバーしてる感じか
    >126見てスクリプト来たのかと思ったわwwwww

    129 = 1 :

     一方通行は立ち尽くす。
     彼の目の前には打ち止めが羽織っていたシャツが落ちていた。
     シャツには赤い字で行くべき場所が指定されている。
     その赤色が、一体何の色なのかは、考えないようにした。

    一方通行「クハ」

     一方通行の口が歪に曲がる。

    一方通行「ったくよォ、たっけェシャツを見事に汚してくれちゃってまァ……」

    一方通行「よっぽど死にてえらしいな、クソ共が」

     一方通行は嗤う。

     嗤いながら、ヒタリ、ヒタリと歩を進めた。
     彼の眼前には、ただ深い闇が広がっている。

    130 = 1 :

     指定された場所で、一方通行が目にした光景は、本当に分かりやすいものだった。
     そこには黒い特殊装備を身に纏った男が3人居た。
     一人は鋭い刀を持っていて。
     一人は小型の携帯型テレビを持っている。

     そして残りの一人は――ぐったりとした打ち止めを抱えていた。
     打ち止めを抱える男の片手には鋭く光るナイフが握られている。

     男の持つ携帯型テレビの中で、麦野沈利が笑っていた。

    麦野『こんにちは第一位。私が誰かわかる?』

    一方通行「おォ、じめっとしたキッチンでよく見る顔じゃねェか。触覚はどォした。いつもの茶色い服はどォした。ダメだぜ、ゴキブリ如きがオシャレなんてあと一億年早ェよ」

    麦野『ほんっとにムカつく奴で嬉しいわ。良心が痛まないもの』

     画面の中でこめかみをヒクつかせ、麦野沈利は言葉を続ける。

    麦野『私は第4位のLEVEL5、『原子崩し(メルトダウナー)』、麦野沈利。ちっちゃい脳みそによく刻んでおいて?』

    131 = 42 :

    ちんりさンの能力はなにか損をしている気がする…というか意味不明

    132 = 39 :

    むぎのんは能力より身体能力がレベル5

    133 = 106 :

    つまり一億年後には可愛いゴキたんが・・・

    134 :

    ちょっと一億年後にいってくる

    135 = 106 :

    あわてるな、ホイホイも持っていこうぜ

    136 = 1 :

    一方通行「よォく覚えておくぜチャバネさン」

    麦野『…この……! チッ、本当はこんなありふれたセリフを吐きたくはないんだけど。その子の命が惜しかったらじっとしていてね?』

    一方通行「ぎゃははは!! 取り繕ってンじゃねェよ!! 俺を笑い死にさせンのがテメエの作戦ですかァ!?」

    麦野『もう喋んなクソがぁ!!』

     刀を構えた男が一方通行に近づいてくる。
     一方通行は動かない。

    麦野『ふん、いい子ね』

     男の持つ刀が振り下ろされた。
     鋭い刃が一方通行の肩口に食い込み――男の手首がグチャリと曲がった。

    「があああああ!!!!」

    麦野『てめえ!! ガキがどうなってもいいのか!!』

    一方通行「オイオイ、俺は約束通りジッとしてただろが。どォしたのボク? カルシウム不足ですかァ?」

    「いてえ…! 手が、俺の手が…!!」

     悶える男を見下ろして、一方通行はケタケタと笑っていた。

    137 = 39 :

    むぎのんの噛ませ臭がすごいwww

    138 :

    うおっ、このスレ来てたのか!
    支援

    139 = 99 :

    人質とか死亡フラグまっしぐらだな

    141 :

    かませで何が悪い!!

    142 = 1 :

    麦野『次に『反射』を使ったらガキの腕を飛ばすよ? 肝に銘じておけ』

    一方通行「オイオイ、俺は知らねェっての」

    麦野『茶番に付き合う気はないの』

     麦野の言葉と同時に新手が現れた。
     新たに現れた黒服は悶える男の傍から刀を拾い上げる。

    一方通行「……ホンットワラワラ涌いてくンなァ」

    「……」

     男は黙って刀を構える。刀を構えた男は打ち止めを抱える男に目配せをする。
     打ち止めを抱えた男はこくりと頷いた。
     それは明確な脅しだった。

    一方通行「クソが…」

     一方通行の顔から余裕が消える。
     男の持つ刀が容赦なく一方通行の脳天目掛けて振り下ろされた。

    143 = 99 :

    反射がだめなら受け流す…
    ネタバレならすまん

    144 = 106 :

    何をしてるんだミサカは

    145 = 1 :


     しかし。


     一方通行には欠片も傷はなく。


     直後に切り飛ばされた片腕が宙を舞い。




     打ち止めの体が崩れ落ちた。

    147 = 88 :

    >>131
    ちんり…?

    148 = 1 :

    「ぎゃああああああああああ!!!!!!」

     絶叫。まさにソレは絶叫だった。
     絶叫を上げたのは――打ち止めを抱えていた男だった。

    「いてえ! 腕が! 俺の腕がぁぁぁあああ!!」

     打ち止めを抱えていた腕がぼとりと地に落ちた。
     この場のいる誰もが状況を理解していなかった。
     一方通行の体が弾ける様に動き出す。
     ただ一直線に、打ち止めの元へ。

    一方通行「ヒャッハァ!! 反射がだめって言われたから『操作』してみましたァ!!」

     一方通行は嘲り笑う。
     その手にしっかりと打ち止めの体を抱えて。

    「クソが!! 何でもありかてめえ!!」

    一方通行「おォ! ケッコウなンでもありなンですよォ!!」

     涙交じりの男の叫びに、一方通行は快哉の叫びで答えた。





    麦野『あーあ、やっちゃったね一方通行』

     携帯テレビの画面の中で、麦野沈利が笑った。

    149 = 88 :

    麦のんもていとくんもかませでもかわいいよお

    150 = 1 :

    一方通行「あァ?」

    麦野『ペナルティだ。約束通りガキの片腕を飛ばす』

     ずっと麦野をアップで映していた画面が引いていく。
     学園都市製の小型テレビは、麦野のいる部屋の様子を克明に映し出す。

    一方通行「おィ…」

     麦野沈利は椅子に腰掛けている。
     その足元に、『誰か』が転がっていた。

    一方通行「おィ…!!」

     『誰か』はミサカだった。
     麦野は笑う。
     どうベクトルを操作しようとも届かない画面の中で、麦野が笑っている。
     誰かに渡されたノコギリを持って。

    一方通行「テメェェェえええええええええ!!!!」

    麦野『実はこっちが本命の人質でした。コッチは別に殺すなって言われてないしね。好き勝手やっちゃうよ?』


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