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元スレルパン「なぁ次元、デスノートって知ってるか?」
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月 「…松田さん、その情報は何処からですか」
松田 「えっ、う、うん。今、日本で麻薬捜査の密売があるらしくて捜査
してるんだけどね」
月 「聞いた事があります。通称ロッド=ロスとかいう男が頭目のマフィア
ですよね」
松田 「うん、流石ライト君。その通りだよ」
月 (顔が公開されてなくて僕が裁け無かった奴だ)
月 「で、そのマフィアのグループがデスノートの要求を?」
松田 「そうなんだ……受け渡しの大分前から張り込んでた刑事がどうやら
バレて捕まっちゃったみたいで…それで」
松田 「えっ、う、うん。今、日本で麻薬捜査の密売があるらしくて捜査
してるんだけどね」
月 「聞いた事があります。通称ロッド=ロスとかいう男が頭目のマフィア
ですよね」
松田 「うん、流石ライト君。その通りだよ」
月 (顔が公開されてなくて僕が裁け無かった奴だ)
月 「で、そのマフィアのグループがデスノートの要求を?」
松田 「そうなんだ……受け渡しの大分前から張り込んでた刑事がどうやら
バレて捕まっちゃったみたいで…それで」
月 「成程、分かりました」
月 (オカシイ。いくら裁きを逃れていたと言っても、所詮は只のマフィア。
何故デスノートについて知っている?しかも日本捜査本部にあると断定
している口ぶり…)
松田 「それで緊急会議を開いた方がいいって相沢さんが。…けどライト君に幾ら
無線掛けても繋がらなかったんで、僕が」
月 「そうだったんですか。わざわざ有難うございます」
松田 「いいっていいって、それより早く捜査本部に行こう」
月 「……そうですね、急ぎましょう」
ジャリ
月 「?」
松田 「どうした、ライト君」
月 (オカシイ。いくら裁きを逃れていたと言っても、所詮は只のマフィア。
何故デスノートについて知っている?しかも日本捜査本部にあると断定
している口ぶり…)
松田 「それで緊急会議を開いた方がいいって相沢さんが。…けどライト君に幾ら
無線掛けても繋がらなかったんで、僕が」
月 「そうだったんですか。わざわざ有難うございます」
松田 「いいっていいって、それより早く捜査本部に行こう」
月 「……そうですね、急ぎましょう」
ジャリ
月 「?」
松田 「どうした、ライト君」
月 「無線が…繋がらなかった?」
松田 「え、う、うん」
月 「すみませんがここでもう一度僕の無線に掛けて貰えます?」
松田 「? 良いけど」カチカチカチ
ザーザーザー
松田 「あれ?繋がってる。おっかしいな…さっきは繋がらなかったのに」
月 (……ミサから僕に電話が掛かって来た時には、確かに普通に通話できた。
パーティー会場で他の学生も携帯を使っていたのを僕は確認している)
月 (あの時、この無線だけが繋がらなかった?……何か引っかかるな)
松田 「え、う、うん」
月 「すみませんがここでもう一度僕の無線に掛けて貰えます?」
松田 「? 良いけど」カチカチカチ
ザーザーザー
松田 「あれ?繋がってる。おっかしいな…さっきは繋がらなかったのに」
月 (……ミサから僕に電話が掛かって来た時には、確かに普通に通話できた。
パーティー会場で他の学生も携帯を使っていたのを僕は確認している)
月 (あの時、この無線だけが繋がらなかった?……何か引っかかるな)
>>754
いってら~
いってら~
>>754
待ってるぜ
待ってるぜ
おれのほうは今日やすみなんで最後まで書ききってからあげるつもり。今夜かな?
前々回連続投稿で規制されちゃったみたいなんで上げるときは協力よろしく。
>>1の話はまだ終わらないみたいなんで気が引けるが最後まで書かず終わるのは
読んだ人に失礼だと思うんでおれは書くことにする。
ラストはちゃんと説得力持たせられるかすごい心配・・
前々回連続投稿で規制されちゃったみたいなんで上げるときは協力よろしく。
>>1の話はまだ終わらないみたいなんで気が引けるが最後まで書かず終わるのは
読んだ人に失礼だと思うんでおれは書くことにする。
ラストはちゃんと説得力持たせられるかすごい心配・・
《57》
『ルパン!ストップだ!』
メロからの通信で、ルパンは立ち止まった。
『そのひとつ上のフロアに警官隊が待ち伏せしている』
「するって~と・・・南側の階段かなら安全かメロ?」
『そっちも同じだ。エレベータも停止されている。もたもたしていると下からも警官隊が来る。ルパン退却だ』
「このぐらいで諦めてたら盗めるものなんてないんだぜぇ~メロ~」
ルパンは懐から何かを取り出すと上の階へ放り投げた。警官隊のひとりがそれに気づく。
「ん・・・?なんだこれは。チョコレート・・・?」
ブュシュー・・・と板チョコの中から煙が噴出してきた。警官隊はばたばたと眠り始める。
「よおし、このフロアだ次元!!」
駆け上がると通路の一番端から発砲してきた。ルパンと次元は近くのドアを蹴破って身を潜めた。次元が舌打ちする。
「ちっ、残ってるのがいやがったか・・・結局こいつの出番かよ」
次元は腰からマグナムを抜いた。
『ルパン!ストップだ!』
メロからの通信で、ルパンは立ち止まった。
『そのひとつ上のフロアに警官隊が待ち伏せしている』
「するって~と・・・南側の階段かなら安全かメロ?」
『そっちも同じだ。エレベータも停止されている。もたもたしていると下からも警官隊が来る。ルパン退却だ』
「このぐらいで諦めてたら盗めるものなんてないんだぜぇ~メロ~」
ルパンは懐から何かを取り出すと上の階へ放り投げた。警官隊のひとりがそれに気づく。
「ん・・・?なんだこれは。チョコレート・・・?」
ブュシュー・・・と板チョコの中から煙が噴出してきた。警官隊はばたばたと眠り始める。
「よおし、このフロアだ次元!!」
駆け上がると通路の一番端から発砲してきた。ルパンと次元は近くのドアを蹴破って身を潜めた。次元が舌打ちする。
「ちっ、残ってるのがいやがったか・・・結局こいつの出番かよ」
次元は腰からマグナムを抜いた。
《58》
「P-99か?日本警察じゃあねぇな、ありゃあ」
次元は身を隠しながら2発打ち返した。手ごたえはなかった。向こうは暗闇の中から撃ってくるうえにかなり正確な射撃だ。
こちらは飛び込んだ部屋も向かいの部屋、通路の照明も手伝って次元の腕を持ってしても形勢不利だった。
「ここで待ち伏せてたのは計算ってわけかよ」
「次元、ここは任せていいか?」
「ああ・・・このほうがおれ向きだからな」
ルパンは走りながらビルの窓に発砲しビルのガラスを突き破って外に飛び出した。
「わっわっわっ・・・!!」
ルパンは落下しながら空中を2メートルほど泳ぎ、手に持っていた吸盤でビルのガラスに張り付いた。ふう~、と大きく息をする。
「さあて、そんじゃあ姫様のところへ向かいますか~」
ペタペタ、とヤモリのようにルパンはビルの外側を移動した。
「P-99か?日本警察じゃあねぇな、ありゃあ」
次元は身を隠しながら2発打ち返した。手ごたえはなかった。向こうは暗闇の中から撃ってくるうえにかなり正確な射撃だ。
こちらは飛び込んだ部屋も向かいの部屋、通路の照明も手伝って次元の腕を持ってしても形勢不利だった。
「ここで待ち伏せてたのは計算ってわけかよ」
「次元、ここは任せていいか?」
「ああ・・・このほうがおれ向きだからな」
ルパンは走りながらビルの窓に発砲しビルのガラスを突き破って外に飛び出した。
「わっわっわっ・・・!!」
ルパンは落下しながら空中を2メートルほど泳ぎ、手に持っていた吸盤でビルのガラスに張り付いた。ふう~、と大きく息をする。
「さあて、そんじゃあ姫様のところへ向かいますか~」
ペタペタ、とヤモリのようにルパンはビルの外側を移動した。
《59》
「ジェバンニ、大丈夫ですか?」
ジェバンニの通信からは断続的に銃声が聞こえる。現在ルパンと次元を第3資料室で足止めしているのだ。
『はいニア、今はなんとか足止めしていますが、信じられないぐらい正確にこちらを狙ってきます。なんてやつだ・・・』
「もうすぐ下と上から応援が向かいます。持ちこたえてください」
了解、という返事の代わりにジェバンニの銃声が轟いた。
「銭形警部、17階へはまだ着きませんか?」
『もうすぐ到着だ!待っててくれぇ!ルパ~ン逮捕だ~!!』
インカムから耳が痛くなるほどの大声が聞こえた。
ライトはミサの拘置所のカメラの角度が変わりミサを映していないのを発見した。
(さすがルパンだ・・・いいぞ)
ニアはまだ気づいていない。今回の勝負はルパンの勝ちだったようだなニア・・・。
「ジェバンニ、大丈夫ですか?」
ジェバンニの通信からは断続的に銃声が聞こえる。現在ルパンと次元を第3資料室で足止めしているのだ。
『はいニア、今はなんとか足止めしていますが、信じられないぐらい正確にこちらを狙ってきます。なんてやつだ・・・』
「もうすぐ下と上から応援が向かいます。持ちこたえてください」
了解、という返事の代わりにジェバンニの銃声が轟いた。
「銭形警部、17階へはまだ着きませんか?」
『もうすぐ到着だ!待っててくれぇ!ルパ~ン逮捕だ~!!』
インカムから耳が痛くなるほどの大声が聞こえた。
ライトはミサの拘置所のカメラの角度が変わりミサを映していないのを発見した。
(さすがルパンだ・・・いいぞ)
ニアはまだ気づいていない。今回の勝負はルパンの勝ちだったようだなニア・・・。
《60》
ミサの目の前にいた警官隊がばたばたと倒れて眠り始めた。リュークがなんだ?こいつら、と首をかしげる。
「やあ、ミサ。初めまして・・だな」
「ルパン・・・!?」
「あら~、うれしいねぇ。おじさんのこと知っててくれたの?ニシシ・・・」
「ルパン三世を知らない人なんていないよ~。ミサ、ルパンのファンだよっ!!」
「じゃあ、話が早くて助かる。おれは君を盗みにきたんだ、ぬふふふ」
そういいながらルパンはウインクをして音もなく鉄格子を開けてみせた。
「おっけ~じゃあ行こうルパン。ミサもう檻の中は飽きちゃった」
「あは~、ミサミサってば素直で助かっちゃう~ぐふふふ・・・でもいいのかなぁ?ライトの面目丸潰れじゃないのかぁ?」
「えっ?それは・・・ルパン、ライトのこと知ってるの?」
「まあ、話は後だ、ここに来るまでに時間くっちまったからなぁ・・・お~い次元、撤収だ!」
『あいよぉ!!』
ミサの目の前にいた警官隊がばたばたと倒れて眠り始めた。リュークがなんだ?こいつら、と首をかしげる。
「やあ、ミサ。初めまして・・だな」
「ルパン・・・!?」
「あら~、うれしいねぇ。おじさんのこと知っててくれたの?ニシシ・・・」
「ルパン三世を知らない人なんていないよ~。ミサ、ルパンのファンだよっ!!」
「じゃあ、話が早くて助かる。おれは君を盗みにきたんだ、ぬふふふ」
そういいながらルパンはウインクをして音もなく鉄格子を開けてみせた。
「おっけ~じゃあ行こうルパン。ミサもう檻の中は飽きちゃった」
「あは~、ミサミサってば素直で助かっちゃう~ぐふふふ・・・でもいいのかなぁ?ライトの面目丸潰れじゃないのかぁ?」
「えっ?それは・・・ルパン、ライトのこと知ってるの?」
「まあ、話は後だ、ここに来るまでに時間くっちまったからなぁ・・・お~い次元、撤収だ!」
『あいよぉ!!』
《61》
ルパンはビルのガラスをぶち割るとミサを抱きかかえたまま17階から飛び降りた。ミサは絶叫する。
「きゃああああああああああああ!!!」
「だ~いじょうぶだって。よっと・・・」
ルパンのジャケットからスルスル・・とパラグライダーが出てきてふたりの体重を支えた。
「す・・・すごい!!」
「綺麗な夜景だろ~ミサ。日本の夜景も悪かねぇなぁ~」
どこからかプロペラ機の音がする。翼の上には五右衛門が立っている。運転しているのはアジトから運転してきたメロだ。
「でえええええええい!!」
残鉄剣の一閃で、パラグライダーのロープが切れてふたりをプロペラ機に回収した。
「よしメロ、前方11時の方角に次元だ。メロ、五右衛門、もういっちょ頼まぁ!!」
「了解」
「承知」
ルパンはビルのガラスをぶち割るとミサを抱きかかえたまま17階から飛び降りた。ミサは絶叫する。
「きゃああああああああああああ!!!」
「だ~いじょうぶだって。よっと・・・」
ルパンのジャケットからスルスル・・とパラグライダーが出てきてふたりの体重を支えた。
「す・・・すごい!!」
「綺麗な夜景だろ~ミサ。日本の夜景も悪かねぇなぁ~」
どこからかプロペラ機の音がする。翼の上には五右衛門が立っている。運転しているのはアジトから運転してきたメロだ。
「でえええええええい!!」
残鉄剣の一閃で、パラグライダーのロープが切れてふたりをプロペラ機に回収した。
「よしメロ、前方11時の方角に次元だ。メロ、五右衛門、もういっちょ頼まぁ!!」
「了解」
「承知」
《62》
「すまない竜崎、僕達がついていながら・・・」
ライトが竜崎に謝罪する。銭型はルパンめ~!!とわめき散らしている。
「いえ、やっぱりルパンは盗みにかけては百戦錬磨ですね。こういう勝負ではわれわれに勝ち目は薄いみたいです」
竜崎ははなから諦めていたかのように言った。それより・・・と続けた。
「問題なのはこちらのほうかも知れません。ルパンが現れた時、私達は火口ノートの移動を開始したのですが・・・」
「まさか・・・!?」
「はい、こちらも盗まれてしまいました」
「・・・・・・!!」
ライトは再び狂った計算が今度は取り返しのつかないものになりつつあるのを感じた。
(どうやって・・・?レムが・・・?いや所有権が僕にあるノートを勝手に持ち去ることはできないはずだ・・・)
両手を机にたたきつけた。演技ではなくライトは冷静ではなかった。もう一度不二子に連絡をとって何があったか確かめなくては・・・
(ミサ・・・ルパンと不二子をを始末してくれ・・・いや・・・レムも捜査本部の連中も竜崎も・・・皆殺しにしてやる・・・!!)
「すまない竜崎、僕達がついていながら・・・」
ライトが竜崎に謝罪する。銭型はルパンめ~!!とわめき散らしている。
「いえ、やっぱりルパンは盗みにかけては百戦錬磨ですね。こういう勝負ではわれわれに勝ち目は薄いみたいです」
竜崎ははなから諦めていたかのように言った。それより・・・と続けた。
「問題なのはこちらのほうかも知れません。ルパンが現れた時、私達は火口ノートの移動を開始したのですが・・・」
「まさか・・・!?」
「はい、こちらも盗まれてしまいました」
「・・・・・・!!」
ライトは再び狂った計算が今度は取り返しのつかないものになりつつあるのを感じた。
(どうやって・・・?レムが・・・?いや所有権が僕にあるノートを勝手に持ち去ることはできないはずだ・・・)
両手を机にたたきつけた。演技ではなくライトは冷静ではなかった。もう一度不二子に連絡をとって何があったか確かめなくては・・・
(ミサ・・・ルパンと不二子をを始末してくれ・・・いや・・・レムも捜査本部の連中も竜崎も・・・皆殺しにしてやる・・・!!)
《63》
ミサとルパン一行はアジトに到着した。
「五右衛門、首尾は?ちゃ~んと言ったところにあったか?」
「ん・・・」
五右衛門は懐からノートを取り出した。ミサはそれが死神のノートであることは百も承知だっただ女優魂で平静を装った。
「いまごろやっこさん焦ってるだろうなぁ~ぬふふふ・・・おっとうわさをすれば」
ルパンの携帯が鳴った。ルパンは咽喉に手を当ててあ、あ~・・と発声練習をして完璧な女の声で電話にでた。
『不二子・・・何があった』
「なにがあったって?何かあったの?」
『とぼけるな!内部の情報はウエディとお前からしか漏れるはずが・・・!!』
ぬふふふ、とルパンが地声で笑った。
「残念だったなぁ、ライト。お前が不二子だと思ってた相手は最初からず~っとおれだったんだよ」
ミサとルパン一行はアジトに到着した。
「五右衛門、首尾は?ちゃ~んと言ったところにあったか?」
「ん・・・」
五右衛門は懐からノートを取り出した。ミサはそれが死神のノートであることは百も承知だっただ女優魂で平静を装った。
「いまごろやっこさん焦ってるだろうなぁ~ぬふふふ・・・おっとうわさをすれば」
ルパンの携帯が鳴った。ルパンは咽喉に手を当ててあ、あ~・・と発声練習をして完璧な女の声で電話にでた。
『不二子・・・何があった』
「なにがあったって?何かあったの?」
『とぼけるな!内部の情報はウエディとお前からしか漏れるはずが・・・!!』
ぬふふふ、とルパンが地声で笑った。
「残念だったなぁ、ライト。お前が不二子だと思ってた相手は最初からず~っとおれだったんだよ」
《64》
(何を言っている・・・?はじめから?不二子という女はいない?いや・・・そうじゃない)
『捜査本部から出た後、不二子に代わっておれがウエディからの通信をうけてたのさ。お陰でお前の計画はおれに筒抜けだったってわけさ』
「・・・ミサを殺すつもりか?」
『馬鹿いっちゃいけねぇ。ミサミサはみんなのアイドルでキラじゃあない。おれの相手はキラだけだぜライト』
これが信用できるとは思えなかった。ミサという切り札も使えなくなった・・・ライトは通信機を落としそうになるのを必死で堪えた。
『近いうちにまた会おう、ライト。次はお前はキラとしておれの前に現れることになるだろうな。男と長電話するのは趣味じゃないんでそれじゃあ~グッバイ、ぬふふ』
通話が終わるとウエディはライトの通信機をひったくるように奪い取った。
「私は途中からルパンに入れ替わってるのに気づいたわよ夜神月・・・火口のノートを奪う手引きをしたのも私・・・ふふふ。プロを舐めすぎじゃない?」
ウエディは颯爽とメインフロアに戻っていった。ライトはその後姿を呆然と眺めることしかできなかった。
(何を言っている・・・?はじめから?不二子という女はいない?いや・・・そうじゃない)
『捜査本部から出た後、不二子に代わっておれがウエディからの通信をうけてたのさ。お陰でお前の計画はおれに筒抜けだったってわけさ』
「・・・ミサを殺すつもりか?」
『馬鹿いっちゃいけねぇ。ミサミサはみんなのアイドルでキラじゃあない。おれの相手はキラだけだぜライト』
これが信用できるとは思えなかった。ミサという切り札も使えなくなった・・・ライトは通信機を落としそうになるのを必死で堪えた。
『近いうちにまた会おう、ライト。次はお前はキラとしておれの前に現れることになるだろうな。男と長電話するのは趣味じゃないんでそれじゃあ~グッバイ、ぬふふ』
通話が終わるとウエディはライトの通信機をひったくるように奪い取った。
「私は途中からルパンに入れ替わってるのに気づいたわよ夜神月・・・火口のノートを奪う手引きをしたのも私・・・ふふふ。プロを舐めすぎじゃない?」
ウエディは颯爽とメインフロアに戻っていった。ライトはその後姿を呆然と眺めることしかできなかった。
《65》
「ルパン、ミサを奪えたようだな。オマケにノートまで・・・驚いたぞ」
「お・・・おれぁレムちゃんの顔見るたびに驚いちゃうんだけどね・・・あははっは~」
レムがアジトに現れたのはライトからの通信が終わってほどなくしてからだ。
ノートに図らずも触れてしまった五右衛門は当然だがメロと観念した次元もノートに触れてレムを見れるようになった。
「そのノートはもうお前のものだ。好きに使うがいい」
「好きにいっていってもねぇ、あんまり趣味じゃないんだよねこのノート・・・まあレムにはノートについていろいろ聞きたいとは思ってたんだがな」
「13日のルールか・・・?」
「いや、そいつは端から偽ルールだと思ってたぜ・・・このノートの所有権はいまライトにあるのか?」
「そうなるだろうな。そのうちお前に移ると思うが」
「レム、ライトと目の取引をしてくれ・・・いや。今ライトの前に現れれば向こうから持ちかけてくるはずだ」
「・・・本当か?」
その場にいるリュークがそんな馬鹿な、という顔をしている。無論ルパンたちにリュークは見えてないが。ミサもレムの登場に驚く。
(えっと・・・不二子はルパンだったんだからこの時点でルパンたちを始末すればいいのかな?)
「ルパン、ミサを奪えたようだな。オマケにノートまで・・・驚いたぞ」
「お・・・おれぁレムちゃんの顔見るたびに驚いちゃうんだけどね・・・あははっは~」
レムがアジトに現れたのはライトからの通信が終わってほどなくしてからだ。
ノートに図らずも触れてしまった五右衛門は当然だがメロと観念した次元もノートに触れてレムを見れるようになった。
「そのノートはもうお前のものだ。好きに使うがいい」
「好きにいっていってもねぇ、あんまり趣味じゃないんだよねこのノート・・・まあレムにはノートについていろいろ聞きたいとは思ってたんだがな」
「13日のルールか・・・?」
「いや、そいつは端から偽ルールだと思ってたぜ・・・このノートの所有権はいまライトにあるのか?」
「そうなるだろうな。そのうちお前に移ると思うが」
「レム、ライトと目の取引をしてくれ・・・いや。今ライトの前に現れれば向こうから持ちかけてくるはずだ」
「・・・本当か?」
その場にいるリュークがそんな馬鹿な、という顔をしている。無論ルパンたちにリュークは見えてないが。ミサもレムの登場に驚く。
(えっと・・・不二子はルパンだったんだからこの時点でルパンたちを始末すればいいのかな?)
《66》
ルパンがキッチンで料理をしている。中華なべさばきはなかなかのものだ。ミサは人質として監禁されることを覚悟していたが特に拘束はうけなかった。
「待っててね~ミサちゃん。いま美味しい料理つくったげるからね~」
「・・・・・・ねえルパン」「なんだ~い?」
「わたし・・・これからどうなるの?」
ライトはどうなるの?と聞きたかったが自制した。ルパンはライトがキラだと百も承知しているのはわかっているが。ルパンは背を向けたまま答えた。
「それは自分で決めたらいいんじゃねぇかな~」
自分で決める・・・ミサはノートによる裁きの一切をライトに任せていた。そもそも悪人を裁き始めたのもキラの影響からなのだ。
「そんなの・・・決められないよ」
「決めなきゃ駄目だ」
ルパンは静かにそういった。
「ミサの人生はミサのもので他の誰かのものじゃあないんだからな。生きてる人間は・・・悪人も善人も老若男女問わず自分の人生の主役なんだミサ。誰かにそれを書き換える権利は・・・神様にだってないとおれは思ってるぜ?」
ルパンは美味しそうな料理を持ってこちらに振り向いた。
「さ、一緒に食おうぜ。うんまいぞ~」「・・・うん!!」
レムは笑顔でうなずくミサを見ていた。その表情が演技だとはレムには思えなかった。レムはライトの元へ向かうことにした。
ルパンがキッチンで料理をしている。中華なべさばきはなかなかのものだ。ミサは人質として監禁されることを覚悟していたが特に拘束はうけなかった。
「待っててね~ミサちゃん。いま美味しい料理つくったげるからね~」
「・・・・・・ねえルパン」「なんだ~い?」
「わたし・・・これからどうなるの?」
ライトはどうなるの?と聞きたかったが自制した。ルパンはライトがキラだと百も承知しているのはわかっているが。ルパンは背を向けたまま答えた。
「それは自分で決めたらいいんじゃねぇかな~」
自分で決める・・・ミサはノートによる裁きの一切をライトに任せていた。そもそも悪人を裁き始めたのもキラの影響からなのだ。
「そんなの・・・決められないよ」
「決めなきゃ駄目だ」
ルパンは静かにそういった。
「ミサの人生はミサのもので他の誰かのものじゃあないんだからな。生きてる人間は・・・悪人も善人も老若男女問わず自分の人生の主役なんだミサ。誰かにそれを書き換える権利は・・・神様にだってないとおれは思ってるぜ?」
ルパンは美味しそうな料理を持ってこちらに振り向いた。
「さ、一緒に食おうぜ。うんまいぞ~」「・・・うん!!」
レムは笑顔でうなずくミサを見ていた。その表情が演技だとはレムには思えなかった。レムはライトの元へ向かうことにした。
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