元スレ先輩「男くんはよくわたしに差し入れを持ってきますが」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
51 = 50 :
男「均等に配布した結果です、ご了承ください」
三年生男子「……ちっ」
男「でも、全ての暗幕配布が終わり、
事故がなかった場合には予備の36枚は動員可能になります。
その場合の-。えー、第二次配布リストがもう作ってあります。
このリストに、そっちの予約は記入しておきますよ」
三年生男子「おう。何番だ?」
男「2番です」
三年生男子「そっか。なら行けるかもだな。
生きの良い1年飼ってるじゃん」
先輩「うちの腕利きです。あげませんよ?」
三年生男子「けっ。お前のしごきについてきてるんだから
引っこ抜こうとしても無理だろ。まぁ世話になるわ」
先輩「はいはい。大きい声を出さないでください。
この時期は忙しいのですから」
52 :
いいなこれ
でも寝ないと
おやすみ
53 = 50 :
――文化祭準備の執行部室
先輩「ふぅ……」
男「お疲れ様です」
先輩「いつ予備リストなんて作って運用始めたんですか?」
男「今日ですよ?」
先輩「だって、リストでは二番って云いましたよ?」
男「一番は自分ですから」
先輩「?」
男「自分が36枚の予備申請を出しているんです。
つまり、二番以下の人には当たりません」
先輩「……それは」
男「予備的措置です。
どうせ後でまたもめることになるでしょうしね。
一旦執行部のほうで内密に全てを差し押さえ、
そのあと力関係に応じて角の立たない配分にするほうが
良いかと考えました。
幸い、予備リストの順位という言い訳も効きますし」
54 :
私怨
55 = 50 :
先輩「うーん。男くんはこの半年で
ずいぶん仕事が出来るようになりましたね」
男「先輩の薫陶のお陰です」
先輩「前から素直で出来る後輩だったけど……」
男「お茶の用意できてますよ」
先輩「……頂きます」
男「お砂糖入れますね」
先輩「その魔法瓶も、半年だね」
男「……そうでしたっけ?」
先輩「……」
男「はいどうぞ。本日はグレープフルーツのゼリー
生物室の清水冷やしもあるんですよ」
先輩「嬉しいな」
56 :
ばいばいさるさん
57 = 50 :
先輩「……」もぐもぐ
男「……んせっと」
カチャカタカタン
先輩「何やっているのです?」
男「チェックリスト作ってます。
暗幕だけじゃなくて、長机とか、移動灯とか
音響設備とかもどうせ奪い合いでしょう?
それと体育館とかの特殊施設の仕様時間割を
付き合わせて、リソース配分を」
先輩「それは会長の仕事ではありませんか?」
男「先輩に言われても気になりませんね」
先輩「……」
男「やっぱこうやってみると、三年生の方が
なんだかんだで発言力がありますねー」
先輩「配分が偏っている?」
男「ですね」
58 = 50 :
先輩「多少バランスを取るべきですね」
男「了解ですー」
先輩「出来るんですか?」
男「出来ないとは言いたくないので、やってみます。
文化部の方にリソースをもうちょい振り分けて、
文化部のお古、ボロった機材を一二年に押し出す予定で。
文化祭の建前ですから、三年も文化系クラブには
文句が言いにくいでしょー」
カチャカタカタン
先輩「……男くん」
男「はい?」
先輩「いえ……」
男「はぁ」
カチャカタカタン
先輩「――ご褒美に胸触りますか?」
男「あー」
59 = 56 :
ねむい
60 = 50 :
男(いや。もう、触りたいけど。
すっげぇ触りたいけどっ。
胸だけじゃなくて全部って云うか、
そう言うんじゃないんだよってのが
わかんないのかな先輩は。
つか、判っててやってるのか、こいつは)
男「結構です」
先輩「そうですか」
男「……」
先輩「……」
男「胸の代わりにお願いして良いですか?」
先輩「はい」
男「絶対うんって云って欲しいんすけど」
先輩「なるべくYesと云うようにします」
61 :
続きが気になる
しえぇん
62 :
腹減ったしえ
63 :
いつぞやの図書委員先輩を思い出すな
64 :
文化祭実行委員やってたの思い出した
65 = 50 :
男「その胸触るって云うヤツ。
先輩が他の男に云うのだけは死んでもききたくないですね」
先輩「Yes」
男「……」
先輩「それは約束できます。
他の男性に云わなければよいのでしょう?」
男「ずいぶん、あっさりですね」
先輩「男くんには借りがありますからね。
あんなに……その。
傷つけた後も、普通に接してもらっています」
男「……」
先輩「それくらいの対価は安いものでしょう」
男「――いま二回目にふられた気分ですわ」 がくっ
先輩「はい?」
男「いえ、なんでも」
66 = 50 :
ごめん、こっちも眠気が。
ここで切るよ-。
もし残ってたら続き書くけれど、もしあれだったら
おとしちゃってくださいませ。
ごめんよぅ。
では、おやすみなさい。
67 = 56 :
おやす
残ってることを祈ろう
68 :
ねむしえん
69 = 62 :
乙ほー
70 :
ほしゅしといてやるよ
75 :
紫煙
79 :
良い とても良い
81 :
当然先輩は黒髪ストレートだよな?
83 :
>>81
剃髪
84 :
>>83
斬新だな
85 :
斬新だ
87 = 81 :
それじゃ坊主のやつとキャラかぶるだろww
88 :
つるつるなのか。どこがとは言わないが
89 = 70 :
ほ
90 = 52 :
おはよう
91 :
これか
97 :
しぇーん
100 = 50 :
――文化祭前日、夕暮れ。新校舎
パチン、カチン。
男「んっと。――よいせ」
先輩「男くん?」
男「おっと。先輩」
先輩「こんなところで何を?」
男「廊下の飾り付けを少々。この辺、殺風景でしょ」
先輩「一人でですか? どこの担当なんです?」
男「バレー部だったかな。
いや、手元に確認書類無いですけど」
先輩「質問の重心は“何故一人で”なのですよ?」
男「ここで作業してれば打ち合わせ
帰りの先輩と会えるかと」
先輩「で、本当の理由は?」
男「たまたま手が空いてるのが俺だっただけっすよ」
みんなの評価 : ★★★×5
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