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    元スレ妹「おにいちゃん、なんか最近冷たいかも…」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
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    301 = 284 :


    どこだ?――
    どこかに、日記が…


    「あった…っ」


    ――砂に埋まった妹の日記帳。

    それをパラパラと開くと、昨日妹が書いた部分を探す。


    「……そんな」

    ノートは、真っ白。

    文字一つすら書いておらず、ただの真っ白なページが続くばかり。

    303 :

    眠いのにこれじゃ寝れないじゃないか

    304 = 285 :

    なん…だ…と…

    305 :

    もう限界・・・
    朝まで残っててくれることを祈ります・・・

    306 :

    ねれねぇよ…
    目瞑っても妹の事が気になっちまう…

    308 :

    映画化

    309 :

    これ小説出たらほしいわ

    310 = 284 :


    パラ、パラと日記帳をめくっていく。


    『 ――どんなこと書いてるんだ? 』

    昨日、この砂浜で書いたはずだ――

    『 ――んー? 内緒ぉ… 』

    (どこに…どのページに……っ!!)


    結局、最後のページまで何も書いてなかった。

    ただ内容もなく、真っ白な日記帳。


      母『妹ちゃんはね、実の兄を亡くした頃から失語症なの』
      
      
    あの時、母が家のリビングで僕に言った言葉。

    311 = 306 :

    ぇッ?!…

    313 = 293 :

    な、なんだってーーー!!!!111

    314 :

    どういう事なの…

    316 = 308 :

    なんだって!?

    317 :

    どういうことだ・・・!?
    こんな展開になるなんて

    319 = 285 :

    !?!?!?!?

    321 :

    無理矢理盛り上げようとしてるスレの反応に冷めた
    冷静に見直すと反応きもいぞ。落ち着け。

    ……兄が病んでたってことか

    322 :

    な…

    323 = 314 :

    死ぬような病気じゃないのか?

    324 = 284 :

    (……)

    なら、僕は……

    今まで、誰と話していたんだ?


     ――「おにいちゃん、なんか最近冷たいかも…」
     
     ――「あたしのこと、嫌いになった…?」


    幼い頃、妹と初めて出会った時から、僕はいったい誰の声を聴いていたんだ?


     ――「えー、あたしが切ってあげようとしたのに…」
     
     ――「うん…。毎日日記書くのぉ」

    325 :

    おいおいおいおい…
    失語症だと…

    326 = 308 :

    まじかよ…

    327 = 297 :

    友達と喋らないのではなく喋れなかったのか………

    328 = 306 :

    >>39
    でも、母親とは会話してる…
    この頃までは、症状の進行はまだあんまし進んでなかったのかな?

    329 = 284 :

    そうだ…、だっておかしいじゃないか。

    母だって妹と話していた。

    部屋の時、食事の時、それから…


    (それより――だ)

    なぜ、突然妹の声が聴こえなくなった?

    昨日まで、普通に聴こえていたはずだった。

    昨日の夜、この砂浜にいた時から……


    そうだ…
    僕は妹にキスをした。


    「…それが、原因だっていうのか?」

    330 = 317 :

    これ朝まで残ってるよな・・・?

    331 = 314 :

    >>328
    予想は辞めようぜ

    332 :

    >>328
    なんか矛盾してるなwww

    333 :

    なにこの大作

    334 :

    兄のハイパー妄想タイムか

    335 :

    >>331
    >>328は予想じゃなくね?

    336 = 309 :

    だれかまとめて本にしてくれ

    337 :

    前vipでこれとまったく同じの見たことあるんだが気のせいじゃないな

    338 = 317 :

    >>331
    いや>>328は予想じゃないだろwww

    339 = 284 :

    妹は僕に“好き”と言った。

    それは、つまりどういう意味で?――


    “恋人として”


    つまり、恋人としてキスをしてしまった。

    妹にとっても、僕にとっても…。


    「だから…だっていうのか?」

    僕たち兄妹が、無意識的に恋人としてキスをしたから。


    ――僕たちが、兄妹ではなくなってしまったから。

    340 = 302 :

    >>288

    341 = 314 :

    >>335
    >>338
    すまん、俺には予想に見えたwww半年ROMってくるwww

    342 = 284 :






    家に帰り、妹の部屋に入る。

    「……」

    妹は、ベッドの上に座っていた。

    僕は妹の頭を撫で、後ろから抱きしめる。


    「僕は…おまえの何なんだろうな」

    「……」

    「…僕のことは、好きか?」

    「……」


    頷く、気配がした。

    343 = 286 :

    切ない・・・・切ないよぅ・・・・

    344 = 308 :

    泣いた

    346 :

    切なくて寝れない

    347 :

    小説化希望

    348 = 325 :

    相思相愛なら…それでも良いじゃないか…

    349 :

    目から汗が・・・
    これは・・・どういうことだ

    350 = 284 :

    (……)

    「…わかったよ」

    「――。」


    僕は、妹にキスをした――

    頬にではなく、唇に。


    唇を離し、妹の顔を見つめると、少し微笑んでいるようにみえた。


    いや――確かに笑っていた。

    幻覚でも、妄想でもなく…。


    「…結婚、しようか」

    「――。」

    それは、いつになるかはわからない。

    けれど、僕たちは確かに誓いを交わした。


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