私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ妹「おにいちゃん、なんか最近冷たいかも…」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
>>244
そうゆうのいらない
そうゆうのいらない
>>244
最近こうゆうの増えてきてうざい
最近こうゆうの増えてきてうざい
>>244
今後気をつけてくれ
今後気をつけてくれ
妹はまだ少し物足りない様子で、僕に甘えてくる。
頭を撫でて、背中を撫でて…。
妹「んぅ…」
少し眠たいようで、ウトウトとしていた。
そしてしばらくの間、ぽん…ぽんと小さい子供を寝かしつけるように、優しくたたく。
妹「…ねぇ……おにいちゃん…」
兄「ん…?」
妹「あたし、まだ記憶残ってるよ…」
兄「…え?」
妹「…キスの」
兄「……うん」
頭を撫でて、背中を撫でて…。
妹「んぅ…」
少し眠たいようで、ウトウトとしていた。
そしてしばらくの間、ぽん…ぽんと小さい子供を寝かしつけるように、優しくたたく。
妹「…ねぇ……おにいちゃん…」
兄「ん…?」
妹「あたし、まだ記憶残ってるよ…」
兄「…え?」
妹「…キスの」
兄「……うん」
そしてそのまま、海の闇に溶けるように――
妹「すぅ…」
妹は眠りについていった。
.
.
.
妹「すぅ…」
妹は眠りについていった。
.
.
.
――――。
太陽の日差し、目にしみるようだった。
深い闇から這い上がってきたような、そういう感覚。
どうやら、そのまま浜辺で眠ってしまったようだった。
兄「…あれ」
…妹が居ない。
太陽の日差し、目にしみるようだった。
深い闇から這い上がってきたような、そういう感覚。
どうやら、そのまま浜辺で眠ってしまったようだった。
兄「…あれ」
…妹が居ない。
(…あいつ、どこいったんだ)
周りを見回すと、近くに一人の少女が立っていた。
兄「いた…」
妹が、夜明けの日を見つめてたたずんでいる。
兄「おーいっ、帰ろうか」
妹「……」
兄「…おい?」
黄色のノートを手にした、妹。
僕を凛とみつめて、動かない。
妹「……」
兄「どうした…?」
妹「……」
ただ、うつろとした瞳で僕をみつめていた。
兄「おい…」
まさか…な。
僕は妹の肩を揺さぶった。
兄「……おい?」
妹「……」
――そんなことがあってたまるか。
それだけは、嫌だ。
兄「どうした…?」
妹「……」
ただ、うつろとした瞳で僕をみつめていた。
兄「おい…」
まさか…な。
僕は妹の肩を揺さぶった。
兄「……おい?」
妹「……」
――そんなことがあってたまるか。
それだけは、嫌だ。
兄「……しっかりしろっ!!」
海の浜辺に、僕の声が響いた。
妹「……」
兄「そんな…」
――言葉を忘れた、とでも?。
妹は、ただぼんやりとしていた。
兄「――っ」
僕はその場に崩れるように、妹を抱き寄せて座り込んだ。
海の浜辺に、僕の声が響いた。
妹「……」
兄「そんな…」
――言葉を忘れた、とでも?。
妹は、ただぼんやりとしていた。
兄「――っ」
僕はその場に崩れるように、妹を抱き寄せて座り込んだ。
強く妹を抱きしめたまま、数分…あるいは数十分が経った。
兄「うっ…く…」
涙を流しながら、妹の小さな背中を――本当に小さな背中をさすり続けていた。
浜辺に転がった黄色のノート。
もう、この子は日記を読むことすらできない。
兄「…どう、して」
どういえばいいのか。
悲しい?――それとも悔しい?――
ただ、絶望に包まれながら、妹の頭を撫で続ける。
ただ…寝ぼけてるだけだよな?
そうだよな?
そうだと言ってくれ…
そうだよな?
そうだと言ってくれ…
.
.
.
兄「ほら、お姫様だっこだぞ…」
妹「……」
妹を両手で抱えながら、浜辺を出た。
――透き通ったような妹の瞳。
兄「はは…、うれしいか?」
妹「……」
妹のサンダルが地面に落ちるも、そんなことは気にせずに、ただしゃべり続けていた。
.
.
兄「ほら、お姫様だっこだぞ…」
妹「……」
妹を両手で抱えながら、浜辺を出た。
――透き通ったような妹の瞳。
兄「はは…、うれしいか?」
妹「……」
妹のサンダルが地面に落ちるも、そんなことは気にせずに、ただしゃべり続けていた。
妹「……」
兄「家に帰ったら、何しようか?」
妹「……」
兄「ゲームか? それとも、どこか遊びにいこうか?」
妹「……」
兄「僕…今日学校休むからさ、たくさん遊ぼうか…」
妹「……」
兄「返事ぐらい…してくれよ…、いつもみたいに…『おにいちゃん』ってさ」
ぽつり――ぽつり、
涙が、妹のほっぺに垂れた。
兄「家に帰ったら、何しようか?」
妹「……」
兄「ゲームか? それとも、どこか遊びにいこうか?」
妹「……」
兄「僕…今日学校休むからさ、たくさん遊ぼうか…」
妹「……」
兄「返事ぐらい…してくれよ…、いつもみたいに…『おにいちゃん』ってさ」
ぽつり――ぽつり、
涙が、妹のほっぺに垂れた。
俺はただ-後悔-という文字が頭から離れない…
兄、妹と距離を置こうとした事…
何であの時メールを返してやらなかった…
何で俺はF5キーを押し続けたのか…きっとハッピーエンドだよな;
兄、妹と距離を置こうとした事…
何であの時メールを返してやらなかった…
何で俺はF5キーを押し続けたのか…きっとハッピーエンドだよな;
兄「そうだ…学校辞めるよ、僕」
妹「……」
兄「これからは、好きなだけ遊べるんだぞ…おまえと」
妹「……」
兄「そうか…うれしいか」
妹「……」
兄「おにいちゃんのこと、大好きだもんな。おまえは…」
妹「……」
.
.
.
妹「……」
兄「これからは、好きなだけ遊べるんだぞ…おまえと」
妹「……」
兄「そうか…うれしいか」
妹「……」
兄「おにいちゃんのこと、大好きだもんな。おまえは…」
妹「……」
.
.
.
>>102の・・・から続いていると予測
よってこれは夢
よってこれは夢
>>288
そうならうれしい
そうならうれしい
その後、妹を連れて精神科へ連れて行った。
母が話を終えた後、フロアに戻ってくる。
兄「どうでしたか…妹は…」
母「失語症、ですって」
兄「…そう、ですか」
……。
何かがおかしい。
母「……」
なぜこの人は、悲しんでいないんだ?
自分の娘が、喋ることも、話して接することもできなくなったというのに。
母「兄くん…お話があるの」
母が話を終えた後、フロアに戻ってくる。
兄「どうでしたか…妹は…」
母「失語症、ですって」
兄「…そう、ですか」
……。
何かがおかしい。
母「……」
なぜこの人は、悲しんでいないんだ?
自分の娘が、喋ることも、話して接することもできなくなったというのに。
母「兄くん…お話があるの」
家のリビングで、母の話を聞いた。
兄「……え?」
隣に座っている、黙ったまま喋らない妹をみつめた。
(そんな……)
母「昨日、何があったの…?」
兄「――っ」
気付けば、僕は駆け出していた。
家を飛び出して、路地を走り、大通りを抜け、走り続けた――
(あのノートを――)
妹の日記。
あのまま、浜辺に置き去りにした日記を――
息が上がり、胸が苦しくなる。
それでも、走り続けた。
恐らく今まで生きてきた中で、一番長く走り続けたのかもしれない。
浜辺にたどり着き……黄色のノートを探す。
(無い……)
どこを探しても、みつからない。
妹の日記。
あのまま、浜辺に置き去りにした日記を――
息が上がり、胸が苦しくなる。
それでも、走り続けた。
恐らく今まで生きてきた中で、一番長く走り続けたのかもしれない。
浜辺にたどり着き……黄色のノートを探す。
(無い……)
どこを探しても、みつからない。
類似してるかもしれないスレッド
- 妹「おにーちゃんキッモ・・」兄「ごめんな」 (275) - [57%] - 2012/2/6 9:00 ★★
- 妹「お兄ちゃん、このご本なぁに?」 (189) - [56%] - 2011/9/11 22:47 ★
- 弟「お兄ちゃんこんな格好恥ずかしいよ…」 (144) - [56%] - 2013/2/20 2:30 ○
- 妹「おにーちゃん、ロリコンってな~に?」 (640) - [56%] - 2008/8/25 21:46 ★★★
- 妹「お兄ちゃん…女さんと付き合ってるのかぁ…」 (414) - [54%] - 2009/12/6 5:33 ★★★
- 妹「私、お兄ちゃんのことそれでも好きだから……」 (1001) - [54%] - 2008/11/20 5:48 ★
- 妹「お、お兄ちゃんがロリコンなはずないよね……」 (1001) - [54%] - 2011/7/1 2:45 ★★★
- 妹「お兄ちゃん…嫌いにならないで…」 (154) - [53%] - 2010/3/5 16:46 ★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について