私的良スレ書庫
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元スレ上条「……サイレン?」
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最初の頃説明多すぎて読んでなかったけど最近面白くなってきたから読んでる
ピンポーン。
家の中にインターホンの音だけが響く。応える者はいない。
「留守、でしょうか?」
「んー……」
土御門は何の気なしにドアノブをひねる。
するとガチャ、という音と共にドアノブが周りドアが開いた。
「……カギを開けっ放しで遠出するとは思えませんが」
「だにゃー。……気ィ引き締めていかないと危ないぜよ」
「……ハイ」
家の中にインターホンの音だけが響く。応える者はいない。
「留守、でしょうか?」
「んー……」
土御門は何の気なしにドアノブをひねる。
するとガチャ、という音と共にドアノブが周りドアが開いた。
「……カギを開けっ放しで遠出するとは思えませんが」
「だにゃー。……気ィ引き締めていかないと危ないぜよ」
「……ハイ」
一つ目の部屋。おそらく職員用であろう事務室には誰もいなかった。
ただ付けっぱなしのディスプレイの画面が薄暗い部屋を不気味に照らす。
「……パソコンか。ちょうどいい。ちっと調べるぜよ」
土御門はそういうとパソコンの前に立ち、なにやら操作を始めた。
それを見て海原は、
「お願いします。……僕は他のところを見てきますので」
そう言い、土御門と別れて別の部屋を見る。
次の部屋にも誰もいなかった。その次も、そのまた次も。
「……残るは食堂、でしょうか。行きましょうかね」
ただ付けっぱなしのディスプレイの画面が薄暗い部屋を不気味に照らす。
「……パソコンか。ちょうどいい。ちっと調べるぜよ」
土御門はそういうとパソコンの前に立ち、なにやら操作を始めた。
それを見て海原は、
「お願いします。……僕は他のところを見てきますので」
そう言い、土御門と別れて別の部屋を見る。
次の部屋にも誰もいなかった。その次も、そのまた次も。
「……残るは食堂、でしょうか。行きましょうかね」
地獄とはこのような場所なのだろうか
「……ッ!?」
海原は目の前に広がる光景に思わず息を呑んだ。
本来、園児と職員が仲良く食卓を囲むであろうこの一室に園児を含む職員は集まっていた。
……全員が血まみれになり、誰一人たりとも動かない状態で。
「これは……!」
海原は事態の報告のために慌てて携帯電話を取り出す。
しかし、
「穏便はやめ、だ」
後ろから声がして。海原の手に握られた携帯電話が粉々に砕け散った。
「……ッ!?」
海原は目の前に広がる光景に思わず息を呑んだ。
本来、園児と職員が仲良く食卓を囲むであろうこの一室に園児を含む職員は集まっていた。
……全員が血まみれになり、誰一人たりとも動かない状態で。
「これは……!」
海原は事態の報告のために慌てて携帯電話を取り出す。
しかし、
「穏便はやめ、だ」
後ろから声がして。海原の手に握られた携帯電話が粉々に砕け散った。
「―――毘沙門・礫」
何かが投げられた音がした。
咄嗟に海原が振り向くと、そこには獣の様に凶暴な目付きをした、ジュナスと呼ばれた男が立っていた。
次の瞬間、自らを襲う二つの衝撃。腹部に熱を感じ、見ると腹部に刃が刺さっていた。
「が……ッ!?」
思わず傷口を押さえ前のめりになる海原をジュナスは逃さない。
人間の限界を超えたスピードで海原に迫り拳を海原の腹にめり込ませる。
「ぐが……あ」
気持ちの悪い音がして海原の意識が一瞬飛んだ。
そのまま海原は数メートル吹っ飛んで壁に激突する。
何かが投げられた音がした。
咄嗟に海原が振り向くと、そこには獣の様に凶暴な目付きをした、ジュナスと呼ばれた男が立っていた。
次の瞬間、自らを襲う二つの衝撃。腹部に熱を感じ、見ると腹部に刃が刺さっていた。
「が……ッ!?」
思わず傷口を押さえ前のめりになる海原をジュナスは逃さない。
人間の限界を超えたスピードで海原に迫り拳を海原の腹にめり込ませる。
「ぐが……あ」
気持ちの悪い音がして海原の意識が一瞬飛んだ。
そのまま海原は数メートル吹っ飛んで壁に激突する。
ライズが使えるサイレン勢は有利だな
禁書側はかなりの強キャラしか身体強化できないし
禁書側はかなりの強キャラしか身体強化できないし
「何者だ?」
ジュナスは倒れる海原に対して言う。
その手に握られているナイフはいつでも止めを刺せる、というメッセージでもあった。
「……あなた、達こそ……」
「……俺達は『ワイズ』。世界の再創造を目指す」
「させま、せん……」
腹部からの出血は悪化するばかり。
海原には土御門のような回復能力もなければ、本物の自分のような能力も無い。
けれども。それでも。海原、いやエツァリには守らなければならないモノがある。
「負けられませんよ……こんな所で……ッ!」
海原は黒曜石のナイフを取り出し、ジュナスに切っ先を向ける。
金星の光を反射して放つ術式、トラウィスパンクウトリの槍。全てを分解する光線。
ジュナスは倒れる海原に対して言う。
その手に握られているナイフはいつでも止めを刺せる、というメッセージでもあった。
「……あなた、達こそ……」
「……俺達は『ワイズ』。世界の再創造を目指す」
「させま、せん……」
腹部からの出血は悪化するばかり。
海原には土御門のような回復能力もなければ、本物の自分のような能力も無い。
けれども。それでも。海原、いやエツァリには守らなければならないモノがある。
「負けられませんよ……こんな所で……ッ!」
海原は黒曜石のナイフを取り出し、ジュナスに切っ先を向ける。
金星の光を反射して放つ術式、トラウィスパンクウトリの槍。全てを分解する光線。
ライズが強かったら電子レンジ攻撃も上空4000メートルからの落下もなんのその、という世界だからな
サイレン勢がバーストオンリーじゃないとキツいな
キュアとヴィジョンズもチート級だ
キュアとヴィジョンズもチート級だ
ライズだけで4000mは耐えられない
あれはドラゴンウイングというドラゴンさんにのみ許された技があったからこその生存
あれはドラゴンウイングというドラゴンさんにのみ許された技があったからこその生存
「……なっ!?」
ジュナスは大きく横へ跳ぶ。
光線を避けたジュナスは壁に足をつけ、体制を建て直し再び海原を狙う。
「やはり避けますか……」
海原は笑っていた。その目線の先にあるのは建物の天井。
「これは……!」
天井、いや建物全体に刻まれた文様。
この意味を知るのは海原と、土御門のみ。
大きな音をたてて建物が崩壊した。
ジュナスは大きく横へ跳ぶ。
光線を避けたジュナスは壁に足をつけ、体制を建て直し再び海原を狙う。
「やはり避けますか……」
海原は笑っていた。その目線の先にあるのは建物の天井。
「これは……!」
天井、いや建物全体に刻まれた文様。
この意味を知るのは海原と、土御門のみ。
大きな音をたてて建物が崩壊した。
一方、サイレンの本拠地では。
明らかになった目的地。はるかぜ学園、グリゴリ、ホーム。
「五人で一つ一つ行くのはムダだな。三つに分けよう」
飛龍が言う。
「ああ。そうだな……どう分ける? 雨宮?」
アゲハの問いに、雨宮は少し考えて、
「戦力で分けましょう。私と夜科が一人づつ、朝河君、朧さん、霧崎で一つ、ね」
「わかった。気をつけてくれよ、雨宮さん、夜科君」
「任しておけ。……それじゃあ、俺がはるかぜ学園に行く」
明らかになった目的地。はるかぜ学園、グリゴリ、ホーム。
「五人で一つ一つ行くのはムダだな。三つに分けよう」
飛龍が言う。
「ああ。そうだな……どう分ける? 雨宮?」
アゲハの問いに、雨宮は少し考えて、
「戦力で分けましょう。私と夜科が一人づつ、朝河君、朧さん、霧崎で一つ、ね」
「わかった。気をつけてくれよ、雨宮さん、夜科君」
「任しておけ。……それじゃあ、俺がはるかぜ学園に行く」
土御門からの連絡が来たのが3分前。
一方通行の能力を持って擦れば数百メートルの距離などほぼゼロに等しい。
「おィおィ、何ですかァ?」
崩れた建物。瓦礫の上に立っているのはジュナスただ一人。
ジュナスは新たに現れた一方通行に対して敵意を剥き出しにする。
「土御門と海原のヤロウはどこ消えやがったンだァ?」
辺りを見回してもあるのは瓦礫だけ。他の人間は見当たらない。
「まァ、構わねェ。テメェを殺してから探せばいいンだからなァ!」
一方通行の能力を持って擦れば数百メートルの距離などほぼゼロに等しい。
「おィおィ、何ですかァ?」
崩れた建物。瓦礫の上に立っているのはジュナスただ一人。
ジュナスは新たに現れた一方通行に対して敵意を剥き出しにする。
「土御門と海原のヤロウはどこ消えやがったンだァ?」
辺りを見回してもあるのは瓦礫だけ。他の人間は見当たらない。
「まァ、構わねェ。テメェを殺してから探せばいいンだからなァ!」
>>126
それアニメオリジナル設定じゃね?
それアニメオリジナル設定じゃね?
「新手、か……」
一方通行を見据え、ジュナスは両手にナイフを握る。
対する一方通行もジュナスをにらみチョーカーの電極スイッチを入れた。
「―――毘沙門・礫」
弾丸の如く放たれた刃は真直ぐ一方通行へ向かう。
「ンだァ!?」
怒号。同時に刃はジュナスの身体に突き刺さっていた。
自らの攻撃で後ろに吹き飛ぶジュナス。一方通行は更に攻撃を続ける。
「もっと楽しませてくれよォ!」
地面を自らの足で蹴ると、石が弾丸となってジュナスの身体にのめりこむ。
「ハッハァ! ……つまンねェなァ。飽きた、死ね」
狙いを定め、地面を蹴り自らを音速で飛ばす。油断は無い。相手は人間。
一瞬でも触れれば生体電気や血流の流れを操作して肉片と化すのだから。
一方通行を見据え、ジュナスは両手にナイフを握る。
対する一方通行もジュナスをにらみチョーカーの電極スイッチを入れた。
「―――毘沙門・礫」
弾丸の如く放たれた刃は真直ぐ一方通行へ向かう。
「ンだァ!?」
怒号。同時に刃はジュナスの身体に突き刺さっていた。
自らの攻撃で後ろに吹き飛ぶジュナス。一方通行は更に攻撃を続ける。
「もっと楽しませてくれよォ!」
地面を自らの足で蹴ると、石が弾丸となってジュナスの身体にのめりこむ。
「ハッハァ! ……つまンねェなァ。飽きた、死ね」
狙いを定め、地面を蹴り自らを音速で飛ばす。油断は無い。相手は人間。
一瞬でも触れれば生体電気や血流の流れを操作して肉片と化すのだから。
「いいね、いいねェ!」
距離が縮まっていく。一瞬で十数メートルの距離が縮まった。
一方通行は確信した。勝った、と。……その瞬間、
「そこまでですよ」
声がして、ジュナスが消えた。
「ンだァ!?」
怒号をあげる一方通行。見ると、少し離れた場所にジュナスと青年がいた。
その能力を一方通行は知っている。瞬間移動。11次元ベクトルを用いて、物体を転送する能力。
「空間転移……。あァ、ガキを連れ去ったンもテメェか」
「シャイナです。以後よろしく」
「興味ねェよ。で? テメェも俺と戦うのか?」
「まさか。ジュナスさんがやられた相手に挑むなんて、ありえませんよ。……それでは」
そういい残し、シャイナとジュナスは消えた。
一方通行は先程まで二人のいた空間をにらみ、電極のスイッチを切る。
距離が縮まっていく。一瞬で十数メートルの距離が縮まった。
一方通行は確信した。勝った、と。……その瞬間、
「そこまでですよ」
声がして、ジュナスが消えた。
「ンだァ!?」
怒号をあげる一方通行。見ると、少し離れた場所にジュナスと青年がいた。
その能力を一方通行は知っている。瞬間移動。11次元ベクトルを用いて、物体を転送する能力。
「空間転移……。あァ、ガキを連れ去ったンもテメェか」
「シャイナです。以後よろしく」
「興味ねェよ。で? テメェも俺と戦うのか?」
「まさか。ジュナスさんがやられた相手に挑むなんて、ありえませんよ。……それでは」
そういい残し、シャイナとジュナスは消えた。
一方通行は先程まで二人のいた空間をにらみ、電極のスイッチを切る。
とある病室で。二人の少女と少年がいた。
一人の少女はベットで寝ているのは無表情の天然少女、滝壺理后。
もう一人はふわふわニットのワンピースを着た大人しそうな少女、絹旗最愛。
そして、滝壺と話す柄の悪そうな少年、浜面仕上。
三人が話す中、絹旗の携帯電話が揺れる。
「超電話です。すこし外に行ってきます。あ、私がいないからといって滝壺さんと超イチャイチャしないで下さいよ」
絹旗は電話に出ながら病室を後にする。
残ったのは非常に気まずい空気になった二人。
「……大丈夫だよ。私ははまづらがそんな事しないって知ってる」
滝壺は浜面を励ますようにそう言った。
一人の少女はベットで寝ているのは無表情の天然少女、滝壺理后。
もう一人はふわふわニットのワンピースを着た大人しそうな少女、絹旗最愛。
そして、滝壺と話す柄の悪そうな少年、浜面仕上。
三人が話す中、絹旗の携帯電話が揺れる。
「超電話です。すこし外に行ってきます。あ、私がいないからといって滝壺さんと超イチャイチャしないで下さいよ」
絹旗は電話に出ながら病室を後にする。
残ったのは非常に気まずい空気になった二人。
「……大丈夫だよ。私ははまづらがそんな事しないって知ってる」
滝壺は浜面を励ますようにそう言った。
休憩室で絹旗は電話を続ける。
「……はい。超わかりました。要するにソイツらをぶっ潰せばいいんでしょう?」
「超問題ありません。……ホーム、ですか。はい。超わかりました」
しばらくして、病室に戻った絹旗は浜面たちに向かって申し訳なさそうに、
「すいません、超用事が入りました。少し出かけて来ます」
「用事? ……また暗部絡みか?」
浜面が言うと絹旗は不都合そうな顔をして、
「そうです。こういうときだけ超勘が鋭いんですね。流石、超浜面です」
「俺も行かなくて大丈夫なのか……?」
「何を。超問題ありません。むしろいないほうが超いいです。アナタはここで滝壺さんでも守っていて下さい。超浜面でもそれぐらいは出来るでしょう?」
「……はい。超わかりました。要するにソイツらをぶっ潰せばいいんでしょう?」
「超問題ありません。……ホーム、ですか。はい。超わかりました」
しばらくして、病室に戻った絹旗は浜面たちに向かって申し訳なさそうに、
「すいません、超用事が入りました。少し出かけて来ます」
「用事? ……また暗部絡みか?」
浜面が言うと絹旗は不都合そうな顔をして、
「そうです。こういうときだけ超勘が鋭いんですね。流石、超浜面です」
「俺も行かなくて大丈夫なのか……?」
「何を。超問題ありません。むしろいないほうが超いいです。アナタはここで滝壺さんでも守っていて下さい。超浜面でもそれぐらいは出来るでしょう?」
三つに分かれた『サイレン』のうち三人、朧、飛龍、カブトはホームへ向かっていた。
ワイズのメンバーがかつて所属していた研究組織で何らかの資料がある、との事であった。
三人は車に乗り、第二十三学区に属するホームを目指す。
「あとどれくらいで付きそうか?」
助手席に座るヒリューが運転する朧に聞く。
「……あと十分ぐらいかな。スピード違反で捕まったら最悪だからね、すまない」
「ったくさー。お前らそんなに急いだってさぁ……向こうで危ない事あるかもしれねーんだぜ?」
後部座席に座るカブトがつまらなそうに言った。するとヒリューは
「その為にお前がいるんだ。『脅威幻視(メナスヴィジョン)』レベル3」
「わかってるけどさー。後で何か奢れよ、お前ら」
ワイズのメンバーがかつて所属していた研究組織で何らかの資料がある、との事であった。
三人は車に乗り、第二十三学区に属するホームを目指す。
「あとどれくらいで付きそうか?」
助手席に座るヒリューが運転する朧に聞く。
「……あと十分ぐらいかな。スピード違反で捕まったら最悪だからね、すまない」
「ったくさー。お前らそんなに急いだってさぁ……向こうで危ない事あるかもしれねーんだぜ?」
後部座席に座るカブトがつまらなそうに言った。するとヒリューは
「その為にお前がいるんだ。『脅威幻視(メナスヴィジョン)』レベル3」
「わかってるけどさー。後で何か奢れよ、お前ら」
「……アレですね。強襲で超一発です」
ビルの上から車道を見下ろす少女はえいっ、と声を出してビルから飛び降りた。
「あー、クソ。お前ら絶対に俺を守れよ! 絶対だからな!」
カブトが毎度の事ながら騒ぎ立てる。それにヒリューはハイハイ、と面倒そうにうなづいた。
「ったく……え?」
「どうした霧崎?」
ヒリューが問う。すると、カブトは慌てて、
「車を停めて逃げろ! やられるッ……!」
ビルの上から車道を見下ろす少女はえいっ、と声を出してビルから飛び降りた。
「あー、クソ。お前ら絶対に俺を守れよ! 絶対だからな!」
カブトが毎度の事ながら騒ぎ立てる。それにヒリューはハイハイ、と面倒そうにうなづいた。
「ったく……え?」
「どうした霧崎?」
ヒリューが問う。すると、カブトは慌てて、
「車を停めて逃げろ! やられるッ……!」
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
叫び声を上げてカブトたちが車から降りた直後。
上空から絹旗が落下し数秒前までカブト達の乗っていた車が粉々に粉砕された。
「……おや? 超おかしいですね。予定だと一発で超グシャグシャのはずなんですけど」
「生憎だね……。それで、僕達に何の用かな?」
朧が問う。絹旗は何の迷いもなく、
「粛清……っていうかアナタ方を超殺します。超ご愁傷様です」
「ちょ、コイツやばいって!」
カブトは声をあげて、朧の後ろに隠れた。
叫び声を上げてカブトたちが車から降りた直後。
上空から絹旗が落下し数秒前までカブト達の乗っていた車が粉々に粉砕された。
「……おや? 超おかしいですね。予定だと一発で超グシャグシャのはずなんですけど」
「生憎だね……。それで、僕達に何の用かな?」
朧が問う。絹旗は何の迷いもなく、
「粛清……っていうかアナタ方を超殺します。超ご愁傷様です」
「ちょ、コイツやばいって!」
カブトは声をあげて、朧の後ろに隠れた。
「……さ、超やられちゃってください。とおっ!」
可愛らしい声をあげて絹旗が持ち上げたのはグシャグシャになった車。
既に車としての原型は止めておらず金属の塊、と言ったほうがよいのかもしれないが。
「お、おい! 朧! お前の『身体烈破(ライズ&キュア)』でどうにかしろよ!」
「済まない。アレは身体能力を上げる能力だけど、自動車を受け止める力は無いよ」
簡潔に言う。カブトの表情に焦りが見え隠れする。
「ということで、さようなら」
絹旗は自動車を持ち大きく振りかぶって、
「……そういう事かよ。なるほどな……! 朧、安心しろ。俺達は死なねぇ」
カブトは空を見上げて小さく笑った。
「ヒーローは遅れて空からやってくるってなぁ!」
可愛らしい声をあげて絹旗が持ち上げたのはグシャグシャになった車。
既に車としての原型は止めておらず金属の塊、と言ったほうがよいのかもしれないが。
「お、おい! 朧! お前の『身体烈破(ライズ&キュア)』でどうにかしろよ!」
「済まない。アレは身体能力を上げる能力だけど、自動車を受け止める力は無いよ」
簡潔に言う。カブトの表情に焦りが見え隠れする。
「ということで、さようなら」
絹旗は自動車を持ち大きく振りかぶって、
「……そういう事かよ。なるほどな……! 朧、安心しろ。俺達は死なねぇ」
カブトは空を見上げて小さく笑った。
「ヒーローは遅れて空からやってくるってなぁ!」
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