元スレ先輩「男くんはよくわたしに差し入れを持ってきますが」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
151 = 50 :
先輩「胸、触りますか?」
男「へ?」
先輩「いえ。良いお店を教えてくれたお礼に」
男「触りません」
先輩「そうですか」
男「そういうの駅のホームで云うのやめてくださいよね」
先輩「では学校でなら良いのですか?」
男「あー。……先輩?」
先輩「はい?」
男「もしかして機嫌が良いんですか?」
先輩「すごく良いです。とても良いです。
オムライスが美味しかったから」
男「機嫌が良いと俺のこと虐めるのもやめてください」
先輩「そういう自覚はないんですけど……」
男「……(ため息)」
152 = 50 :
先輩「不愉快にさせたのなら謝罪します」
男「不愉快になんかならないですよ」
先輩「良かった」
男「先輩と一緒にいて、それはないです」
先輩「……」
男「……」
~♪ ~♪
先輩「来ましたね」
男「電車に入ればちょっとは温かいでしょ」
プシュー
先輩「そういえば」
男「はい?」
先輩「家族以外に二人で外食をしたのは初めてです」
男「……」
先輩「有意義な経験ですね」
男(胸さわるとかより、そっちのが
よっぽどご褒美ですわ。先輩)
154 :
今日は冷えますね支援
155 :
すばらしい作品ですね。
じっくり拝見させて頂きます
156 :
あれ、中断?
158 :
俺が何をした!!
159 = 158 :
あれ…書けた…?
160 = 50 :
――新学期、昼下がりの教室
男「進級おめでとさん」
男友「おたがいなー」
男「早いな。あっちゅぅ間だ」
男友「そうだな。花に誘われるミツバチのように
飛び回れば、あっという間に一年だ」
男「お前、そのうち刺されるぞ」
男友「これでもそのあたりは見極めている。
拙僧は真心を繋いでいるだけなのだ」
男「真心とか云うな。キモイから」
男友「全否定から入ってくれるな。
そっちこそ、最近先輩どうなん?
さすがに諦めたのか?」
男「いや」
男友「強情だな」
161 = 50 :
男「そんな都合良く“次”なんて見つからないし
見つけるつもりもないし」
男友「お前は高校生活を彼女無しで
全編押し通すつもりなのか?」
男「そうしたい訳じゃないけど。
先輩以外はいやだ」
男友「……」
男「悪いか?」
男友「仏教的には妄執の類なんだろうが、
お前の場合はきちんと蹴りをつけないと
縁が解けそうにもないだろうからなぁ」
男「……」 ふいっ
男友「お。あれだろ?」
男「ん?」
男友「会長さん」
162 = 50 :
男「持ち上がりで生徒会長ってな」
男友「いままでだって仕事の仕切りはしてたんだろ」
先輩「……」
三年生――? ――!
先輩 こくり
男「まぁね。実務には問題ない」
男友「んじゃ、適任だろう」
男「あの人、ああ見えて、結構危なっかしい」
男友「そうなのか?」
男「向こうは俺のことそう思ってんだろな。
で、こっちも相手をそう思ってる」
男友「……ふむ」
男「……」
男友「多少は上手く行ってるのか?」
男「あー」
男友「なんだよ」
163 = 50 :
男「よく判らん」
男友「濁世の事は全てそうだ。五里霧中だ」
男「また坊主節だよ」
男友「俺から見ると、結構仲良さそうに見えるぜ?」
男「悪かぁないよ。悪くは、ない」
男友「ふむ」
男「男子で一番仲がよいとかくらいまでは、
行ってるんじゃないかな」
男友「もう一息」
男「その一息が果てしなく険しいタイプなんだ」
男友「まぁ、下手に関係が安定すると崩すのが
大変だしな。速攻が一番成功率が高い」
男「それで玉砕した」
男友「覚えてるよ」
164 = 50 :
男「だいたいのところさー」 ぐいっ
男友「ん?」
男「あの人、好きとか嫌いとかよく判ってなさそう」
男友「それはないだろう」
男「なんで?」
男友「馬鹿じゃないから」
男「馬鹿じゃなくても、判って無いことはあるだろ」
男友「無いね。判りたくないって事はあっても」
男「……」
男友「おっぱい揉んでおきゃいいのに」
男「あのなー」
男友「そうすれば、いまとは多少違う風になれただろうに」
男「今さらそんな事出来る訳ねぇよ」
男友「それももっともだ。チキンだしな」
169 :
うわこのSSきもちわるっ!
171 = 50 :
――春、北高への訪問
先輩「どうしました?」
男「いえ、別に」
先輩「緊張ですか?」
男「そんな事はないです」
先輩「北高は結構お嬢様高校ですからね」
男「そうなんですか?」
先輩「戦後しばらくは女子高だったそうですよ」
男「へぇ」
先輩「だから旧校舎は廊下とか細いのだそうで」
男「ああ、あれですね。綺麗ですね、桜で」
先輩「来たことありましたっけ?」
男「ないですね。話は聞いてましたけど」
先輩「話?」
男「友達の彼女(の一人)が北高ですんで」
172 = 50 :
先輩「わたしは二回目ですけど、気を楽に」
男「はぁ」
先輩「吹奏楽大会のうちあわせと
交流戦の記録の受け渡しくらいで
対して内容のある話じゃないですよ。
学区のお茶会なんて」
男「はぁ」
先輩「そわそわしてますね」
男「だってめちゃくちゃ手をふってるのって
俺たちにじゃありません?」
三階の窓 ぶんぶんぶんっ
先輩「……そうみたいですね」
男「急いだ方が良いのかな」
先輩「どうしたのでしょうか」
男「いや、俺にも判らないですよ」
173 = 50 :
――北高の廊下
北高書記「ようこそいらっしゃいました」
北高会計「ようこそいらっしゃいました」
先輩「お邪魔します」
北高書記「いまから被服室へご案内しますね」にこにこ
先輩「生徒会室じゃないですか?」
北高会計「被服室の方が広さがあるので。
お茶を飲むならその方が良いかと」にこにこ
先輩「ああ、そうなのですか」
男「お世話になります」
北高書記「いえいえ」
北高会計「今年の吹奏楽はそちらでやりますし」
先輩「そう言えばそうですね」
男「?」
175 = 50 :
――北高の被服室、お茶会
北高会長娘「ありがとうございますね、わざわざ」 にこっ
先輩「いえ、とんでもないです。
こんな席をセッティングしてもらって」
男「あー。これ、つまらないモノですが、お土産です。
アップルシフォンケーキ……とかなんですけど」
北高書記「ありがとうございます」 にこにこ
北高会計「いま出しますね。
座ってお待ちになっていて下さい」 にこにこ
男「北高の生徒会って女性だけっぽいですか?」
先輩「生徒の殆どが女性ですから。
商業科併設の所はそうらしいですよ」
北高会長娘「お茶をどうぞ」
先輩「ありがとうございます」
男「……」 ちらっ
北高書記 にこにこ
北高会計 にこにこ
176 = 50 :
男「なんか異様にフレンドリーな気がします」
先輩「……気のせいじゃないと思う」
北高会長娘「こほんっ」
先輩「はぁ」
男「……」
北高会長娘「まぁ、有り体に云います」
先輩「はい」
北高会長娘「うちは女子ばっかりなので
出会いがないです」がしっ
男「すごいストレートですね」
北高会長娘「そんなわけで、
そちらで吹奏楽大会というのは
結構校内では盛り上がっていまして」
北高書記 こくこく
北高会計 こくこく
先輩「そうなんですか?」
177 = 50 :
北高会長娘「ご存じないかも知れませんが、
去年こちらで大会を行なった時に出会った
そちらの高校と当校の女生徒が
その……交際を始めた事例が二件有りまして」
男「ああ。そう言うことですか」
北高書記「そちらの高校の男子は、その……
格好良いという学区でも評判ですし」
先輩「そうなのですか?」
男「ええ。制服が、ですけど」
北高会長娘「このチャンスに彼氏が
欲しいという娘も相当数いるわけで」
北高書記 こくこく
北高会計 こくこく
先輩「そんなに血道を上げることでしょうか」
男「先輩はここはひとまず黙っておきましょう。
多分ややこしくなるから」
179 :
この手のSSで毎度毎度口調がキモいのはなんなの?
なんかキモくしなきゃいけないルールでもあるの?
180 = 139 :
漫画の書き方入門であったネタだが
とことん簡略化して、簡単な個性とかデフォルメ、型にハマッてるキャラのが読み手は分かり易いそうだ
キャラAはこういう人、Bはこういう人、簡単な特徴をつけておけば把握しやすいらしい・・・
181 = 155 :
>>179
あるよ
182 = 50 :
男「お話としては判りました。
では、用件としては、おそらく吹奏楽大会の
開催の……細部を、こちらとそちらの生徒会で
詰めて教師の方に上げたい、と。
その方向性は、応援席の拡大とか、
交流あたりを絡めたいという話ですか」
北高会長娘「その通りです。話が早くて助かりますっ
えーっと……」
男「今年度から副会長をしています二年の男です」
北高会長娘「教師陣を説得するにも、
こちらの方の意思疎通が終わっていて、
計画のアウトラインが出来ている方が
説得しやすいだろうなぁ、なんて」
男「それは判ります。どういった規模を考えてますか?」
北高会長娘「んーっと」
北高書記「はいっ。吹奏楽部の、普通の部員が61名で」
先輩「61!?」
北高会長娘「この時期にわかにに増えたんです」
北高会計「恥ずかしいです」
183 = 50 :
北高書記「まぁ、そのぅ……。部員が61名と。
出来れば見学者というか、
観客の入場が出来るような形に」
北高会計「だめでしょうかね」
先輩「……」ちらっ
男「ふられちゃって良いですか?」
先輩「任せます」
男「部員が増えたのは、まぁ、体育館の舞台の大きさは
こちらの高校とも大差がないと思いますので、
こちらでの練習が通っているのなら問題ないかと。
ただ、そういうにわかな部員が増えているのであれば
旧来の正規の部員の肩のモチベーションもあると
思いますので二班編制にしても良いかと思いますよ。
61人を30人くらいずつに分けるとか。
もしそうなった場合は、吹奏楽のプログラム変更に
なりますので、あとで事務的な打ち合わせをすれば
よいかと思います。
……えーっと、観客というか、随行ですねー」
北高会長娘「……」 北高書記「……」
男「誤魔化して取り繕うことも出来るんですけれど
そうすると後が余計にややこしくなりそうですよね。
素直にここは親睦会というラインで説得するのが
良いかと思います」
184 = 50 :
北高会長娘「それで行けますかね」
男「いけると思いますよ。
そもそも吹奏楽の、例えば都の公式な大会と云うよりは、
うちの学区の交流的なイベントに過ぎない訳ですし。
生徒同士の交流を目的とした親睦会と
吹奏楽の組み合わせでいいでしょう。
一般生徒のアンケートによる優秀楽曲も選ぶと良いかな。
吹奏楽の大会は3時間くらいかな。
そのあと、引き続き体育館で懇談会でよいかと。
テーブルそのほかはこちらで用意できます。
後はお茶くらい有れば、済むでしょう?」
北高会長娘「そ、そうですか?」
男「企画書みたいなモノが必要ですよね。
それは……やっぱり実施校であるうちで作った方が
説得力有りますよね。んじゃ、それは作りますので」
北高書記「す、すみませんっ。ねだったみたいで」
北高会計 ぺこぺこ
男「あ。いえいえ。やっぱり高校生ですから。
彼女の一人も欲しいのは
こちらの学生の気持ちだって一緒ですよ、多分」
185 = 50 :
北高会長娘「本当にありがとうございます」
北高書記「ありがとうございます」
北高会計 ぺこぺこ
先輩「礼を言われるほどのことではないです。
それにまだ実施できると決まった訳でもないですし」
男「そうですよ」
北高会長娘「いえ、お世話になっちゃって」
北高書記「あ。お茶お代わりします」
北高会計「そうですねっ」
先輩「……」
男「カップル成立とかは横に置いても
和やかな感じで交流が進むと良いですね」
北高会長娘「はい」 にこっ
北高書記 こそこそ
北高会計 こそこそ
先輩「?」
187 = 50 :
――北高の玄関
北高会長娘「そう言えば、生徒会の
他の方々はどうされたんですか?」
先輩「当校は執行部方式なんです。
生徒会長以外は任命制ですから。
お手伝いの非常勤の人がいれば
わたしと男くんの二人で廻っちゃうんですよ」
北高会長娘「すごく効率が良くないですか?」
先輩「馴れていますから。
男くんは出来の良い後輩ですし」
北高会長娘「羨ましいですね!
二人っきりの生徒会役員室とか」
先輩「そう……ですか?」
北高会長娘「うちからすると天国っすなー。
じゃない、天国ですね。あははは。
女ばっかりだと、荒みます。ここだけの話。
潤い成分ゼロです」
188 :
面白い
189 = 50 :
北高書記「あのっ」
北高会計「本日は」
男「?」
北高書記「色々、そのお世話にっ」
北高会計「これ、お土産ですので! 紅茶の葉ですっ!」
男「ありがとうございます。
こちらこそ美味しいお茶を頂いて。ども」
北高書記「そ、それでですねっ!」 がばっ
北高会計「はいっ」 めらめら
男「なんでしょう?」
北高書記「そ、その。企画書の件とか、今後のことも
ありますので、その……めっ! あ。メアドの交換なんかっ」
男「あ、そですね。……いいですか?」 ピッ
北高会計「わっ。わたしもよろしいでしょうかっ」
男「はい? 構いませんけど」
190 = 188 :
面白いよおおおおおお!!!
191 = 156 :
モテモテすぎてキノコ葺いた
192 = 68 :
しえん
193 = 50 :
――北高からの帰り道
先輩「お疲れ様でした」
男「別になんもしてませんし」
先輩「感謝されてたではないですか」
男「実務じゃないですよ」
先輩「それでも、お仕事です」
男「はーい」
先輩「良い返事ですね」
男「先輩の教育が良いですから」
先輩「……」
男「……」
先輩「そんなに」
男「?」
先輩「恋人が欲しいものでしょうか」
男「あー」
194 = 50 :
男「あれは、んー。俺もよく判らないですけど。
まぁ、彼氏とか彼女とかいると、
学生時代が充実するというか、
そういう話じゃないですかね」
先輩「彼女達は充実してないのですか?」
男「いや、そういう訳じゃないと思いますが。
後から振り返って、感慨に浸りたいというか
寂しい訳じゃないけど物足りないというか。
……つか、なんで俺が女の人の考えを
代弁しなきゃいけないんですかっ」
先輩「……それもそうですね」
男「そうですよ」
先輩「……」
男「……」
先輩 ちらっ
男「どうしました?」
先輩「いえ、なんでも」
195 = 50 :
先輩「……」
男(あー。あの顔は)
先輩「……」
男(またなんか猛烈な勢いで考えてるな-。
仕方ないなぁ、先輩も。
どうするかな。
なんか甘い飲み物用意する……っていってもな。
どこかでお茶の誘い。いや、ケロケロバーガーかな)
先輩「男くんは」
男「はい?」
先輩「もてるんですね」
男「はぁぁぁ!?」
先輩「そのように観測できます」
男「藪から棒ですね」
196 = 50 :
先輩「胸触りませんか?」
男「触りませんっ」
先輩「触りましょう」
男「……え?」
先輩「要請です。触りましょう」
男「……なんで?」
先輩「……」
男「……」
先輩「……」じぃっ
男「……」
先輩「いえ、失言でした。取り消します」
男「……はぁ」
先輩「日が暮れる前に帰りましょう。
話しに出ていた企画書とかも作るんでしょう?」
男「それはまぁ。……あ、ちょっと」
先輩 すたすたすた
男「先輩っ」
197 = 156 :
やきもちktkr
198 = 68 :
先輩のちらっとだした独占欲に萌えしぬ
199 :
やばい先輩かわいい
200 = 68 :
しえん
みんなの評価 : ★★★×5
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